ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Sep 3, 2014
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カテゴリ: 映画、テレビ
「今はもう動かない、おじいさん……」(評価:★★★★★ 満点五つ星)

 数年前にアカデミー賞外国語映画賞を獲ったイラン映画。やっと観ることができた。

 別れることになった夫婦と、その周囲に連鎖的に起こる悲劇。
 同居している老父は痴呆。それまで介護していくれていた妻が家を出ていったため、男は家政士を雇い、父の面倒を見てもらうことにする。やがて「事件」が起こり裁判沙汰に。

<感想>
 チョー秀作。オスカー受賞も当然か。推理小説っぽい緊迫感もあるし、信仰する宗教と現実とのはざまで彼らが悩む場面とかも興味深い。
 全ての役者さんの演技が自然。特に家政士さん。あと、夫妻の一人娘を演じたお嬢さんも良かった。
 中東の映画はあんまし観る機会はないけれど、今までに観たものはなぜか全て素晴らしい。





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最終更新日  Sep 6, 2014 09:58:18 PM
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Re:映画:別離 A Separation(2011年イラン)(09/03)  
ureshinocha さん


複雑に問題が絡み合い、人生はなかなか上手く問題が解決しないものなんですね。
祖父を大学時代、自宅で介護していました。当時父が東京都で会社設立に追われ、母も殆ど都内にある父が仮眠のため宿泊していたホテルへ食事や着替えを持って行っていたから、私と七歳下の妹が祖父と千葉県の田舎で(佐倉より成田に近い田舎)暮らしていました。(当時は、東京のコンビニに下着が置いてあることも少なかった上に、父の事務所周りには健康的な食事を出す飲食店があまりなかった時代でした。)妹のお弁当を作り、祖父が好きなお粥と和風の具沢山スープを作り、大学へ通い、バイトもして、遊ぶ時間も殆ど無くて、暗い日々でした。
映画に登場する人々のほうが遥かに大変な毎日なのに、若い自分は利己的で、自分中心だったなあと思いました。もっと祖父にしてあげらたことはあったのに、、、成長した今なら思います。
(Mar 5, 2017 09:29:36 PM)

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