ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 26, 2020
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カテゴリ: 映画、テレビ
「しょくぶつ物語」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 肉や魚を排除し植物系のものだけを食べる「plant-based diet」を紹介するドキュメンタリー。何十人もの信者に取材し、その利点を力説。http://www.foodchoicesmovie.com/

 実はぼくの周りにも菜食主義やvegan(卵や乳製品も不可)の友人がけっこういて、少しずつ彼らの影響を受けてきてる状態。この映画観て、ぼくもますます草食系男子化するんだろうかと身構えながら鑑賞に臨む。

 で、この手のドキュメンタリー観るたびに思うんだけど、非常に細かく取材されててあれこれ論点が紹介されるのに、観終わった後はお腹いっぱいで、かえって何も残らない。うまく図表とかにまとめてくれればもっと良かった。

 一番の論点は、人間の体に必要とされる全ての栄養素を植物だけで摂取できるのかどうかということ。
 この映画では、ビタミンB12以外の栄養は全て網羅できると断言。乳幼児への牛乳すら不要と言い切る。野菜や果物は農薬を使って栽培されてるから人体に危険なのではという意見については、そんなの洗って食べればいいじゃんと一蹴。肉や魚に含まれる有害な成分(水銀とか)と比較したら微々たるものらしい。
 さらに、植物の栽培は持続可能(sustainable)なのに対し、牛や豚や鶏を飼育するために必要な土地と餌と労力が地球環境に与える悪影響は計り知れない。

 驚いたのは、世界記録を残しているほどの運動競技家のなかにも、肉や魚を一切食べすに強靭な体力を維持してる人が多いこと。彼らも熱心に語りまくってた。

 残念だったのは、取材対象が偏っていた点。世の中には菜食に挑戦し、結局は挫折して肉食に戻った人もいるはずなので、そうゆう人にも取材していただき、反論、反反論も聞いてみたかった。






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最終更新日  Jul 26, 2020 10:20:11 PM
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Re:映画:食の選択 Food Choices (2016年アメリカ)(07/26)  
>牛や豚や鶏を飼育するために必要な土地と餌と労力が地球環境に与える悪影響は計り知れない。

それって、私の英語の先生がベジタリアンになったきっかけらしいので、言ってることはとてもよくわかります。

ダンナの姪は「だからGame Meatは喜んで食べる」と言ってました。自然淘汰でない野生動物の殺傷に介入するのに加担したくないから食べない、っていう私と逆の意見ですね。

結局どの「派」でも結局hypocriteになりそうな予感。自分含めて。

うちは最近ようやくオーガニックとかNonGMOとかにはまってます。牛乳はGrassfed 卵はPastured 
私はまだFlavored Waterとか飲んじゃってますけども、いちんちそればっかりじゃなくて、麦茶とかも飲むようにしながら。TubinadoとかDemeraraとかのSugar大好きなんで、それもそのうちCoconut Sugarに切り替える予定ではいます。

何を食べるにしろ、人間は地球上の生き物の中で一番傲慢と思って食べ物をありがたく食べようと思っています。 (Jul 29, 2020 12:37:05 AM)

Re[1]:映画:食の選択 Food Choices (2016年アメリカ)(07/26)  
T.H. さん
LimeGreenさん

確かにそうですね。
いろんな人の意見を参考にすることは時に大切ですけど、ぼくも自分は自分という考え方で食物を選んでます。

正直言うと、いろいろ調べているうちに何食べたらいいかわかんなくなってしまいます。変に知識を増やしすぎるのもまた逆効果な気がして。
(Jul 29, 2020 08:05:19 AM)

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