2011年03月27日
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最初に観たのが高校生ぐらいだったのでもう30年以上経つんですね。
今日の特別版は4時間もあったのでさすがに全部は観ることはできませんでしたが。

初期の頃の出演者は私とほぼ同年代。
子供どころか孫までいるような世代。
議員さんになった方もいらっしゃいました。
劇中の皆さんそれぞれに成長しましたね。
加藤優の変貌ぶりには大いに驚かされましたが。

実は「金八」というのは私の父方の祖父の名前なのです。
しかも同じ教職でした。
なのでこの番組が始まった頃は主演の武田鉄矢よりも祖父をイメージしておりました。

祖父は昭和初期に教員になり、戦時中は家族を日本に残して満州へも単身赴任したことがあるそうです。
父が子供の頃、満州から帰国した祖父が持ち帰った荷物の中に現地の子供達がお別れに描いてくれた絵がたくさん入っていたという話を聞いたことがあります。

戦後は公職追放でしばらくは教壇に立つことはできませんでしたが、ほどなく復職して小学校の校長を務めました。
今でもこの地域にはかつての教え子だった方が住んでいて、「あなたのおじいさんに教えてもらったんだよ」と言われたこともあります。
厳しくとも優しく、授業が終わると日が暮れるまで校庭で一緒に遊んでくれたと。

しかしながら私自身は怖いおじいさんというイメージしかありませんでした。
いつでしたか、転んで泣いていたところへ現れて「男が泣くんじゃない」と叱られて余計に泣けたということもありました。
たかだか4~5歳ぐらいの子供に「男が…」なんて普通は言わないでしょうね。

祖父は私が小学生になる前ぐらいに亡くなりました。
通夜の日だったでしょうか、少し年下の従兄弟が「おじいちゃんは寝てるの?」と祖母に訊いていたのを覚えています。
私はその頃には亡くなったという認識はありましたが、従兄弟には敢えて「寝てるんだよ」と話しました。
子供心に悲しませたくないという気持ちになったんでしょうか。

今となってはどうにもなりませんが、生きている頃にもっと話ができていたらと思います。
子供達にとってどんな先生だったのか、息子達にとってどんな父親だったのか。
祖父の生き方、考え方を知りたかったです。

「金八先生」はドラマながらいろいろと考えさせられたり物議を醸したりしましたね。
でも、基本的には今の子供も30年前の子供も同じような気がします。
周囲の環境は大きく変化しましたが人間はそんなに変わらないのではないかと。

昔、悩んでいたことが今になって懐かしく思えることが多いです。
当時は受け入れることができなかったことが長い年月を経てようやく理解できたり、嫌なことがあってもそれも自身の歴史の一部だったと考えるようになりました。
余程の大きな衝撃も後年になってそれに目を背けることなく思い返すことができる日が来ることを信じて生きていきたいものです。






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最終更新日  2011年03月28日 00時15分24秒コメント(0) | コメントを書く


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