夫、パパ、教員

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May 4, 2005
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住んでいる団地の裏は一本の道路になっている。道路の向こう側も住宅地。その一角に簡単なトレーニング機材が設置され、いつも年寄りや赤ちゃん連れの人が見かけられる。

今日の午後、娘を連れて初めて行ってみた。娘はそこにあるブランコに気に入って、なかなか降りてこないので、孫を連れていた知らないおばあさんと雑談をしました。

随分古ぼけた4階建ての建物が気になったので、中に住んでいる人について聞いてみた。

そしたら、「合住の世帯が多いよ」と言われた。一瞬ぞっとした。

「合住」。同居すること。しかし中国の都会部の人々にとって、「合住」には苦い思い出が込められている。住宅難の解決策として、違う世帯が同じアパートをシェアする措置が取られていた。

それには中国ならではの住宅事情があった。昔、住宅は職場から配給されていた。大学のことしか分からないんだけど、大学の場合、教職員の住宅はたいてい敷地内にあった。限られた場所に、限られた資金、ようやく建てられた住宅棟はとても入りきれない。

そこで「合住」が生まれていた。場合によっては、互いに全く知らない世帯同士が同じ入口、同じキッチン、同じトイレを使わなければならないこともあった。プライバシーなど最初からなかったのだ。

自分も「合住」を経験している。10年ほど前に、結婚したかばりの頃、幸運にも若いカップルを対象に住宅の配給があった。ただし、「独住」か「合住」かはポイントによって決められ、上位順から配給されていく。学歴、勤務年数などをポイントに換算して合計点数が得られる。

ちなみに、ポイントの換算方法の詳細を見ると、学歴では高卒が0.5、大卒が1、大学院卒が1.5と、高学歴が優遇されるように思われたが、勤務年数は一年に0.5ポイントとなっていたので、結局、年齢が近くても、勤務年数の長い高卒の人に上位を占められ、高学歴の人すべてが「合住」という羽目になった。



でも14平米の大部屋よりだいぶ狭い9平米の部屋に入るほかなかった。しかも奥さんは妊娠していた。

僕夫婦は申し訳ない気持で彼らとの同居生活を始めたのだった。互いに大きなギクシャクがなかったのは幸いに思うが、決して振り返りたくない非人道的な住み方だった。

知らないおばさんの話で記憶が蘇ってしまった。10年経った今でも「合住」の世帯があるとは知らなかった。この10年間は中国で最も変化が激しい10年だったと思う。気がついたら、自分の8年間の留学が悔しいほど、周りの人の多くがマンションに住んだり、外車に乗ったり、会員制クラブに通ったりする生活を送っている。

しかし同時に、昔と変わらぬ「合住」生活を続けている人がいる。しかも彼らは自分の現在務めている大学の人。

無言のまま、娘を連れて帰った。





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Last updated  May 5, 2005 02:21:29 AM
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ホホエミ1120 @ 私も はるばる日本から買ってきた本を学生に貸…
ホホエミ1120 @ うちの子も ジジュンさんの娘さんの話を聞いてうちの…
ホホエミ1120 @ 羨ましい! 土日に帰れる実家があるって、羨ましいで…
ジジュン @ Re:こんにちは!ジジュンさん(04/15) ホホエミ1120さん 励ましのお言葉…
ホホエミ1120 @ こんにちは!ジジュンさん ジジュンさんなら助教授はもちろんのこと…

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