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2021.01.28

田川後藤寺駅（たがわごとうじえき）は、福岡県田川市にあるＪＲ九州・平成筑豊鉄道の駅です。
平成筑豊鉄道の駅についてはディスカウントストア「MrMax」を運営する株式会社ミスターマックスがネーミングライツを取得し、２００９年４月より愛称付きの駅名が「MrMax田川後藤寺駅」となっています。

単式ホーム１面１線が２つと島式ホーム１面２線、また１番線の北方を切り欠いた切欠きホーム１線、合計３面５線のホームを有する地上駅です。
ＪＲ九州 - ２０１６年度（平成２８年度）の１日平均乗車人員は９００人。
平成筑豊鉄道 - ２０１６年度（平成２８年度）の１日平均乗降人員は５１２人。

日田彦山線は、行き先に関係なく、１・３・４番のりばを使用しています。
後藤寺線は基本０番のりばを使用し、平成筑豊鉄道は、２番のりばのみを使用しています。

田川後藤寺駅のホームに立って上り側を見ると三方向に列車が出て行きます。
日田彦山線、後藤寺線、平成筑豊鉄道・糸田線の三方向ですが、１つの駅が３本の線の分岐点になっているのは田川後藤寺駅だけで、九州のなかではほかに大分駅ぐらいしかないのではないかと思っています。

市制施行以前から伊田町の中心駅「伊田駅」、同じく後藤寺町の中心駅「後藤寺駅」が存在していました。その歴史の経緯から市制施行以後も田川市の中心地は伊田地区、後藤寺地区に二分されたままであり、市の中心駅も伊田駅と後藤寺駅の両方という扱いのため、外から来た人たちには「どちらが中心駅か分からない」「田川市の駅なのに田川を名乗らないのは分かりにくい」という意見が絶えなかったそうです。

そのため、伊田駅か後藤寺駅のどちらかを中心として「田川駅」に改名しようという案が浮上。そこで、伊田、後藤寺双方の地元商店街を巻き込んで、どちらが田川駅と名乗るかということで大論争に発展しました。
最終的に田川市民にアンケートを取り、様々な検討を重ねて、伊田、後藤寺の両駅名の頭に「田川」の二文字を付けることが決まり、現在の名前に落ち着いたという結果になりました。（１９８２年・昭和５７年）