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「ごめんっ だれかおらぬかっ!」
玄関先から 響(ひび)く おおきな声を 聞いた おじいさん「これは、これは 大納言(だいなごん)さま なにかご用ですか?」
「じつは この家に たいそう うつくしい 姫がおると 聞いてな
ぜひ わしの 嫁にと思って やってきたのじゃ」
「えっ! 姫ですか? うちには うつくしい 姫など・・・・」
こまった顔の おじいさんを よこめに「ええいっ 謙遜(けんそん)せんでよい はやく 姫を みせてくれ」
せっかちな 大納言は 勝手に おじいさんの 家に はいりこみ姫を 探しはじめました。
「どこじゃっ どこに 姫君は おるのじゃ・・・」
「大納言さま 家には 美しい 姫君など おりませぬが・・・」
「なにっ きさま わしが うそを 申しているとでも いうのかっ
わしの 家来どもが しらべて この家に 美しい姫が 暮らしているとの
報告を 受けているのじゃっ」
「しかし 美しい姫など・・・」
「ええいっ もうよい 3日後までに 姫君を わたしのもとへ よこすのじゃっ
さもないと きさまを 打ち首に してくれるわ よいなっ!」
大納言は たいそう 怒り その場を 去りました途方にくれる おじいさん
そこには うつくしい姫が たっておりました。
「どうしたも こうしたも 全部 おまえのせいだ」おじいさんが ことの いきさつを 説明すると
「うれしいっ わたし お嫁にいかれるのねっ 夢みたいっ」
それを聞いた おじいさんは あわてて 言いました「ちょっ ちょっとまて おまえは お嫁にいけないだろって・・」
「どうしてよっ 何で わたしが お嫁にいけないのっ!」
すると おじいさんは こまった顔で
「だって お前は 男だろうがっ! 趣味だか なんだか しらないが
女性みたいな 服装して 化粧なんか するから こんなことに なるんじゃ
この オカマ野郎!」
「何よ オカマ野郎って 私はニューハーフなのっ 一緒にしないでよ!超むかつく!信じらんないっ 最低っ!」
「バカ者! 3日以内に 大納言のもとに 嫁にださないと わしは 打ち首じゃっ こまった こまった・・・」
3日後 大納言のもとへ 出向きましたが 姫君の姿がありません
「じじいっ! 姫君はどうした 打ち首に なりたいかっ!」
すると おじいさんは 申し訳なさそうに
「実は 我が家におりました 姫君は 月の世界の人間なのです
昨夜 月からの 使者が 迎えにきて 月へ帰ってしまいました」
「なっ なにを~・・・・」説明を聞くや 大納言は 立ち上がり そして おじいさんを・・・
「ぎっ・・ぎや~っ!!」 哀れ おじいさんは・・・・・・
教訓「男は男らしく 女は女らしく」
おわり
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『超説!日本昔話 その時歴史が動いた』 2010年04月25日 コメント(3)
超説!日本昔話 ~負けるもんか?!~ 2009年08月29日 コメント(3)
超説!日本昔話 いい仕事があるんです・… 2009年06月15日 コメント(3)