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今夜、自分以外にGin & Bittersを頼む人を初めて見ました。タンカレーにアンゴスチュラビターズでした。白いジャケットにピンク系なシャツという、ふつうに街で見かけたら引いてしまうようないでたちでしたが、BARではちょっときどったオジサンという雰囲気で、かっこよかったです。思わず、話しかけてしまいました。ピンクジンと称してカクテルグラスに注ぐようなものは飲むに価しないという意見に共感しました。 絵は、Gin & Bittersでもなければ、スタンダードなアンゴスチュラでもなく、アンゴスチュラのオレンジビターにしてみます。こいつもなかなか優れものなので。 Gin & Bittersは、かっこいい飲み物かどうかわかりませんが、美しい飲み物だと思います。できれば氷は四角が似合います。
2013年11月11日
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昨夜は、年に一度の浴衣を着てかみさんと一緒に熊谷うちわ祭りに行ってきた。 ベビーカステラ、かき氷、ドネルケバブに富士宮焼きそば、もちろんお好み焼きやたこ焼き・・・屋台を眺めながら山小屋値段のビール片手にだらだら歩く。 途中で、娘のグループにも遭遇。去年は、部活で足を骨折して、買ったばかりの浴衣が着れなかったからね。2年分楽しんでるみたい。 帰る途中にいつものLVに寄って、この季節限定のスイカマティーニを飲みむ。また1年経ったんだな。友人が死んだのはちょうどこのお祭りの直前。もう3年になるから、強い感情の津波は来なくなったけれども、フライングカーペットとかジェットコースターとかで感じるのに近い内臓の違和感はよみがえる。 かみさんは、桃のフローズンカクテルなんぞ飲んで、酒の味が全然しなくて美味しいなんて言っていた。酒の味の全くしない酒が美味しいはずはないんだが。
2011年07月22日
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G.W.後半に、花見ヶ原キャンプ場に泊まって翌日は赤城山に登るつもりだったが、翌朝は雨の中のテント撤収作業となってしまったために赤城山登山を断念して帰ってきた。 欲求不満な気分だったので、それを解消したいという言い訳で夜はBARに行った。 グラスワインのピノを飲む。カリフォルニアのカレラってやつ。 いつものLVSJではグラス1000円で出していたグラスワインだが、かなり美味しいぞ。ブルゴーニュのピノよりコストパフォーマンスが高いかも。 ブルゴーニュのピノは繊細で香りが素晴らしいのに飲むと薄いと感じることある。でもそのじれったさがたまらない。オーストラリアのピノは華々しい果実味が印象的だが、時にはちょっとわざとらしいような気がする。 このカレラは、その中間かな。 微妙さと果実味がほどほどに調和していて、甘すぎない小ぶりな苺のかわいらしさを感じる。好印象。 同じピノでも色々なバリエーションがあるんだなって改めて感じた。 シャルドネだって、がっつり濃厚で2杯続けて飲みにくいものもあれば、シャブリのような姿勢正しいスッキリ辛口もある。リースリングだってドイツワインに代表される甘口もあれば、キリキリ冷やしたい強烈な酸味を特徴とするものもある。ボルドーの赤だって歯茎がきしきしするものもあれば何てシルキーなんだっていう感触の違いがある。 山も、そう・・・。 同じ山であっても、季節や時刻、お天気、自分自身の体調、もっていくランチ、前日の睡眠時間、経験、そういった様々な条件の違いによってずいぶん印象が違うんだろうね、まだ同じ山に何度も登ってはいないけど。 だから同じ山に何度も登りたい。もちろん違う山にも登りたい。 今まで飲んだことのないワインを体験したい。しばらくしてから同じワインの同じビンテージや違うビンテージを飲みたい。 100の山があれば100の楽しみがある、という名言がある。同じように100の酒があれば100の楽しみがある。いや、100の山や酒があれば10000の楽しみがあるんじゃないかな。 そんなわけで、今週末はどこにしようかな。
2011年05月11日
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昨日は、友人の送別会で鮨屋に行きました。ホヤを食べてみました。これまでの人生で、食べるチャンスは何度もあったのですが、手を出す勇気はなかったのです。 このホヤはけっこういけるよ、と友人達が言うので、それではと挑戦してみたところ・・・ あー、やっぱダメでした。 ホヤ好きな人には申し訳ありませんが、海の味じゃなくて膿の味がします。 口の中の匂いがなかなか消えないせい、というわけではありませんが、日本酒飲みすぎました。久しぶりにかなりベロベロになっちゃいました。そんなわけで潤の夜の散歩もかみさんにお願いしてしまいました。 ところで、去年の今頃は何を飲んでたんだろうな、なんて前の絵を見ていたら、こんなの飲んでました。おまかせでピンクのショートカクテルっていうお題で作ってもらったものです。イチゴ&桃味の甘めなカクテルで、その名は「セクシー・モンロー」。 バーテンダーに、 「ご注文は?」 と聞かれたときに、 「セクシー・モンロー、お願いします」 なんて、ぜってー言えねえ。セックスオンザビーチだのキスミークイックだのより言えねー。 それはそうと、今日は車の点検の予定でした。車屋に行く途中で今日こそガソリン入れるぞーっと気合を入れて向かったのですが、近くのスタンドは平常とちっとも変わらぬ雰囲気で、並びもせず、すいっと入ってすいっと入れられたので、なんだか拍子抜けでした。 熊谷のガソリン危機は去ったようです。地震前よりリッター20円も高いけど。東北はまだ大変らしい。実家の灯油は足りてるんでしょうか・・・。 最近、排気音がちょっと変かな、と思っていたところ、案の定マフラーに亀裂が入っていて交換した方が良いと。どこで作ってるのか知らないけれど、こういう状況なのでいつ部品が届くか不明だそうです。亀裂のまま運転していても、当分の間は最悪の事態にはならない見込みらしいので気長に待ちます。 でも、こういう状況っていうのはわかるけど、当分の間っていつまで?最悪の事態って何?原発ほどの危機ではないのだろうと信じたい。 情報が不十分だと隠すなと批判し、情報をさらけ出すと不安を煽るなと批判される。重いは見えないけれど、重い槍は見える・・・柴田勝家どのは無念じゃったの。 んー、ちょっと酔っ払ってきたみたい。さて、そろそろ潤と夜の散歩に参ろうかのぅ。
2011年03月26日
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地震直後には飲むのをためらっていたカクテル、その名もEarthquake(アースクエイク)。10日も過ぎればそろそろ許してもらえるかなあと思って注文しました。 ジンとウィスキーとペルノ、以上。 40度くらいあるので、飲めばグラグラするってネーミング。いかにも不健康なドライな味わいですが、実は嫌いじゃない。なんてったって僕の誕生カクテルだから。 アルコール燃料は十分確保できているんだけれど、車の方はまだ腹ペコ状態のまま。週末にはなんとか給油したいなあ。
2011年03月24日
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広島のすし屋で、今が旬ですよって鯛を出されました。瀬戸内海はピンクの桜鯛が有名なので春が旬かと思っていましたが、卵に栄養がとられる春よりも、冬を前に栄養を蓄えた晩秋がおすすめなのだそうです。 旬とは、その食べ物が一番おいしい季節のこと。でも、最盛期よりも、出始めが好まれるのは江戸っ子文化? 初鰹、菜の花、岩牡蠣、冬瓜、早生みかん・・・ちょっと先取り気分でうきうきします。 ボジョレー・ヌーボーも、収穫祭の喜びに加えてそんな先取りのお得感があって、日本人にうけるのでしょうか。なんてったって、母国より早く飲めるんだもの。 濃厚なボルドーや果実見たっぷりの南半球形を好みとする人にとっては、味に深みが足りないボジョンヌ(勝手に略語)はコストパフォーマンスが悪く感じられるようです。飲むに値しない、という人までいます。 昨年のボジョンヌは、100年に一度の出来栄えなどと宣伝されていました。今年はあまり話題になっていないようです。強いて言えば昨年並みだそうです。それって、やっぱり100年に一度ってこと? 不況のせいもあってか、ぱーっとパーティで飲むという人は少なく、一本買って家で飲むつもりの人の方が多いらしい。1000円以下でおいしいワインもたくさんあるのに、たかがボジョンヌに高級ワインなみの金額払うのは馬鹿らしいって気も確かにするよね。円高で多少は安くなってるのかなあ。中身より航空運賃で高いわけだから、たいして安くならないよね、たぶん。 そうは思いながらも、胎内くぐりや酉の市と同じように季節のイベントのひとつとして、今年も楽しみにしています。 酸味も渋みも少ない澄んだ味わいという基本をはずさない範囲内で、いかに個性を出して売ろうか、みんな様々な工夫をしているようです。何種類か飲み比べて、その個性を比較するのは楽しいゲームです。通常のワインとは異なり、同じ生産者やネゴシアンでも毎年ラベルが違うので、絵心も刺激されます。 ボジョンヌはワインを造るのに数日しかからないスーパーフレッシュな新酒です。考えてみれば当たり前ですが、ブドウをつぶして数日ほっとくだけでは色も味もつきません。 ここで登場するのがマセラシオン・カルボニックっていうすご技。 ブドウをぎっしりタンクに詰め込んで密閉すると、発酵によってタンクの中に炭酸ガスが充満し、高濃度炭酸ガスによって皮に包まれたままの果実中で急速においしい化学変化が起こるらしいです。 このマセカルをどのくらいの時間続けるかなんてことも、きっと生産者によって多少の違いがあり、できあがるワインに変化をもたらすのでしょうね。 そういえば、ボジョレーのビオディナミ(有機農法)で有名なマルセル・ラピエール氏がなくなったそうです。彼の最後のワインはどんなかな。 コサールでござ~るで有名な(?)フレデリック・コサールの今年の濁りボジョンヌは、どんな色合いかなあ。 ドルフィン刑事(デカ)で有名な(?)ジョゼフ・ドルーアン、魔王ジョルジュ・デュブッフvs魔女ルロワ、ラベルが素敵なルー・デュモン、PPのパカパカパカレ・・・有名どころがひしめくボジョンヌパレード、楽しみですね~。 ちなみにこれは、昨年飲んだラングドックのヌーボの絵です。
2010年11月17日
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昨日、地元デパート7階催事場のイタリアンフェアーで、興味深いことがあった。 晴美ちゃん悦ちゃんだの、イベリ子だの、パス太だのをさんざん試食したあと、いよいよもっとも興味あるワインの試飲におもむいた。3種類ほど試飲した。フレッシュだけどアミノ酸的な甘さを感じるのと、はじめ濃厚だけど後味薄いのと、味わいはおとなしいんだけどなんだか不思議味のもの。 なんだ、この不思議味は?? あっ、これはシェリーとかマディらとかに似てる。酸化した香ばしさだっ!と思った。 「いかがですかあ、どれがお好みですかあ」 と草食系男子販売員に尋ねられる。草食系販売員のそばにはブレザーの胸になんかよくわかんないワッペンみたいなの付けてる肉食系マネージャー的なおっさんもいた。 正確に評価するとすれば・・・5ccとか10ccとかじゃわかんねーよ。 なのであるが、あえて現在の好みと言えば、 「このフレッシュだけどコクのあるやつが好きかなあ」 と答える。ほんとは不思議香のある奴に惹かれていたのだが、これをどう評価していいのか自分でもよくわからずに順位から除外したのだ。ちなみにフレッシュなアミノ酸味は、その中で一番安いワインだったようだ。 不思議香は一番高いワインだった。といっても、1000円、1500円、2000円くらいのどんぐりの背比べなのだが。 「これはいかがでしたか?」 と肉食系マネージャーに聞かれてしまった。一瞬、とまどってしまったが、ここはストレートに答えてみよう。 「ちょっと酸化したような味わいを感じます」 と、言ってしまったあとで、しまったっ!と気付いた。ワインが酸化していると言うのは、劣化していると批判しているようなものだからだ。しかし、僕は品質に問題があるとか不味いとか思っているわけではなく、単に酸化風味があると率直な感想を述べただけなのである。それも、個人的な好みとしては、好意的でさえあった。 肉マネは、 「3種類ともぶどうの種類が違いますし、酸味が強く感じられるのでしょうかねえ」 などと言うので、 「いえいえ、酸味というのではなくて、マディラのような味がほんのりするっていうかあ・・・」 と答えたのだが、なんだか気まずい雰囲気が漂い始めている。 酸化してるんじゃないかって言われたら、えっ?!と急いで試飲するくらいじゃないと売り手としてはダメなんじゃねーのとも思ったけど、このままだとクレーマーかと誤解される危険もあるので、あわてて、 「ところで、広告に載ってたワインはどれですか?」 と話題を変えた。広告ワインは数量限定のため試飲できないそうなのだが、広告に載ってるくらいだからそれが一番のおすすめなのだろうと思って、それを買った。Primitivo 2008 1850円である。がっつり葡萄酒でかなり旨いぞ。結局いい買い物をしたな。 絶対音感というのがあるように、有名なソムリエだのウィスキーのブレンダーだの味覚や嗅覚に鋭いひとは、絶対味感や絶対臭感を持っているに違いない。 僕も何年も絵を描いているおかげで、自分の中の黄色や青の基準っていうのを持っている。 香りや味には全く自信がないので、あのマディラ香が本当なのかもよくわからない。その前に試食したハムやチーズの味が口に残っているせいかもしれないし。マディラ香を普通のワインに気づいたのは初めてだし。 ワインのマディラ香ってほんとにあるのかな、と思って、さっきそのキーワードでネット検索してみたところ、現実にあるらしい。高温や空気曝露に伴う酸化に起因するもので、嫌う人もいれば好む人もいるらしい。 やはりあれは酸化だったのかなあ、でもデパートでそんなワインを試飲させたりするだろうか、気のせいだったのかなあ、もう一回同じワインを飲んで確かめてみたい。ブルーベリージャムのようなプリミティーヴォを飲みながら、右側頭葉にあいまいに記録されたあのマディラ香ワインの記憶を分析している今夜なのである。ちなみに、写真はそれらのどのワインとも違います。
2010年10月28日
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星野富弘に対抗して、こんなのはどうでしょうか。心にはしみないかもしれませんが、食道や胃にはしみるかもしれません。血中にアルコールがしみ込まないと理解しがたいポエムも魅力です。 Stingerの雲間からのぞく 黄色い海は カルデラのようでもあり 煮えたぎるマグマの ようでもあり 毒々で ある種の妖怪エネルギー のようでもある -- パブデ・ピカソ うん、悪くないね。
2010年10月17日
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6時半過ぎに仕事を終えて外に出たら、景色がみんな赤紫色だったので、びっくりした。空を見上げると雲が華やかなサーモンピンク。フォーッ! 白い壁も白い車も赤紫。赤い車はより赤く、草木の緑は補色のせいかより鮮やかな緑だった。もちろん空気は赤紫だ。 久しぶりに、夕焼けにみとれた。 車のキーを部屋に置き忘れたことに気づき、とりに戻る。ちぇっ、めんどうだなあ、と思いそうなところだが、こんな紫の世界を歩くのも楽しいので、プールの水中歩行のように、のんびり紫の空間を歩いた。 キーを持って再び外にでたら、たった1,2分だというのに、紫はすっかり色褪せて普通な夕昏のほの暗さに変っていた。 15分ほど車で走ったろうか、信号待ちでふときづくと、街はすっかり暗くなり色を失っていた。 ブルームーン。ジンとパルフェ・タムールとレモン。 シェイクでつくられるカクテルは、シェイカーからカクテルグラスに注がれた直後は細かな気泡をたくさん含んでいるために色が淡いけれども、泡が消えて落ち着いてくるに従って徐々に色が深みを増してくる。 ブルームーンの青紫は、パルフェ・タムールの種類によって微妙に異なる。このブルームーンはどの会社のパルフェ・タムールか忘れてしまったけど、青が濃い。マリー・ブリザールだったかな。グラスの底にほんの少し紫が見える。
2010年08月18日
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まっこと暑いぜよ。今日は、今季最高の暑さではなかろうか。ただならぬ暑さである。歩いて10分のLVにたどりつくまでに、熱中症で気を失いそうになった。 まっことかゆくてたまらんちや。飲んでいる最中も、昨夜食われた両足のくるぶしが痒くてむずむず。秋山真之の「痒うてたまらん」を叫びとうなったちや。 電解質を補正しなければと思いつつも、やはりこんな日はビールを飲まずにおれんがごつ。 何語じゃ、それ。 隣の客は、「暑いねー、シャンパンくれっ」といってたけど、シャンパンじゃ、この暑さは癒せねえ。だよね。山形のダダ茶豆はうまかったぞい。豆さと甘さが半端ねえ。久しぶりにうまい枝豆食って、塩分も補給できた。牡蠣も食ったしね。 こんな暑い夜は、潤との散歩もきつい。「犬の散歩中に中年男性が熱中症で死亡・・・右手にはウンチ」なんてことにならないとも限らんし。 ちなみに、絵はダイキリ。今季、3杯目くらいじゃろか。 さっき描いたばっかりの絵じゃけ、ほとんど生やち。 今夜のBARは、カップルばかりでちっくと寂しかったぜよ。わしも、たまには女子を誘ってみっぺが~、夏だし・・・って思った夜。甲子園みたいに、一発逆転めざしや。
2010年08月16日
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7月は、いつものLVで1000円でモヒート飲み放題キャンペーンをやってたから、よくモヒート飲んだなあ。月12杯も飲んだけれど、それでもモヒートレースでは1位を取れなかった。残念なような・・・別に全然残念でもないような・・・。 1か月にモヒートを12杯も飲むなんて夏は、もう訪れないだろう。 そんなわけで、モヒートを3杯ならぬ3枚載せとこう。 モヒートの絵が3枚も一挙に載せる記事も、もう書くことはないと思われる。少なくとも、来年までは・・・ね。来年は、いろんな店のモヒート巡りでもしてみっかな。
2010年08月04日
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アンジェリーナ・ジョリィ主演の「SALT」を見てきましたよ。 主人公の救いのなさや派手でアイデア満載のアクションは、けっこう好みです。しかし、惜しいことに脚本がチープでした。 タランティーノのキル・ビルとも比較されているようですね。でも、見終わったあとの「あー、もっと見てーっ、2はあんのかなあ」の差が歴然。見てるときははらはらどきどきで楽しいけど、理論的な破綻が多すぎて急速に冷めちゃう。 絵は夏のソルティ・・・今年の西瓜マティニです。 ちなみにタイトルは「冬のソナタ」をもじってみたつもりなんですが、さすがに誰も気づかなかっただろうな、ふふふっ。
2010年08月03日
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いつものBAR LVSJでは、7月にモヒート飲み放題キャンペーンってのをやっていて、普段900円のモヒートを何杯飲んでも1000円なんですよー。モヒートってけっこう手間がかかるカクテルじゃないですかあ。ミントつぶして、氷もがりがりクラッシュして、シェークして、トニックも添加して、ストローもさして。お得だから、ついつい飲んじゃうわけ。 先週のある日なんて、僕を含めて客が4人いたんだけど、みんなモヒート飲んでて、この店はいったいなんなの?モヒート専門バー??って感じでありました。友人とこっそりモヒートレースってのをやってて、僕は7月に13杯飲んでいるだけど、彼はすでに15杯飲んでるんですよ。この2杯差がなかなか縮められません。さすがにだんだんミントにも飽きてきました。ロッテグリーンミントガムを噛み続けているような、歯磨きしたあとうがいしてないような、そんな味が口や鼻や食道に充満しちゃって、うっぷっ。そんなわけで、昨夜は2杯でギブアップ。帰宅してからミントの匂いを消すために納豆ご飯をかっこみ、寝る前には歯磨粉をつけずに歯を磨きました。マラソンの30km過ぎってこんな感じなのかなあ。このつらさを過ぎれば新たな境地が待っているのでしょうか。もう一杯飲むべきか飲まざるべきか、それが問題の夏。
2010年07月21日
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土曜も日曜もこれといった予定がない金曜の夜を、家でのんびりとソーヴィニョンブランなんぞ飲みながら、雨音聴いて過ごしているなんて、珍しいことである。 「カクテルってよくわからないけど何がいいかなあ」 って言う人に、 「やっぱ、夏のカクテルと言えばダイキリでしょ」 って勧め続けているんだけど、飲んだあとの反応がイマイチ鈍い。 夏の服装といえば浴衣かジンベエかアロハでしょ、夏の果物といえばスイカでしょ(スイカは野菜だという意見もあるけど)、夏の音楽といえばボサノバでしょ、夏のカクテルといえば・・・ やっぱりダイキリでしょう。 スッキリしてジンワリして、ほどよい鋭さもあって、夏が来たなあって感じがする。LVのカクテルは、普通のものが普通に美味しい。そんなにとんでもなく美味しくはないかもしれないけれど、普通に美味しいっていう安心感が大事なんだ。 今年は梅雨明け前から蒸し暑い日が多いので、ダイキリが売れに売れまくっているんじゃなかろうか・・・なんて思っていたけど、そうでもないらしい。 お祭りのあとのスイカマティニもいいよね。スイカソルティって名前で出してる店もあるよ。また今年も飲めるかなあ。 まあ、そんなことを考えながら、今夜は家で飲んでいるわけ。 梅雨のワインと言えば、僕的にはソーヴラかなって。夏らしいといえば、辛口甲州とか酸っぱいリースリングも捨てがたいけど。 夏に夏の酒が飲めるって、いいねえ。
2010年07月09日
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今までサイドカーを何十杯飲んだだろうか。50杯は飲んでないと思うけど、どうかな。今まで、このカクテルグラスを何度描いただろうか。50杯は描いたな。 でも、同じ絵はない。同じ配合でも、同じ味ではないのかもしれない。
2010年06月11日
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最近ブログの更新を怠っているが、まあ、一時の情熱が失われているのは確かである。しかし、やめる気もないので、こっそり細々と続けていくことにしよう。今年は365日飲み続けると誓ったのに、ついに先々週、一日飲まない日ができてしまった。たまたま忙しくて、飲むのを忘れて寝てしまったのだ。今後は気をつけねばなあと、改めて決意を新たにしたぞ。ところで、下の絵は一見自然なように見えるかもしれないが、大きな間違いがある。 絵の中にも書いている通り、オリーブが刺さったピンの屈折が逆なのだ。水面部分で上側に凸になっているけれども、本当は下側に凸になるべき。気付いた時、なぜかそうなってしまっていた。酔っ払っていたためか単なる観察不足か。ピザなんぞ食べながら描いているととこういう失敗をしでかす。ま、それもまたオモシェグネ?(僕の出身地の方言で、おもしろくない?って意味)
2010年06月08日
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下書きなしで、いきなり水彩の筆で描いてみました。透明水彩の特徴がよく現れています。 ピンクジンと書いてますが、Gin & Bittersのロックです。氷の上にビターズを振りかけて、ジンを注ぐのみ。とてもシンプルなカクテルです。 ロックの氷は丸いのやでこぼこのや、Star Bar Ginzaならではのブリリアンカットなどがありますが、Gin & Bittersをロックにするときには、四角い氷が似合うと思います。もともとコハクなスピリッツは丸くていいんですが、もともと色のないスピリッツやそれで作るカクテルには四角がふさわしいです。 氷がプリズムになって、ピンクや緑が氷の中に閉じ込められたまま現れるのもステキです。こういう現象は丸い氷では見ることができません。 いつものBARでは、いつのころからか、あえて言わなくても四角い氷で作ってくれます。
2010年05月06日
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最近、このブログの更新を怠っているんだけれども、他のブログにも多少飽きてきているので、あらためて更新頻度を増やそうかな、と思っている今日この頃なんです。もうじき春だしね。酔っ払いのたわごとなんで、もう今夜もすでにそうとう酔ってるしぃ、全然自信がありません。絵は細々と描き続けているんですよ。例の平成22年2月22日にもさ、2にちなんだにゃんにゃんカクテルを飲みましたよ。っつーか、カクテルの絵が最近多くね? はい、近頃カクテルへの興味が増してるんっす。 キャッツ・アイってカクテルです。これのどこがキャッツアイなのか全然わかりませんが、この猫は、 ジン コアントロー ドライベルモット レモンジュースでできています。ホワイトレディがペルシャだったら、これは何だろう・・・バーマン?いや、まじでバーマンって猫がいるらしいんですよぅ。足の白ソックスが最大の特徴らしいので、知らずにその特徴をとらえていたのは、ある種の夢のお告げ的な神秘と考えてもいいかもしれません。もう3月にはいっちゃったんですけどね、いまさら22222を言われてもって感じですよね。僕は、22時22分にはバーから帰ってきて、潤の散歩をしてたらしいです。次は平成33年3月33日をめざしましょ。
2010年03月02日
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3,4年前に買い換えたHDレコーダーと、去年の夏のボーナスで買った大型液晶TVのおかげもあって、今年のウインターオリンピックはとても楽しめた。終わっちゃって気力がふう~っと抜けてしまったような気もする。気力が抜けたのは、僕よりも選手たちかもな。ソチ(音感としてはソーチの方が近いらしい)の望みがある人たちはそうでもないだろうけど、5秒くらいしかTVに映らなかった皆川賢太郎とかさ、5秒も出なかったジャンプの岡田孝信とかさ、どんな気持ちなんだろうか、想像したいようなしたくないような。モーグルの村田愛里咲はまだまだこれからだろうけど、上村愛子の今後の進退は微妙な感じだ。里谷多英が長野オリンピックで金メダル取ったときは、思わずブラボーッ!と叫んだね。彼女は問題が多いけれども、一発屋の醍醐味っちゅーか、お祭り気分っちゅーか、Mとしては妙に気になるモグラーである。どうせ転倒するなら里谷コザックをもう一度見たかったな。猪苗代でときどきワールドカップがあるよね。今年はもう無理だけど、いつかそのうち行ってみたいな。それまで上村愛子のスタートポーズのものまねに磨きをかけとこう。 このカクテルはコザックではないよ。な~んとオリンピックと言う名前だ。 ブランデー 1/3 オレンジ・キュラソー 1/3 オレンジ・ジュース 1/3という、いかにも飲みやすそうでホントに飲みやすいファミリア~な味わいのカクテルだ。カーリングゲームや公式ミトンが欲しいけど、まあこの欲望も来週になれば薄らいでいるのだろう。さよならオリンピック・・・ちなみに、金曜日はカラオケで「虹と雪のバラード」を熱唱してしまいました。
2010年03月01日
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バンクーバーオリンピックももうじき終わってしまうね。フィギュアスケートはワクワクドキドキだったな。カーリングはようやくルールや面白味がわかってきたというのに、予選敗退はとても残念だった。 いまさらながら、上村愛子にはメダル取って欲しかったな。 コザックという名のカクテル。 ウォッカ 30ml ブランデー 20ml ライムジュース 10ml シュガー 1tsp 度数の割には飲みやすく、普段使いにもできそうだ。長野オリンピックの里谷のコザックが思い起こされる。こんなに一度に冬の競技が見られるのはオリンピックしかない。早く来い来いソチ五輪♪ 春の暖かさもうれしいけれど、スキー場の雪が溶けてしまうかと思うと寂しい。3月中にもう1回くらいスキーに行きたいな。
2010年02月27日
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1月30日は月に二度目の満月、いわゆるブルームーンでしたね。もちろん、ブルームーンを飲みました。 マリー・ブリザールのパルフェタムールは瓶に入っているときは濃い紫ですが、カクテルになると青味が強いようです。そのくらいの青紫が好きだという人もいるようですが、僕は個人的にはもうほんの少しだけ紫がかっているのが好みです。月夜が続いていましたが、一転して今夜は雪が降ってます。ブリザードになるってことはないだろうけど。雪の夜は月がないのになぜか空が明るい。
2010年02月01日
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寅年にちなんだ酒をいろいろ考えてみました。 牛から虎への移行として、モートラック トラにちなんでドランブイ トラにちなんでドライ・マティニ などなど・・・LVSJのバーテンダーの発想はこれ、 虎柄のジン・ビーム・ライ。マンハッタンにしてみました。マラスキーノチェリーなしだと、カクテルの液体自体に赤さが映らず淡い色になるんですね。甘さも少なくて、ライウィスキーの辛さが全面に出たスーパードライなマンハッタンでした。
2010年01月04日
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お祝い事があったり、お祭りだったり、楽しい時にはグラッパが飲みたくなるよね。華やかな甘い香りとビニールのチープな香り。 それって僕だけ~?
2009年12月18日
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昨日までだったミレージャギャラリーの展示風景を展示します。 これはボジョレー・ヌーボー水平試飲の図。 字が小さくて読めないでしょうけど。ワイン好きなあなた、おしかったですねー、損しましたねー、詳しいテイスティングコメントが見られなくって。色合いも写真じゃあ本物とは違います。やはり生で見るべきだったでしょ。 次回もご案内しますから、そのときは見逃さないように。
2009年12月15日
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今夜はのんびりと、BARうちんちで飲んでいます。夕方、医療安全講習会などというものに参加したので、飲んでさらっと流さないとね。 牛丼の具をつまみに白のヴァンドターブル略してヴァブル。 絵はシャブリとマルサネとソーヴィニョン・ブランを混和したというCMSで、今飲んでいるものとは違いますが、感じは近い。 牛丼は、異常に糸コンニャクの割合が多いんですよ、たぶん子供たちが肉をあらかた食べちゃった残りなんでしょう。 「せきのいち」から来たダイレクトメールを眺めていたら、オイスタースタウトがまた飲みたくなってきました。うめーんだよ、これ、ほんとに。かみさんが出かけているすきに、ファックスしちまおうかな・・・。 そういえば、牡蠣の季節がまたやってきましたねー。 先日、久しぶりにスーパーから生食用牡蠣を1パック買ってきて、ひとりでもくもくと食べちゃいました。クリスマス料理は牡蠣がいいなあ。
2009年11月26日
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当然僕が誘われていいはずだと思っていた飲み会に誘われなかったひがみとでも申しましょうか、その5,6人の飲み会に参加した人たちが僕を誘う機会はいくらでもあったはずなのに、誰も僕を誘ってくれなかったことに、多少のショックを受けています。 確かに、僕は多少めんどくさくて変なやつではあるけれども、嫌われたり敬遠されたりする奴だとは気づいていなかった。 思い起こせば中学時代はもっと変だったので、ずーっとあとからあの当時はもっと印象悪かったと聞かされたことがあります。 そういうことがあると、自分がいったいどういう人間なのか、自分でもよくわからなくなって、やるせない寂しい気持ちになります。でも、どこが嫌われる部分なのか、わかるようでよくわからない。 人が困っているときに、頭で考えるよりも先に体が動いて助け舟を出せるような人間ではないので、そういう冷たさというか利己的というか、そういうところを見られているのかもしれない。 喫煙所などで会っても、僕はもともとしらふではあまりしゃべらない性格だから、いい天気ですね、などというどうでもいいようなことを急に言えもせず、むっつりして印象悪いのかもしれない。 ハードボイルドに生きたいと思ってたじゃないか、オレっ。 こういう時こそがチャンスなんだ。媚びずに孤高を貫けっ。 なーんて思うことが、煙たがられるのかもしれないな。まあ、いいや、職場に友人は必要ないと言いながら、なんとなく職場の中に友人を求めていた自分が甘かったのだ。彼らは友人ではない、そのことがはっきりしただけわかりやすく生きられるではないか。 内容と無関係ですが、絵、載せときます。悩み的なものや苛立ちが現れていないでしょうか。アレキサンダーです。はい、ナルシストです。こうなったら徹底的にナルシストでゆくぞっ。
2009年11月22日
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ぼじょれー・ぬーぼーのうさぎちゃんは、お馬のパカレじゃなくて、おさるのコサール・デ・ゴザールでしたね、酔っ払ってたせいか、うっかりしてました。
2009年11月22日
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昨夜は7種類のボジョレー・ヌーボーを味わいました。ワインバーならではですね。記憶が定かなうちに、記録しておくことにします。 絵はまだできていません。1)ピエール・ラフォレ テントウムシのラベルが、ハロウィンっぽくてかわいらしい。甘酸っぱさに青臭さが加わって、いかにもなボジョレー・ヌーボー。いきなりヌーボーの世界に引きずり込まれる見事なボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーでした。とても好印象です。 2)マルセル・ラピエール 1)より味わいがおとなしく酸味も薄いせいか、水っぽい印象が先立ちました。でも味わっているうちに、その水分のおいしさみたいなのが感じれらます。ビオの権化のような人だから、ボジョレー・ヌーボーはこれなのだ、とむしろ主張しているようにも思われます。清潔なニュウボゥ。 3)ガイ・ブレトン これはちょっと面白い。薬膳的、漢方的、スパイシー、それに乳臭さみたいなのもあってとても複雑です。意外なヌーボーです。これを一押しにする人が多かった。 4)ドメーヌ・ド・ラ・マドンヌ 中だるみというか話に夢中になっていたせいか、印象が薄い。バランスのよさもむしろ印象を薄くしている原因かもしれません。わさび風味のドライしいたけ(LVSJの定番の乾きもの)とのマリアージュが絶妙でした。 5)オリヴィエ・ラヴィエール 色も濃いし、味も濃い。甘さとアミノ酸の旨みは、いかにもマセラシオン・カルボーニック! 6)フィリップ・パカレ 今年も出会えました、白うさぎちゃん。でも、いつもよりも濁りが薄いですね。ピンク系が少なく赤紫系が強い。味はかわいらしく、小麦ビールのような感じで、それは微発泡のせいもあったのかもしれません。やはりいつものパカレよりパカレさがおとなしいような気がします。 7)マダム・ルロワ さすがだ、これはうまい。色は美しいルビーで、味わいは洗練と調和の中にロマンチックを内包しています。フライトに例えれば、他のボジョレー・ヌーボーは離陸のワクワク感なのだけれども、ルロワのボジョレー・ヌーボーは離陸している瞬間からすでに着地点を見極めているようなイメージ。口の中では揺れながら飲み干せばしっかりと静止する。上手すぎてむしろ苛立つほどです。 今月いっぱいは、ときどきまた味や香りを確かめながら楽しもうと思っています。自分でも一本買ってみっかな・・・。
2009年11月19日
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忙しい秋を味わっております。 仕事も忙しいし遊びも忙しいし、12月のミレージャギャラリーの展覧会に向けて新作も描きたいし、早くも年末年始の休みが恋しいです。 有給休暇が余っているので、休みはどんどんとれるんですけどね。 今日は一日中、絵を描いていました。 ようやく1作できました。展覧会の「Very Merry Christmas!」というテーマには縁もゆかりもない全く無関係な地味な絵なんですが・・・。 ま、いいか。自分が描きたいものを描く。仕事じゃないんだから、それしかない。 どんな絵かって? それは12月のお楽しみ。 かわりに、先日、浅草の神谷バーで飲んだ電気ブランの絵を載せておきますね。
2009年11月08日
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サンジュリアンのボーカイユは山椒入りのビターチョコであった。一方、サンテミリオンのガフリエールは、パカレのビオみたいな柔らかさであった。 同じボルドーと言っても、これほど違うのである。 味わいを絵に残せないいらだたしさよ。人間より鼻のきく潤なら、もっとこれらのワインを表現する語彙を持っているのかもしれないなあ。
2009年10月28日
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週末に、山形で法事があり、そのあと那須で一泊してきました。 かみさん的には、僕の史跡名勝好きとおなじくらいに、お土産屋が重要な観光名所でありまして、アジアン雑貨やとか有名お土産屋などをめぐりました。 腸詰屋で生ハムを買い、五峰館でスモークドカマンベールを買いましたので、昨夜はそれをつまみにして思い切ってとっておきのブルゴーニュを開けてみました。 とっておきといっても、3,4千円くらいです。 うちんちでいつも飲むワインは千円前後ですので、その3,4倍もするワインです。 オーストラリアとかNZとかカリフォルニアとかのピノは、イチゴだのラズベリーだの、濃厚な果実の甘さと香りがするものが多いですが、ブルゴーニュのピノはそういう濃さではなくて、はかないお香みたいな印象です。 アロマに興味を持って、家で香を焚いてる人とかいるじゃないですか。 それに近いのがブルゴーニュのピノなんじゃないかと思うんです。 ボルドーや南米のカベルネソーヴィニョォンとは、全く違う種類の飲み物なんじゃないのかな、と思うんです。 バーボンウィスキーには、甘いものも辛いものもあります。オーバーホルトなどのライウィスキーは辛いですが、その中にそこはかとない甘さが感じられますが、メーカーズマークなどはストレートに甘さを感じます。 オールドグランダッドは甘辛さがこってりのパワーがありますよね。ファイティングコックも激しい甘辛さがありますが、オールドグランダッドの甘辛さとは何かが違う。 ピノ系ワインとカベルネ系ワインは、それに近いような、もっと根本的に思想が違うような、そんな気がします。 昨夜飲んだバーガンディは、とても微妙でして、その香りを探索する作業が楽しくてしかたないワインでした。そういう微妙系ワインはとても好きです。 今夜は雨の中、水たまりにはまりながら飲みに行きました。 最後に、ナパバレイのカベルネをごちそうになりました。 こいつはまたチンパンジーとオランウータンほど違うワインです。堅い苦渋みの甲羅を背負って、中の肉にあるグルタミン酸の節系の旨みを隠しているのです。 初めは飲みにくいと思っていたのですが、飲み下してしばらくたってから、そのうまみが舌によみがえってくるのです。 哲学的というか清教徒的というか、かたくななイメージと、そのあとで舌に沸き立つ官能や享楽のイメージと、二面性を持ったワインです。 あー、こういうのも、とても好きだあ・・・。 いままでは、ワインというひとくくりの先入観で飲んでいたために、そうした面白味に気づけないでいたのだな、と思いました。 シングルモルトだって、ローランドのブラドノックと、紹興酒みたいなグレンドロナックと、ヤニ汁的なタリスカーと、焼いたグレープフルーツのようなボウモアと、同じモルトという名前がついていても全然違うじゃないですか。 テキーラとジンの違いよりも違うと思う時があります。 ワインもブドウ品種や国や作り手などによって、別種の酒になるのだな。微妙なピノの楽しみ方と濃いカベルネの楽しみ方は、塩ダレ鍋とカレー鍋くらい違うってことかな。 貴重な発見ができて、雨に濡れながら飲みに行ったかいがありました。絵は、今日のワインとは全く違います。
2009年10月26日
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バーボネラというカクテルを飲んでみました。秋だからグレナディン入りのカクテルがいいな、と思って。 かなりしっかりしたカクテルなんですね。バーボンウィスキーがベースで、マンハッタンに近くもありますが、もっとこってりした感じがしました。マンハッタンはスィートベルモットですが、これはオレンジキュラソーとドライベルモットとグレナディンが入っています。グレナディンは、僕にとってはニューヨークの夕陽とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番と三位一体のイメージなんです。秋も深まってきました。今週末は、山形で法事があります。紅葉を見るのが楽しみです。オリオン座流星群が見えるらしいというので、さっき潤と一緒に外に出てみましたが、空は一面曇っており、星はひとつもみえませんでした。
2009年10月21日
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ミントのはいったカクテル達、20代のころには苦手にしていましたが、最近はその辛さというか飲みにくさというか、そういうものがむしろ美味しく感じてしまいます。その代表格はスティンガー。 毒針の名の通り、ブランデーのアルコール度とミントの辛さを味わうカクテルです。白いスーツでシャレて飲みたい。鏡にうつった自分を凝視しながら歯を磨いているナルシズム。そんなイメージかな。シャムロックは色も味もまるでモンダミンです。 アイリッシュウィスキーはくせがないのに、脇役達は曲者ぞろい。 グリーン・ミント・リキュール ドライ・ベルモット シャルトリューズ・ヴェール非常に草っぽい味わいです。シロツメクサの草原に寝転んでいるような匂い。あるいはクリアクリーン・エクストラクールミント、すっきり顆粒でおくち爽やか、翌日は飲み過ぎでグラグラ。
2009年10月18日
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店ができてから9年を過ぎたLVSJ、グラスワイン定番のミッシェル・グロのオー・コート・ド・ニュイ。 スーパー・バランサーのオー・コート・ド・ニュイ。何度飲んだことだろう。何度描いたことだろう、このオー・コート・ド・ニュイ。彼は何度この香りを嗅いだのだろうか。彼女はなんどこの赤い液体で喉を潤したのだろうか。
2009年09月29日
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メルトダウンというほど酔ってもいないのですが、今夜描いて色まで付けてきた絵は、自分の描きたい絵にかなり近いもののような気がしているのは、やっぱり酔ってるせいなのでしょうか。これです。 憂鬱な月曜日だというのになんとか無事にこなし、迷路の第何ステージかをクリアーできそうな絵が描けて、とりあえず今週は気分よく過ごせるのではないかな、と期待しています。もちろん、この絵をほかの人が見たときに「たいしたことないじゃん」って思うこともあるでしょう。それはそれでいいんです。僕はアマチュアなのだから。アマチュアの特権として、売れる売れないかは関係なく、好きなものを好きに描いて自己満足にひたったり自己嫌悪に陥ったりすることの振幅が、生きる上でのある種のエネルギーなのですから。左上はサイドカー、右下はシャルトリューズトニック(ヴェール)です。おかしなことかもしれませんが、サイドカーのオレンジは僕が見たオレンジとずいぶん違います。シャルトリューズトニックの緑もかなり違います。でも、絵はこれでよいと思えるのです。ほんとの色は違うけど、その時の僕の中ではこの色にしたいと思ったその色に近いものが出せているから、これでいいのだ、たぶん、このまま描き続けたい。。。
2009年09月07日
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また誘われて12月にミレージギャラリーに絵を展示することになりました。そんなわけで、いろんなタイプにチャレンジしている今日このごろであります。 とはいっても、描くモチーフが同じだから、変わり映えしないと言えばしない。上の絵は、ニュージーランドのピノ・ノワール。健やかで純真なピノでした。しかたないよね。 酒を描きたくて描いているのだから。酒を描き続けるしかありません。 近くなってら具体的にアナウンスしますね。
2009年08月30日
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夏は岩牡蠣やらゴーヤがむしょうに食べたくなります。ししとうやナスなんて、どの季節でも食べられるけど、やっぱり夏のイメージが強いですね。夏のカクテルと言えば、ダイキリ、バカルディ、モヒート・・・そして西瓜マティニ。ウォッカで西瓜のソルティと称する店もあります。子供のころは、西瓜を1/4に切って、皿じゃなくて洗面器で食べてました。ザブッザブッて。あの頃食べた西瓜は繊維も水分も豊富でうまかったなあ。最近の西瓜は甘味はあるけれども、あのワイルドな食感が足りない。あの洗面器で食べたでっかい尾花沢西瓜以上に美味しい西瓜には出会っていないなあと思うのは、記憶のマジックなんでしょうか。
2009年08月09日
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ようやく暑くなってきましたね。 汗っかきのMojitoは見るからに涼しげですが、クラッシュアイスを突きながらちびちび飲むので、なかなか体は冷えません。 あしからず。 ごくごく飲んで冷えたいときは、やはり銅マグのバック系がおすすめでしょう。西瓜マティニとかフローズンダイキリとかもいいよね。
2009年08月05日
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蒸し蒸しの暑い夜は、ダイキリだよね。細氷が浮いて揺れる様子も涼やかです。言わなくてもいいよね、定番だし、これ以上。梅雨のギムレットと同じように、梅雨の晴れ間のダイキリ。想像してみて、ね、まいうっっしょっ!
2009年07月11日
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アカと言っても、赤だけじゃなくて朱や茜やスカーレットや紅や緋など様々あるように、ミドリだって緑や碧やビリジアンや翠など色々あって、それぞれの典型的な色というか自分の心の中にあるその色ってどんなんだろう、なんて考えながらカクテルを飲みました。 ミドリには、キングスバレーとかカルーソーとかミドリリキュールとかもありますが、翠のミドリはもっと鉱物的で淡いような気がします。 そう思って数杯目に白羽の矢を立てたのが、エメラルドアイル(別名グリーンアラスカ)。 ジンとシャルトリューズベールだけのハードなカクテルです。 確かに鉱物的ではあるのですが、 バーの琥珀色の店内ではミドリがわずかにしか感じられません。味わいや香りに微妙にミドリを感じます。鼻や舌で感じるミドリと目で感じるミドリが同じ程度というものも面白かったです。 視覚、味覚、嗅覚、舌の触覚などを総合すると、翠よりももっと質量が重い緑青のようなミドリでした。 なかなか青い鳥って見つけられないものですね。 シンディ・ローパーのTrue colorsを頭の中に流しながら、この記事を書いています。
2009年06月01日
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旬のカクテルと言えば、やはりグリーンなカクテルではあるまいか。 そんな気分で最初に頼んだ「シャムロック」。アイリッシュウィスキーベースで、ドライベルモットやシャルトリューズヴェールで色も黄緑だし、味わいも草っぽい。 次に緑と言えば、まさに旬、「ミントジュレップ」である。オールドグランダッドとは贅沢な。 緑、緑ときたからにゃ、次も緑にせにゃならぬ。やはりここは例の「キングスバレー」であろうな。 同じイエローグリーンでも、ずいぶん色も味も違うね。だからタッチも変えてみよう。 ふと気づくと、3種ともウィスキーベースのカクテルであり、アイリッシュ、バーボン、スコッチと上手に3種を使いわけている。我ながら上手だなあ。パチ、パチ、パチ、ミツバチハッチ。
2009年04月30日
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家でビールを飲んだあと、しばらくしてから、グラスに少し飲み残してあったことに気づくことがあります。そんな一口のビールって、なんかうまいんですよね。 それを飲まなければ「飲み残し」、飲み干せば「最後の一口」。 同じ一口量なのに、見方しだいで価値観は変わるのですね。 カクテルグラスに残った最後の10cc未満を描きながらある真理に到達したかも、なーんて思ったのですが、実はいつもの酔っ払いの幻想で、たいしたことではなかったんでした。
2009年04月22日
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ライジング・サンってカクテルを飲みました。 テキーラベースで、マラスキーノチェリーが入っているのに塩のスノウスタイルという甘いんだかしょっぱいんだかよくわからない不思議でビミョーな味わい。 普段は一日75,6件のアクセス数なのに、昨日はなぜか400件近いアクセスがありました。 まさか、「炎上」? とドキドキしましたが、別にコメントがあるわけでもなく、嵐は過ぎ去ったみたいです。うれしくも悲しくもない、ただの現象。 これも言ってみればそんなトンチンカンなカクテルでした。
2009年03月29日
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カクテルグラスって、満足できるプロポーションで描けたためしがありません。でも、だからまた描きたくなるんです。何度も何度も描きたくなる。でも描けない。 ほんとうに見事なプロポーションをしているので、ちょっとでも違うと不自然になってしまいます。 とても難しいけど、とてもおもしろいんです。 たぶんそれは、ピッチングやバッティングにも言えることで、走塁にも言えることで、カクテルを造ることにも言えることかもしれないし、作曲やら料理やら犬のトリミングやらでもきっと同じなのかもね。 上の絵は、コースターの手前の縁の明暗がすっごくリアルだな、と自分では思っています。
2009年03月26日
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3月はWorld Baseball Classicで楽しませてもらいました。アメリカ戦もしびれましたが、最後の決勝も良かったね。 僕はちょうど娘の卒業式のために有給休暇をとっていたのですが、なんと風邪ひいて熱を出してしまい、鼻はぐずぐず、咳はげほげほで、おごそかで感動的な式を乱してはいかんということで、しかたなくというかこれ幸いというか、家でじっくり観戦させていただきました。 10回表にイチローが打席に立ったときに、僕が「打てっ!」と言ったところ本当に打っちゃったので、僕が神かと思いましたよ。 本来ならば夜はBARでシャンパンファイトをしたかったところですが、残念です。 キューバ戦に勝ったあとに飲んだCuba Libreでも載せておきましょうか。 今回はマイヤーズじゃなくて、バカルディです。 僕も周りの友人たちも、WBCでとても盛り上がっていたので、終わってしまうとちょっと寂しい気もしますね。次は定額給付金あたりで盛り上がろうかな。
2009年03月25日
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モーニング連載中の「神の雫」は、いよいよ舞台をフランスに移しました。韓国でも人気だと聞きましたが、なんと仏語訳が出されフランスでもうけているそうです。 僕も、おこめちゃん、島社長、柳沢教授、あおいちゃん、古田織部らとともに、雫君と毎週会えるのを楽しみにしているひとりです。 一方、ドラマ「神の雫」は惨憺たるものですね。 なんといっても遠峰一青が醜すぎる。亀梨の雫も違和感ありありですが、はじめのうちはロベールじいさんとみやびちゃんの馬鹿馬鹿しいキャラクターで違う面白みがでてくるかと期待しておりました。 でもやっぱり無理。ドラマにおいて配役というのは非常に重要な要素だなあと改めて実感しました。 それに何、あの遠峰のふるえながらの「おお~~っ」とか雫の「めざめよバッカス」って決まり文句。見ていて単に恥ずかしいですよ。 「神の雫」のドラマ化でワインブームが再び到来するかも、なんていう甘い期待は無惨にも砕け散りましたね。 ワインバーでムートンのビンテージを並べて飲むなんてシチュエーションも非現実的ですし、一青の姿は単に病的であってワインを味わうことに喜びを感じている人間とはとても思えません。 ふつうな人達がふつうのワインをふつうに飲んで楽しんでいる姿とか、ワインってそんな飲み物だったんだなあと嫌味なく教えてくれるようなシーンとか、ワインに興味や親近感を抱かせる試みがなさすぎます。 マンガ「神の雫」はワイン好きな人が書いているに、ドラマ「神の雫」は別にワイン好きじゃない人が制作しているのだと思われます。 そこが決定的な違いです。 ドラマの人気は子供が支えてますからね、小学生や中学生でさえワインを飲みたくなるようなドラマを造って欲しかったな。もう終わっちゃいましたけどね。今度は「バーテンダー」と「BARレモンハート」のドラマ化に期待します。 なーんていいながら、僕もワインバーで「めざめよバッカス」とか言いながら飲んでますけどね。 これ、「神様の雫」という名のワインです。甘酸っぱさがいかにもドイツワインらしいドイツワイン。 おお~~っ 桃や梨やリンゴや白ぶどうなど様々な白いフルーツの香り 嫌味がなく くせがなく これこそ真のレディキラーではないか 「ワインってあまり飲んだことがないのぉ」という前回のBARナンセンス劇場に登場したキャバ嬢にぜひお勧めしたいワインでした。
2009年03月10日
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みなさ~ん、WBC見てますかあ? いやあ、昨日のゲームは久しぶりに痛快でしたねえ。韓国相手にコールド勝ちですよ。負ける可能性の方が高いと予想していただけに、ほんっと気持ちいい夜でした。 試合後、さっそくお祝いのためにLVSJへ。 野球好きな友人も遅れてきて、WBC談義に花を咲かせました。 お店からもご祝儀に日の丸の「赤」を一杯ごちそうになりました。カリフォルニアのコヨーテクリークのカベルネ・ソーヴィニヨン、タンニン少な目、果実味たっぷりのおいちぃワインでした。 さあて、明日も二戦連続コールドしちゃおうぜ。
2009年03月08日
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月曜日は、スキーの疲れが残っていて一日中眠かったなあ。 そんな夜には定番のコレで倦怠感を一掃しよう。 雪国。 会津みやげの元祖・玉羊羹と一緒に飲んだのはオー・バタイユだった。 玉羊羹ってなんだかちょっとHである。
2009年02月11日
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ワインバーにはちょっとミスマッチな気もしないではないが、常連さんのご希望ではいった一品です。とりあえず新しく入ったものは飲んでおこう。 久しぶりにいただきました。薬草香は意外と嫌いじゃない。
2009年01月30日
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「チェ28歳の革命」を見ました。 僕にとって、ゲバラは最も尊敬する人であり、最大のヒーローです。何かのために命を投げ出して休みなく戦い続ける姿に憧れます。あまりにも苛酷な生き方なので、とても真似することはできませんが。 映画はドキュメンタリータッチで、ゲリラ活動シーンとインタビューと国連の演説が交錯しながら展開します。リアリズムに徹し、制作者の妙な意図などを感じさせないところが好印象でした。役者はとてもゲバラの雰囲気を見事に表現しており、インタビューや国連の演説シーンなどは、ノンフィクションの映像かと錯覚しそうなほどでした。 ゲバラのTシャツも持っていたのですが、長くきたのでヨレヨレになってしまい、今はどこかにいっちゃいました。捨ててないはずなんだけどなあ。 ゲバラの信奉者ですから、彼が闘ったキューバという国にも友人であるフィデル・カストロにも悪い印象は持っていません。キューバの共産主義はソ連や中国の共産主義とは異なるものだと思っていますし、これまでのアメリカのキューバに対する姿勢は卑劣であったと感じています。 キューバは義を持って世界と向き合い、大国は利のためにキューバを翻弄してきたように思えます。 大量処刑とキリスト教弾圧はさすがにやりすぎだったような気もしますけどね。 前カストロは死んでるか生きてるかよくわかりませんが、現カストロ議長のもとで、こえからも革命闘争が続けられるのでしょうか。資本主義が他者の利を侵略し続けなければ不況に陥るように、共産主義は正義の革命を続けていかなければ腐敗してしまいますからね。 キューバのために、たまには葉巻もやろうかと思います。ちなみに絵はもちろん「Cuba Libre」です。
2009年01月22日
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