Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2022/09/09
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カテゴリ: ITTETSU GALLERY
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 ITTETSU GALLERY:もう一つの成田一徹(661)~(679)

 バー・シーンを描いた切り絵で有名な成田一徹(1949~2012)ですが、実は、バー以外をテーマにした幅広いジャンルの切り絵も、数多く手掛けています。花、鳥、動物、職人の仕事、街の風景、庶民の暮らし、歴史、時代物(江戸情緒など)、歴史上の人物、伝統行事・習俗、生まれ故郷の神戸、小説やエッセイの挿絵、切り絵教則本のためのお手本等々。

 今回、バー・シーンとは一味違った「一徹アート」の魅力を、一人でも多くの皆さんに知ってもらいたいと願って、膨大な作品群のなかから、厳選した逸品を1点ずつ紹介していこうと思います(※一部、バー関係をテーマにした作品も含まれますが、ご了承ください)。
※故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします。


(661)「ヨコハマ バー物語」のための挿絵  2012年
 ※2012年3月、読売新聞かながわ版紙上で3回に渡って連載された「ヨコハマ バー物語」のために制作された作品。描かれているのは俳優の故・石原裕次郎(1934~87)。
 記事では1960年代、映画のロケでたびたび横浜を訪れ、撮影の合間、現場近くのホテルのバーをよく訪れたエピソードが綴られている。ブランデーグラスを片手にしっとりと味わうイメージが強い裕次郎だが、カウンターで彼が好んだのは(意外かもしれないが)辛口のシェリー銘柄<フィノ>の「ティオ・ペペ」だったという(この連載は700回で終了予定です)。





(662)駄菓子屋  2010年
 ※大阪市交通局のPR雑誌「ノッテオリテ」(2010年5月号)のために制作されたカラー作品。大阪市内、野田・福島エリアにある実在の駄菓子屋を描いている。





(663)ミミちゃん?  1980年代後半?
 ※この白い猫、体のラインや目、耳、ヒゲは切り絵だが、毛並みだけが手書きという不思議な絵。スコティッシュフォールドという品種の長毛種らしい。おそらくは、(一徹氏も何度か訪れた)大阪ミナミのバー「デュエット」の看板猫「ミミちゃん」を描いたものではないかと思われるが、何のために制作したのかはよく分からない。何かの媒体で発表された形跡もない。個人的な「実験的作品」だったのかもしれない(この連載は700回で終了予定です)。





(664)ろしやのいろは  1990年代前半
 ※幕末、米、英、仏、露、蘭など様々な国々が、日本に対して軍事力を背景に、開国するよう圧力をかけた。幕府も「もはや鎖国は無理」と悟り、条件付きで開国、開港に応じ、横浜、神戸、函館などに外国人居留地が誕生した。これは、その頃つくられたロシア語の手引き「ろしやのいろは」。一徹氏が何のためにこの作品をつくったのかは定かでないが、おそらくは歴史学者のエッセイのための挿絵として依頼されたのだろう。実に精細に仕上げられた、完成度の高い作品である(この連載は700回で終了予定です)。





(665)謎の鍵  1990年代?
 ※細かい細工が施され、なにやら由緒ありそうな鍵。そんな1本の鍵を精細に描いた作品。何のために、何の媒体のために制作されたのかは、現時点では詳細不明である。何か手掛かりをお持ちの方はご教示願いたい。





(666)篠田節子「花道」のための挿絵  1993年
 ※作家・篠田節子氏(1955~)の小説「花道」(「週刊小説」1993年3月5日号所収)のための挿絵として制作されたというデータ以外は不詳。





(667)ライカ  1990年代後半?
 ※一時代前、プロ・カメラマンに最も愛されたカメラと言えば、まず一番にその名が挙がるのがドイツの「ライカ(Leica)」(1925年第1号機発売)だろう。屈強なボディを持つライカは、かつて、ロバート・キャパら多くの戦場カメラマンが愛用した。この名機を精細に描いた絵は、残念ながら、何のために制作されたのか、何の媒体で発表されたのか、よく分かっていない。何か情報をお持ちの方はご教示ください。











(668)切り絵技法書の「作例」として =4種 1990年代前半
 ※一徹氏は、自著の切り絵技法書のための「作例」として、このような複数の切り絵をまとめた小作品を数多く制作した。まったく無関係なモチーフが8個、10個と集まると、それが一つの作品のようにも見えるのが面白い。自身にとっても、「提案サンプル」のような位置づけだったのかもしれない。















(669)「ミステリマガジン」掲載小説の表紙絵のために =3点 1980年代後半~1990年代前半
 ※月刊「ミステリマガジン」(早川書房・刊)に掲載された海外のミステリー小説のための表紙絵を3点を、それぞれの誌面レイアウト見本図とともに紹介する。
 1枚目はアーロン・エルキンス(Aaron elkins 1935~)の「笑うオランダ人(原題:Dutch Treat)」=1989年、2枚目はスティーヴン・ワシリク(Stephen Wasylyk 1922~96)の「デンボウの掟(原題:Denbow's Code)=1992年、3枚目はドロシー・セイヤーズ(Dorothy L Sayers 1893~1957)の「顔のない男(原題:The Unsolved Puzzle of the Man with No Face)=1993年。





(670)お地蔵さん  1990年代前半
 ※まもなく夏も終わる。昔は街中にもこうした小さなお地蔵さんがあって、地域の「守り神」的な存在だった。今はこうした光景を見かけることも少なくなったが、次世代へ残したい日本の素敵な風習だと思う。切り絵技法書の「作例」として制作された作品。





(671)風の盆  1990年代前半?
 ※富山市八尾地区で、毎年9月1日から3日にかけて開催される「風の盆」の女踊りを描いた作品。何のために制作されたのかの詳細は不明。「風の盆」では 街中の道筋で、哀切感に満ちた越中おわら節の旋律と胡弓の調べに乗って、男女の踊り手たちが、艶やかで優雅な女踊り、勇壮な男踊りを無言のまま、来訪者に披露する。切り絵技法書の「作例」としても収録されている。





(672)毬栗(いがぐり)  1990年代後半?
 ※きょうから9月。日増しに秋の気配が漂う昨今。という訳で、まずは秋の味覚、栗を描いた一徹氏の作品を。全体に黒の部分を多めにして、複数のスクリーン・トーンを使った異色の図柄である。







(673)土瓶蒸し =2点 1980年代後半&90年代前半
 ※昨日に続き「秋の味覚」を描いた絵を。松茸はこれからが本番。焼き松茸もいいが、個人的には土瓶蒸しが好きだ。残された作品の中には、なぜかよく似た図柄の2枚の絵が残されている。落款が入った方の1枚目は、JTBの旅行雑誌のために依頼されたもの、2枚目は詳細不明だが、明らかに1枚目を下敷きにしている。時期的にも少し後に制作されたものだろう。











(674)「ススキノララバイ」のための挿絵 =4点 1994年
 ※映画「探偵はバーにいる」(2011年公開、大泉洋・主演)の原作者としても知られる作家・東直己氏(1956~)のハードボイルド小説「ススキノララバイ」のための挿絵。この連載でも過去3回紹介したが、さらにあと4点ほどを。挿絵は全部で20点ほど制作されたが、原画が現存しているのは半数ほどである。











(675)「男包丁」のための挿絵 =4点 2002~03年
 ※漫画原作者・城アラキ氏による連載エッセイ「男包丁」(漫画ゴラク誌上、2002~03年に計128回)のために制作された挿絵の中から、「春夏秋冬」それぞれの時季に制作された4枚を紹介する。この連載では、「絵のどこかに必ず何か言葉を入れる」という図柄に仕上げられたが、一徹氏の数ある連載挿絵の中でも独特の存在感を放っている。











(676)「歴史探偵かんじん帳」のための挿絵 =4点 1994~95年
 ※作家・半藤一利氏(1930~2021)の連載エッセイ「歴史探偵かんじん帳」(毎日新聞日曜版紙上、1994年~95年)のために制作された挿絵。1枚目=作家・永井荷風、2枚目=浅草六区の裏通り、3枚目=敗戦直後の「パロディ教育勅語」、4枚目=敗戦直後の国民へのDDT散布。











(677)さまざまな船 =4点(うち1点はペン画) 1980年代~90年代前半
 ※いろんな船を描いてきた一徹氏。そんな船の絵を紹介するのは、この連載ではたぶんきょうが最後。たっぷりとお楽しみ頂きたい。1枚目=客船とカクテル、2枚目=大型帆船、3枚目=貨物船、4枚目=17世紀の外洋帆船<ポートピア81のためのイラスト>。













(678)さまざまなサクラ =5点 1990年代~2000年代前半
 ※花をたくさん描いている一徹氏だが、花の種類で言うと、圧倒的にサクラが多い。それほど好きなモチーフだったのだろう。晩夏にサクラは季節外れだが、この連載で花を紹介するのも、おそらくきょうが最後ということで、これまで未紹介だったサクラをテーマにした様々な作品を5点取り上げたい(この連載は700回で終了予定です)。











(679)「文藝春秋」等の目次ページのための挿絵 =4点 1990年代~2000年代前半
 ※一徹氏は、月刊「文藝春秋」や「オール読物」から時々、目次ページ(見開きスタイル)の上部に添える挿絵の依頼を受けた。「超横長のスペース」という絶対条件はあったが、テーマやモチーフはとくに指定されなかったので、その時の「ひらめき」で比較的自由に制作した(この連載は700回で終了予定です)。





◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします (著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。

※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、 こちらへ

★過去の総集編ページをご覧になりたい方は、 こちらへ。

【Office Ittetsuからのお願い】成田一徹が残したバー以外のジャンルの切り絵について、近い将来「作品集」の刊行を計画しております。もしこの企画に乗ってくださる出版社がございましたら、arkwez@gmail.com までご連絡ください。


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うらんかんろ

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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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