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January 2, 2021
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カテゴリ: 教授の雑感
元日の某新聞に、中国の千人計画に関する記事が載っていて、これに日本人研究者44人が参加していることが明らかになったとかいう話だったんですが・・・

 最初、えーなに、この売国奴、とか思っていたんですけど、記事を読み進めるほどに、なんだか怒りが別な方向に向いてきたっていう。

 だって、この千人計画、外国の有名な研究者が定年になる頃を見計らって声をかけるらしいんですけど、まあ、厚遇するらしいんですな、研究者を。

 給与自体ももちろんですが、研究費もべらぼーな額をふんだんに投入してくれると。そして生活環境は全部政府の方で持ってくれて、大きな家に家政婦つき。もちろん、研究所なり大学なりへの往復はクルマを手配してくれる。

 そしてコンサートなどの文化イベントにも招かれ、それも最前列のいい席が用意されるとのこと。

 ひゃーーーー! こんなに厚遇されるんだったら、日本でしょぼい定年後の生活をするのとは大違い。たとえ売国奴とののしられようと、ついその気になる人がいたって全然可笑しくないわ・・・。

 それに比べて我が国の教育研究行政はどうよ。まず教育研究に投入する金額が隣国とはけた違いに少ない! で、さらにその少ないお金を「競争的資金」とかいって、研究者同士で取り合い・奪い合いをさせるというケチ臭さ。そのため、研究者たちは、研究自体よりも書類書きに追われるという始末。

 また若手の育成にしたって、大学のポストが5年期限つきで、しかもしょぼい年俸制ってんじゃ、才能のある若者が、そもそも大学の研究者になろうという気にならんでしょう。

 要するに、隣国は「学問・研究」を国の発展の基礎と考え、それに携わる研究者を優遇するのに対し、我が国は、後先のことも考えず、とりあえず研究者なんて金食い虫の趣味人か何かだと考えていて、なるべくそこに資金を投入するのを避けようとしていると。そういうことだよね。



 そう思ったら、隣国よりもむしろ自国に対して腹が立ってこないか?

 ・・・っていう話。

 ま、私のようなアメリカ文学者が千人計画に呼ばれることはないけどね~。

 ・・・いや? あるか? 隣国からしたらにっくき米国の文学・文化に詳しいとなれば、敵の情報を察知するのに必要だったりするか?

 はーい、45人目の売国奴、ここにいまーす!





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Last updated  January 2, 2021 05:08:59 PM
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誰も知らないCoffeeWorld@ Re:46年ぶりに、テレビ越しに、同級生と会う(11/04) O教授殿 ご無沙汰ですね。 この業界、世…
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