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2015.12.19
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カテゴリ: 生命科学
卒論・修論をどうまとめていいかわからない生物系B4・M2の皆さんに、この週末に試してみてほしい「マインドマップ」



1月半ばや2月半ばの卒論・修論に向けて、まだ書きはじめていない人や、書きはじめたけれどもどうもまとまらないせいでやる気がでない人のために、この週末を利用して、「アタマを論文書いちゃうぞモード」に切り替えるコツを伝授します。

  1. これまでに自分が雑誌会などで紹介した原著論文のうち、一番気に入った(自分的によく読めたと思えた)論文と、その時作成した日本語レジメを発掘します。
  2. 日本語レジメを見返しながら、イントロ(の各段落)、results(の各段落)、discussion(の各段落)、図・表のlegendを、それぞれのエッセンスを1行1枚にして、大きめのPostItに書きだします。
  3. そのPostItを、A3またはA3二枚を貼り合わせたくらいの紙に、マインドマップ風に並べながら張り直します 
    このとき、大きな枝が四方に4本伸びているマインドマップにしてみましょう。
    • 右上の枝→イントロ
    • 左上の枝→結果項 Figure/Tableに対応するPostItの多くはこの結果の項目に入れます。
    • 右下の枝→ディスカッション項
    • 左下の枝→実験項+書誌事項
    • 中心に論文の表題をいれておきます
  4. 張り出したら適宜ならびなおしながら、それぞれのパラグラフの論理関係をやじるしや枝分かれで書きこんで、樹状のマップ(=マインドマップ)に仕立て上げましょう。
  5. logic treeの視覚化
    そのときに、ツリーの相似形にも注意してみましょう。
    しばしば、resultsの理路の樹形と、実験項のところの記述の樹形は相似形になっています(つまり同じ順番で記述するということに対応します)。また、多くの論文では、introでなされた問題提起の順番にしたがって、それに対応する議論がdiscussionでなされています。(そういう論文は、読みやすいことが多いです)。 
    ツリーの樹形や、logicの流れが気に入らない時は、並べ直してください。場合によっては新しい紙に貼りなおしましょう。PostItを使うメリットはここにあります。
  6. このトレーニングで皆さんのアタマは「論文書くぞ~」モードに切りかわります。だまされたと思ってチャレンジしてください。どうせ、多くの皆さんは、卒論・修論を書くに当たって、1本くらいは原著論文を読み返さないとならないのではありませんか?
  7. もしまだ論文書くぞモードに切り替わらない時は、あと2本文原著論文をマインドマップにしてみるといいです。

    ここまでを週末に終わらせておくことをお勧めします。

    さあ、いよいよ、卒論・修論執筆にとりかかります。

  8. 今度は 自分自身の研究内容 を、同様にPostItに書き出し、MindMap風に張り込んでみましょう。
  9. マインドマップの要領がつかめたら、PostItを使わずに、いきなりスケッチブックにMindMapを書きだすのもよいでしょう。
  10. XMindやFreeMindなどのアプリを利用するのもよい手です。並べ替えが簡単にできるのは利点です。
  11. ですが、ほとんどの場合はPostIt + 手がきのほうが、速いし、作業中に思考が整理されやすい気がします(著者の個人的な感想です)。
  12. 大事なポイント。なるべく気持ちの良い場所で作業しましょう。明るいカフェとか、眺めのよい場所とか。
  13. スケッチブック+カラーペンの組合せでの作業(やタブレット+アプリでの作業)になれると、気軽にカフェとかに出かけやすくなります。
  14. logic treeがintroduction - result - discussionで相似しているというのは、個別の問題提起それぞれについて、三段論法が完結している、ということにも対応します。収まりの悪い実験結果は、思い切ってsupplimentに回しましょう。
  15. できればPostItを並べて、その間を矢印でつないだような段階で(もちろん完成したマインドマップでも構いませんが)指導教員か他の教員・スタッフか先輩に見てもらって、見出しだけですらすらと説明できるかどうか、試してみましょう。説明していて、説明しにくいな、と思うところがあったら、ロジックを考え直すべきところかもしれません。
  16. PostItだと、付け加えるのも並べ直すのも楽なので、誰かが「もっと良い並び」を提案してくれるかもしれません。
  17. 状況に応じて、その案を採用するもよし、自分のこだわりを貫くのもよし。


皆様の健闘をお祈りしております。

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最終更新日  2015.12.19 19:46:27
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