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ウィーン・フィルハーモニー・ウイーク・イン・ジャパン 2006
指揮:ニコラウス・アーノンクール
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (サントリーホール)
プログラムC
シューマン 交響曲第3番 変ホ長調 op.97「ライン」
I 生き生きと
II スケルツォ たいへん節度をもって
III 速くなく
IV 厳かに
V 生き生きと
ベートーヴェン 交響曲第7番 イ長調 op.92
I ポコ・ソステヌート -ヴィヴァーチェ
II アレグレット
III プレスト -アッサイ・メノ・プレスト
IV アレグロ・コン・ブリオ
***
(アンコール)
ベートーヴェン 交響曲第8番 ヘ長調 より 第2楽章
***
感動の1日でした。
パイプオルガンのそばのP席に座りました。久々の裏側です。
アーノンクールを見るということに関しては特等席。
楽器でいえば、ホルン、コントラバスの後ろ側あたり。
ティンパニもよく見えます。
そんな位置から、いつも聴こえない音が直接聴こえてきたり、
いろんな意味で音楽を楽しめました。
座る場所の影響で音のバランスは気にしないようにしました。
圧巻だったのは、アーノンクールの指揮、それと息遣い、呼吸。
ラインの冒頭、ベートーヴェン7番の冒頭、4楽章の冒頭、ここというとき、大きな深呼吸のあと、渾身の一振りという感じで、
息の音が聴こえてきました。
スコアを見ながら、指揮棒はもたず、大きな手ぶりで、そして音量を落とすようなときは空手チョップのような感じで手をたてにしての指示。
ホルンの人は忙しそうでした。、吹いてはやすみのところで水分をとり楽器を調性したり、結構神経質そうなところもみえました。
リズミカルなべー7番は、ワーグナーは「舞踏の神化」と言ったとか、
メトロノームを発明したメルツェルとのかかわりが深く、曲への影響もあるとか、プログラム説明に書かれていて、思わず納得してしまいました。
そういえば、「不滅のアレグレット」と言っていた人もワーグナーでしたか。
テンポはぶれることがなく、びしっとしていて、ダイナミックな演奏の中に、
ウィーンフィル特有の音のやわらかさもあり、圧巻でございました。
後ろ側の席のおかげで、フルート、オーボエとかの木管の緻密なアンサンブル、
弦楽器のかけあいのようなところ、(7番の2楽章、3楽章)とか楽しかったです。
4楽章は大変な迫力で、すっかり感極まってしまいました。
アンコールの選曲、心憎いくらいしぶいなあとうなってしまいました。
激しい7番の4楽章のあと、おだやかな8番2楽章を聴いて癒されました。
(この楽章実はたいへん好きな曲のひとつです。)
ウィーンフィルの弦楽器のアンサンブル、バイオリンとチェロの掛け合いのところは、
ずっと忘れることのない演奏になるでしょう。
おわったあと、1Fの聴衆はスタンディングオベーションでした。
お客様で来られた、皇太子殿下はすわったまま拍手されていましたが、
楽しまれていたご様子でした。
サントリーホールが今年で20年、ウィーンフィルが始めて来日して今年で50年、また新たなページが作られるのでしょう。
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