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2009.03.16
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カテゴリ: 映画を観たよ
主演ジョニー・デップ,監督ティム・バートンのコンビの映画を観た。

○ストーリー
19世紀のロンドン,美しい妻を持つ理髪師のベンジャミン・バーカーは,妻を狙うタービン判事の策略に落ち,無実の罪を着せられ流罪となってしまう。脱獄し15年ぶりにロンドンに戻った彼は,スウィーニー・トッドと名乗り,復讐を誓う。トッドが身寄りの無い者を殺し,大家のラヴェット夫人がその肉を使ったパイを売るという生活はしばらく上手く行ったが,やがて大きな悲劇が訪れる。

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世紀末のロンドンの風景とティム・バートンの映画はピッタリだ。ただこれまでティム・バートンの映画は,カラフルなパートとダークゴシックなパートとの対比が印象深かったのだが,それが全編ダークなままだとさすがに陰うつすぎてちょっと色味が欲しくなる。

そこで与えられるのが鮮血の赤で,ウッと来てしまう。特に物語の後半は過剰なまでに血が流れる。物語の流れで必要な部分もあるのだが,もう少し抑えることも出来たと思う。

つまるところ古くからのティム・バートンのファンも,最近のジョニー・デップのファンもかなり困ってしまう映画ではないかと思う。

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映画の原作は舞台のミュージカルで,映像的にはティム・バートン色が強いのに,歌が始まるときちんとミュージカルだ。かなり古典的な歌の作りと構成にかなり驚いた。ゴシックスプラッターミュージカルって新しいジャンルかも知れない。



スプラッターを無視してしまえば,物語は伝統的な悲劇だ。復讐に狩られたトッド,人の肉のパイを焼いていたラヴェル夫人のそれぞれに運命の報いが訪れる。歯車が狂って連鎖的に悲劇が起こるあたりの流れも伝統の技を観ているようだ。とても懐かしい思いで観ることができた。

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一番の緊張したシーンは,少年の扮装をしたジョアンナの正体に気付かないで,トッドが殺してしまいそうになるところだ。このシーンのジョニー・デップの目はもうイッっちゃってて,とても怖かった。

鮮血のシーンと,トッドとラヴェル夫人の不自然なゾンビーメークが気にならなければ,ゴシックロマンとして楽しめると思う。








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Last updated  2009.03.16 23:30:50
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