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カテゴリ: pidooの妊娠記
<最終月経から15週目、フランス妊娠週13週目>

今日はイエール公立病院病院産科の初診。
今回の印象でトゥーロンの私立クリニックか、イエールの公立病院で出産するかを決めることになる。

今の段階では、トゥーロンの、存在自体が冗談のような(失礼?)医師のもとではちょっと信頼しきれないものがあるし、
なんと言ってもトゥーロンのクリニックは車で15分、毎回駐車場にも困る町中に位置しているのに対し、
イエールの病院は徒歩5分!

願わくば、良い印象を持てますように…。

さて、イエール病院に到着、外来受付で手続きを済ませる。
そう言えばこんなに近くに住んでいてここの病院にかかるのって初めてだったことに気が付く。


壁一面に張られた張り紙の中には私の目を引くものがある。




妊娠したら絶対やりたい!と思っていたことの一つだったが、どうやって調べたらいいのか考えあぐねていたところだった。
助産婦詰め所ってなんだか知らないが、これは好都合、質問してみよう。

…などと色々考えているうちに名前が呼ばれ、医師の元へ。
あっ、そうか!
予約を取り付けたときからフランス人らしからぬ医師の名前を主人共々中々覚えられなかったのだが、黒人だからなのか。
この辺では黒人は珍しく、町中でも滅多に見かけない。

主人よりは年上だろうが、若いながら物腰はスマートで丁寧、問診の間も注意深く話を聞いてくれ好感を持つ。
トゥーロンのクリニックの医師は、つわりなんて問題にもしていない様子だったが3,5キロ減ったことを告げるとそれなりの態度を示してくれた。

そうそう、この感じ!

そして、近視か否かについても聞かれたので度数を伝えるとカルテに注意深く書き込む。

「Marabout社出版 Le livre de bord de la Future Maman(未来のお母さんの本) Marie-Claude Delahaye著」
では、
『強い近視の場合、出産時いきんだ際に網膜剥離が起こる可能性がある、医師に事前に告知すること』
と明記されていたがトゥーロンの医師からは聞かれもしなかったし、こちらからも言いそびれていた。

このぬかりが無いところもイイ感じだ。


(多分ドップラー法で)胎児の心音を聞き、触診をして子宮口がしっかり閉まっているかどうか確認。
こんなのもトゥーロンではなかったし、やっぱり適当にやってたのかな、と更にイエール病院ポイント・アップ。

持参した第1回血液検査結果及びエコグラフィー診断書は理想的な時期に行われているとのお言葉をいただき、
イエール病院の今日の初診を待たずに良かったと思う。

そしてこの後、出産までの流れの説明を聞く、
主人とは目を合わせただけだったが、お互いの気持ちはもう決まっていた。
ここで、産もう。

さて、隣町に住む日本人Cさんから聞かされていた通り、
フランスでは正常な分娩では医師が立ち会うことは無く助産婦が全て済ませるという、
この病院も然り。

義妹の場合は助産婦が最後の見極めまで行い、出る!直前に医師の登場だったそうで、待ってる時間が無駄に感じたと言っていた。
彼女曰く正常出産に医師が立ち会うのはお金のためだとか、
出産に関してはプロの助産婦が取り上げてくれるなら言うことは無い!とのこと。

はあ、知らなかったことがいっぱい…。

助産婦の話が出たところでさっき見たマタニティ・スイミングの張り紙に興味を持った旨伝える。

するとこの病院には「助産婦詰め所」があり、随時助産婦が待機しているとのこと、更に安心この上ない。
トゥーロンのクリニックでは助産婦の詰め所などは無く、各自自分で調べるというスタイルだった。

***
助産婦(Sage Femme・サージュ・ファム)とは日本ではあまり馴染みがないかもしれないので説明を少し。

フランス人経産婦の多くから助産婦をつけるべきとのアドヴァイスをよくいただく。
「助産婦をつける」とは、毎月一回産科で医師との検診では質問しきれない諸々の疑問や情報などを、
助産婦との毎月一回の面談で補うというものらしい。
同じ女性ということ、そして妊婦・赤ちゃんのエキスパートとして精神的にも安心できるそうなのだ。
***

一通り説明が終わり、第2回目血液検査とエコグラフィーの処方箋をもらう。
そして、なんと12月まで月一回の検診日の予約をすると、医師は助産婦詰め所まで案内してくれた。

…やっぱり、混み合ってるんだ。
イエールはベビー・ラッシュなのか??

助産婦詰め所では肝っ玉母さん風の助産婦の一人が迎えてくれた。
受付で月一回の面談日を決めるように、
でも混み合っているので2か月分の予約を取るようにと言われる。

まだ4ヶ月に入ったばかりの私がマタニティ・スイミングをしたい旨伝えると
「気が早いのね!出産の2~3ヶ月前から始めるから11月になったらで大丈夫よ!」
と微笑む。

ええ~、残念。もっと早くから始めたいのに。
9月までは海と自宅のプールで、それ以降は市営プールへでも通おうか…。

***

帰宅して家族に好印象だった旨報告する。
義理ママは「若い医師」にとまどったようで微妙な顔をし、
「ちゃんと経験あるのかしら、いつから働いてるのかしら」
をしきりにつぶやいていた。
私としては彼から得た真剣な態度は信頼に直結し、どう考えてもトゥーロンのクリニックに戻るつもりは無かった。

そうだ、次の予約のキャンセルしておかなきゃ。





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Last updated  2005.08.11 21:45:13
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