全1060件 (1060件中 1-50件目)
最後に日記を書いてから、半年以上が経ってしまった。この半年間は仕事が忙しくて、このブログの最後の日記に登場していたエリート商社マンY氏と遊ぶ暇などどこにもなかったし、それどころかW氏とだってなかなか会えなかった。W氏は先月の誕生日で75歳になった。75歳!後期高齢者だ。65歳になったときにはさほどショックでもなさそうだったW氏だが、今回ばかりは違った。一年ぐらい前から、「俺は来年には“後期高齢者”になるんだぜ~。もう人生も第4コーナーを曲がったって感じだよなあ」と繰り返し言うようになった。おそらくこの”後期高齢者”効果なのか、彼は自分のクリニックの院長を長男に譲ることに決めた。もちろんあらゆる面で「生涯現役」を目指しているW氏は、死ぬまで医師の仕事は続けたいと言っているが、いずれ自分が診る患者は昔からのかかりつけ患者だけに絞っていくのだろうと思う。私のことは最後までずっと診るからね、と言っているが、私より21歳も上なんだから私の方がW氏の最期を看取ることになるかもしれない。それからもうひとつ、W氏は医師とは別に会社をもっていて、そちらの社長の座も別の人に譲ることに決めたという。徐々に身辺整理を進めている様子は、寂しいというよりもむしろ清々しい感じだ。私とW氏の関係も10年目に入った。付き合い始めた当初は「10年後には75歳!そのときまで付き合っているのか…??」と思っていたが、なんのことはない、まるで夫婦のような安定感でいまだに関係が続いている。今でも2週間に1度のペースでデートしているが、この1年で変わったことが2つある。ひとつはメールの頻度が格段に落ちたことだ。これは私の側の理由なのだが、研究の仕事をしていると、頭の中が切り替わらないことが多い。職場を離れても、ずっと研究のことを考えていることがしばらくの間あったのだが、そんなときは、W氏にたわいないメールを書くような気分になれず、以前には必ず1日1通は長いメールを書いていたのに、今では3~4日に1度の頻度になった。それでも1通あたりの文字数はかなり多いので、密度としては変わらないと私は思っている。(W氏はどう思っているかわからないが)それからもうひとつ変わったことは、シティホテルではなく、いわゆるカップル専用のホテルを利用するようになったことだ。W氏は数十年前のイメージで、そういうホテルはけばけばしく下品なところ、というネガティブな印象を持っていたようだったのだが、最近では違うみたいよ、とあれこれ調べて教えたところ、ここ最近のインバウンド急増のあおりで急騰したホテル料金にうんざりしていたW氏は私の提案に飛びついてきた。予約をしなくてよいという手軽さもあるうえ、ホテルによってはとても広くてバルコニーに露天風呂まであるところもあり、むしろ狭苦しいシティホテルよりいいんじゃないか、とW氏はご満悦の様子。私にとっても、高いホテルを予約をしていないということで、デートを仕事などでドタキャンせざるを得なくなっても、過剰に罪悪感を感じないで済むようになったので嬉しいことづくめ。でも、こうして少しずつ少しずつ、お互いの負担が減っていくのに比例してお互いに対して大切に思う気持ちというか、希少価値のようなものも減っていくような気がするのだ。W氏のことは相変わらず好きだし、尊敬もしている。見た目は相当おじいちゃんになってしまったが、ふとした瞬間に見せる表情はいまだに若々しく、いろいろな面での好奇心もいまだに旺盛だ。だけど、なんとなく、何かとても根源的なモノが擦り減ってきているような感覚がぬぐえない。こんなふうに、W氏との関係がある種のマンネリといっていいような状態になっているときに、2人の男性から連絡がきた。1人は、結婚前に付き合っていたK。彼は数年に1度ぐらい私に連絡をしてくる。都合が合えば飲みに行って近況報告をする。10年以上前に1度だけ再び関係を持ったが、あまりに居心地が悪かったので、もうやめた。最後に会ったのはおそらく3年ぐらい前。そのときKには3人の愛人がいた。1人目は40代後半でもう10年ぐらいの付き合いで飽きているが別れられない、2人目は30代半ばで胸が大きく頭が悪いが、その頭の悪さに癒される、3人目は30代前半で名門大学の大学院まで出ている才女で彼女が本命、と言っていた。なんで3人も必要なの?やりくりするのが大変でしょうに、と呆れて言ったところ、それぞれ満足できない部分があって、補い合っているんだ、まるで仕事のようにスケジュールを組んでやりくりしてるから大変だよ、と言っていた。それを聞いて、ああ、この男と結婚しないで本当に良かったと心から思ったが、今はどうなっているんだろう?Kとは今月下旬にご飯を食べに行くことにしたので、3人の愛人とのその後を聞いてみよう。もう1人の男性は、以前の職場で私の部下だった30代後半のA。私が転職した後も時折職場の状況を報告してくれる簡単なLINEがきていたが、今回は仕事の相談がしたいとのことで、今週末に私の職場に来ることになった。Aはなんとなく母性本能をくすぐるタイプで、しかも頭が切れる。しかし、父子家庭で育ったせいか、他人に対する思いやりの心もあって、必要以上に他人を攻撃したりせず、対立してもうまく落としどころを見つける。5年前、私が以前の職場に転職したばかりのとき、とにかく浮いていて、他の職員たちから随分批判や悪口も言われていたのだったが、そんなときにまっさきに私の味方をしてくれたのがAだった。なんであれ、かつて一緒に仕事をした人たちが「会いたい」と言ってくれるのはとてもありがたいご縁だと思う。私が数年前に絶縁したパワハラの元上司は、あらゆる場所で喧嘩をし、追われるようにして転職していたので、昔からの付き合いの人が誰もいない。私が知っている限りでは、わずかに2人だけ(しかもその2人とも、完全に元上司を利用することに徹しているのを私は知っている)。この年齢になると、何よりも大切なのは人間関係だと感じる。このゴールデンウィーク中も、30年来の付き合いになる学生時代の友人と会い、ひとしきりいろいろな話で盛り上がった。何でも話せる同性の友人がいるということのありがたさ、幸せをひしひしと感じる。もしかしたら、元カレKは「同性の友人」の域に近づいているかもしれないけれど…。
2024.05.07
コメント(0)
昨日、インドネシア人の女の友人のIから突然「日本に来たよ~」とメッセージが来た。一週間しか滞在しないけれど、時間があるならぜひ会いたいという。彼女はものすごーーーくリッチで、一年のうち半分ぐらい海外で過ごしているんじゃなかろうか。ご主人はインテリア関連の企業の経営者で、おそらく自分が何かすることはもうないのだろう、ご主人も一緒に旅行している写真がしょっちゅうSNSにアップされている。日本には2~3年に一度ぐらいの頻度でやってくるのだが、そのたびに私は一緒に食事をしたり、買い物に付き合ったりしている。さて、そのインドネシア人Iとは、先日35年ぶりに再会した超エリートの商社マンYと10代の頃、同じ活動で知り合ったのだが、Iは商社マンYのことを当時から非常に気に入っていて、日本に来るたびに「Yとは連絡を取っているの?彼は今、何をしているの?」と私に聞いていたが、私はまったく付き合いがなかったのでそのたびに「Yとは全然付き合いがないんだよねえ」と答えていた。しかし、Iは自力でSNS上でYを探し出し、今回はYとも会いたいと言ってきた。私もIと二人きりで会うのは、英語で話さなければいけないのが気重だったのでYに連絡を取り、今度の土曜日、3人でランチすることになった。あの同窓会以降、Yから私に連絡はなかったので、Yが私の専門分野について話がしたいというのはリップサービスだったのだろうと思っていた。しかし、私が今回、IとのランチのためにYの職場のメールに送ったところ、「今度、カオルの専門分野のことでゆっくり話したい」とすぐに返事がきた。そのテーマというのが、ものすごい壮大な話で、正直私の専門分野なんて大きく超えていて、その書きぶりだけから判断すると、彼は何もわかっていない。まるでこれから卒論を書こうとする大学生レベル。大学生の頃は、民主主義とは、資本主義とは、などなど、なんだかえらくぼんやりした大きなテーマを大きな言葉のままで議論する人たちがやたら周りにいた。当時、そういう人たちが何を議論しているのか、あんまりよく理解できなかったが今思い出しても、やっぱりよくわからない。Yがメールで書いてきたテーマというのは、そんな感じなのだ。だけど、彼はその分野のエキスパートのはずだし、いったい本当は何を考えているのかには、ちょっと興味があるといえばある。何のために、あんな大風呂敷を広げたような議論をしたいんだか…。
2023.10.17
コメント(0)
最近はあまり日記を書かなくなってしまったので、備忘録として最近あったことを記録。先週、20年前に仕事でご一緒した人から連絡があって、イベントの仕事を依頼された。彼は当時はまだ管理職ではなかったが、今は3千人規模の大企業の部長職だ。再来月、管理職向けの社内セミナーとして、外部から2名の方をお招きして体験などを語ってもらうことにしたのだけれど、私にファシリテーターをお願いしたいということだった。彼からこんなふうに連絡があるのは15年ぶりぐらいで、本当に驚いた。「よく私のことを思い出してくださいましたね」というと、今回のゲストスピーカーが2名とも私と同じ大学の出身だったのだ。ちなみにその会社の社長も。それできっと、私とはウマが合うだろうと安直に思ったらしい。それからもう一つの要因は、ゲストスピーカーは2名とも男性なので、ジェンダーバランスの点からも女性が良かった、と。スケジュールはたまたま空いていたので、お受けすることにした。それからもうひとつ、昨年度まで親しかった大学教授の女性となんとなく疎遠になりつつある。彼女はおそらく、かつては仕事上私と親しくしておけばメリットが大きいからすり寄ってきていたのだというのが、ものすごくあからさまに分かった。私の後任との顔合わせとして、3人で食事に行ったのだが、そのとき彼女は私の後任者(男)に対して、50代後半の女性としてはありえないほどのぶりっ子ぶりを発揮した。私に対するのとはまったく違うしゃべり方やしぐさで、なんだか懐かしいと同時に、あちゃー、という感情が沸き起こってきた。なんだか見ていて恥ずかしくなってしまったのだ。しかし、後任者である男性は、そんな彼女のぶりっ子が気にならないらしく、彼女がえんえんと語る自分の自慢話というか営業トークを、きちんと受け止めていた。えらいなあ…。仕事上必要だからお付き合いをする、というのは当たり前のことなのだが、時々、ものすごく近い距離感を持ってくる人がいて、私のほうでも気が合うなと思うと、なんとなく友達のような気持ちになるものだ。しかし、あからさまにそれが違うということがわかったり、私の後任者に対して、あからさまに媚びを売る姿を見てしまうと、鼻白んでしまった。転職すると風景が変わる。
2023.10.13
コメント(0)
この数日、夫が出張でいない。なので夕飯は弁当を買ってきて、ネットを見ながら食べている。こんなにのんびりできることもそんなにないので、久しぶりにこのブログの昔の日記を読み返してみた。W氏と付き合い始めたとき、彼は65歳、私は44歳だった。関係がどんどん深まっていったとき、彼が75歳になったらどうなるのか、というようなことを心配していたのだが、あのときの未来は今の現実だ。彼は薬に頼るようになり、あんなにいちゃいちゃしてばかりだったデートはもっとあっさりしたものになりつつある。どんなに話しても話したりないほどだったのに、最近では話題もマンネリ化している。こんな話題を出したら、彼はどう答えるかというのも、大体想像がつくようになった。新鮮味とときめきはこの1~2年で急速に失われていった。毎日何往復もやりとりしていたメールも、数日ごとに間遠くなってきた。熱い言葉はほとんどなくなった。いつかは来ると思った終焉が、ゆるやかに始まりつつあるのを感じる。「未来永劫」なんて言っていたのに、10年も経たないうちに落ち着いてしまった。趣味の音楽サークルはまだ続いていて、月に数回は一緒に活動している。ここにはW氏の元カノのC子さんもいるのだが、彼女が一緒にいるほうがむしろ話が弾んで楽しい。2か月前には、W氏とC子さんと私の3人で音楽のコンサートに行って、一緒にしゃぶしゃぶを食べて帰った。それがとても楽しかったので、12月にもまたコンサートに行くことにした。私もC子さんと同じような立場に移行しつつあるのかもしれない。それでもまだ、会えば毎回体を重ねるのだが、それもいつまで続くのか。W氏とはこんな感じなのだが、夫とはむしろ以前にもまして仲が良い。一年前にコロナにかかって心膜炎のような症状になって死にそうになったからか、それ以降、夫のちょっとした体調変化にびくびくしている。彼が死んだらどうしよう。私たちの日々も、もしかしたら突然終わるのかもしれない。そんな不安がずっと続いている。
2023.10.13
コメント(0)
あの同窓会から約2週間。昨日の昼間は、その同窓会で再会した女性2人とちょっと贅沢なランチをした。話題は例のT大出のYのことになったが、彼女たちはYに対してそれほど悪い印象は持っておらず「Yってモテてたよねえ」とむしろ好意的。「でも、ちょっと昭和のオヤジっぽい感じじゃなかった?ベタベタ手握ってきたりして」と私が言うと、彼女たちにはそういうことはしなかったらしい。私は随分軽くみられていたということか・・・。下心満載だったにせよ、あのときの勢いを考えると、そのあと仕事の話がらみでメールがくるんじゃないかと思っていたのだが、それは私の願望だったらしい。以前は、こういうカンはけっこう当たったものだったが、最近は相手のほうが社交辞令が上手になっているのかわからないが、あまり私のカンはあてにならないことがよくわかった。
2023.10.11
コメント(0)
さて、T大出のイケメン商社マンのYを含む、高校時代の活動団体のLINEグループでは同窓会後もなんとなくやりとりが続いている。ひとりの男が、「先日の暴飲暴食にも関わらず、翌日の健診では結果良好でした。みなさんもお気をつけて」というような投稿があったので、私は「楽しいひとときのおかげで、体も心も若返ったのですね、よかったね!」と当たり障りないことを書いた。すると、Yはこれに対して、なぜか英語で投稿してきたのだ。内容はたいしたことのないことだが。なぜここで英語??と違和感を持ちながらも、そのままスルーした。その後も、なぜか彼だけは英語で投稿してくる。私たち全員日本人で日本語のほうが得意なのに。なんだか彼はえらく自意識過剰な感じが鼻についてきた。実際に会った時の彼は、彼が姿を現しただけで、周囲がぱっと明るくなるようなオーラを持っていたし、関西弁でテンポの良い話し方は人を惹きつけて離さないのだが、LINEでの投稿をみると、なんだか空気が読めない人みたいだ。彼の気取った英語の投稿を見ていたら、彼に対する興味が急速にしぼんできてしまった。それに引き換え、W氏はさすが年の功なのか、LINEグループでのやりとりもそつがなく、配慮に溢れている。この点ではW氏に軍配が上がる。でも、先日のメールでの返信をみたら、W氏に対してもあまりの昭和の男ぶりにがっかりしてしまった。奥さんに対しても、ちゃんと愛情を持って接してあげてほしいのだ。奥さんが可哀そうじゃないか。もしW氏が離婚したとしても、私はW氏とは絶対に結婚なんてしない。
2023.10.01
コメント(0)
そういえば先日、W氏とのデートの最中に雑談の流れで、「もし奥さんから、あなたの態度には我慢できないから離婚したいと言われたらどうする?」と聞いてみた。すると、W氏は「かみさんには経済的にも時間的にも十分に贅沢させてやってるし、彼女がやらなきゃいけない 義務は、俺の食事をつくることだけなんだから、向こうから離婚を言い出すことは絶対にないと 高をくくってるんだけど、もし離婚したいと言ったら“どうぞ、ご勝手に”、だな」と言ってのけた。いやはや。これはまさに昭和の男だ。きっと奥さんが作る食事に「美味しいよ」とか「いつもありがとう」なんて言葉はひとことも言わないんだろうし、彼女の話を聞いてあげることも全くないのだろう。ほとんど会話がない、と言ってたし。でも、奥さんにとってみたら、そんな少しの不愉快を我慢すれば、とんでもなく贅沢な暮らしをさせてくれるんだから、ATMだと思って我慢するわ、と割り切っているんだろうか。W氏も自分の経済力に自信があるから、そんな態度に出るのだろう。W氏は”恋人”である私に対しては、尊重してくれるし、対等な立場で話をする。でも、最近は少しずつ、おそらく奥さんに対する態度のような雰囲気も出すようになってきた。知的だし、趣味も合うし、そういうところはこれ以上の人はいないのだけれど、そろそろ恋人としての付き合いに魅力が薄れてきたのは事実。そんなとき、おととい彗星のごとく現れたのが、35年ぶりに再会したY。彼を見ていると、むかーしむかし流行ったリゲインのCM、「黄色と黒は勇気の印、二十四時間、たたか~えますか~~♪」を思い出す。バブルの雰囲気まっさかりの、イケイケドンドンの頃の日本の企業戦士だ。先日の同窓会のときだって、私の手を時折触ったりしながら、「俺は100歳になっても働き続けたいんだよ。そんなとき、カオルさんの専門分野の話は ものすごく大事だと思うんだよね」などと言いながら、酔っぱらった頭で一生懸命考えて、私に何かをアピールしていた。そんなYを見ながら私は(ああ、若いなあ)と思ってしまった。無意識にW氏と比較していたのだ。今後、Yは私に連絡を取ってくるだろうか。もし取るとすれば、私の専門分野のことについて意見を聞くというのを理由にするだろう。私は自分からはYに連絡はしないと決めているが、彼が連絡をとりたくなるような仕掛けはしてみようか、などと考え始めている。
2023.09.30
コメント(0)
先日、高校時代に活動していた団体の同窓会があった。集まったのは私を含めて9人で、年代は私とほぼ同じ、50代前半。35年ぶりに会ったのだが、男4人は全員既婚で子ども2~3人。そしてそのうち2人はほぼ禿頭。女5人のうち、未婚2人、離婚1人、子なし夫婦のみは1人(私)、子あり既婚は1人というあからさまに現代の世相を反映したかのような家族構成。当時の思い出話をしているうちに、徐々に思い出してきた。髪の毛のある男のうちの1人は関西出身で、当時からムードメーカーで女子にモテた。彼(Yとしておこう)はその後、T大に入学、卒業後は超大手商社に入り、今はものすごい出世したらしい。Yが話すと皆引き込まれ、特に女性陣はその都度華やいだ笑い声をあげた。他の男たちは、なんだかしょぼくれていたのに、Yだけが生き生きとしていて10歳は若く見えた。私の今の職場にいる男たちは、ほとんど研究者でその半分はT大出であるが、皆コミュ障なんじゃないかと思いたくなるほどで、男として見たことは一度もない。しかし、Yを見ているうちに久しぶりに「現役の男」を感じ、私も彼から目が離せなかった。会が終わるころ、自然にお互いに名刺交換をしていたのだが、Yが私のところに来て私の専門分野に仕事上とても関心があるので、是非近いうちに会おうと名刺を出してきた。私は素面だったが、Yは相当酔っぱらっており、途中で何度も私の手を握ってみたり何かのタイミングで私の両頬を手で挟んできたので、私は動揺してしまった。それにやたら距離が近くて、「Yは相当積極的に手を出すタイプなんだろうなあ」と思ったのだが、そうだとしても、不覚にも胸がときめいてしまったのだ。近くで見ても、彼の肌には張りがあり、笑顔が明るくて、体中からエネルギーが発散されているようだった。こういう人が社長になるんだな、と思った。そして、Yに誘われたらほとんどの女性は断らないだろうとも思った。危険だ。ものすごく危険。W氏も最初の頃は、やたらと積極的でエネルギーに溢れていたが、74歳の今はさすがに年を取った。それに付き合いが9年目ともなると、ときめくこともない。先日のデートなんて、会う前は気が重くて面倒な気持ちのほうが勝っていたのだ。こんな時期にYのような魅力的な男に出会ってしまうと、本当にまずい。好きになったりしてはいけないから、少し距離を取っておこう…。
2023.09.29
コメント(0)
転職して5か月が過ぎた。私は職場で6畳ほどの自分のためだけの個室スペースをもらった。好きなように使っていいということだったので、ニトリで小さなカフェテーブルや布張りのかわいい丸椅子、飾り棚などを買い、ちょっとしたカフェスペースのような場所をつくった。デロンギのカフェ用電気ケトルも買った。私は居心地のよい自分だけの空間で、朝8時過ぎに出勤してコーヒーを淹れ、夕方まで研究に没頭する。ほとんど会議もなく、電話もかかってこない。毎日考えているのは、今取り組んでいる研究のことばかり。ストレスゼロ。こんなに楽しい毎日でいいんだろうか。今の生活は、転職前に想定したとおりのものだ。今の研究所の上司や同僚たちは、以前私が大学で研究していたときにまわりにいたような研究者たちで、とてもなじみ深く、使う言語は同じだ。意思の疎通を図るのに、苦労はまったくない。もし私が15年前、そのまま大学に残ることができたなら、こういう生活がずーーーっと続いていたはずだったのだ。でも、運命のいたずらで思ってもみないような仕事をあちこちでしてきた結果、それまで私が付き合ったことのないような人たちと一緒に仕事をすることになり、そのおかげで、世の中にはいろいろな人がいることを知った。心底意地悪な人がいることも知ったし、能力がないくせに自分は頭がいいと本気で思い込んでいる人がいることも知った。辛い思いもしたからこそ、今のこの環境が夢のように恵まれていると感じることができる。そう考えれば、回り道をしたのも意味があったというべきだろう。さて、W氏との関係も9年目に入った。今でも月に2回程度のデートを重ねているのだが、W氏は74歳になり男性機能に自信がなくなってきたようで、薬を飲むようになった。また、コロナが明け外国人旅行者が増えたせいか、これまでデートの場所として使っていたシティホテルの価格が倍以上に値上がりしただけでなく、予約も非常に取りづらくなったとW氏がぼやいていたので、それだったら、もうシティホテルはやめて、絶対に知り合いがいない場所でキレイめのブティックホテルを試してみようということになり、いくつか行ってみた。さすがにちょっと場末感漂う場所もあったりして、そんなときには惨めな気持ちになったが、山の手エリアの少し高めのホテルは、シティホテルよりもずっと広く、ベッドのマットレスも悪くなく、しかもお風呂はジャグジーでとても良かった。何よりも予約を取らなくてよいのが、急な予定変更にも対応できて良いということで、7月以降はこのブティックホテルを利用するようになった。そんな行動の変化が影響しているのかは分からないが、なんとなく私たちの関係性が最近変わりつつあるような気がしている。W氏はもともと短気で、自分の奥さんや、私の前にお付き合いをしていたC子さんに対してちょっとしたことで強い口調で言い返したりすることがあったのだが、その傾向が私にもやや出始めてきた。私は私で、最近ではW氏との会話があまり弾まなくなってきたこともあって少しずつ冷め始めている。なんで会話が弾まなくなってきたのかといえば、私が転職して以来、研究のことで頭がいっぱいになってしまっているせいもあると思う。しかし、W氏自身も新しい話題を探そうという努力をしないので、いつも同じようなことを話すという、まるで年季の入った夫婦のようになりつつあるのだ。9年目ともなれば、そうなってしまうのも仕方ないことだろうと思う一方、私に対しても短気になりつつあるW氏のことを、私はちょっと面倒だなと思い始めている。一方、夫のことは相変わらず可愛くて愛情を持ち続けているが、昨年の夏にコロナになって以来、後遺症が抜けず、体調が優れないことも増えてつい1か月ぐらい前には夜中に意識消失して救急車を呼ぶ羽目になった。すみずみまで検査した結果、大きな病気はなさそうだということで朝方帰宅したのだが、いつ彼が突然亡くなってもおかしくないという思いが消えない。W氏との関係も、もしかしたら近いうちに終わるかもしれない。そして夫は、もしかしたら近いうちに突然亡くなるかもしれない。いろいろ考え始めたら、私はものすごく孤独な生活になるのではないかと恐ろしくなってきた。
2023.09.01
コメント(0)
この一か月は転職のための準備や引継ぎなどで忙殺された。山のような書類やPCを片付け、お世話になった方々に挨拶をし、後任者に引継ぎ、問題の残っている案件について、今後のことを話し合い、夜は毎晩送別会があり、というような感じの猛烈に忙しい日々が3月31日まで続いた。最終日には、たくさんの人がプレゼントを持って私のデスクを訪れてくれてそのたびに何度も何度もお辞儀をしたり笑いあったり泣いたり、それはそれはまるで陳腐なドラマのようだった。夜には、私のことを慕ってくれていたA係長が、私のことを好きな人たちだけを集めた送別会を開いてくれた。大きな紙袋3つ分にもなったプレゼントの山を抱えて、最寄り駅からタクシーで帰宅したら、ぐったりしてそのままベッドに直行して寝てしまった。そして土曜日。いただいたプレゼントの包装紙を開け、花束を花瓶に移し、ゴミを整理すると、何かがすっと抜けたような気がした。この4年半弱にわたる、あの会社での日々は長い夢だったんじゃないか?そんなふうに思えてしまうほど、急速に遠のいてしまった。コロナ対応で大変だったことも、社長からは日々「成果が見えない」とせっつかれ、まったく認めてもらえなかったことも、T氏からのパワハラを訴えたところで、結局T氏は昇進したことも。明日からは新しい職場。どんな生活が待っているんだろう?
2023.04.02
コメント(0)
先日、面接を受けて、そのすぐあとに内定の通知が来た!待ちに待ったメールだった。4月1日付での着任となるので、あと1か月しか引継ぎなどの時間がない。30日以上も余っている有給休暇は、今回も結局使えずに終わるのだろう。本当は着任を1か月ぐらいずらして、のんびりしたいところだったが…。今夜はW氏とデートだった。彼は「今が一番ストレスがないだろう?大学受験が終わったばかりの春休みみたいな気分なんじゃないか?」と聞いてきた。たしかに、どこかで感じたことのある解放感だと思ったら、大学受験だったか。
2023.02.28
コメント(0)
転職希望先である国立の研究所から、書類審査が通り、今月末に面接試験受けてほしい、との連絡がきた。どうやら面接に呼ばれるのは私一人らしいので、ほぼ確定だろう。やったぁ~!人事は何があるかわからないので、最終的に内定通知が出るまでは気を緩めてはいけないけれど、ようやく長年憧れていた研究職にテニュアで就ける!年収は3分の2に下がるけれども、あと12年は勤められるはずなので、任期付きの仕事よりずっといい。10年ぐらい前から、この研究所と縁ができることを願いつつ、少しずつ布石を打ってきたのがようやく実を結んだ形だ。一方、T氏から受けたパワハラの問題については、私は人事課にレポートを提出するとともに彼が進めている筋の悪い仕事(その片棒を私の別の部下が背負わされようとしている)を阻止すべく、有力者たちにちょこちょこ話をしたりしてきた。その甲斐あって数人が動いてくれて、その仕事はとりあえず延期となった。その有力者のうちの一人から先日電話があり、「T氏が僕のところにやってきて、あわあわしながら“延期することにしました”と言っていたよ。 僕も少しは一石を投じることができたかな」と愉快そうに笑っていた。日ごろからT氏のことを良く思っていなかったようで、いつかとっちめたかったようだ。こちらについても、年末から準備していたいろいろなことが布石になり、彼の蛮行を阻止することができた。本当にざまあみろ、と言いたいほど、今回は胸がすく気持ちだ。もし私がアルコールを飲める体質だったなら、間違いなく祝杯をあげていたことだろう。最近、囲碁を始めたのだが、もしやこの囲碁的な思考が成功のカギだったか???
2023.02.18
コメント(0)
またしても、前回の日記から随分時間が経ってしまった。仕事上対立したT氏からは罵詈雑言を何度も受け、最終的には仕事が進まなかった責任を全部私のせいにしようという魂胆からか、事故報告書を出せ、と命令してきた。彼のほうが私よりも職位が低いにも関わらず。突っぱねることもできたのだが、私も金輪際彼には関わりたくないと思ったので、コトの始まりから終わりまで、彼から言われた罵詈雑言のセリフを一字一句そのまま、まるで演劇の台本のように書いたうえで、彼がいかに人の意見を聞かずに独断で動き、しかも状況判断もできない人間なのか、そして立場が上の私に対してもパワハラ的な態度を取り続けていたのかを赤裸々に描いて社長とT氏にメールで送った。すると、おそらく焦ったT氏からは、自分を守るための言い訳めいた返事が私と社長あてに来た。それ以来、彼からは音沙汰がなく、会議で顔を合わせても私の顔すら見ようとしない。私がT氏に罵倒されているのを目にしていた私の部下たちは、私が社長に訴えなければ誰もT氏の報復が怖くて言えない、是非社長に言ってほしい、と懇願してきた。それで私は今日、社長と2人の副社長に対して、T氏から受けたパワハラ行為の数々を淡々と語るとともに、他にも何人かからT氏のパワハラの話を聞いているが、当事者本人は怖くて言えないということを伝えた。これに対しては副社長が動いてくれることになり、明日、詳細な打ち合わせをすることになった。一方、T氏を便利に使っている社長は、あくまでもT氏に味方なのか、「仕事上、支障が出ないようにしてくださいね」などと言っていたが、パワハラをしてくるような相手とうまくやれ、ということなのか。冗談じゃない。社長はまったくわかっていない。彼自身もパワハラ気質なのかもしれない。また、今日の打ち合わせのときには、半年後に迫った私の任期終了後の話になり、社長は、「いや~、あれこれ動いてみたんだけど、今のポジションのまま任期を再更新することが できないという規則になってるんだよね。もっと簡単にできると思ったんだけど、 本当に申し訳ない。それで相談なんだけど、任期が終了した後、子会社の経営改革の ために、任期付きで出向するのはどうかな」などと、かる~~~い感じで言ってきた。本当に彼が私のために尽力してくれたかどうかは微妙なところだが、実際に規則は厳しいことを私も知っていたので、おそらくこうなるだろうと思っていた。それが、このタイミングで出てきたので、「選択肢のひとつにはなると思います。 実はこの数年の間に、いくつか別のところからもお話をいただいていたので、 これから少しそちらのほうで話を具体的に進めていきたいと思います」と正直に答え、場合によっては任期満了前に辞める可能性があることも伝えておいた。これで春に転職することになっても、不義理にはならない環境が整った。素晴らしいタイミングだ。もしここで、任期更新するかどうかの返事が欲しいと言われたら、ちょっと苦しいところだったが、社長のほうから任期更新はない、と明言してくれたので、辞めやすくなった。しかも、T氏のパワハラの話もできたので、私が辞める理由もできた。正直なところ、昨年11月から12月にかけてのT氏からのパワハラは、本当にストレスで健康状態も悪化したほどだったが、今になってみれば、あれがあったからこそ、辞めやすくなったし、彼からつきまとわれることもなくなった。もしこういうことがなければ、辞めると言い出すことは難しかったが、すべてがとてもいいタイミングで進んできているように感じる。まるで神様が私のためにいろいろと用意してくれているかのようだ。無神論者の私だけれど、ほんとに神様がいるんじゃないかと思いたくなるほど。5年前に今の職場に転職したときも、ブラックな職場から引き揚げてくれた今の社長には本当に感謝したものだった。あのときも神様はいるんじゃないか、などと思ったものだ。転職という大きな変化のタイミングは、きっと何か大きな力が働くものなんだろう。もしそういう大きな力を感じることができないのであれば、その転職は「運命の転職」ではない、ということなのかもしれない。
2023.01.25
コメント(0)
昨日は日記を書いている途中で中断してしまったので、なんとなく中途半端で終わってしまった。今回の転職について、もう少しだけ。話をくださった国の研究機関というのは、私の分野であれば唯一の国の研究所である。この研究所に勤めているといえば、間違いなくこの分野では一流だとみなされる。研究所のOBOGたちの多くは大学に行ったり、あるいは省庁の専門員になったりしており、この研究所で仕事をすると、そのあとの道も開けてくるのだ。そこの研究部長が、「来年度中に大きな仕事を仕上げなければいけないのだが、プロジェクトリーダーが退職することになってしまった。この分野ではカオルさんがもっとも適任だと思っている」とまで言ってくれたのだ。こんなふうに言われて、嬉しくないわけがない。今の仕事で自分の無能さを日々思い知らされている現状ではなおさらだ。しかも、このポストは任期付きではなく、65歳の定年まで働けるのだ。今よりも多少給料が下がったとしても、トータルで考えたらどう考えても転職するのがベストだろう。博士号を取得して15年、やっと希望どおりの仕事ができそうだ。まあ、入ってみたら「こんなはずじゃなかった」なんてことも、たくさんあるのだろうけれど…。W氏にもこの話をしてみると、「専門性の点からも、安定性の点からも、いい話じゃないか」と喜んでくれた。「安定が一番だ」と。そう、彼はものすごい安定志向なのだ。ギャンブルはいっさいしないし、危ない橋は渡らない。事業を拡大するリスクは負わず、自分の力だけでできることに限っている。私はそんなW氏のことを、ちょっとつまらないな、と思っている。
2022.11.30
コメント(0)
先月ぐらいから、とある仕事をめぐってT氏と対立し、T氏からは罵詈雑言を受け、そして私を引っ張ってくれた社長とも、なんとなくぎくしゃくしていた。来年度からは組織再編をすることにしたが、200名いる部下たちは言うことをきかない。何から何まで膠着状態に陥り、血圧が160を超えるようになっていた。そして、私の任期は残すところあと一年となったが、一年後にどうなるのか、社長は確約をしてくれないし、人事課に聞いても、私の任期はあと一年だとしか聞いてないという返事。このままいけば、私はきっとあっさりと任期満了となって首を切られるのだろう。ああ、どうしよう。こうなったら、村田沙耶香のようにコンビニなどで働きながら小説を書いてみるか。なんてことを母に言うと、それもいいじゃない、と能天気な様子。仕事から離れて10年以上になる母にとって、いまだに先行き不透明な生き方をしている私を見るのは面白いようで、毎週末帰省するたびに私の話を聞きたがる。最近は、冒頭書いたような、パワハラ話で盛り上がったところだったので、今の職場を辞めて、まったく新しい仕事をするのがいいんじゃないの?と母は言っていた。ところが、なんと昨日、私の専門分野ど真ん中の国の研究機関の知り合いから欠員が出たので来る気はないか、と連絡がきた。年収は今よりも下がるが、何よりも任期なしの正規の研究職だ。着任は4か月後の4月。これ以上いい話はない。
2022.11.30
コメント(0)
前回の日記から随分時間が経ってしまった。ちゃんと記録しておきたいと思ったのだが、あまりにも大変なことが続いてとても書く気力がなかった。PCR検査の翌日、陽性だとわかった。この頃には夫も39度の熱があり、ふたりでぐったりしていた。しかも悪いことに、家に一台しかなかったエアコンが壊れていた。もしコロナ陽性でなければ、近所のホテルにしばらく宿泊するなんてこともできたのだが、どこにいくわけにもいかず、しかしホテル療養もできず、私と夫は、保冷剤をベッドに敷いたり、水風呂に入ったりしてなんとか熱を下げようと苦心した。幸いまだそのころは比較的涼しくて、特に夜は、私の住んでいるマンションの高層階では窓を開けていれば、とても涼しい風が入ってくるのでなんとか過ごすことができた。しかし、7月の終わりに近づくと昼間はどうにもならないほど暑かったので、Amazonで室内に置ける除湿&冷風器を買ってみたものの、ほんのわずかに過ごしやすくなったぐらいで、もう死んでしまいそうだった。コロナで死ぬのではなく、熱中症で死んでしまうんじゃないかと思った。そんなとき、幸い一週間先に予定されていたエアコン修理業者が下見に来たので排水管を室内に出してもらって応急処置的に使えるようにしてもらった。そのおかげで、7月の終わりからはエアコンが使えるようになり、やっと落ち着いて過ごせるようになった。この頃には、私は熱も下がって頭痛もなくなってきたが、痰だけが絡んでいた。夫も同じ症状で、39度の熱が4日間続き、やっと下がったものの、非常に粘度の高い痰がずっと喉に絡みついているような状態だった。ある朝、6時頃に目が覚めた夫が、ベッドに腰かけ、喉を押さえて声にならない声で「…息ができない!!!!!たすけて…」と苦しんでいた。痰が喉に張り付いてしまったのだ。夫は口をパクパクさせているが全く息ができていないようで、口からはだらだらとよだれが垂れている状態で、みるみる顔が赤くなっていった。気が動転した私は、即座にW氏に電話をかけた。W氏はすぐに電話に出てくれて、眠そうな声で「どうした?」と私に聞いた。夫が窒息死しそうだ、いったいどう救命措置をすればいいのかと聞くと「それは大変だ、うつぶせにして背中を叩け」など指示をくれて、あれこれしているうちに、なんとか、息ができるようになった。ああ…。死なずにすんだ…。夫はよほど怖かったのだろう、息ができるようになってからも呆然としてベッドに腰かけたままだった。私は私で、目の前で苦しんでいる夫に対して何もできなかったことに無力感を覚え、そしてものすごい恐怖を感じたのだった。もし私の目の前で夫が死んでしまったら、と考えただけで泣けてきた。膝の力が抜けてしまったようで、がくがく震えていた。こんなに死を身近に感じたことはなかった。そして、私がこんなに夫を愛していることも。その2日後、夫の熱も下がり、体調がかなり回復してきたので、ほんとはいけないのだが、夫はひとりで外出して近所のスーパーに水を買いに行った。なんだか時間がかかっているなあ、大丈夫かなあと心配し始めた頃、夫から電話があった。「具合が悪くなって、マンションの1階ロビーで座ってる。水と薬を持ってきて」と言うその声は、とても大丈夫そうではなかった。急いで水と薬を持ってロビーに行くと、椅子にぐったり座っている夫がいた。なんだかおかしい、胸が苦しい、手足が痺れる、どうしていいのかわからない、と言う。その様子が、かつて私の父が心筋梗塞で倒れたときに酷似していたものだから、私は救急車を呼んだ。救急車が来るまでの20分間、夫はどういう姿勢でも苦しいようだった。私もどうしていいのか分からず、背中をさすったりしているしかなかった。救急車がようやく到着し、3人の救急隊員が手際よく心電図を取ったところ、異常があったようだった。それで救急車の中に運ばれ、搬送先の病院を探してもらったが、コロナ陽性だということでどこも受け入れてくれなかったのだ。30分ほど探しても、受け入れてくれる病院が見つからず、これはもう無理だと感じた。救急車の中で安静にしているうちに、夫は追いついてきて、かなり気分も良くなってきたようだった。救急隊員が「10段階で言うと、今はいくつぐらいの苦しさですか?」と尋ねたのに対し、夫は「3ぐらいです」と答えていた。それだったら、無理に病院に行かずとも、家で安静にして数日過ごし、自宅療養期間が明けてから、精密検査を受けにいったほうがいいと思う、と私が救急隊員に話すと、たしかに、心臓に何か問題があったとしても、まさにそのときに心電図を取らないと検査結果には出てこないものだから、このまま病院に搬送されても、なんともありませんでした、ということになる可能性は高い、しかし、救急隊員としてはさきほどの心電図で異常があったことを考えると、病院に行かなくていいとは言えない、しかし、それでもよければ、この用紙に署名をしていただいて、ご自宅にお戻りいただくこともできますよ、ということだった。署名がなければ、後で何を言われるかわからないものなあ…。救急隊員はいろいろ言われているんだろうなあ、と同情してしまった。用紙に署名をし、救急車を降りた時、「もしまた何かあったら、すぐに119番してくださいね」と救急隊員の方たちは親切に言ってくれた。その救急車騒ぎがあった後は、夫は自宅で安静にして過ごした。あとで振り返ると、心筋梗塞というよりも、パニック発作だったのではないか、と言っていた。数日前に起こったような窒息がまた起こるんじゃないか、と思ったら、急に苦しくなってしまった、というのだ。かわいそうに…。自宅療養期間が終わった翌日、夫はW氏を受診し、レントゲンや心電図、血液検査などの検査をひととおりやってもらった。その結果、特に異常は見つからなかった。W氏が言うには、手足のしびれはおそらく過呼吸だろうということ、心臓というよりもやはりパニック発作だったのではないか、ということだった。心臓に大きな問題がなかったのは良かったが、パニック発作を起こすようになってしまったことは、本当に心配だ。W氏は夫にいくつかの漢方薬を処方してくれており、今、夫はそれをお守り代わりに飲んでいる。彼が窒息の恐怖から解放される日は来るのだろうか…。==こんなことがあったのが、8月第一週のことだった。それ以降は、溜まった仕事に追われて2週間があっという間に過ぎてしまったが、私も夫も、突然、(夫が)窒息するかもしれないという恐怖からはまだ逃れられない。私はひとりになると、私が一緒にいないときに夫があんなふうに苦しんでひとりで死んでしまったらどうしようと考えてしまう。後悔してもしきれない。私は夫に幸せを与えてあげられただろうか?夫は私と一緒に数十年を過ごして、楽しかったと思ってくれていただろうか?私が夫と過ごせる時間は、実はものすごく短いのかもしれない。だから、時間的に無理をしても、一緒にいられる間に、行きたかった旅行などに行くことにした。
2022.08.24
コメント(0)
さて、結局W氏はコロナだったことが判明。これじゃ私もすぐに症状が出るかなと警戒していたところ、土曜日の夕方から発熱し、月曜日になった今でもまだ38度ぐらいの熱が続いている。よく言われる咽頭痛や咳などはほとんどないが、頭痛がひどい。土日はどこも発熱外来がやっていなかったので、今日になってW氏のクリニックの発熱外来を受診してPCR検査を受けた。結果は明日の予定。おそらくコロナだろう。そうだったらコロナ休暇だ。この12年間ぐらいで初めての10連休。そうなると、全然準備が出来ていない、今週末の講演とか気が進まない来週の会合とか、全部キャンセルになる。むしろコロナであってほしい、と願い始めた私。W氏はすでに体調はほぼ回復しているようで、じっと家にいなければいけない状況に退屈しているようだ。幸い(?)、離れて暮らす娘さんの長男がコロナになったとのことで、コロナ隔離として今、家に引き取ったらしい。それでお孫さんの面倒を見ることで、気を紛らわせているようではあるが、それとて限度があるだろう。もし私とW氏がそろって宿泊療養ができるのなら、一緒にホテルに宿泊、なんてことができるのだが、今は宿泊療養もいっぱいのようで入るのが難しそう。
2022.07.25
コメント(0)
今朝、W氏から「今朝は平熱に戻ったけど、まだ鼻水と咳が出る。カオルちゃんは大丈夫?」とメッセージが入った。昨日の今日では、もし私がコロナになっていたとしても、まだ潜伏期だと思うが、「全然問題ないよ!」と答えたら「油断しないでね」ときた。そして会社に来てみると、水曜日に長時間の会議で一緒だった社外の人が昨夜発熱した、という連絡がきた。「カオルさんは大丈夫ですか?」と先方が言うので「全然問題ないです」と答えたが、こりゃ、もしコロナになったとしてもどこでうつったのか全然分からないなあと思った。W氏は頑としてPCR検査をやらないつもりでいたようだが、息子さん(一緒に働いている医師)から強硬に検査をしろと言われたようでしぶしぶやった、とさっきメールがきた。もしこれで陽性だったら、これから一週間の外出禁止だ。来週の水曜日夜のデートは、おそらくだめだろうなー。
2022.07.22
コメント(0)
今日は久しぶりに昼からのデートだった。表参道あたりの洒落たフレンチレストランで待ち合わせた。10分ほど遅れてやってきたW氏は、なんだか顔色が冴えない。聞くと、喉が痛くて鼻水が止まらないのだという。クーラー病?というと、いや、夜はクーラーなんてかけてないんだけどな、とW氏。しかし、よくよく聞いてみると、先週終わりごろから急激にコロナ患者が増えて、都心近くで開業しているW氏のクリニックにもやまほど発熱患者がきてこの間の火曜日はなんと100人を超えたという。熱は?と聞くと、熱はない、喉がちょっと調子悪いのと鼻水だけだ、と言っていたのに、ランチの後、ホテルの部屋に入ると、彼は途端にぐったりしてきた。汗ばんでいたので、先にシャワーを浴びたW氏は、私がシャワーを浴びて出てきたときには既にベッドに横になっていた。おでこを触ると、猛烈に熱かった。おでこだけではなく、ひじの内側やももの内側など、体中が本当に燃えるように熱かったのだ。どうみても40℃近い熱があることは明らかだった。それでカーテンを閉め、私はタオルを濡らして彼のおでこや首の後ろを冷やし、W氏の手を握っていると、W氏はほどなくして眠りに落ちたようだったが、うーん、うーんとずっと唸っていた。こんなW氏を見るのは初めてだった。数年前に一度、デートの途中から具合が悪くなって、エッチを途中で中断したらその後、熱が出たことがあったが、そのときもここまでの高熱ではなかった。いつもはスーパーマンのように元気で、一緒にいるときは常にしゃべっているか手が動いているかどちらかのW氏が、うんうん唸りながら寝ているのをみてものすごーく可愛いと思ったし、守ってあげたいと思ってしまった。2時間ほどすると、急に熱が下がってきたようで、W氏の体から汗が出てきた。すると途端にW氏は「いや~、参った参った。カオルちゃんの看病のおかげで随分良くなってきたよ。やっぱり看病されるのはいいなあ」などと急に喋り始めたのには笑ってしまった。「俺はもう大丈夫だ。あとはカオルちゃんにうつっていないことを祈るばかりだな」と言うので、閉じた空間でこれだけ密着して長時間いたら、どう考えてもうつっているだろうと思ったが、まあ、感染したとしても発症しないだろうから大丈夫だよ、と言っておいた。W氏は2年半前からコロナ患者を診てきたのに、発症したのは初めてだ。よほど疲れが溜まって抵抗力が落ちていたのだろう。それと、今回のBA.5だかなんだかの株の感染力が猛烈にすごいということか。コロナウイルスの潜伏期間はおよそ2~3日というから、私も発症するかもしれないことを考えて、この週末はどこにも行かずに家でじっとしていることにしよう…。
2022.07.21
コメント(0)
A野という30代後半の男の部下がいる。この4月から私の部署に転入してきたチーフで、もともとは企画系の部署にいたバリバリの社員だ。そのA野は外から転職してきた私のことをなぜかとても買ってくれており、私の仕事がやりやすいように動くのが、自分のミッションだ、と言って憚らない。実際、彼が来てからは、ことあるごとに私の意見が通るように調整してくれて本当にありがたいし、彼の能力の高さに脱帽している。A野は社内結婚で、奥さんは今、第2子の育児休業中。仲は良さそうだし、彼は仕事が忙しいながらも曜日を決めて保育園のお迎えに行くとか、家事をするなど、かなり頑張っている様子。偉いなあ、と思っていたのだが、最近、なんとなく彼から過剰な愛情表現を受けているような気がしてならない。例えば、先日会議の時にA野は私の隣にいて、A野の先にモニターがあった。そのモニターには会議資料が映し出されるので、必然的に私はずっとA野の方に顔を向けてモニターを見ることになったのだが、会議の途中で私の専門領域に関するデータが出てきた。それでつい、それを食い入るように見ていたところ、A野はモニターではなく私のことをずっと見ていたようで、「カオルさん、すごい目がキラキラしてますね」などと言い出し、私のことをじーっと見つめるのだ。皆の前で。なんとなく居心地が悪くなって、「何言ってるの。恥ずかしいからあんまり見ないで」と言って、その場は終わったのだが、その会議の後、A野と二人きりになったとき、彼が「俺、カオルさんのこと、大好き。奥さんにもこんな面白い人が会社にいるんだということ、話してるんですよ」と突然言い出した。こういうことが、何度も続いたのだ。この2週間ぐらいの間に。私のことを「大好き」と言い、そして、私と交わした会話のことなどを、奥さんに話しているということ。そして、奥さんが職場復帰したら、是非紹介したい、ということ。それだけではない。彼は数か月後に、私をトップとするプロジェクトを立ち上げようとしていて、自分がその直属の部下になるような組織再編を考えているのだ。単に一緒に仕事がしたいだけならば、「大好き」などと言う必要はまったくないのだ。なのに、わざわざ何度も口にするというのは、何か意図が隠れているとしか思えない。それはおそらく、私が彼を好きになるように仕向けたいのだろう、ということだ。彼が私のことを好きなのかどうかはともかく、上司である私に可愛がられれば、自分もやりやすくなる、と計算したのだろう。だけど、万一私がそんな彼の言葉を本気にして、面倒なことになったら困るので、警戒する目的で、奥さんのことを話題に出しておき、私と秘密の関係を持つことは考えていない、とアピールしているのだろうと想像している。これって、かつては男性上司に媚びる女性部下という図式そのものじゃないか。A野は身長は170cmぐらいで、さほど高身長というわけではないが、ちょっとかわいい顔をしていて、高校生ぐらいのときにはモテただろうという雰囲気を身にまとっている。そんな彼から、大好きだの、カオルさんの直属の部下として仕事したいだの、ずっと言われ続けていると、そりゃあ悪い気はしない。だけど、うっかり彼のことを好きになったりしないように、自分を戒めておかないと。
2022.04.25
コメント(0)
先日、突然に知り合いの研究者から、とある国の機関で任期付きではあるが研究員の仕事があり、私を推薦したいという話があった。分野は私の専門に合っているし、今の給料の半分になってしまうかもしれないけれども、やりがいは今の仕事の倍以上はありそう。しかし、着任時期や任期はどうなんだろうかと、間に入ってくれた人にあれこれ質問をしていたところ、先方が早く私に会ってみたいとのことなので訪問してほしいということだったので、今日、さっそく訪ねてきた。結果からいえば、先方は2か月後の着任を希望していて、すぐに返事が欲しいようであったが、私からすれば、年度の途中で仕事を投げ出すわけにもいかないので、5月の総会時に今の社長が交代などにならない限り、来年の4月1日の着任を希望しているため、条件が合わなかった。一応、最終的な返事をいつまでにすればよいかについて、先方で検討してもらって、私にメールをする予定にしたが、あの雰囲気ではおそらくもうこの話はないだろう。残念だけれど、私を今の会社に引っ張ってくれた社長に不義理をするわけにもいかない。その後、私を推薦してくれた人に報告がてら会いに行った。その人と私はこれまで直接面識がなかったが、私とほぼ同い年で話を聞いてみると、いろいろなことが非常に良く似ていて驚いてしまった。彼女は5年ほど前にがんを患い、今もまだ後遺症に悩まされながらも3年間の休職を経て仕事に復帰したという。病気のおかげで、いろいろな人に支えられて生きてきたことに気付いたりこれまでの働き方を見直そうと思ったりしたと言っていた。もっといろいろと話してみたいと思わせる人だった。転職の話は残念な結果だったけれども、私を推薦してくれた人との出会いがあったので、よしとしよう♪
2022.04.13
コメント(0)
昨日の朝、F田に新年度の方針等の打ち合わせをしたいと申し出たら「話すことなどありません。何かあるならメールにしてください」などという、ふざけた態度に出てきたから、私も半分切れて言い合いになったのだが、F田は頑として打ち合わせを拒絶した。それならばもう知らん、と諦めてほっておいたところ、今朝になって、突然F田が「昨日は失礼な態度をとってすみませんでした。今日から心機一転 がんばります」などと言ってきた。私が別の取締役に報告しておいたから、もしかしたらその取締役から何か言われたのかもしれないし、あるいは冷静になってみたら私が勤務評定をする立場であることに思い至り、謝っておくのが得策だと思ったのかもしれない。いずれにしても、私にとってはストレスが軽減できてよかった。しかし、F田には今後も警戒は怠らないようにしないと。必ずまた同じようなことは起こるはずだ。
2022.04.01
コメント(0)
年度末まであと2日。私に散々嫌がらせをしてきた部下のO美の顔を見るのもあと2日。ああ~、よかった!とほっとしていたのも束の間、なんと、来年度から私が所管する別の課の課長(50代前半・男性、ここではF田としておこう)がまるで、O美のような口調で朝から私に突っかかって来た。しかもF田と私がまともに話すのは、これが初めてだというのに。その突っかかり方というのも、私は雑談にばかりいそしんでいるようだがこの案件について、この3年間、いったい何をしてきたのか、こんな案件をこんな状態でいきなり担当なんだから、はい、よろしく、と言われても担当できるわけない、正直、勘弁してくださいよ、というようなことを、顔を紅潮させて言ってきた。これには長いいきさつがあるし、この場では話せないこともあるので別に説明する機会をセッティングするので、そのときに話しましょう、ということにしたのだが、F田からは敵意がプンプン、明らかに私を軽んじており、こんなやつの下で働くのはごめんだ、という雰囲気がむんむん出ていた。その2時間後、別の取締役もいる場で順を追って説明したところ、とりあえず理解はしてもらえたようだったが、その説明の最中にも、確認のための質問が、まるで私をなじるような言い方で、それがO美そっくりだった。この会社には、たくさんのO美がいる。外部からの異分子を絶対に認めないタイプだ。彼ら彼女らは、私の存在を認めない。うーん…。ものすごくやりづらい。だけど、F田はO美ほど馬鹿ではないので、説明に納得するとそれ以上言ってくることはない。私が想像していたよりも、ずっと私の敵は多いのだろう。もう、これが普通なのだ、とあきらめるしかない。
2022.03.30
コメント(0)
さて、O美とM子という問題児だった私の部下2人が2週間後の異動を控え、ますます最近は「野党」のようになってきた。会議の席では、まるでヤジのような発言をする。こちらの提案は全部いちゃもんを付ける。何かといえば「聞いてない」などと抜かす。報告を求めれば「今、体調が悪いので無理です」などと言い逃れをしようとする。ひどすぎる。よくぞ、こんな2人を1年間我慢してやってきたと、自分を褒めたいぐらいだ。ところが、私の元彼T氏が、最近また私の仕事のやり方に対して批判めいたことを言うようになってきた。T氏の主張は、できない部下は思い切り負荷をかけてやらせろ、もしそれでメンタルになって休職したとしても、仕方がないことだ、仕事の業績を上げることを第一に考えろ、ということだ。実際、T氏は自分の部署で2名の部下を潰している。彼の怒鳴り声や、特定のターゲットに対するいじめのような口調は隣の部署などにも丸聞こえだそうで、皆、彼がパワハラ体質であることを知っている。彼はそれを、まるで自分の業績のように私に語り、私にもそうやれ、と言うのだ。頭がおかしいんだろうか。いったい何の権利があって、人の人生をめちゃくちゃにできると思っているのだろうか。話しながら、ムカついて血管が切れそうになってしまった。何で私はこんなバカな男と、関係を持ってしまったのだろう。彼のどこが好きだったのか、まったく分からない。いいところがひとつも見えない。彼の会話は、すべて自分が言いたいことだけを言うスタイルで、私が何を言おうと、彼の頭のなかで、勝手に彼に都合のいい言葉に変換されている。かつて、付き合っていたときは、彼が私にとって都合がいいように変換していてくれていたから、私にとっては居心地が良かったのかもしれない。でも今は、彼の性格のゆがみがあまりにも見えてしまい、理解できない。というか、理解したくない。T氏と比べると、W氏のなんと大人なことか。W氏は知的で寛容で思慮深い。そういえば、W氏と付き合い始めて丸7年。もうすぐ8年目に突入する。ということはT氏と別れて丸7年ということだ。あのとき、なぜか急にT氏から別れを切り出してきたのだが、あれこそカミサマが手助けしてくれたとしか思えない。普段、まったく信心深くない私だが、これに関してはカミなのか、あるいは私の守護霊なのかは分からないが、不思議な力が働いたと信じている。
2022.03.16
コメント(0)
この一年間、何度ぶん殴ってやろうかと思ったことか分からないほど腹立たしかったO美(61歳)が、ついに4月に異動になることになった。通常、わずか一年間で異動することはほとんどないのだが、私がちょっと前に社長と副社長、総務部長に彼女をどこかに飛ばしてほしいとお願いしておいたところ、支店に飛ぶことになったのだ。前々から、O美は本社に残れなければ辞める、と人事課に訴えていたようなのだが、人事課は支店に飛ばした。暗に辞めろと言っているようなものだ。しかし、O美はけろっとして居残ることになった。人事課長も総務部長も「辞める辞める詐欺だ!」とカンカンになって怒っていたが、仕方ない。この支店は、私と同じ部なので、時には一緒に仕事をしなければいけない。それでも私の目の前からいなくなってくれるだけで万々歳だ。O美の顔を見るのもあと2週間ちょっとと思えば、優しくもなれる。事実、最近は穏やかに話ができるようになった。ああ、本当に長い一年間だった。それから、私の直属の部下にはもうひとり、M子というメンタルを病んでいる課長もいる。メンタルではあるが、自分の気に入らないことがあると、私に対しても「もうこれ以上話しても無理ですね、それならいいです!」というような捨て台詞を無表情で言い放ち、私がまだ会議室にいるのに自分だけ先に出て電気を消してしまうような女だ。ありえるか?こんなこと。仕事が出来る出来ないのレベルじゃない。O美もそうだが、M子も相当、人間としてどこかおかしい。そのM子も4月で異動することになった。新しい部署はこれまでとは全く違う分野で、しかもその部署の部長はものすごい好き嫌いが激しく、仕事ができない人間に対してはパワハラがひどい。おそらくM子はまた病んでしまうだろうと思うのだが、それを考えると、もしかしたら会社はM子を辞めさせたいのではないかと思ってしまう。
2022.03.09
コメント(0)
高校生のときに付き合っていた元彼とは、高校卒業と同時に別れた。その後は、大学時代に一度だけ夜の電車でばったり会ったことがあったが、それ以来、一度も会ったことがないし、共通の友人もいないので風の噂を聞くこともなかった。彼のことは、今頃どうしているのかなあと時折思い出すのだが、ネットで調べてみても、趣味で大会に出たときの記録が出てくるぐらいでどんな仕事をしているのかとか、SNSだとかはまったくヒットしなかった。それが、なんとさっき検索してみたら、初めてヒットした。それも、大企業の人事異動のお知らせとして。彼は今、超大企業の部長をしているようなのだが、今度の4月からは子会社の社長に就任するらしい。なんとまあ。あの彼がねえ…。今時、なんらかの活動をしていれば、絶対ネットに名前が出るものだろうと私は思っていたのだが、この何十年間もまともにヒットしなかったから私はすっかり、彼はひきこもりにでもなっているのだとばかり思っていた(笑)。普通にサラリーマンとして働いているとそうそう名前は出るものではない、というのを初めて知った。しかし、その会社というのは、いかにも昔ながらの大企業で、恐らく「ザ・サラリーマン」のはずだ。彼ってそんなタイプだったけ…、と古い記憶を掘り起こしてみたが、たしかに体育会系で、集団生活が好きなタイプだった、と思い出した。しかも、村上春樹が好きで、しきりに私に読め、読め、と薦めてくるのだが私はどうにも苦手で、話がまるっきり合わなかったのも思い出した。あれからもう30年以上が経った。どんな風貌になっているのか、すごい興味があるが、会いたくはないなあ…。陰からこっそり見てみたい。
2022.03.01
コメント(0)
今夜は2週間ぶりのW氏とのデート。前回のデートでは、なんとこの7年間で初めて、彼のモノが大きくならず行為をすることができなかった。私の方は、まあ、そういうこともあるよね、と思って全く気にしておらず、むしろ、私も疲れていたのでちょうどよかったと思い、ひたすら抱き合っておしゃべりをして過ごした。私はそれでとても満足していたのだったが、彼はそうではなかったらしい。何と今日、彼は薬を飲んできたらしい。「前回は焦りまくったよ。トラウマになった。もう絶対あんなことには ならないようにと思って、今日は薬を飲んだからばっちりだ」と意気込む彼は、実際とても元気で、今日は大いに楽しんでいた。やっぱり気になるものなんだなあ。いくつになっても。大体、W氏はもう72歳になったし(こうして文字にしてみると衝撃だ)、彼との付き合いもまもなく丸7年になるし、そんなに行為そのものには私は執着していない。それなのに彼があんなに気にしていたのを知って、ちょっと驚いた。彼は髪の毛こそ薄いけれども、皺はあまりなく、エネルギッシュで若々しい。帽子を被っていれば60歳ぐらいに見える。その彼の若さは、性的なエネルギーの強さから来るんだなあ、とつくづく思った。私の方が早く老けそうだ…。
2022.02.18
コメント(0)
コロナやら何やらで猛烈に忙しくなってしまい、すっかり久しぶりの日記になってしまった。1月の終わりに、私に反発ばかりしていた60歳部下のO美と勤務評定のための面談をしたのだが、この際だから言いたいことを言おうと思い、こんなに報告・連絡・相談をしていただけなかったのは、私が外部から来た人間だからなのか、それともこれがあなたのやり方なのか、と問いただすと「私はずっとこのやり方です。これが普通です」と言ったので、これを言質にとって、「私はこれまでいろいろなところで働いてきたが、 私は皆で議論をしながらやっていくスタイルだ、もしこのやり方で あなたができないならば、もっとあなたがやりやすい部署に異動したほうが あなたにとっても私にとっても幸せなことなのではないか」と、異動させることを匂わせた。すると、なんとその翌日ぐらいから、手のひらを返したように態度が良くなったのだ。私の機嫌を損ねたら、自分がいきたくないような部署に異動させられる、ということに、ようやく気付いたらしい。まあ、いまさらそんな態度を取ったって遅いのだが。
2022.02.17
コメント(0)
今朝、恐ろしい夢を見た。iPadを空にかざすと、日本列島を上空から見ているような衛星画像が見えた。谷川岳のあたりから眩しい光が炸裂したかと思うと、その爆発は日本列島を縦断するかのように北上し、ついには日本の関東北部から北海道までが爆発に包まれて、そのまま崩れ落ち、海に沈没してしまった、という夢だった。私は夢のなかで、なぜか「Oh, my god...」と英語で叫びながら頭を抱えていたが、おそらくその光景が、9.11のときの映像と重なったのだろう。日本沈没するほどの火山の爆発。ネットで夢占いを調べてみると、火山の爆発は不満が爆発して取り返しのつかないことになってしまうという暗示だそうだ。さもありなん…。今の私は、まだ職場での人間関係に起因する諸問題が解決するどころか悪化し、猛烈にストレスを溜めている状況だ。私の言うことなど全く聞かない年上のオバサン課長は相変わらずで、ますます私に報告・連絡・相談はおろか、挨拶すらしない。W氏に愚痴ると、「俺だったら、全部仕事を取り上げて自分でやることにするなあ」と簡単に言うのだが、私の今の組織ではそんなことができるわけがない。もしそんなことをやったら、ハラスメントで訴えられるのがオチだ。まさかそんなストレスが影響しているのかどうかはわからないが、一週間前、W氏とデートしている最中に、出血した。ベッドに血の塊が付いており、シーツには血の跡があった。生理なんて、この1年半来ていないから、すっかり閉経したのだとばかり思っていたが、これは生理なんだろうか、それとも不正出血なんだろうかと様子を伺っていたところ、昨日から下腹部の痛みがあったりしたので、今日は会社を休んで、かかりつけの婦人科医を受診した。すると、なんと生理だったのだ。おそらくこれが最後なのではないかとのことだが、まさかまだあるとは思わなかった。W氏にそれを伝えると「若返ったんだね!」と嬉しそう。私はストレスのせいじゃないかと思っているのだが。。。こうして少しずつ、老人になっていく。父が亡くなってからというもの、残された時間を数えるようになった。無駄なことをしている暇などないのだ、ほんとに。
2021.11.18
コメント(0)
最近仕事が忙しい。以前のように、W氏と午前中から夜まで一緒に過ごすなんてデートができなくなってしまった。先週は2週間ぶりのデートだったが、一緒にいられたのはわずか2時間。気持ちが急いていたせいなのか、あるいは私が仕事モードを引きずっていてあまり甘い雰囲気でなかったせいなのかは分からないが、W氏は達することができなかった。もしかしたら、そろそろ私に飽きが来ているのかと不安になりつつもあまり気にせず一週間が経った。夫は昨日から金曜日まで急遽出張に出てしまったので、W氏に夕飯を一緒に食べないかと誘うと二つ返事でOKしてくれた。21時までとあまり時間がないから職場近くのビストロを選んだが、「今日はアルバイトがいなくて一人でやっているので、ちょっと料理を 出すのに時間がかかるんですよ」とシェフが申し訳なさそうに言うものだから本当に食べたかった料理は頼まず、速く来そうなものを選んだ。しかし、あまり料理は美味しくない上に、テラス席の離れた場所ではタバコを吸っている人がいて煙が時折来るし、その人たちの話し声がとても大きくてなんとなく落ち着かないしで、あまり会話も弾まなかった。もしかしたら、丸いテーブルが大きくて、ほぼ対面に椅子が配置されていたので、ちょっと遠くて親密な雰囲気になりづらかったのかもしれない。帰りは散歩がてらちょっと遠回りしたのだが、そのときでも、なんとなく会話が弾まず、私たちの間から何かが欠けてしまったような感覚を持った。おそらくW氏だけでなく、私の方もW氏に対して情熱を失ってしまったのだろう。もうそろそろ惰性になってしまうのだろうか…。
2021.10.06
コメント(0)
2か月ちょっと前に応募していたところから、不採用の通知が来た。書類審査で2か月もかかり、その結果、紋切り型のメールが一本だけ。ここまで引っ張るんだったら、もうちょっと言葉を尽くしてくれてもいいんじゃないかと言いたくなったが、しかたない。今回応募したところ以外、もう当てがない。それで、1年半前に私に声をかけてくれた人に連絡して、もしまた私ができそうなポストがあったら、よろしくお願いします、と伝えたところ、すぐに返事が来て、何かあったら連絡すると言ってくれた。これまでを振り返ると、私は本当に過去から学ばないことが分かった。毎回毎回、応募するたびに「絶対にここは縁があるような気がする!」と本気で思い、8割がた採用されたような気持ちになってしまうのだが、大抵の場合、書類で落ちる。ということは、私は全く自分のことを客観視できていないということだ。今回、何が悪かったのか、ちゃんと検証しないと…。
2021.09.09
コメント(0)
昨日は午後から休みを取り、2週間ぶりにW氏とデートした。都内の隠れ家みたいなフレンチレストランでフルコースの豪華ランチを食べ、そのあとは一流ホテルで夜まで過ごした。O美と決裂してからの私は、急に肩の荷が下りたようで、彼女の動向が気にならなくなったので(ほとんど無視をしているからだが)、昨日のデートも心配することは何もなく、心の底からW氏との時間を楽しんだ。実際、先週ぐらいから仕事もうまくいくようになってきたし、外部の人からはO美に対する不満も聴こえてきた。それを聞いて私は留飲を下げたわけだが、仕事のことを考えると、評判の悪いO美をそのまま野放しにしていていいわけではない。どうすっかなー。。。さて、昨日、W氏といちゃいちゃしているときに転職希望先からメールがきた。応募者が多く、厳正な審査に時間がかかっているので、面接時期を一か月遅らせる、面接対象者には改めて連絡する、という内容だった。もし書類審査で落ちていたなら、このタイミングで不採用通知がくるだろうから今のところ、面接対象者として選考に残っているのだろう。W氏にそのメールのことを伝えると、最終選考は恐らく2~3名だろう、カオルちゃんは絶対に採用されるよ、俺は今回は確信してるんだ、と言ってくれた。なんとなく先週ぐらいから運命の波に乗ってきたような気がする。やることが全部、うまくいっているように感じるのだ。講演をすれば観客の反応はいいし、分析をし始めてみたら、予想していたよりもずっといい結果が出たし、W氏とデートすればこれまでになく盛り上がったし。4月以降、冴えない日々が多かったから、ようやく暗闇を抜けてきたような気分だ。ありがたい。
2021.07.30
コメント(0)
およそ3週間前、6月の下旬に転職希望の会社に応募書類を送付した。7月の下旬には面接予定と募集要項には書いてあったので、先週ぐらいに結果が来るのではないかと、そわそわしながら待っていたがうんともすんとも言ってこない。毎日郵便受けを見てがっかりしている私に夫はひとこと、「こりゃだめだな。もう諦めた方がいいよ」まあ、そう思っていたほうが、万一書類審査が通っていたら喜びもひとしお、ダメだったら、やっぱりそうだったかと思うだけ。心の平安のためには、もう諦めていたほうがいいのだろう。そういえば、先週、O美とは派手に言い合いをしてしまった。じっとり暗い目つきで、私をなじったものだから、私もつい「そのような言い方はやめてください。それに、今のあなたのその薄ら笑いもやめてください」と強い口調で言ってしまった。それ以来、彼女は私の顔を見ない。私が「あの件、どうなっているのか、報告してください」と言っても、「あとで報告します」とPCに向かったまま答え、結局、他の管理職と一緒のメールで報告がきた。ありえない。これまでは、彼女には気持ちよく働いてもらわなければという意識が働き、多少機嫌を取るような態度を取っていたこともあったが、先週の一件で、私と彼女は対立しているという構図が明確になったし、隠すこともなくなった。それで気持ちは一気に楽になった。私は彼女に対して、気兼ねなく要求ができる。彼女はおそらく、少しずつストレスを溜めていくはずだが、この先、どんな態度に出てくるのか、楽しみに待つことにしよう。
2021.07.20
コメント(0)
O美との関係は日々悪化している。O美が私を敵視していることは明らかで、彼女から私に報告も連絡も相談も何一つない。今日はひとつ打ち合わせがあったが、私が彼女の発言に対してそういうことではないのではないか、と指摘すると「私はそんなこと言ってません!」と私の顔も見ずに言い捨てた。あの言い方が本当に腹が立つ。大体昨年なんて、違う部署にいたO美は自分の上司と合わないといって私に泣きついてきたのに、なんで私が直属の上司になったとたんにこんなに敵視されなきゃいかんのだ。と考え出すと、ますます腹が立ってくるのだが、どう考えてもやっぱり彼女は私の存在そのものが面白くないんだろうとしか思えない。最近の彼女が私のことを見る目つきというのは、とてもじとーっとしていて、常にイライラを抑えつけているような口ぶりだ。私のことが生理的に嫌いなタイプなのか、あるいは、私のことを妬んでいて引きずりおろしたいと思っているのか、どちらかだろう。そんなO美のことは当然私も大嫌いになってしまったので、ほとんど話をしないことに決めてからは、随分楽になった。それで無事に転職応募書類も2週間前に出した。来週ぐらいには書類審査結果が来るだろうと期待しているのだが、もし書類審査で落ちていたら、相当落ち込んでしまいそう。なんとか通りますように…。
2021.07.09
コメント(0)
さて、W氏からも「無視したほうがいい」というアドバイスをもらい、そうだ、私はO美のようなバカに関わっているような時間はないのだと改めて思い至り、ほぼO美のことを無視することにした。これまでは気を遣ってきたが、まったく気を遣うことをやめ、彼女から報告がないならば、こちらからも全く問いかけることもやめた。私は自分の時間を、自分がやるべき仕事にだけ集中することにしたところ、とても効率よく、仕事が進むようになった。O美は私の態度の変化を感じ取ったのか、少し私にすりよってくるような態度を見せるようになった。それに対しては、反応することにしたが、それ以外はまったく無視。O美のことはどうでもよくなってしまった。私が急にふっきれた理由の一つには、転職することを決意したからだ。これから応募するので、どうなるか分からないが、私のキャリアパスを考えれば五分五分だろう。応募の締め切りは今月末。書類の作成の時間はあと2週間ほどしかない。企画書を2つ書かなければいけないので、O美のことなどかまっている暇はない。ちなみに、今回私が望んでいる職は常勤で、68歳が定年だ。今の職は任期付きなので、もし今年契約が更新になったとしても、後2年しかいることができない。年齢を考えたら、できるだけ安定した職に就きたい。年収は今よりも300~500万円ほど下がるかもしれないが、68歳まで立場が保証されているほうがずっといい。これは、久々のチャンスのように思える。W氏にそれを話すと、「それはけっこういける予感がするぞ」と言った。彼はどんなときでも「いける予感がする」というので、あまり当てにはならないのだが、今回は私自身も、ものすごくいけるような気がするのだ。というか、まるで私のために用意してくれたのかと思うほど。今度こそ、冷静に分析しながら書類を作り、面接まで進めたらちゃんとリハーサルをしよう。がんばるぞー。
2021.06.13
コメント(0)
ものすごくイライラしてしまう。嫌いな人間のために、こんなにエネルギーを使うなんてバカバカしいと思いながらも、考えずにはいられない。昔々、私の博士論文の指導教官のことが嫌いで嫌いで、顔を合わせるたびに、首にニキビができていた。生理的に我慢ならなかったのだ。だけど、ここで指導教官に暴言を吐き、敵対してしまったら学位が取れなくなると、毎晩毎晩自分に言い聞かせ、なんとか目標を達成した。それ以来、彼に対しては我慢することをやめたおかげで、まったくストレスがなくなった。今のこのストレスは、あの15年ぐらい前の指導教官に対する嫌悪感に匹敵するほど強い。O美なんて、私の部下なんだから気にする必要ないし、人事評価を最低点にして来年度は異動させてしまえばいいだけなのだが、とにかく生理的に我慢できなくなってしまったのだ。W氏にちょっと愚痴ると、「俺だったら、まったく無視する。いないものとして振る舞う」と言った。視界に入れなきゃいいんだよ、と簡単に言うのだが、ほんの2メートルほど離れたところにいるのだから、視界に入らないわけがない。でも、見えなければ少しはましかと思い、今日はO美の方の手を顔に当てて、視界を遮ってみた。たしかに目に入らなければ少しはましだ。だけど、会議などでは当然顔を合わせなければいけない。すごい忍耐力をもって、にこやかに話し、会議を終えたけれども、ずっとみぞおちが痛い。午後は特に予定もなかったので、早退することにした。オフィスの階段を降りている途中、別の階から、昨年度まで私の直属の部下だったH氏とばったり会った。H氏は大人しい50代後半の男性だが、とても知的で考えが深く、外部からきた私のことをとてもよくサポートしてくれた。私とH氏はとても相性が良かったのだろう、年度末に彼の異動が決まったとき、「寂しくなりますね」と言い合った。そのH氏と会ったとき、彼が「なんだか寂しいですね」と言った。彼も新しい職場でとても苦労しているのだろう。「ほんとですね」と言って、しばらく彼の新しい職場の話を聞いたりした。H氏とだったら、もっとうまく仕事が回るだろうに、本当に残念だ。
2021.06.10
コメント(0)
2か月近く前の胃腸炎以来、ずっと忙しい日々が続いている。今週なんて、ほぼ毎晩、職場を出たのが夜10時過ぎ。睡眠時間が4時間ぐらいなので、昼間に眠くなってしまう。そんななか、私の部下のO美が、いよいよ私に対して敵対モードをとるようになってきた。私に対してはまったく仕事の報告もせず、私の指示は無視する。それなのに、別の取締役部長であるKに私に対する不満と相談をしていたことが発覚した。そのK取締役部長は私に対してその事実を教えてくれて、「O美には気を付けたほうがいい。僕はO美から何か相談を 受けたら、必ずカオルさんに教えるから」と言ってくれた。O美が私の部下になったのは、この4月からだ。昨年度は同じ部ではあったが別の課の課長で、当時の部長と派手に喧嘩を繰り返したうえ、彼女自身が多少心を病んで、それ以来心療内科に通っている。その当時は、当時の部長に対する不満を、私に相談してきたので私はかなり時間を割いて、彼女の相談に乗ったし、もし彼女が私の下に異動したいというならば、それでもいいと思っていた。そして実際に、彼女も部長も「喧嘩両成敗」として異動となり、彼女は私の下に来たのだった。昨年度はあんなに私に対して擦り寄ってきたO美だったが、いざ、私が彼女の直属の上司になってみると、彼女は私のことが目の上のたんこぶに思えるようになったのか、まるで去年の部長と彼女の喧嘩のような様相を見せるようになってきた。O美はまったく私に仕事上の報告をしない。私が指示を出しても、なんだかんだ理由を付けて従わない。今後の方向性について議論したいと言っても、負担になると言って断ってくる。彼女は私よりもずっと年上で、そしてプライドが異様に高い。私のように、いきなり転職してきた外様が上司になるのが許せないのだろう。これまではずっと彼女を立ててきたが、もうやめることにした。これからは「敵対モード」だ。見てろ、O美。目にモノ見せてやる。
2021.06.04
コメント(0)
週末の夜中、突如関節痛、筋肉痛とともに39度の熱が出た。その後、熱は下がったが、腹痛と下痢がひどく、これはおかしいと思い、W氏を受診した。念のためにPCR検査も受けたが陰性。急性胃腸炎だろうということだったが、今日はどうしても重要な会議があり出勤。この3日間、ほとんど食べていなかったので会議の途中から頭が回らなくなったが、なんとか無事に終了。まだ腹痛と下痢は続いている。食べてないのに、いったい何が出ているんだろうと思ったら、「腸の内膜が剥がれてるんだ」とW氏。ぎゃー。すぐに再生するから大丈夫だと言ってたが、際限なく出てくるんですけど…。明日は一日休もうっと…。
2021.04.13
コメント(0)
最近、W氏が変だ。一週間ぐらい前には、娘さん一家と食事をしたとのことで、食事風景の写真を何枚かスマホで送ってきたのだが、そのうちの一枚は、ハゲているW氏の背後に、後ろ向きで娘さんが立っていて、娘さんのロングヘアをまるで自分の髪の毛のように見えるようにつまんで禿げ頭の上に載せていた。しかし、ストレートの髪がバサバサと頭に乗っているところは、なんだか冴えない文学部の教授みたいな風貌で、とても微妙だった。しかしW氏はなんだか気に入っているようで「若く見えるでしょ?」などとメッセージを送ってきたので、いやいや、若い若くないの問題じゃなくて、冴えない感じだよこれは…、と書きたいところをぐっと我慢して、「ほんと、若く見えるね!でも、文学部の教授みたい」と書いて送ったところ、その返事は私の意に反して気に入ったようだった。そして昨日の夜、デートしたのだが、またしても「カツラを買おうかなあ…でも買っても置く場所ないし、かみさんにバレたら大変だし…」と、ごにょごにょ言い出した。W氏がこんな結論のないことを言うことなんて、とても珍しい。彼はほんとは、とってもカツラを買ってみたいのだろう。でも、単に禿げてるのが嫌だからとか、若く見えたいから、という理由で買うのは、カッコ悪いと思っているのだ。それで、恋人の私から強く「買ってみたら?」とか、あるいは「プレゼントしてあげるよ」とかいうのを待ってるように見える。しかし、私は禿げているW氏が好きなのだ。今更、髪がふさふさ生えたって、全然関係ない。だから、昨日のデートのときは「私は今のままのWさんが好きだからカツラなんてなくていいよ」と言ったのだが、なんだかしょんぼりしていたように見えた。……と、ここまで書いて気が付いた。もうすぐW氏の誕生日なのだ。それで、私が誕生日プレゼントに買ってあげるよ!と言い出すのを待っていたのかもしれない!しまったー。なんで気付かなかったのだろう。これから彼に「私がネットで注文して、今度のデートに持ってくよ」とメールしてあげよう。いや、秘密にして、サプライズでプレゼントするほうがいいか?
2021.04.02
コメント(0)
さて、W氏との関係も7年目に入った。先日は、6年前に初めてデートした記念日で、W氏がちょっといいホテルを予約してくれたので、午後から夜にかけてそこで過ごした。W氏はまもなく72歳になる。年齢だけ見ると、あまりの高年齢ぶりに怯んでしまうが、実物の彼は、この6年間、あまり変わっていない。むしろ私の方が5キロぐらい太ったし、顔もたるんでかなり老化が進行した。6年前にはちゃんと定期的にきていた生理も、昨年の8月以来来ていない。そしてこの6年の間に、W氏は両親をなくし、私は父をなくした。いろいろなことがあったが、想定の範囲内だ。年を取ると、想定の範囲外のことはなかなか起こりにくくなる。それが楽でもあり、寂しくもあり。
2021.03.28
コメント(0)
相変わらず、コロナ関連の仕事で他部署の人たちと衝突している。トンネルの先が見えない。本当に腹が立つが、あと2週間で結果を出さなければいけない。まあ、なるようにしかならないだろうと、あまり心配もしていない。そんななか、この2年間、私を支えてくれた直属の課長(58歳、男性、超草食系)が異動することになってしまった。同じ部内の別の課の課長と交代だ。本当にショック。彼と私は真逆のタイプであるが、根本的な考え方や価値観が似ているので、私はとてもやりやすかった。ことあるごとに、彼の意見を聞き、迷ったときは彼の判断にまかせることができた。これからはそれができなくなると思うと、とても怖くなった。それで異動が分かったときに、つい彼に「私は、随分課長に依存していたんだなあと今気づきました」と言ったところ、彼も「それは私も同じです。随分部長に依存していました。でも、いよいよ自立のときなんですね(笑)」と言って笑いあった。次に新しく私の下に来る課長は60歳を超えた女性で、とても感情的な人だ。好き嫌いが激しく、いちど嫌いだと思うと顔も見ない。しかし、仕事は熱心で推進力はあるタイプだ。好きな仕事しかしないが…。それから、ことあるごとに私に歯向かったりマウンティングをしてきた30代後半の係長の男は、昇進して別の職場の課長となった。こんな態度ではおそらく新しい職場の部長から嫌われていじめられるだろう。自分が正しいと思うことを正しいと叫ぶだけではダメだとどうやって伝えるか…。
2021.03.28
コメント(0)
30歳を過ぎて仲良くなった女の友達がいる。彼女は自分で会社を興し、本も書き、講演もするというパワフルな人だ。しかし旦那さんは職を転々とし、おそらく夫婦仲はあまりよくはない。二人の息子は、彼女の頑張りでいわゆる一流の私立中学に入学したが、その学費などはすべて彼女が出している。そんな彼女から、最近「雑談」のメッセージが来るようになった。私ともう一人仲の良い女友達の3人のグループLINEに。唐突な感じで、いきなりなぞなぞだったり、自分の誕生日が近いことについてのつぶやきだったりして、どう返事をするべきかちょっと考えてしまうことが多い。こんなことはこれまでほとんどなかった。何かのSOSなんだろうかと思いつつ、プライドの高い彼女のこと、あまり真正面からきくのは良くないだろう。ご飯でも食べにいきたいねーなんて言ったところで、緊急事態宣言下のこの状況では、なかなか会えない。ちょっと心配なのだが、どこまで踏み込むべきかも考えてしまう。私にとっては、そのぐらいの距離感の友達なのだが、彼女にとっては私はもっと近い存在なのかもしれない。むずかしい。
2021.02.23
コメント(0)
1か月ほど前には、W氏とはもう別れたほうがいいんじゃないかと思っていたが、少し時間を置いたら、また元通りになってしまった。しかも、年明けからコロナの関係で仕事が猛烈に忙しくなり、他の部署のひとたちと一緒に仕事を進めなければいけなくなったのに他部署の部長や課長たちは私の提案を否定ばかりして代案も出さない。そして、部下たちをいじめぬいたりするので、次々とメンタル病欠が相次ぎ、挙句の果てには、プロジェクトで中堅の責任者だった女性課長も突然休んでしまい、年度末まで休職となってしまった。あまりにもストレスが多すぎて、やってられるか、こんなもの、という心境がMAXに達した2週間前、年明け初めてW氏とデートしたら、なんだかとっても癒された。それで別れようという考えはいったん引っ込めて、もうしばらくはW氏とこのままお付き合いをしていくことにした。
2021.01.26
コメント(0)
昨日今日と、W氏からはいつもと変わらないメールが来た。日常の出来事と、私がSNSにアップした記事に関する感想など。彼はよくも悪くも、とても私に合わせる人なので、私が何かアクションを起こさないならば、おそらくこのまま同じことを続けていくだろう。無理に波風を立てる必要はないと思っているからだ。でも、このまま続けていくと、あんなに燃え上がった私たちのあの時間は少しずつ色褪せてしまう。そして、彼の中で、私は「第三夫人」のようになってしまうかもしれない。第一夫人は奥さん、第二夫人は私の前に10年以上付き合っていたC子さんだ。W氏は奥さんのこともC子さんのことも、ある面では依存し、ある面ではとても軽んじている。いないと寂しいと感じているようだが、彼女たちの言うことは馬鹿馬鹿しい、取るに足らないと見下しているところがある。もしW氏が私のことを「すべて」知り尽くしたと思う時がきたとすれば、そのとき、私はきっと「第三夫人」になってしまうだろう。その気配が、この間のデートのとき、うっすらと見えたように感じたのだ。この5年間半で初めてのことだった。こんなに燃え上がった愛は、夫以来初めてだった。私は彼との関係を切りたくはない。でも、付き合いを続けるうちに関係は変わっていく。いったいどうしたらいいんだろう。好きなのに離れるべきなのか、なんて考える日が来るとは思わなかった。
2020.12.20
コメント(0)
なぜ私の体がW氏に興奮しなくなったのかといえば、好きでなくなったということよりも、ただ単に抱き合っておしゃべりをしているほうが、心地よくなってきてしまったからだと思う。もしかしたら、更年期を迎えて、体が変わってしまったのかもしれない。性的なことが、ものすごく面倒になってきてしまったのだ。だけど、W氏自体に飽きたわけではなく、話していて楽しいことに変わりはないし、いつまでも抱き合っていたいと思う。そのあたりの変化が、W氏にはきっと分からないのだろうと思う。W氏が求めるものを、私は与えてあげられないのではないかと申し訳ない気持ちもある。そうならば、関係を続けていく意味はないのではないか、とも思う。セックスがなければ、私たちの関係は成り立たないのだろうか。だんだんこの問いが現実味を帯びてきた。
2020.12.19
コメント(0)
W氏も私も忙しい合間を縫って、短い時間でも2週間に1度ぐらいの頻度でデートをまだ続けている。しかし、徐々に熱量が落ちてきているのを感じる。それは私だけでなくてW氏も、だ。私に関して言えば、まず「体の立ち上がり」が格段に遅くなった。以前だったら、抱き合ってすぐにスイッチが入ったが、今は、かなり時間をかけないと、なかなか体がその気にならない。W氏に関しても、彼のモノは相変わらず十分に能力を見せているが、2回目、3回目はなかなかできなくなった。そういう体のことだけではない。メールのやりとりも、徐々に内容が薄くなってきたのを感じる。最近では、今日はこんなことがあった、というような日々の報告が中心で、あまり深い内容のことは書かなくなった。もう十分やりとりしたから、新しい話題なんてそうそうないのだ。そして極めつけは、次のデートの日程が決まっていないことをすっかり忘れていたことだ。これまでは、常に翌月のデートまで全部日程を決めておかないと気が落ち着かない、とW氏は言っていたので、デートのたびに翌月まで毎回予定を決めていたのだが、前回のデートのときにはその次の予定について、お互いのどちらからも話題にも出なかった。少なくとも、私はすっかり忘れていたのだが、W氏はどうだったのだろう。もしかしたら、日程が読めない私に合わせるつもりで、自分からは言い出さないでおこう、と思っていたのかもしれないが、一言も次の予定について言及しなかったのは初めてだ。なんだかとても寂しい。
2020.12.19
コメント(0)
さて、前回の敵対派閥のおじさんたちとの飲み会の後、ほんの少しだけど、彼らの対応が変わってきたように感じる。また飲もう、なんて話をしていたけれども、コロナ感染が急速に拡大しているので、おそらくしばらくは無理だろう。あのセクハラ満載の飲み会はうんざりだが、あのような機会をタイミングよく重ねないと、せっかく温まってきた関係が無に帰してしまう。どうしようかなあ、と考えた結果、SNSでつながることにした。これまで、SNSは海外の友人や学生時代の友人など、個人的な関係を中心に楽しんでやってきたが、もし私が「売り出し中の女優」だったらいったい何をするだろうと考えたところ、きっとこういう活動をするだろうなあと(ようやく)思い至ったのだ。それで、私を罵倒した相手とか、この間一緒に飲みに行ったおじさんとか立て続けにメッセージを送り、「友達申請」をしてみたところ、全員から承認をいただいた。さて、これからが腕の見せ所だ。相手にアピールしたいのは3つ。1)専門的な知識と経験があることをアピール2)ちゃんと仕事をしていることをアピール3)上記をアピールしすぎず、でも、魅力的な人間だと思われるようにする結局のところ、職場の人間に気に入られようとするのは、好きな男性に振り向いてもらおうとするのと同じことなのだ。今まで、仕事の場でこういう思考をするのは嫌だったけれども、むしろ仕事の場でやるべきなのだと今更気付いた。もっと早くこのことに気付いていれば、今頃は別の仕事をしていただろうに…。せめて来年11月には契約更新してもらい、2年延長してもらえるよう頑張らないと。
2020.11.28
コメント(0)
先週はとてもきつい一週間だった。月曜日の夜は、副社長に連れられ、私を敵対視しているおじさんたちとの飲み会だった。副社長がなんとか私が彼らに気に入られるよう、アレンジしてくれたのだ。おじさんたちは5人。おじさんといったって、私と同い年ぐらいの男性が2人、60歳ぐらいの人が3人というメンバーだったのだが、その飲み会というのが、まあひどかった。ち●こだのそんなレベルの下ネタが満載で、もううんざり。こんなのに我慢して付き合わなきゃいけないのか???まあ、それ以外の仕事はそれなりにうまくいったのでよかったけれど、今後のことを考えると気が重くなる。アルコールを飲めない私にとっては拷問以外のなにものでもない。
2020.11.22
コメント(0)
今日は30年来の友人とアフタヌーンティー。ソーシャルディスタンスのおかげで、表参道のお洒落なカフェでもテーブル間の距離は開けられていて、隣を気にせずおしゃべりに夢中になれた。今日の話題は共通の友人M子のことだった。私たちはM子のことがとても心配だが、おそらく私たちのアドバイスや心配やその他さまざまな想いは、彼女には届かないのだろうということを確認し、それならば今後は何も言わずに見守ろうということにした。それ以外には、昔のことから最近のことまで話題は及び、泣いたり笑ったり、驚いたりしんみりしたりした。これだけの感情をわずか3時間で味わうことは、彼女との会話以外ではおそらく不可能だろう。久しぶりに心の洗濯をしたような気持ちだった。今日、最も感激したのは、彼女が突然私をこんなふうに褒めてくれたことだった。「もしカオルが死んで、魂がふわ~っと体から出てきたら、きっとものすごく 澄んで綺麗な魂だろうと思うよ」死んだあとに魂が体から出るのかどうか、しかも、それが見えるのかどうか、仮定に仮定を重ねて(しかもこの仮定では私が先に死ぬわけだが)、そんな突拍子もない例え話での誉め言葉だったのが、そんな褒められ方をしたのは本当に生まれて初めてだった。聞いた途端、なぜだか涙が出てきてしまったのだが、ふとみると、それを言った友人まで泣いていて、ふたりで笑ってしまった。魂を見ることはできないかもしれないけれども、私は彼女の目を見て深い知性と愛情を感じる。目は魂が外界に現れる部分なのだと思った。そんなことを思っていたとき、そういえば数年前にW氏が私のことを「けなげだ」と褒めてくれたことがあった。そのとき、私はそんなふうに褒められるとは全く思っていなくて涙ぐんでしまったが、W氏を見ると、なぜかW氏も泣いていた。その話を彼女にすると、「私とW氏は気が合うかも」と笑っていた。そうだ。W氏とその友人は観察眼の鋭さや感情のきめ細やかさなどの面において似ているのだ。もし友人が医者だったとしたら、きっと大成功していただろう。…!もしや今からでも遅くないかも?!
2020.10.10
コメント(0)
先日、取引先に対してある事業の説明に行くことになり、副社長ともうひとり別の取締役とともに出かけた。その相手は私に対して最初から敵対しており、ずっと膠着状態が続いていた。このまま放置しておくわけにはいかないと判断した副社長が、自分が一緒に行けばなんとかなると思ったようで、まるで保護者に連れられた子供のようなていで、私はその相手に会いに行ったのだった。その会談の場では、案の定、その相手から私は攻撃され続けた。なんとか理解していただこうと言葉を紡いでいた私だったが、残りふたりの男ども(副社長と取締役)はずっと黙ったままで、なんの援護もなかった。30分ほど経った頃、その相手が言った。「カオルさんが来て2年経つけど、周りがついてきてないように見えるんだよね。 このプロジェクトはほんとにうまく進んでいるの?」すると、副社長は、「いや、うまくはいっていませんね」と言ったのだ!!!!!ええええええ???と耳を疑ったが、どうやら彼は、取引先に完全に同調することに決めたようだった。その相手というのは、私(と社長)を引きずりおろそうとしている人だ。副社長はまるで自分は今の体制には関係ないと言わんばかりの他人事のような顔で、平気で私の仕事を非難した。悔しくて涙が滲み出た。仕事で泣いたのは初めてだ。私の声が震えているのに気づいた株主は、そこからトーンを急に変えた。おそらく「やっつけてやった!」という優越感からだろう。あるいは、「やはりカオルは孤立しているんじゃないか」という憐みからか。副社長がこんなに卑劣な男だとは思わなかった。それで、翌朝、「あの場では私を援護していただきたかったです」と申立てに言った。すると、彼はあろうことか、自分のあのときの発言のおかげで、その後あの株主は態度を軟化させ、最後には温和になったじゃないか、と胸を張り、私の態度を非難したのだ。ほとんどパワハラのような口調で。これはもうだめだと諦めた私は、途中から黙った。こんな腐った男が副社長でいる限り、私は彼に利用されるだけだ。もう我慢の限界だ。と思っていたところに、何人かの人がアドバイスに来てくれた。そのなかには元彼のT氏もいるのだが、鬱陶しいことは鬱陶しいけれど、今の私には味方になってくれるだけありがたい。まるでドラマのような人間模様。これはドラマであって、私は演じているだけだ、とでも思わなければやってられない。あるいはゲームでもいい。ゴールは何なのかさっぱりわからないが。私の任期はあと1年2か月。このステージが終わると、次にのステージには何が待っているんだろう。
2020.09.30
コメント(0)
全1060件 (1060件中 1-50件目)
![]()
![]()