もし、明治の廃藩置県や藩籍奉還がなかったら・・・
前田利家の金沢入城からの直臣、野村伝兵衛貞家は現代を見たら卒倒したかもしれない。
今も風情を伝える、長町武家屋敷跡。
なんと、2-3の資料館を除き、住宅地である。
こりゃ、洗濯物も干せないし、ごみだって近くには集荷所ないでしょー、大変だー。
絵を描いてる人、観光客とひっきりなしにいろんな人が通り、立ち止まるんだから。
伝兵衛さんの鎧。
各奉行を歴任された伝兵衛さんは小柄だったもよう。
奥が上段の間。
お金に糸目をつけない総ヒノキ造りの天井、、紫檀、黒壇材を使った緻密な細工造りとなっている。
ギヤマン入り障子戸は嘉永年間としては凄い、凄い、物だったらしい。
手前が謁見の間。
伝兵衛さんちは門と土塀だけを残し、菜園となってしまったし、その後大正には土地も分割されて大変なことに。
この2つのお部屋は「北前船」の豪商、久保彦兵衛さんが藩主を招いた豪邸の一部を移築したもの。
ここに野村家はあったけど、何も残ってないってことか。
上段の間から見える庭園。
藩主利家と同様、尾張への郷愁から、北陸には成育しない山桃を持ってきている。
アメリカの日本庭園ランキング3位の庭なんだそうな。
って、1.2位はどこ?
蒔絵花卉宝船図重箱(江戸時代中期)
金色が多いのは、やっぱり金沢だから?
黒のお重もいいけど、艶消しの金色もこうしてみると綺麗。
蒔絵松硯箱。
金沢を代表する加賀蒔絵工芸家、西村松逸作。
漆工芸でもやっぱり金沢色ってあるような気が。
硯の上にちっちゃいやかんみたいのがあって、これに水を入れて墨をするのかな?
「お金があって、ここに住むことができたらさー、大変だよねー」
「ご近所の取り決めとかぁ、家系調べられたりするのかな?」
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