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2021.02.24

立野駅（たてのえき）は熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字立野にあるＪＲ九州と南阿蘇鉄道の駅です。
ＪＲ九州の豊肥本線と、南阿蘇鉄道の高森線の２路線が乗り入れています。
高森線は当駅が起点となります。
ＪＲ九州の豊肥本線の路線はスイッチバック構造となっており”ななつ星in九州”を除く全ての特急・普通列車が停車する駅です。

ＪＲ九州の立野駅は島式ホーム１面２線の地上駅です。
駅前広場とホームとは構内踏切で連絡しています。
ホームは、熊本地震の震災前は１２０メートルの長さがありましたが、復旧工事の際に９１メートルへと短縮されたほか、損傷のあった上屋も新しいものに取り替えられたそうです。（待合室のあった駅舎は２０２０年３月に取り壊されました。）
南阿蘇鉄道の立野駅は単式ホーム１面１線を有する地上駅です。

現在はＪＲ九州・南阿蘇鉄道ともに無人駅です。

南阿蘇鉄道の駅本屋は高森線のホーム上にありましたが、こちらもＪＲ九州の駅本屋と同時期に解体され、今後は２０２３年頃と見込まれる高森線の復旧に合わせて橋上駅舎とする予定です。

立野駅と赤水駅の間は標高差が約１９０メートルもあります。
このことから、勾配緩和のためのスイッチバックが設けられています。
熊本方面から来た列車は当駅で進行方向を変えて後進し、スイッチバック頂点に向かいます。
頂点でさらに進行方向を変えて前進し、大分方面に向かいます。
かつて運転されていた蒸気機関車牽引による「あそＢＯＹ」は、当駅とスイッチバック頂点までの間は推進運転により後進していたそうです。

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１９１６年（大正５年）１１月１１日、宮地軽便線の肥後大津駅～立野駅の間の延伸開業に伴い、同線の終着駅として開業しています。
２０１６年（平成２８年）４月１４日、熊本地震によって発生した土砂災害により休止しました、しかし、２０２０年（令和２年）８月８日に肥後大津駅から阿蘇駅の間の運転再開に伴いＪＲ九州の駅だけですが営業再開しています。

南阿蘇鉄道・高森線は、この立野駅から中松駅の間までが２０１６年（平成２８年）に起こった熊本地震のため運休になっています。
しかし、２０２３年（令和５年）の夏に南阿蘇鉄道も全線復旧予定です。
（全線復旧に合わせて見晴台駅と高森駅の間の高森湧水トンネル公園付近に新駅の設置予定もあるそうです。）

もし、熊本地震の大きな揺れが益城町を中心に襲った１回目で終わっていたならば、ＪＲ九州・南阿蘇鉄道の路線ともこんなに長く運休しなくて良かったでしょう。

福岡市に住んでいる私も熊本地震の大きな揺れは体験しました。
１回目は木曜日の夜９時半ごろで大きな揺れには驚きましたが、酷かったのはその２日後の土曜日の深夜１時半に起きた地震で、寝ていたところをたたき起こされ、そのあと２時間くらい携帯電話からの地震情報のアラームが鳴り続け、そのまま眠れずに朝を迎え、最悪の状況で仕事に向かったことを今でも覚えています。