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上海で陳氏太極拳を指導中、浦東太極拳教室より上海は寒さが戻ってしまいました。先週から毎日の仕事が忙しくなってしまい、ブログの更新が出来ません。仕事は忙しいですが、それでも自分の練習を止める事は、もうしたくないのです。以前、結婚直後はカミサンの理解が得られず練習は隠れてやる状態でした。その時に落ちまくったレベル、あの時の焦りと同じ状態はイヤです。何よりも、洛陽での修行時代と同様の『進歩している実感』を手放したくない。さてさて。うちの教室。一時は帰国する人等が続いて人数が減りましたが、どうやら10人を超える所まできました。その中には、初めて『10代』の生徒さんが2人!正直とても緊張します。陳氏太極拳は武術ですから、やはり若者の方が練習耐性があります。そして、私よりも長く生きる可能性が高いので古伝の武術をその年齢から練習を始めると言う事は確実に『私よりも高いレベルに到達する』可能性があるのです。しかし、現代の子供達です。私の様な変わり者と同じ様な努力が出来るのか?何より、強さと言う事を実感してもらえるかどうか・・・・・さて、強さとは何か?相手をとっちめる事か? まあ、それも強さの一つでしょう。でも、私が求める強さはそっちではない。当然ながら武術なので格闘術として身体を動かす事が始めの一歩です。でも、うちの陳氏太極拳にはもう一つの側面、『養生』がある。では、その養生が強さか?それも一面にすぎないと思うのです。この世の中は一人では成り立たず、そして一人一人で成り立っています。それぞれの夢があり、それぞれの生活、それぞれの正義があります。人だけでなく、自然や世界の動きや様々な事があり、ワタシの周りを取り巻いています。世の中の事は理屈や予想では測り知れないことだらけです。また、計画通りに行かない事も沢山です。今はネットがあり、スマートフォンやパソコンがあって一瞬で世界と繋がる気がします。ですが・・・・・・・ですが、先鞭万化する世界と直接対話できる自分自身が必要と思います。何かを仲介して感じ取るのではなく、自分自身で見るチカラ、感じるチカラ、掴み取るチカラ、交流するチカラ。自分自信のチカラを汗を流し、努力の中で培って行きます。身に着いたチカラはやがて価値のあるモノへと近づいていきます。でも、まだ単体でそのチカラは本当の価値にたどりつきません。他者との交流・対話で段々と『現実化』していくのです。何だか凄く哲学的ですが、そう言う鍛練による感覚の練磨が出来るのが武術だと思います。具体的には自ら鍛え、指導を受け、技術の修正や交流を経て、自分の現在と周囲の現在を見極めて行くチカラ。そして、一歩教室を踏み出した後は、普段の穏やかな生活の中で感じ取るチカラと対話するチカラで・・・・・・・・・・現実を見極める事はツライ。でも、まっすぐに前を見て、前に進む勇気、実行。これを強さだと思うのです。ここまで書いていて、私が18の頃の空手の師の薫陶を思い出しました。 『先ずは練習してみなさい、練習しているうちに解る事もある』浦東太極拳へのお問い合わせはtsukamoto.hironobu@gmail.comまでどうぞ。最近、太極拳についての問い合わせも頂いています。質問内容を公開して良い場合は『いいですよ』と明記ください。病気でちょっと滅入っている、友人のOAさんへ。出来る事からちょっとずつですよ。
2013.03.26
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上海で太極拳を指導しています、浦東太極拳教室より。一昨日、29度だったのが、昨日今日と10度。何とも異常気象です。一の身体は天気予報以外に直感を持っていますが、これではだいぶ感覚も健康も崩れてしまいます。リズムも何もあったものではないですね。さてさて。先日、太極拳に興味が有ると言う方に聞かれたのが『自分は心を強くしたい、武術で心を強く出来ますか?』と言う質問を受けました。その時は簡単に答えましたが、ブログでキチンとお答えします。・・・・・・・・・・では!心を強くするのは武術だけに限らない。でも、武術は心を強くしようとする要素を多分に含んでいる。そして、心を強くすると言うのはそれぞれの心掛けも重要と言う事。例えばです。突き蹴りを毎日500回するぞ!と始めたとします。最初はキツイでしょう。でも、それを続ける時に、より強い自分を想像します。そして、辛さに打ち勝つ。 そうする事で、心の強さも身に付きます。・・・・・・と、ここまでだとそこで成長は止まってしまいます。常に、自分の前にハードルを課し、そしてそれを克服して行かなければ心の成長はありません。今の鍛錬に慣れてしまったら、そこからは筋骨と技の安定で終わってしまうでしょう。その次、もっと前を見据えて鍛練する必要が有ります。ですので、優れた指導者や意識のある人は常に次の鍛練を見据えて練習を進化させ続けます。さて。世の中には必ずしも何かのルールが有ったり、周囲が合わせてくれるとは限りません。だからと言って、魔法の杖や、権力の印籠はどこにあるのでしょう。『気を使うので、気合でとばせるんでしょう?』『出来ませんし、それは私の太極拳が目指す世界では無いのです』何か、神秘のチカラを求めるのではなく、徹底的に今の自分に問いかける作業です。正しく動けているのか?足りない所は何か?向かう先は何か?そうする日々の鍛練が心を磨いていくのです。武術として、絶対に身を守り、家族や友人達を守ると言う命題が有ります。それは力によるものか、知恵によるものか? それは時々で有るでしょう。そこには面子や格好等は存在しません。その時々で自分が出来る事を精一杯出来る様に頑張れる力 勇気を磨くそう言う鍛練を陳氏太極拳は可能にすると思います。相手を打ち滅ぼす事を目的として鍛え上げる格闘技を否定はしません。研ぎ澄まされたツルギの威力は美しいです。スポーツ格闘技、ボクシングや空手等の動きの美しさそして威力は身体操作の精髄だと思います。格闘技だけでなく、あらゆるスポーツ、御稽古事、芸術、仕事においても、前に進む意識を続けて進化(深化)した動作や佇まいは美しく威力を持つと感じています。私の太極拳は『自分と向き合う事』が中心になってしまいます。ややもすると内向的に見えるかもしれません。ですが、心と生活リズムを日々の生活の有り様と共に有るべく鍛えて行きます。心を鍛えたい!普段の生活でも意識すれば可能です。そして太極拳では静かな動作の中から自分で心の有り様を探し、鍛えて行く事ができます。・・・・更にところで、この『心を強くたい!』のメソッドだけだと、心は段々枯れて行きます。同時に、美しくて潤いのある心も欠かせない事を忘れずにお願い致します。浦東太極拳へのお問い合わせはtsukamoto.hironobu@gmail.comまでどうぞ。最近、太極拳についての問い合わせも頂いています。質問内容を公開して良い場合は『いいですよ』と明記ください。
2013.03.11
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上海で陳氏太極拳を指導中、浦東太極拳教室からレポートです。先日、幾つかの質問を頂きました。その中で幾つか『今、他の教室で太極拳を習っているのです。その先生は中国人で言葉が通じませんが、大体のジェスチャーで教えてもらっています。たまに、日本語の出来る人(アシスタント?同団体の先生?)が手伝いに来た時に太極拳と気功は違う。気功の習得は難しいから、太極拳と弊習しない様に・・・・・・・と言う指導を受けました。陳氏太極拳の場合は如何ですか?』・・・・・・・・・・即答しました。『本来の太極拳の動作に気功を含みます。その指導は間違え、とまでは言えません ですが、説明に沢山の不備が有ります』 さて、太極拳は黄帝経と言う中国の古い医学書を元にして身体の中のチカラのめぐりを操作できる様に各動作の基本が作られています。イワユル『気功動作』が最初から入っています。簡単に見える手の動かし方、足の運び、目線、身体の振り方一つ一つがその法則に従って出来ているのです。1950年代から中国政府による『中国伝統文化を基礎にした国民体操として生まれた簡化二十四式太極拳を始めとした普及規定拳は初期段階において、気功的色合いが強かったそうです。ですが、成立の過程でより簡単に指導できる様になっているので、 動作による体操効果+気功(二十四式など)だけでは物足りない所が多かったのでしょうか?段々と八段錦等を各練習団体が取り入れるようになり、今に至ります。ちなみに、師父と他派の長老のお話では出来たばかりの頃の二十四式はやはり今とは少し風格が違ったとの事。 別枠ではありません。もともと含んでいたのです。 内外合一(内側の動きと外見の動きの一致を目指す)と言う言葉が有る程です。ですが、逆に簡化二十四・四十八等を努力して沢山練習すると、武術や気功の最も優れた効果を手にするというのも勘違いです。あくまでも、誰もが手軽に出来るように生み出された気功を含む体操ですので、超達人を目指すモノではないのです。一般に普及する教室等で、二十四式を習得後、物足りなくなって沢山の別の動きを憶えたくなるのはここが原因なのかもしれません。ですから、二十四式が太極拳の最も重要な部分を抽出したと言う説明も間違いです。あくまでも、誰もが健康に向けて手軽に運動できる様に作られたものですのでこれを練習していれば楊氏太極拳の精髄に近づけるわけでは無いです。先生の多くが二十四式が全ての太極拳の最も基本でそして最も重要な動作である、そして二十四式を練習してから次の太極拳を練習して行くと言う誤認をされていますが、それは間違いです。ナゼ間違いなのかは、脱線して長くなるので割愛します。ですが、忙しい毎日のなかで手軽に中国文化によって健康を見出すと言う意味では非常に完成されたモノだと感じています。☆★ちなみに、うちの教室(陳氏太極拳・陳家溝の練習方法)では、最初から陳氏太極拳老架一套を指導します。・・・・・・と言うよりも、それしかしません。ちなみに、達人クラスの私の兄弟子達も毎日練習するのは老架一套のみ。剣も爆破力の練習も、槍も大刀も、たまにしか練習しないです。初心段階は初心段階での内容で、動作に慣れたら更に意味を加え、無駄を削ぎ・・・最初は動作の大枠を憶えて、第一段階の意味を把握しつつ動けるようになったら気功の意識を加えて、それに慣れたら・・・・・と言う流れです。幾つも幾つも別の動きや武器を習っても、陳氏太極拳は意味を見出しません。沢山の料理のレパートリーをやみくもに憶えるよりも、一つの得意な料理を突き詰めて行った方が、次の食材を扱った時の応用力が違います。まどろっこしいようで、確実に習得を目指すのがうちの方針です。次回は同時に質問を受けた、心を鍛えたい!についてです。浦東太極拳へのお問い合わせはtsukamoto.hironobu@gmail.comまでどうぞ。最近、太極拳についての問い合わせも頂いています。質問内容を公開して良い場合は『いいですよ』と明記ください。
2013.03.04
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上海浦東で陳氏太極拳を指導中!浦東太極拳教室より。表題について先に結論を書くと、私の目指すジッセンは自分の鍛える技術を毎日の規範とし生活に生かし、そして伝えて行く・・・・ 実践実戦ではなくて実践の方に重きを置きます。私は比武による実戦向きの性格じゃないので自然と、この結論です。実戦を突き詰めるとタイヘン血なまぐさくなります。私の意識の中で実戦と言う事を突き詰めているのは自衛官の皆さん、自衛隊の皆さん消防の皆さん等だと感じるのです。それに比べれば私の武術等、まだまだだな・・・・と常々身を正す次第です。・・・・・ところが、体調を崩してしまいました。昨年秋口に太極拳を中心に!と生活をシフトしていたつもりですが、結局普段の仕事の量も対して変わらず。そうこうするうちに春節が来たので、楽チンなスケジュールで日本出張2週間を組んだのです。ですが、2日目の会合からドンドンと予定が決まっていって、結局休めたのは2日だけ。帰国前から疲れがピークだったので、上海に戻って2日目に倒れてしまいました。養生を実践する私が過労で倒れる等ホントに恥ずかしいです。さてさて。私が今凄く真剣に読んでいる本が有ります。それは 『木村正彦はなぜ力道山を殺さなかったか』と言う本です。木村正彦は史上最強の柔道家であり、戦前~50年代・最強の格闘家です。圧倒的な練習量と探究心・・・・なのですが、その中でも揺れ動く人間としても描かれていきます。現在も日本の柔道の競技者人口はスゴイ数ですが、戦前はもっと凄く、練習も激烈だったそうです。その中での王者です。まだ読破していませんが、既に プロレスによる歴史的な惨敗 以降まで読み進めました。ここまで来て、私が感じているのは 木村正彦の敗北は『日本人の魂』が『コマーシャリズムや情報操作』に敗北していく始まりと感じる事。当時の木村正彦は全盛期に比べ気持ちの面で様々・・・・・一方対する力道山は自らの目標に対して我武者羅に・・・・・・・・格闘能力+世間のウネリを手にした力道山と 本来の実戦力を見失っていた木村正彦・・・・・・・・ 世界の潮流と迷走していた日本の魂そう感じてしまいました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もう少しで読み終わるのですが、凄く面白いです。学生の頃柔道部で、その後空手をかじったりの私です。ですから道場で、試合で散々な目にあってます。その分、他の格闘技の大変さや凄さを実感し、更に本の中の達人のお話にワクワクとしました。ちなみに、プロレスは夫婦ともに観戦に行くファンでもあります・・・・・・読後、またご紹介します。日本には柔道(術)がある!と思うと凄く誇らしくなります。浦東太極拳へのお問い合わせはtsukamoto.hironobu@gmail.comまでどうぞ。最近、太極拳についての問い合わせも頂いています。質問内容を公開して良い場合は『いいですよ』と明記ください。
2013.03.01
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