日本語はダメか2

日本語はダメか2

2013.03.11
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 日本の学問は、ものを習う“習得型”で、
 何か新しいことに挑戦する“探求型”が不足している。
 というより、“探求心”の教育を
 受けていないと言っていいと思います。
                 ─ 江崎 玲於奈 ─
                 (ノーベル物理学者)

ハート

 例の教壇もその仕組みを推し進めるための重要な仕掛けであった、というのが小生のかねてからの<仮説>の一つであります。

 覚えろ、覚えろ、習得せよ習得せよ、考えるな、疑問に思うな……。
 上から目線で下に押しつけた「丸暗記」勉強。

 その名残が、さまざまな場面でコクミンの疑問を生んでいる「裁判結果」に現われている……。

 いわゆる「江東マンション殺人事件」。
 一つおいた部屋に住む姉妹の姉に惚れていた青年が、帰宅した妹を襲って殺した。
 遺体をばらばらにしてトイレで流したという残酷な事件。

「(一人を殺しただけの本件は)きわめて残虐な事件とは言えない」というのが裁判長の判決文に書かれた……。

 いわゆる「前例主義」に寄りかかる裁判官たち。前例となっていたのは、複数のニンゲンを殺した「永山事件」だった。

 残虐な事件とは言えないだって


 手元の「オトナノおもちゃ」にかぶりついて、血の通っていないゲームの世界に入り込んで時間をつぶす「ヒマ」があったら、辞典を読もう、辞典から学ぼう、そして自分の感性とつなぎ合わせて、イキモノを見つめること。

 人類の未来は、これしかしょんぼりテはないのではないか、と繰り返し絶望的に考える小生であります。 

 辞書については興味ある番組があります。



 この番組には「広辞苑」「新明解国語辞典」といった代表的な国語辞書の編集に携わる編集者・編纂者7名が集結。
 無類の本好きとしても知られる又吉主宰のもとで「第1回言葉サミット」が実施される。

 又吉はゲスト達とともに編集者に向き合い、国語辞書についてさまざまな角度からトークを展開。又吉をして「辞書の知識がすごい!」と言わしめる米粒写経・サンキュータツオも出演し、「辞書に使われている紙がヤバい!」と力説するほか、広辞苑に掲載されている独特なイラストについても詳しく解説する。

 辞書ごとの編集方針や、言葉を説明する「語釈」の違い、また「辞書界あるある」など、興味深い話が盛りだくさん。学術的なテーマの番組ながらも終始笑いの絶えない収録となった。又吉やサンキュータツオの発言が気になる人はもちろん、国語辞書や言葉に興味のある人はぜひ。

 なお、この番組にもゲストとして出演する松田龍平主演の映画「舟を編む」が、来月4月13日に東京・丸の内ピカデリーにて全国公開。本作は既報の通り、辞書の編集部を舞台にした映画で、又吉も装丁デザイナー役で出演する。


知られざる国語辞書の世界

 BSジャパン 2013年3月23日(土) 21:00 ~ 23:00
<出演者>
ピース又吉 / サンキュータツオ / 矢口真里 / 小島慶子 / 松田龍平
進行:松丸友紀(テレビ東京アナウンサー)
辞書編集者・編纂者:平木靖成(広辞苑) / 赤峯裕子(岩波国語辞典) / 佐藤宏(日本国語大辞典) / 山本康一(大辞林) / 瀧本多加志(新明解国語辞典) / 飯間浩明(三省堂国語辞典) / 正木千恵(明鏡国語辞典)






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最終更新日  2013.03.12 01:08:26
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