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2014.09.15
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カテゴリ: 旅行でふらり
連休の初日に世田谷文学館で開催されている〈日本SF展〉に行った。

○開催内容
I.日本SF概論
まずは〈SFマガジン〉〈SFアドベンチャー〉〈SF宝石〉など,一時期は複数刊行されていたSF雑誌が掲載されている。それを皮切りに,日本SF界の重鎮たちが興した〈日本SF作家クラブ〉の黎明期が語られる。東の星新一,西の小松左京,2人を支える豊田有恒,そして日本SFの始祖・海野十三が紹介される。
・・・導入は短い展示が複数紹介されている。初期の創元SF文庫が並んだショーケースは圧巻だった。

II.日本SFを支えた作家たち
筒井康隆,手塚治虫,真鍋博,小松左京,星新一をテーマにしたコーナーがある。家族でSFファンジンを刊行して有名になった鬼才・筒井康隆。言わずと知れたマンガ界の巨人でSFにも理解が深かった手塚治虫。なぜかクリスティ作品の表紙が並べられていた未来のイラストレーター・真鍋博。日本SF界を牽引した重鎮・小松左京。そして世界一のショートショート作家・星新一。
・・・作家ごとにチカラの入った展示となっており,さすがは文学館というところ。直筆の原稿やメモも多く,筒井家の見事な雑誌,小松左京の膨大な研究資料,星新一の緻密で細かいメモなど,なるほど!と思わせる実物には説得力がある。

III.日本SFと映像化

・・・正直,この展覧会で一番弱かったのはここの部分。2012年に東京都現代美術館で開催され話題になった〈特撮博物館〉と比べると,何をしても物足りなく感じられるので,難しいところだとは思う。もっと大阪万博にフォーカスするとか,テクニックは無かったのだろうか?

IV.浦沢直樹『20世紀少年』の考察
1970年へのオマージュにあふれたこの作品に見られる日本SFの影響とは?
・・・どんどん尻すぼみとなるこの展覧会の,残念ポイントはまだ続く。異様に観づらい展示,何を意図しているか分からない説明。時間が足りなかったのかも知れないけれども,これはヒドイね。

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いろいろ不満を感じてしまう点はあったけれども,区立の文学館の展覧会としてここまで出来ている,という視点で見ると,これはスゴイことだと思う。

展覧会の内容に合わせて,50代を中心にいわゆる”濃い人々”が来ていた。今と違ってSFって独特の位置にあった。テレビドラマはもちろん,少年マンガの連載だってSFなんてほとんど無かった。そんな中でも,このジャンルに魅力を感じていた人がいて,こうした活動が続いていた。でも,それはもう上手く伝えることは難しい。でもこの展覧会や,来ている人たちを見ていると,ちょっと思い出す。

とても懐かしかった。世田谷文学館のチャレンジにありがとうと言いたい。











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Last updated  2014.09.15 19:46:57
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