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今日は "サントリーカップ地区ブロック予選大会二日目" でした。
昨日と違って、会場がちょっと離れたところでしたので、皆で小学校に集合して揃って行きました。
今日の相手は、昨日の一日目で、各ブロックから勝ち進んできたチームが対戦でした。
ですから当然実力が上のチームですので、その上に勝ち進むということは無理かなというのが最初から予想されるところでした。
“試合はやってみなければ、その結果はわからない” と一般的には言われますが、それは ある程度実力のあるチーム の事。
まだ未熟な我がチームとしては、今の段階では間違ってもその相手には勝ち目はなさそうでした。
しかし、子供たちそれぞれが、 「一生懸命やればいいのだ~」 というリラックスした気持ちが手伝ったのでしょかねぇ。
実力の違う、対戦相手の2チームに、子供たちはよく粘っていましたよ。ところどころに素晴らしいプレーも出て、結果は負けはしましたが、とてもいい試合をしてくれました。
今年は選手の学年が低く、チーム全体がまだ幼いため、形ができるまで少し時間がかかると思います。
ゆっくりあせらず、月日を重ねていくごとに、精神的、技術的に上達し、それに合わせて、それぞれのモチベーションも上がっていくものと思いますので、
まさに我がチームは、大いに期待できる 発展途上チーム ということなんですね。
必ずや、いつかは他のチームの脅威となるだろうと思いますよ。
ところで、小学生にも年間通して、いろいろな試合がありますので、私たちのチームも出させてもらっていますが、よくよく考えないと 間違った方向に行きかねない のですね。
それぞれのチームに指導者や保護者 (子供本人ではないですね・・・) の考えがあり、活動の目的が違ってくるようですが、
小学生というまだ心も身体も成長期という大切な時期に、試合を重視するあまり、過酷な練習をしたり、試合中でもベンチから怒鳴ったり、睨み付けたりと見ていられない光景が結構見受けられるのですね。
そういうベンチを見ながら、 「ああいう風には子供たちを育てたくないな」 と、 自らを見つめなおすことがありますね 。
試合ですから 、ベンチは時に熱くなったり、 “ああしろ、こうしろ” と強い口調で指示はしますし、時に怖い顔をして見せることはある意味むしろ当然かもしれません。
試合は勝負がかかっていますので、選手も勝とうとして頑張ることも大切な事なのですね。
しかし、何が何でも勝ちたいと、 相手や審判に抗議したり、ののしったり するようなことはしてはいけないですね。
そういう人がこの地区にもいらっしゃるのですよ。何でそんなに熱くなるのか~。対象として携わっているのは小学生ではないか~と重く嫌な気分になって来るのです。
スポーツマンシップを教えているものが自ら反する行為は、子供たちに絶対見せてはいけないことなのですね。
30年以上もスポーツ少年団の指導に関わり、ずっとこの小学生の子供たちを見てきましたが、時代と共に社会環境もずいぶん変わったことを感じています。
ですが、 環境は変わっても人が育っていく過程は変わることはないはず ですね。
私とあきじぃが時々来てくださるコーチや先輩、そして保護者の皆さんに手伝ってもらって子供たちを育てようとしている基本姿勢は、
チームの横断幕 「笑顔、輝け、○青」 にあるように
笑顔で練習に励み、試合があればそれに勝つように一生懸命がんばることで、勝てなくても次に頑張ろうという、未来に向かって輝く気持ちを持つことなんですね。
気持ちの弱い指導者で、ときどき外からの空気が心を揺らがせ、心中穏やかでない時もあり、そろそろ指導の道も最終章かななんて弱気の虫が動き出すのですが、
かわいいちびっ子たちの一生懸命な笑顔を見ると、あと少しだけ関わって見ようかと思ったりもするのです。
息子kenから、「 お父さんもお母さんも、この頃スポーツ少年団に行くのが楽しくないように見える」 といわれました。
普段何も言わない、何も見えないという感じでいるkenは、私たちの様子をよく見ているのですね。
「ああ、心が表に出ているのか!」 と思ったら、我を反省しましたね。
そろそろ引退の時期にも来ているのは確かなのですが、
これまでの卒業生のことやチームの存続、こどもたちへの責任など考えたら、
チームの精神は私たちの指導者の方針 でもあります。
“いつも楽しそうなチームだな” と思われるチームづくりを今一度、確固たる気持ちで進めていこうかと改めて思う今日この頃です。