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カテゴリ: 仕事のこと
今日は暑かったです。

もう来週は7月ですからねぇ。
夏本番到来、という感じです。


さて、そんなこんなで6月ももうすぐ終わりですが、今月は外国出願の選定作業で大変でした。
今期からは、全体を纏める役回りになったため、自分の案件以外にもグループ全体の案件を見なければならず、通常の自分の作業も満足に行えないほど。

でも、そんな作業もとりあえず一段落しました。

全体を観てると、確かに大変ではあるのですが、他の人や部署の案件を見ることで、勉強になることも結構あります。


今回一つ思ったのが、特許明細書の書き方です。




設計や製造では、実際に作っている製品から主に特許ネタを出しますので、目の前にある製品で採用した技術を素直に実施例として書いていくことで、特許明細書は出来ていきます。
クレームは、実施例と従来技術を見ながら最大限に広くとれる範囲を決めていく、という感じです。
要は、「実施例先行型」。


これに対して、研究部門からの出願はちょっと毛色が違います。
こちらは実製品から遠い上流工程に居り、実際に製品化されるかどうかも分からないような状況で特許明細書を描くことが多いので、狙いが絞りにくい。
特に要素解析をやってるような部隊からのネタは扱いが難しいです。
実際に実験した結果から、良い成果を得られた部分を明細書化しようとするのですが、もともと特許化を狙ってやっている実験では無いため、発明者からの提案は、何となくぼんやりした、特許としては分かりづらいものが多いようです。

こういった提案をもらった知財部や特許事務所の担当者も、纏めるのに結構苦労してそうですね。
今回、研究部門からの明細書を見ていて、そういった明細書を散見しました。
(ちなみに、私は担当者としては、研究部門は担当していません。。。)

ただ惜しむらくは、分かり辛さのあまり、結構ぼんやりしたままの明細書が出ているということ。


発明者の書いてきた実施例を基に明細書を作っちゃうと、こういったことになるんでしょうな。
たぶん、研究部門からの出願は、先に言った”実施例先行型”の明細書の書き方には、不向きな場合が多いんだと思います。

思うに、こういった部署からの提案については、始めに取りたい範囲の狙いのクレームを設定し、そのクレームの特許性を理論づけできるように、実験結果から必要なデータをピックアップし、実施例を作成していく、といったような手法の方が良いのかも知れません。
こちらは、言うなれば「クレーム先行型」ですかね。


今回初めて、全体を俯瞰する立場で、他の明細書を読んだんですが、上に書いたことなど、結構勉強になりました。


当たり前ではあるんですが。










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最終更新日  2009.06.28 00:11:33
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