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2010年06月09日

「母は気高く、子は潔く」　

テーマ：理学気功的《親子（母子）セラピー》講座　(23)

カテゴリ：カテゴリ未分類

こんにちは。

今日はまるで梅雨空のように、どんよりした感じですね・・・

でも、私は昨日の出来事でとても満たされた気持ちでいられます。

実は昨日のうちに、日記をアップしておこうとしたのですが、モバイル通信の電波が悪く、あと少しのところで、見事に消失してしまった「理学気功」のヒエトル萱沼です。

今朝、また一から書いています。

昨日、とっても活発で頭が良く、愛嬌たっぷりの７歳の男の子と出会いました。

お母さんと一緒に《親子セラピー》の施術を受けにやって来たのです。

《自宅近くのお店で見かけたワンコですが、実に大人しい良い子でした》

お母さんの悩みは、夜尿症と担任教師も手を焼くほど学校で落ち着きがないことでした。

お母さんの話では、妊娠中に強いストレスにさらされていたばかりか、更に６年間もの間辛い思いをしてきたようです。

にもかかわらず、彼は彼女の子供として生まれ、側で暮らすことを選んだのです。
と言うより・・・むしろ、「お母さんを守るため」に、あえて困難に立ち向かうことを選んだのかも知れません。

私は、そんな「潔さ」を彼の眼差しから感じたのでした。

だからこそ、学校ではともかく、気功院の中では、悪戯っぽい目で辺りをキョロキョロしている、「子供らしい落ち着きの無さ」はあるものの、施術の妨げになる様なまねは決してしませんでした。

むしろ学校で優等生と言われるような子供の方が、施術にならないくらい落ち着かず、困らせられることが多いものです。

《近づこうが触ろうが、為すがままです。相手にされていないのかも・・・？》

そして、聞かれたことには、しっかり答えられるこの利発な男の子の症状や行動を「病気」だとか、「異常」だと決め付けていいものでしょうか！

彼は、自分と母親の状況を自分なりに理解し、施術の目的を知っているからこそ、大人しくしていられたのです。

そして、また男の子のお母さんも、子供の症状には自分自身の不安定な状況が関係していることを、直感的に感じていたのです。

そればかりか、自分の調子の悪い時は、必ず男の子も学校で同じような状況にあることが、担任の報告で確認された、と言うのです。

そこには「溺愛」といった感じは微塵もなく、側にいる私たちさえ、「愛情に包まれた」心地よさを感じられる空気です。

改めて、母親の「気高さ」と子供の「潔さ」を目の当たりにして、《親子セラピー》を立ち上げて本当に良かったと思います。

二人の悩みは、近い将来必ず解消され、この障害を乗り越えた時には想像を遥かに越えた安堵に包まれることでしょう。

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