日本語はダメか2

日本語はダメか2

2008.12.30
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カテゴリ: 集中 執筆 添削



 数日前に送った短いエッセイの作者からはがきが届いた。


「今年もあとわずかにまりました、クリスマスの諸行事が終わってホッと一息の一、二日です、年末のお忙しい時にご厄介をおかけして気が咎めていましたが、細かく細かく見て下さって沢山朱を入れた原稿が戻って来て、ますます恐縮しております →表へつづく
最後のところ『行きっぱなし』とのご指摘のところ、前から自分でも着地がまずいと気になっていて何とかパソコンへと戻りたいと頭をひねっていましたのでナットク……という所です、直したい言葉も色々頭に浮かんで来て(大ていベッドの中?)、お正月のさわぎが一段落したら仕上げようと思っています、又よろしくお願いします、お元気でよいおとしをお向え下さい」


 原文のまま。
 これには朱は入れない。
 はがきの文章にはすべて「、」が使われている。女性の書き方に多く見られる。

 今日もまた、有料添削原稿(年会費一括払い)が一つ、福山から送られてきた。「二週間程でお願いいたします」とあり、年賀状が同封されていた。小学二年生を真ん中にした家族写真が印刷されて。
 こちらも女性だが、「。」「、」がはっきりしていない。


 手紙には「今回、一つ短編小説を書いてみました。まだ細かい点において調査したり、描写しなくてはならないのですが、まだ時間がかかるので、一度書いたものを先生に送りたいと思います(以下 略)」とあった。

 日本においての「短編」の概念はむつかしいが、一応、りっぱな中編であろう。
 ラテンアメリカ文学を日本に紹介した碩学の評論家・篠田一士の定義なら、これも短編であろうが。

 お話は……。
 1889年3月31日、パリのエッフェル塔が出来た。それを見ようと、リヨン駅前で待ち合わせた男と女だったが……。

 文章が極めて極めて雑。
 これまでの朱が何も生かされていない。

「白い肌に麻でできているシャツとベージュのズボンは少し使い古したようで」
「それはだんだん姿を現し、それは大きな羽を優雅に動かして羽ばたいて飛んで来る、この世の物とは思えないくらいの美しい……」
「神々しいほどの金と銀の光で眩しく、羽根は勇ましくそして神々しく素晴らしいものだった。」

 朱はとても多い。明日投函。











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最終更新日  2008.12.30 23:41:54 コメントを書く
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