2008年10月18日
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 「刀語」シリーズは、主人公の鑢七花が愛する奇策士とがめのために全国に散らばる十二本の刀を集めることになるというストーリーです。戦国時代、伝説の刀鍛冶・四季崎記紀が作った刀を多く持つ国が天下を取ると言われました。実際、四季崎記紀の刀は驚異的な力を発揮し、国の運命を左右することになったのです。その後、全国統一を果たした幕府は当然ながら危険な四季崎記紀の刀を管理しようとします。しかし、四季崎記紀が作った刀の中でも完成形とされる十二本の刀だけは持ち主の抵抗に遭いどんなことをしても集めることができなかったのです。それから時は流れ、野心を持つ奇策士とがめは自らの野望を達成するために当時の幕府でさえ集めることのできなかった十二本の刀を集めようと考えます。ところが、とがめが雇った者たちは次々と刀の持つ魔力に魅せられ、彼女を裏切ることになってしまいます。そこで、とがめは刀の魔力に魅せられることのない無刀の流派・虚刀流の当主である鑢七花を相棒に再び刀の蒐集を開始することになります。無人島で育ったため全く常識のない七花ですが、その強さも常識はずれで驚異的な刀を持つ剣の達人たちを相手に素手で互角以上の闘いを繰り広げることになっていきます。
 「刀語」シリーズ最終巻です。平和主義者だった奥州の顔役・飛騨鷹比等が反乱を起こした真の理由、当時の技術では考えられない刀を作った伝説の刀鍛冶・四季崎記紀の思惑、とがめのライバル・否定姫の目的、そして刀を使わない剣法・虚刀流の謎、今までの奇妙と思える様々な謎が解き明かされ物語は終幕することになります。世界の何よりも固い絶対の刀・絶刀「鉋」、ありとあらゆる存在を一刀両断できる鋭利な刀・斬刀「鈍」、いくらでも替えが利く消耗品の刀・千刀「ツルギ」、羽毛のように軽く硝子細工のように脆い刀・薄刀「針」、巨大な防御力を有する鎧を模した刀・賊刀「鎧」、持ち上げることさえできない凄まじい重量の刀・双刀「鎚」、所有者の死すら許さず無理矢理に人を生かし続ける凶悪な刀・悪刀「鐚」、恋する殺人人形とも言える刀・微刀「釵」、人によって受け取り方すら違う曖昧な刀・誠刀「銓」、所有すると人を斬りたくなる猛毒の刀・毒刀「鍍」、遠距離からの連続精密攻撃を可能にした飛び道具の刀・炎刀「銃」。刀を使わない剣術とか、「鎧」「銃」「釵」「銓」は刀ではないのでは?とか、日本最強の剣士の出番がなかったりとか、とにかく毎回驚くようなことばかり起こるシリーズだったと思います。そんな中で「自分は一本の刀」だと言い切る七花が試練を乗り越えるたび人間らしく成長していく様子が大変面白かったです。変人同士のとがめと七花の掛け合いも笑えました。ただ、最後『ちぇりお』が流行ったのかどうか?分からず終わってしまったのが残念な気がしました。
 ジャンルは剣術アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>



刀語シリーズ















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最終更新日  2008年10月27日 14時08分40秒
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