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2016.01.04
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カテゴリ: びしびし本格推理
霞流一の連作短編集を読んでみた。

○ストーリー
通称・電気ウナギの足柄恵造は,4人の恋人を持っていた。彼の名前で恋人たちにお茶漬けセットが贈られたが,それを怪しんだ人がいた。探偵・紅門福助がこの事件に乗り出して早々に,4人の女性の1人が無残な姿で発見される。解決のためには,何が必要なのか?

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日頃親しんでいるサイトの紹介で,この作品を読んでみた。作者も作品も初めてだ。

きちんと売ることを諦めたような,ヘタウマ系マンガの表紙に気持ちが萎えかけたが,読んでみると,一時期の鯨統一郎のような勢いがある。連作短編集はベタな展開の繰り返しだし,登場人物たちも一昔前の2時間サスペンスのような分かりやすいキャラだ。それなのに傲岸な強引さでぐいぐいと読まされてしまう。

さらに鯨統一郎になかった魅力として,魚料理を食べる場面の描写がひじょうに巧みで食欲を刺激するということ,それと事件の肝心のポイントは本格ミステリーとして成り立っている,という点があった。これは,昭和歴史風俗ネタなどで引っ張って,ミステリーの部分は脱力系という鯨統一郎とは少し違う。

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よし,この作家の作品を読んでみよう・・・とまではならない。いろいろと微妙な出来栄えだった。



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各編について簡単に感想を述べる。

『第一話・春「顔面神経痛のタイ」』:別れた夫はセーラー服を着て,交通事故に逢い死亡した。この事件の真相は?そして学習塾で起きた首切り殺人事件の真相は?・・・女装趣味の男性の死に始まり,学習塾の経営者内部の後継者争いの物語が続く。いくら第一話とは言え,明らかに盛り込み過ぎで,事件が解決しても爽快感を感じられない。

『第二話・夏「穴があればウナギ」』:恋人の名前を騙ってお茶漬けを贈ってきた人物は誰か?平凡な依頼の先に,ウナギのかば焼きを見立てた猟奇殺人事件が待ち構えていた!!・・・この短編が一番シュールな感じ。足柄恵造のキャラがリアルなのかポップなのか分からない。貧相な男が4人の愛人を持っている,という設定だけで,考え込んでしまう自分もずいぶん既成概念に縛られているけど。

『第三話・秋「夕陽で焼くサンマ」』:自宅の木に布団がかかっていたのはなぜか?それを依頼してきた人気俳優が,腹を十文字に割かれて死亡していた?・・・個人的には設定がすっと気に入った短編なので,その後の惨劇はひじょうに残念だった。まるでブンガク作品のように,秋のイメージで事件の状況が描かれる。

『第四話・冬「吊るされアンコウ」』:銀座のクラブの扉に打ち付けられていた日本人形の頭髪の謎とは?江戸時代の人気太夫を見立てに,恐ろしい事件が幕を開ける。・・・絵本作家の青年と強引な実業家が人気ホステスを巡って争う,まではいいのだけれど,周りの人物が必要以上に事件を混乱させる。せっかくの第三話のムードから,けっきょくシュールな空気に戻ってしまった。

『エピローグ』:探偵・紅門福助が1年間をかけて巡ってきた事件の黒幕とは?・・・???まったく必然性が分からない。












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Last updated  2016.01.04 21:36:44
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