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プロのアマチュア。究極のアマチュアリズム。
今日いただいたパンフレットに書かれていたことばです。
日本を代表する演奏家が集まっているのですが、このオーケストラは手弁当。
好きでやっている音楽を究極までいく、それが究極のアマチュアリズムということらしいです。そういう音楽家としての理想を追うとうことで結成されたオーケストラなのだそうです。
本来なら、結成した田中千香士先生(東京芸大名誉教授、元NHK交響楽団コンサートマスター)が指揮棒を振るはずだったのですが、
1月19日に亡くなられたとのこと。今年にはいって病室でスコアの勉強をされていたというものすごい気迫がパンフレットを読むだけでも伝わってきました。
<本日のプログラム>
バッハ アリア (本公演に先立ち。田中千香士先生にむけて)
メンデルスゾーン 交響曲第4番 イ長調 op.90 「イタリア」
交響曲第3番 イ短調 op.56 「スコットランド」
(アンコール)
ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲
「イタリア」は、指揮台にだれもたたずに、演奏されました。第1楽章、第4楽章、弦楽器が見せ場の箇所が多いのですが、一糸乱れぬ究極のアンサンブルを聴いた感じです。魂のたくさんはいったといいますか、この交響曲をこんなに真剣に聴いたのははじめてというくらい圧倒されました。
「スコットランド」コンサートマスターである豊嶋泰嗣さんが指揮をされました。
大好きな交響曲のひとつですが、2楽章の木管楽器のアンサンブル、そのあとのチェロとコントラバスのアンサンブル、ピクニックに行きたくなるような楽しい曲ですが、それぞれの楽器の音色がいっぱい詰まっていて、鳥肌たちました。
それとやっぱり4楽章、涙なしでは聴けない演奏でした。最後のフィナーレで、A Durに転調するのですが、希望のあるメンデルスゾーン特有の明るさを素敵な響きで感じました。
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東京フィルのなかにブログがあるのですが、田中千香士さんのことが書かれています。
いろいろなおもいが詰まっているようです。
http://ameblo.jp/tpo/entry-10195862684.html
ヴァイオリンは単旋律の楽器だから、ピアノよりも音色が問われるように感じます。
そういうことにはもっと注意深くならないといけないのかもしれません。
意識的に管弦楽の演奏やアンサンブルを聴いているのですが、
そうなってよかったと思っています。
●
スコットランド交響曲の4楽章は、気分が沈んでいた時、そうとう励まされた曲。
何回も何回も聴いていたときあります。
シューマンの2番の4楽章と同じで、最後のあの盛り上がりは、勇気をあたえてくれます。
この曲つくるのに相当苦労したあと、たどりついたフィナーレなのだろうなあと、
だからここまで励まされるのだろうかと感じています。
メンデルスゾーン生誕200年の前日に、
忘れることのない、すばらしい演奏会に出会えてよかったです。
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