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領土問題で妥協せずというのが外交の鉄則と言われている。
しかし、国家や領土というのは人工の所産であり、神が決めたわけではない。神といえば宗教でさえも、人工の所産に近い。教祖と言われた人が周囲の尊崇を得て宗教として祭り上げられたものであろう。これは本来、平和と心の平安のために造られたものであり、尊重し合ってきたものである。従って、領土問題が理由で紛争が起こるなどというのは21世紀の知見ではあり得べからざるものと言える。
したがって、平和と平穏が本来の意義であり、譲歩しないというのは二次的なことだと、私は個人的に考えている。
もちろんナショナリズムというのは、非常にむつかしいもので、ヤマト民族といっても、どんな人種なのか。日本人は同族だと言われるが、単なる島国メンタリティーを共有するものとしか定義できないだろう。日本的なものというのを考えれば考えるほど抽象的な価値観しか思いつかない。
領土問題で大騒ぎするというのは、遺産相続で兄弟が骨肉の争いをするのと等しく、愚行だと思うのは私ひとりだろうか。