ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Aug 13, 2017
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カテゴリ: 映画、テレビ
「ひとこと言ってもいいかなくたばっちまえアーメン」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 日本での公開は未定っぽい。
予告編(米国版/英語字幕)

<あらすじ>
 老朽化の進むエルサレムの某教会(シナゴーグ)で、通常は女性が陣取る階上の桟敷部分がいきなり崩壊、教会の再建を余儀なくされる。
 信者らは資金集めに奔走するが、肝心の長老ラビ(聖職者)が体調を崩し、代理として若いラビが教会の再建を担当することになる。しかし、彼は女性の権利を軽視する傾向にあり、男性信者と女性信者とが教会内で対立してしまう。

<感想>
 いろいろツッコミどころのある映画ではあるけれども、やはりこうゆう映画は観ておいて損はない。ユダヤ教のしきたりとか、イスラエル社会を現状とか、お気軽に?学べる。
 ぼくの周りでもユダヤ教徒は多く、さらにユダヤ系の結婚式でもたまに演奏するけれども、奥深いとこまでは実際はまだまだ知らないことばかり。
 女性信者はラビに直接進言することすらできず、彼女たちは夫を通じてラビに文句を言う、とか、けっこう驚いたわけで。
 上に立つ聖職者次第で全然違う宗教になりうるのって、ユダヤ教/シナゴーグに限らず、どの宗教でも多かれ少なかれ似たようなもの。





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最終更新日  Aug 19, 2017 06:20:24 PM
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Re:映画:ウィメンズ・バルコニー ישמח חתני/The Women's Balcony(2016年イスラエル)(08/13)  
LimeGreen  さん
ユダヤ教ってまだまだ古いしきたりに倣っている印象があります。


でも祇園祭に女性ががんがん参加してはいけないように、今でも残っているしきたりでも直したほうがいいものと、そのままでもいいものとあるような気がしてて。

とにかく違った文化や習慣やしきたりを学ぶって大事だなと。

何年も前にナーシングホームでお世話した入居者はNYC初の女性アーキテクトだったそうで、銀行のデザインとかしたそうですが(今でもまだ残っているかもですね)、そんなに自立してて(ちなみにバイオリン弾きで、高校の頃?はコンサートミストレスだったって)、聡明な彼女でもHebrewは読めなかったそうです。なぜなら、「女性が学ぶものではないから」だったそうです。そういうものなんですね…。 (Aug 19, 2017 08:04:36 PM)

Re[1]:映画:ウィメンズ・バルコニー ישמח חתני/The Women's Balcony(2016年イスラエル)(08/13)  
LimeGreenさんへ

>今でも残っているしきたりでも直したほうがいいものと、そのままでもいいものとあるような気がしてて。
>とにかく違った文化や習慣やしきたりを学ぶって大事だなと。

そうなんです、すごく考えさせられます。明確な答えは出ないんですけど。

>聡明な彼女でもHebrewは読めなかったそうです。なぜなら、「女性が学ぶものではないから」だったそうです。

それはずいぶんと保守的ですね。ぼくもまだまだ知らないことがありすぎます。
だから映画とか旅行ってやめられない。

(Aug 21, 2017 03:49:38 AM)

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