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柿崎和泉守@ Re:『天と地と』 Heaven and Earth(04/25) 映画で残念に思ったのは、まず刀八毘沙門…
背番号のないエース0829 @ Re:『ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
Mar 14, 2008
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カテゴリ: Movie



推理小説マニアのノラ・デイヴィス(レティシア・ロマン)はローマに住む知人の元で過ごすためアメリカからやって来た。しかし到着した晩にその知人が急死。ショックのあまり家の外に飛び出したノラは引ったくりにバッグを奪われて転倒し昏睡。目が覚めると近くの家の前で女性が殺害されている。再び気を失うノラ。謎の男が近づいてきてノラの口に酒を流し込む。そのため警察に保護されたノラは酩酊して幻覚を見たものと決め付けられてしまう。


知人の葬儀に参列したノラは知人の友人というローラ(ヴァレンティナ・コルテーズ)の家に世話になることに。推理小説マニアゆえ犯人を突き止めようとするノラ。知人の主治医だったマルチェロ(ジョン・サクソン)も協力するが、次々に不可解な出来事が起き、それは数年前の連続殺人事件と関係があるらしいことがわかってくる・・・


よく出来たストーリーで、冒頭から次々と謎めいた事件が起こり「一体どうなっちやうんだろう」と引っ張られる。伏線とその帰結のバランスが良く、特に最初と最後のシーンを結びつけるところなど、上手い。ドギツい場面は皆無なので、純粋にミステリーとして楽しめる。

そして何よりも特筆されるのは、後輩ダリオ・アルジェントの諸作のルーツが垣間見える点である。まず冒頭、主人公が単身飛行機でローマ空港に到着するシーンであるが、場所や天候の違いこそあれ 『サスペリア』 の冒頭と同じである。主人公のペッドの枕元にある摺りガラスに人影が映るシーンも『サスペリア』の寄宿舎で校長エレナ・マルコスの影が映るのと同じだ。

右:『サスペリア』

知人の主治医の登場シーンは 『インフェルノ』 の執事とソックリ。突然強風で窓が開くシーンも音楽学校の講堂の場面にあった。そういえば主治医役のジョン・サクソンはアルジェントの 『シャドー』 に出ていたっけ。

右:『インフェルノ』

『サスペリア2』 である。これは『サスペリア2』を観た方なら、すぐ判るはず。犯人や家族の設定もそうだし、犯人の遺留品をこっそり持ち出すところなんか『サスベリア2』で主人公マークか図書館の本のページを破いて持ち出すのを思い出す。そして決定的なのは犯人が用意するテープレコーダー。『サスペリア2』と同じように子供の唄が・・・。

右:『サスペリア2』

こんな具合に類似点を探すのも面白い。他のバーヴァ作品もそうだが、ダリオ・アルジェントヘの影響はかなりのものがある。あとあまり関係はないか、ノラとマルチェロがローマ観光に出かけるシーンは『ローマの休日』に似ていてなんかおかしい。

映像的も凝っており、カメラワークなどもとても45年前の作品とは思えないほど。一見の価値あります。


監督:マリオ・バーヴァ
制作:マッシモ・デ・リタ
脚本:マリオ・バーヴァ/エンツォ・コルブッチ/エンニオ・デ・コンチーニ他
撮影:マリオ・バーヴァ
音楽:ロベルト・ニコロッシ

1963年・イタリア / 84分 / 評価:4.0点 / 子供:○






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Last updated  Mar 14, 2008 11:29:51 PM
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