ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 14, 2020
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カテゴリ: 映画、テレビ
「ハーフ・ブラザーs」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 舞台はカナダのフランス語圏ケベック州。

 パリ在住の男が、会ったことのない父ジャンが死んだことを知りカナダに飛ぶ。そこで、父が本妻と築いた家族のことを知り動揺しつつも、在りし日の父のことを徐々に知っていく。

 英語での題名は「A Kid」。あんまり評価されてない映画らしく、日本でも公開されてないみたいだけれど、こうゆう作品、ぼくは嫌いじゃない。てか、ケベックを舞台にしちゃうとどうしても地味になってしまうのは仕方ない。ケベックって、北米のくせして繊細で洗練されてて、しかしフランスほどお高くとまってないという印象がある。

 こうゆうワケあり家族が、誰かの「死」とか「葬式」を機に真実が明らかになるのって、決して珍しくないと思う。ただ、知らないでおいたほうがよかっただとか、どうしてもっと早く教えてくれなかったのかとか、いずれにせよわだかまりが残る。

 この映画、観てて辛かった場面は、父が溺死したと言われている湖で、二人の異母兄弟や父の親友らとともに遺体を捜索するとこ。遺体が発見されなかったら辛いけれども、発見されたとしても父との初対面が無残な遺体っても哀しすぎ。





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最終更新日  Jul 15, 2020 09:11:11 PM
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Re:映画:Le fils de Jean(2016年フランス/カナダ)(07/14)  
>ケベックって、北米のくせして繊細で洗練されてて、しかしフランスほどお高くとまってないという印象がある。

でも英語オンリーで会話を進めると、ちょっと冷たくされます…。ちょっとでもいいから一言何かフレンチで言うと、愛想が良くなりますけど(Merciだけでも、しょっぱなに「こもさヴぁ~」でも)。ケべコワさんには、「しゃべれんが努力はするひと」って分かると評価されるらしい、という印象でした。 (Jul 15, 2020 11:43:01 PM)

Re[1]:映画:Le fils de Jean(2016年フランス/カナダ)(07/14)  
T.H. さん
LimeGreenさん

そうそう、なかなか興味深い人々ですよねー。
モントリオールとか、住みやすそうな街なのかなーとか思いますけど、冬は厳しそうなので軟弱者のぼくには無理そう。
(Jul 19, 2020 04:23:17 AM)

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