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2007.10.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は土曜日だったけれども午前中に仕事があり、
その行き帰りに、昨日購入したキース・ジャレットの「ケルン・コンサート」を聴いた。
クラシックとジャズが微妙なバランスで交じり合ったジャレットのピアノは、
彼の湧き上がる創造力の赴くままに流れており、ときには彼は歌いながら弾いていた。
時折、退屈なフレーズが続くときもあるのだが、
思わぬときに美しいメロディーとハーモニーが現れ、非常に面白いアルバムだった。

それで、仕事に行く途中の電車の中でX氏に感想をメールで送った。
するとすぐに返事が返ってきた。
昨日は一人になれる時間がなくてメールできなかったけれども、

キリコもこれを気に入ってくれて嬉しい、これが好きなら、Brad Mehldauをお薦めする、
と言っていた。
それですぐに、Bradなんとかも是非聴いてみたい、と返事すると、

「ねえ、こんなふうにリアルタイムにやりとりできるなんて楽しいね。
 オフィスや家にいるときよりも、君が電車にいるときのほうが、
 ずっと密にやりとりできていいかもしれない。
 キリコは電車に乗っているときのほうが、性的に興奮する?」

と、またエロモードが入ってきた。
それで、

「電車にいるほうが興奮するということはないけれども、
 多分一般的にみたら、私は普通の30代の女性だと思うけれども、

 下半身を潤していると考えると、ちょっと興奮する」

みたいなことを書いて返事をしたら、

「僕のために制御不能なぐらい濡れてくれ。それでそれについて書いて送って」

とレポート作成の指示が出た。
そんなこんなで、どうでもいいことをやりとりしながら


今日メールでやりとりした内容なんて、ほんとに馬鹿みたいだ。
書いても書かなくてもいいようなことばかり。
だけれども、やりとりをすることで、「つながっている」感覚は増幅される。
単に私たちは、どんなに離れた場所であっても、
この瞬間、お互いのことを考えている、ということを確認したいためだけに
こんなやりとりをしているのだ。

X氏はメールの最後には、必ず「Please, please think of me」と書いてくる。
当初は、僕のことを考えてくれなんて言われても、
あなたの何をどう考えればいいの?と思っていたけれども、
彼にとっては何でもいいのだ。
単に自分が相手のことを考えているときに、相手も自分のことを考えている、と思えれば
物理的につながっていなくても、意識がつながっている、という幻想を持てるから。

考える、という行為は、限りなく個人的な行為だと思っていたけれど、
X氏とやりとりを始めてから「相手のために」考える、ということを初めて経験し、
考えている間は、私自身も彼とつながっているかのように思えてきた。
面白いものだ。







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最終更新日  2007.10.20 17:52:59
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