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連休中に、研究室に郵便物が届いていた。小包だった。差出人の名前を見た途端、どうしてもうれしくなれない。その人とは二回しか会っていない。3ヶ月前、新学期が始まった早々のことだった。研究室に電話が入り、日本語の授業を見学したいとの申し出だった。電話の人は対外漢語教育の人のようだけど、見学の人は日本の大学の先生のようだった。いい交流の機会だと思って、日にちを約束した。ちょうどその時、別の日本の大学から実習生が来て、日本語教育実習の時期だった。僕は指導係の担当だった。約束の日は別の先生の担当だったので、見学のことを伝えた。実習生の授業について、二日おきに反省会があった。ちょうどその日の午後は反省会なので、僕も出た。実習生の引率の先生に会ったとき、「お友達の先生も反省会に出たいと言うので、後ほど来ますよ」と言われた。はっ?「お友達」?事情を説明できないまま、僕の「お友達」が現れた。3月なのに汗くさい中肉の男。近寄りたくない人。清潔好きな日本人の中で汚い存在。日本語教育を論ずる場なのに、何故か中国語の質問を連発していたので、答えるに気分が乗らなかった。すぐ表情に出る僕の顔を見て、引率の先生も、実習生たちも首をかしげるようになった。反省会の後、その「お友達」が帰ってから、怒りを抑え切れなかった。なんと、その日本の大学の先生は、授業中に写真を撮ったり、ビデオを回したりしていて、まるで僕の友人かのように。見た目汚い人だけでなく、行動も汚い人だったのだ。そんな人が大学の教員なんて。自分のウカツが悔しかくてならなかった。早速、機会を作って、その人に直接苦情を話し、写真とビデオを消すように言明しました。お詫びを言ってくれましたが、すっきりしなかった。その人からの郵便物だったので、正直うれしくない。
May 7, 2007
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実に久しぶり。一年以上?書いていないのは。これから少しずつ書いていこう、と。今日は大型連休の最終日。振り返ってみれば、連休直前に立てた計画は半分ぐらい完成。自分にとっては上出来かなあ?家のパソコンは故障したので、頑張って研究室での作業だった。
May 6, 2007
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私の所属している大学は国内で規模が大きく、海外との交流も少なくない。日本の有名大学のほとんどと提携関係を持っている。毎年交換留学も盛んに行われているが、何故か日本語学科にはこの機会が回ってこない。4年間の内、日本にいける学生はほとんどいない。大学入試でどこよりもいい成績で入学したのに、卒業するときは、日本語の実力では他大学には劣ると皮肉されている。本当にかわいそうに思う。何故だろうとおもって、大学側の関係部門に問い合わせてみたが、どこも正面から回答してくれない。やはりこの中にも不正を感じざるをえない。仕方がないので、個人的に直接日本の各大学に問い合わせようと思っている。だめもとだけど。何かいい方法はないのかなあ。
March 21, 2006
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三歳になった娘は会話能力が日に日に上達している。毎日が楽しみ。日本語は単語だけだったのが、このごろ文に並べて言う。トトロが好きだったけど、ここ一ヶ月は『パンダコパンダ』に夢中。トトロとプーさんでどっちが好き?プーさん。プーさんとパンダちゃんでどっちが好き?パンダちゃん。子供にとって、言葉というものは使うものだ。どこの言葉でもいい。何回も繰り返して言い聞かせば、音で覚える。いざ覚えてしまえば上手に使う。繰返し学習はどんなに大切なのかと、最近時々思う。
March 14, 2006
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今日久しぶりに地下鉄に乗った。端っこの席でうとうとしていたら、遠くからカラオケしている声が聞こえた。その声をたどっていくと、何と親子らしい2人組みがマイクを使って、車両の中を歌いながら物乞いをしていた。びっくり仰天。よく見たら、2人はそれぞれ大きな紙袋を持って、子供が先行し、どことなく悲しげな声で「おじさん、ありがとう」「おばさん、ありがとう」と連呼していた。お父さんらしい人はマイクでメロディの乗りやすい曲を歌いながら後に付く。誰かからお金が紙袋に入ると、歌手気取りで「謝謝」と言いながらおじぎをする。とても複雑な気持になった。この進化した物乞い法に。駅に着いたら、2人は人のなだれに飲み込まれながら消えていった。気が付くと、次の車両に現れていた、、、、
May 16, 2005
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今、自分は贅沢な悩みを抱えている。日本語学科の1年生から1人スピーチコンテストに送らなければならないので、この間、予選をやった。本番さながらの予選だった。予選前は、「あまり準備していない」と口をそろえた学生たち。連休もあったし、と思っていた僕。しかし、壇上にはいつもと違う学生の姿があった。皆さんの出来は予想外によかった。誰にも負けないように密に練習を重ねていたことがよく分かる。発音はもちろん、内容も表現も一年生と思えないぐらい上手な子も何人かいた。審査の結果、僅差でトップグループに3人もいる。喜ばしいことだけど、困ったことに、選手は1人しか選べない。どうしたらいいだろう。
May 12, 2005
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連休が明けてから、急に忙しくなった。授業はもとより、何故か雑用が多い。学部で企画しているイベントを任されているが、てんやわんやの毎日。自分は組織力がないなあと実感している。そう、学生を怒ると決めていたけど、連休明けの皆さんの笑顔を見たら、ついついその気になれずじまいだった。学生はやっぱり可愛い。
May 11, 2005
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学生の宿題を見ているけど、いらいらしてしまう。「出す前に、一度ぐらいは自分でチェックしなさい」と何度言ったか覚えていない。にもかかわらず、「テニヲハ」は別として、強いはずの漢字も間違っている。「休む」が「体む」に、「先生」が「先先」になったり。夜中まで起きていて、こんなむかつく宿題を見る自分がばかばかしい。明日はこっぴどく叱ってやる。もう寝る。
May 8, 2005
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何故か自分の知合いに子供が2人いるカップルが多い。今日、留学先で知り合った友だち夫婦が遊びに来た。アメリカに住んでいるご夫婦は奥さんの実家の中国に里帰りしている。羨ましいことに、2人の子供さんがいる。アメリカ人のお父さんをもつ2人は実に可愛らしい。同級生に日本人と結婚した人が2人いる。それぞれ2人の子供がいて、日本に在住。日本で就職した中国人カップルが知らないうちに2人目ができている。この人たちは国際結婚か海外在住なので、自由な環境にいるからできたものだ。自分も海外にずっといれば、2人目を計画しているかもしれない。しかし、この国にいる限り、計画どころではない。国策を守らなければならないといっては大げさに思うが、出産、入籍、入学など、様々な面で厳しく制限され、生みにくくなっているのが現実なのだ。一人だけでもやりくりが厳しいと嘆く人も少なくない。2人目の子がほしくても現実に拒まれている親はどれぐらいいるのだろう。
May 7, 2005
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人間って、不思議なもの。一日の間で、役柄をどれぐらい変えているのだろう。役者を経験していないので、役を演じる時の感覚が分からないけど、本人ではないことは確かといえるだろう。しかし、役柄を変えながら毎日を過ごしているのはどれも本当の自分。家にいる時、親の前では子、妻の前では夫、子供の前では父親。大学に行けば、学生の前では先生、先生の前では学生、上司の前では部下。娘の幼稚園に行けば、先生の前では園児の親。そして、一時的な役柄も兼ねる。店員さんの前ではお客、知らない子供の前ではやさしくボールを拾ってあげたおじさん、団地を巡回するる警備のおじさんの前では不審に思われているかもしれない男…本当の自分だから、疲れを感じないで一日が終わるが、本当の自分を離れて無理に誰かを演じたりすると、実に疲れてしまう。でも、新しい役柄にチャレンジしてみなければ、自分の中に潜在しているものが分からないこともある。人間はこのようにして、大きくなるのだ。
May 6, 2005
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一週間ほど前から始まった娘のトイレのトレーニングは成功した。大人がそばにいなくても、ちゃんとオマルでしている。まるで以前から出来ていたように思えたりもする。子供は感受性が高い。幼稚園の同じクラスの子のほとんどが半年上なので、トイレが出来ている。娘は横で観察していたと思う。それから、教室の壁に貼ってあった学習内容の紙に「正しいトイレの仕方」とあったので、先生のほうからも娘たちに教えたようだ。感謝しなくちゃ。初日の上出来に疑いを持っていた自分のことを、今は恥ずかしく思っている。
May 5, 2005
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住んでいる団地の裏は一本の道路になっている。道路の向こう側も住宅地。その一角に簡単なトレーニング機材が設置され、いつも年寄りや赤ちゃん連れの人が見かけられる。今日の午後、娘を連れて初めて行ってみた。娘はそこにあるブランコに気に入って、なかなか降りてこないので、孫を連れていた知らないおばあさんと雑談をしました。随分古ぼけた4階建ての建物が気になったので、中に住んでいる人について聞いてみた。そしたら、「合住の世帯が多いよ」と言われた。一瞬ぞっとした。「合住」。同居すること。しかし中国の都会部の人々にとって、「合住」には苦い思い出が込められている。住宅難の解決策として、違う世帯が同じアパートをシェアする措置が取られていた。それには中国ならではの住宅事情があった。昔、住宅は職場から配給されていた。大学のことしか分からないんだけど、大学の場合、教職員の住宅はたいてい敷地内にあった。限られた場所に、限られた資金、ようやく建てられた住宅棟はとても入りきれない。そこで「合住」が生まれていた。場合によっては、互いに全く知らない世帯同士が同じ入口、同じキッチン、同じトイレを使わなければならないこともあった。プライバシーなど最初からなかったのだ。自分も「合住」を経験している。10年ほど前に、結婚したかばりの頃、幸運にも若いカップルを対象に住宅の配給があった。ただし、「独住」か「合住」かはポイントによって決められ、上位順から配給されていく。学歴、勤務年数などをポイントに換算して合計点数が得られる。ちなみに、ポイントの換算方法の詳細を見ると、学歴では高卒が0.5、大卒が1、大学院卒が1.5と、高学歴が優遇されるように思われたが、勤務年数は一年に0.5ポイントとなっていたので、結局、年齢が近くても、勤務年数の長い高卒の人に上位を占められ、高学歴の人すべてが「合住」という羽目になった。「合住」といっても、同じ大きさの部屋に住むわけではなかった。それもポイントの高い順で決まる。運良く、僕は広いほうが配給された。狭い部屋は自分よりわずか半年遅れて就職した同僚夫婦だった。彼らは別のやや古い大部屋が選べたんだけど、変な「合住」相手と一緒に住むより、知り合いの僕夫婦を敢えて選んだのだった。でも14平米の大部屋よりだいぶ狭い9平米の部屋に入るほかなかった。しかも奥さんは妊娠していた。僕夫婦は申し訳ない気持で彼らとの同居生活を始めたのだった。互いに大きなギクシャクがなかったのは幸いに思うが、決して振り返りたくない非人道的な住み方だった。知らないおばさんの話で記憶が蘇ってしまった。10年経った今でも「合住」の世帯があるとは知らなかった。この10年間は中国で最も変化が激しい10年だったと思う。気がついたら、自分の8年間の留学が悔しいほど、周りの人の多くがマンションに住んだり、外車に乗ったり、会員制クラブに通ったりする生活を送っている。しかし同時に、昔と変わらぬ「合住」生活を続けている人がいる。しかも彼らは自分の現在務めている大学の人。無言のまま、娘を連れて帰った。
May 4, 2005
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教え子の一人がゴールデンウィークに南方に行っている。単なる旅行かと思ったら、別の学生から秘密を聞かされた。その子は今「網恋」しているとのこと。「網」という字には色々な意味があるが、ここ10年では新に「インターネット」の略語として使われている。「上網」とはインタネットにアクセスすること、「網頁」とはウェブサイト、「網友」とはネットで知り合った友人、「網民」とは日常生活でよくインターネットを使用する人、「網虫」はインターネットに夢中になっている人、「網関」はネットセキュリティ上設置された「関」...となると、「網恋」とはネット恋愛のことになる。インタネットで南の大学で勉強中の女の子と恋に落ちている。一度も面と面会ったことがないので、勇士が南下した。旅のために、親に内緒で何ヶ月も貯金をしてきたという。言われてみれば、めっきり痩せていたなあとあらためて思った。恋の力はものすごい。いつか授業で変なことをしゃべっていたことを思い出してしまう。大学の4年間のうち、一度ぐらいは恋愛しなさいと。20年前と違って、何でも可能性が秘められている時代になっていて、正しい恋愛は心身の成長に害はないと思って話したのだ。でも勉強をおろそかにして、恋愛だけに気を取られてはだめだ、とも念を押している。その子はすでに実行していたのだ。それにしても、「網恋」はさすがに自分の想像できる範囲を超えている。さすがに年の差を感じてしまう。無事に帰ってくることを祈る。と同時に、結果はともあれ、一回り大きく成長してほしい。
May 3, 2005
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チャイニーズドリームを求めて中国で頑張っている知り合いが何人かいる。独身の人がほとんどだけど、家族連れで来ている人もいる。日本では新聞記者をしていたS氏。忙しいけど安定した生活が送れたという。それを辞めて、奥さんと3歳の息子さんを連れて来ている。S氏は語学に長けている。けど、奥さんと子供さんは中国語をまったくできない。S氏の勇気に敬服してしまう。意気込みを話している時の目のキラキラが忘れられない。他人のことを思わず応援してしまう瞬間は時々ある。雨の中なかなか傘を開けない小学生、サバンナで獲物を追いまわるチーターの母親、自分の体より大きい物を巣に運ぼうとする蟻、椅子にうつ伏せながら顔を真っ赤にしてウンチを出そうとする赤ちゃん、政府活動報告を2時間も立ちっぱなしで行う首相。それらを見るとき、応援してしまう。S氏の話を聞いて、応援する気持でいっぱいになった。彼だけではなく、奥さんも子供さんも。S氏一家のことを応援している。ぜひチャイニーズドリームをつかんでほしい。
May 2, 2005
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様々な原因で娘のトイレトレーニングが遅くなった。今度の大型連休を使って特訓することにした。今日は初日。朝から暖かい春の陽気。娘が起きてから、早速伝統の股割れパンツを着せた。「おしっこはおまるでするんだよ」と、何度も娘に言う。娘からずっと目を離さなかった。でも、自分の緊張とはうらはらに、娘はあっさりとおまるで用を足した。二回目はなんと立派にウンチをした。予想外の出来に、妻は大喜び。僕もうれしかった。他人にとってつまらないことだけど、感動を覚えた。今日一日、娘は一回も失敗していない。出来すぎだと思う。明日はどうだろう。
May 1, 2005
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今教えている学生の中で、ダブルメジャーに挑戦したい人が多い。卒業の時、いい就職ができるということで、大学4年のうちに今の専攻以外に、もう一つの学位を取りたいというのです。人気な専攻はというと、当然経済、法律、国際関係などのような、世間で高収入が得られやすく、頭が良いとされる類のもの。大学受験の時、何らかの原因で人気専攻に入れなくて、大学側の学内調節で今の専攻になった学生が多いようです。本人の同意を得た上での調節らしいですが、現実としては、同意しなければ、極端な場合大学に入れなくなるという酷い事態になりかねないからです。これはこの国の現状です。第一志望と違った専攻を始めた学生たちの気持はさぞ複雑だったでしょう。自分も20年前に同じことを経験しています。しかも大学側で無断で調節することが当時のやりかたでした。他に仕方がないので、これでやっていこうと自分に言い聞かせて、簡単に割り切ったのです。今の学生は選択肢が多くなりました。自分の挫折した夢をダブルメジャーによって、続けられるのです。しかし、一石二鳥だ、と考えては甘い。下手すると二兎を追う者は一兎をも得ずになるかもしれない。慎重に考えるよう、何度も何度も話していますが、既に意を決した子が少なくありません。他の学部に転部を希望する人まで現れています。結局、今の専攻が物足りない、悪く言えば好きではないのだと私には思えて仕方がありません。心寂しいです。心が寂しくても、学生たちを止める訳にはいきません。
April 30, 2005
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夕方帰ってきたら、ソファに抱き枕のようなものが置いてありました。「どうしたの?」って妻に聞いたら、勤め先でもらったんだって。運動会で四つの項目で1位を取ったので、所属のグループで授賞式があったらしいです。グループに多大な貢献として特別に表彰されたのです。でもどう考えても、抱き枕は可笑しい。賞品を買う人はいったい何を考えているのだろう。もっと可笑しいことに、授賞式があって、同じグループの副学長から抱き枕を手渡されていたのです。想像したくない景色です。ちなみに、運動会で1位の賞品は体重計。妻は四つももらわされた。そのうち1個は家、1個は事務室、1個は上司。残りの1個はほしい人募集中だとか。
April 28, 2005
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愛用している時計が止まってしまいました。娘と直接関わっている思い出のある時計です。3年ほど前、まだ留学していました。翌年に帰国しようと決めていた私は、妻とあちこち旅行することにしました。ところが、旅先で妻はどうしても頭が重くて眠いというのです。移動中は、バスの中でずっと寝ていました。旅先から帰ってから、早速医者に見てもらったら、妊娠が分かったのです。3年前の7月上旬のことでした。結婚して8年目にして授かった子なので、ウキウキ、ソワソワの日々が続きました。記念に何か妻に買ってあげようと思って、セイコウの時計を買いました。学生夫婦にとっては高価なものでした。妻はうれしかったのですが、自分だけではもったいないので、ペアのにしようと言ってくれました。それでもいいなあと思って、早速翌日に自分のも買いました。この時計をして、妻の出産の立会いをしていました。娘は午後4時13分にこの世に生まれました。時計を買ったとき、「3年ぐらいで電池を交換するように」という店員の話にはずっと気になっていました。それがついに今朝になって、現実となったのです。腕にしたら、止まっていることに気づきました。しかも何故かぴたっと8時のところに。8時にぴたっととまるものでしょうか。誰か教えてください。
April 27, 2005
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先週末は二晩続けて、科学・教育チャンネルにしがみついていました。どうしても目が離れなかったのです。交通事故で植物人間状態に陥った女性が五ヵ月後に妊娠発覚。事故直前に宿った生命が無事に育ち、ほぼ無傷でこの世に誕生。生命って不思議なものです。事故に遭った女性は目に見えて痩せ、骨と皮だけになっていく感じでした。鼻に流し込むお粥は全部の栄養分。看病する家族もあきらめムードの中、強く生きていました。しかし、妊娠していると分かった時、家族はすっかり元気付けられました。テレビの前の自分も応援の気持でいっぱいになりました。お腹の中の子のために、女性は自ら植物人間状態になって、子供に与えうる害を最小限にしようとしているのではとさえ思えました。幸い、女性の住む地域の行政も動いてくれて、赤ちゃんの出産を全面的に支持しました。もっと不思議なことに、出産後の植物状態の女性は赤ちゃんの泣き声を追っていました。母性の偉大さにあらためて感動させられました。そして、女性は口で食事ができ、片言しゃべられるようになりました。さらに、家族の助けで歩けるようになったという。ママ植物人間よ、子供のためにすっかり回復するように。
April 25, 2005
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5,200万年前と推定される中年男性の頭骨に丸い穴が発見されています。一人の考古学者が、当時頭骨に穴を開けて手術する時に残されたと大胆に推測します。テレビインタービューのワンシーンです。考古学者は淡々とその一部始終を語るんだけど、見ている側は時空の倒錯に翻弄されてしまいます。5,200万年前の出来事を現代人がどうやってうまく解釈できるのか、素人の自分はそう思うだけで頭が茫然とします。ストーリーはともかくとして、2点ほど考えさせられました。考古学者の推論をめぐって、各方面の専門家が招集され、鑑定会が行われました。その場には、考古学者だけでなく、医学者もいました。当然、歴史学者、自然科学者などもいるはずです。一つの判定にこれだけ様々な分野の専門家が動員されるというのは考古学ならではの魅力でしょう。自分も研究者と思われる仕事をしているのですが、他分野の学者に注目されるような研究はとてもできないと思います。でも、ある一つの物や事柄に焦点をしぼり、深く掘り下げていく姿勢を持っていなければなりません。頭骨にある丸い穴のように、歴史の真相が隠されているからです。もう一つは、「現代人の発想で古代を想像してはだめ」という話。歴史を考える時だけでなく、外交問題を考えるのも同じではないかと思います。自国の発想で相手国のことを想像しがちだけど、時には相手の発想で物事を考えてみると、そこに何かいい打開策が存在しているかもしれません。
April 24, 2005
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昨日は例の言語学サロンで発表しました。20ほどを数える外国語学科があるということを生かして、多言語間の交流を深めるのが目的らしいですが、集まりは思ったほどではありませんでした。この大学では外国語の語学研究者というより、外国語の教育者が多いのが現実のようです。もちろん、外国語を駆使して違う分野の研究をしている人も多いことは否定できませんが洋の東西を問わず、様々な外国語の専門家から指摘されるのを期待していたのに…それは別として、今、一つ心配していることがあります。サロンが終わって、博士課程在籍中の学生に「本を貸してください」と頼まれたのです。話のために持っていた本で、2万円もする専門書です。自分は食費を削ってまで高価な専門書を手に入れようとするような人ではありませんが、どうしても必要なものは心を鬼にして買っておくのです。それを大事に、大事にして、ページをめくるのももったいない気持は多くの方々に通ずるでしょう。その本を学生に「いいよ」って貸してしまったのです。それから、別の先生と雑談している時に、急に本のことが心配になりました。「コピーに出されなければいいけどね」との一言で。人から借りた本を勝手にコピーをとってしまうことが多い。人によっては、コピーをとるために、他人から本を借りるのだと聞かされました。コピーの際に乱暴に扱われ、返された時、ぼろぼろになった本があったということでした。その学生を応援する気持で貸してあげたんですが、今は自分の本の無事を祈るばかりです。
April 22, 2005
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明日は妻が働いている大学の運動会の日。妻はスポーツが得意。特に短距離陸上。10年前、まだ結婚していないときが思い出されます。まだ彼女だった妻は100m競走に参加。付き合う前から足が速いと聞いたけど、実際に見たことがなかったので、胸がわくわくしました。観客席ではじっといられなくて、思わず終点に行ってしまいました。ヨーイドン。すると、妻の姿が目に見えてどんどん大きくなってきました。さすがに速い。1位だあ!すっかり興奮して飛び跳ねていた自分はきっと他人の目におかしく映ったに違いないです。「彼女は足がこんなに速いのに、なぜ鈍い君が彼女にできたの?」って同僚に揶揄されたところ、「終点で待っていたから」って答えました。今でもこれ以上すばらしい回答がないと思っています。明日は娘を連れて応援に行きます。
April 21, 2005
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久しぶりにいなかの両親に電話しました。昨年の10月から3月まで同居していたが、田舎のことが心配でこっちにどうしてもいられなくなって、帰ったのです。それまで、娘の送り迎え役はほとんどおばあちゃんでした。出発の日の朝、娘を幼稚園に送った時、担任の先生に涙しながらお別れの挨拶をしたけど、おばあちゃんの方言がさっぱり分からない先生はかなり困惑したらしいです。祖父母が行った後、2歳の娘に「ばあちゃんはどこに行ったの?」って何回聞いても、黙ったままでした。それまでは「じじい」「ばばあ」のことを嫌でも口にしていたのに。ところが、数日後、帰宅後スリッパーに履き替えたら、「パパはじじいの靴を履いている」と言いました。気がついたら、確かに父がいる時にずっと履いていたスリッパを履いていた。その後も、「ばばあのお布団」、「ばばあのお箸」など、娘なりの表現が幾つかありました。子供は子供なりに観察していたのです。これも子供ならではの愛情表現かもしれません。娘はじじいとばばあのことを忘れていません。この話を両親に話したら、電話の向こうは確実に涙していました。
April 20, 2005
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昨日の新聞に載っていました。一部の花見客が桜の木を乱暴に揺すったり蹴ったりして、無理矢理に花吹雪を作ったという内容でした。目的は記念写真。わずか10何分間の間に、20数名ほどの人が木に暴行を加えたという。人工の花吹雪を見た女の子は「きれい、きれい」の連発だとか。それを読んで、とても憤慨を覚えました。実はつい2週間前に、学生たちを連れて同じ場所に花見に行きました。大雑踏でしたが、春のやわらかい日ざしの中、木に近寄って、種類の説明入りの木の札を見たりする人、仲間同士で芝生の上で談笑したりする人、赤ちゃんを肩車にする親子連れなど、北京で例の反日デモのあった翌日とは思えないくらい平和な雰囲気でした。その日、ゴミの散らかしもほとんどなく、自然を愛する人が増えたなあとさえ思いました。桜の木は友好のシンボルになっています。桜の木への暴行は木自体だけでなく、人々の友好を求める感情を傷つけてしまうようにも思えます。パンダに故意に怪我をさせるのと同じです。この人工の花吹雪は見たくないものです。
April 19, 2005
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この間、中間テストをしました。今日でやっと採点が終わったけど、残念ながら、生徒たちの成績はあまり芳しくありません。問題が難しすぎたことはテストの時に気がつきました。四苦八苦している学生の表情を見た私は紙に「難しいのか?」と書いて、その紙を何人かの生徒にひっそり見せて、無言の質問をしたところ、全員大きくうなずいていました。今回の試験で学生の勉強意欲にマイナス影響が出ないかと心配しています。既に別の先生のところに苦情があったようです。私は学生をいじめたいようなことは毛頭ないけど、10項目で6枚分の問題を1時間内に解け、という要求はハードルが高かすぎたようでした。生徒には共通している弱点がありました。そそっかしいのです。「オリンピック」を「オレンピック」に書いたりするような不注意を少しでも直せば、減点が少なくなるのに、今の若い子は細かいところを必要以上に無視しているような気がします。
April 17, 2005
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今日は妻の実家で一日を過ごしました。土日のどっちかはたいていそうしています。親孝行として孫を見せる、というのは聞こえがいいですが、母親の手料理を食べるのも目的の一つです。おばあちゃんの手料理は美味い。特に肉料理。今日は牛肉の煮込みでした。前の晩からコトコト。朝になってから、ニンジンとジャガイモを入れて、さらに煮込んだので、味がしっかりとしみ込んでいました。我家の食卓はお世辞にも豊かとはいえません。妻は仕事で帰りがいつも6時過ぎになるので、簡単な料理だけで終わっちゃうのが普通です。決してまずくないが、コクが足りないのです。コクって、短い時間で出せるものではない。じっくりと時間をかけなければなりません。料理にしても、酒にしても、何でも当てはまるような気がします。私淑している先生のページを読むたんびに、そこにコクの存在が感じられます。自分もコクのある何かを目指しましょう。
April 16, 2005
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毎年恒例の肩書き認定の時期になりました。大学では助手、講師、助教授、そして教授のように這い上がっていくのですが、自分はいまだ講師です。講師の資格をもって何年になるんでしょう。以前に務めた大学で講師に認定されたのは95年のことでした。その直後に留学をしました。留学から帰国して、大学を変えたということで、講師から再スタートです。大学を変えていなければ、助教授になっているかもしれません。同じ時期に就職した元同僚は、なんと学科長まで出世しているのです。でも、人のことを羨むようなことはありません。自分には自分の生きる道があると思っています。といいながら、やはり万年講師になりたくないので、今は昇格を目指して、申請書類をそろえているところです。この大学では、一旦申請して、許可されなかった場合、2年後にならないと二度目の申請ができないというシビアな規則が定められています。失敗したら、講師をまた2年間やらなくちゃ。つらいものです。
April 15, 2005
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6時40分、起床。娘に服を着せる。この間、妻は朝食の支度。娘は2歳、幼稚園に通っています。本来3歳からですが、こちらの幼稚園は1歳半から入れてもいい。幼児教育をなるべく早くしようという主義らしいです。まだろくにしゃべれない娘は、時々幼稚園で覚えたものを披露しているけど、完全に聞き取れるものはまだ少ないです。7時40分、娘を自宅と同じ敷地内の幼稚園に送る。共働きの妻の職場はやや遠いので、送り迎えは自分の仕事になっています。8時ごろ、インターネットを見ていたら、停電。なんと夕方の4時半まで。仕方なく、職場の大学のほうへ。自転車で10分。午前中は、雑用に追われながら、NHKの海外放送を見ました。外国語教育を重視するということで、つい最近大学側が設備を導入したばかり。先週までよかったのですが、今週になってから映像はなぜかとぎれとぎれになっています。他のチャンネルはよさそうなので、ハッカーの仕業なのかなあ。12時ごろ、学食でお昼。この大学は食堂が多く、10個はゆうに超えるでしょう。偶然教えている学生と会って、一緒に食べました。午後2時半から4時ごろ、木曜恒例の言語学サロンに行きました。興味があったわけではなく、来週の発表を依頼されたので、下見でした。聞いてみたら言語学の内容からかなり離れたものでした。でも「反省の伴う運動」という発表者の発言に共感を持ちました。つい最近のデモのことを連想したのです。相手を非難し、攻撃するのはいいとしても、自分の行動にじっくり反省をすべきです。相手に変わってもらう同時に、自らの変身も必要だと思いました。こういう姿勢は、今のところ、どちらにもないのが残念で仕方がありません。午後4時半、帰宅。電気復活。住んでいるアパートの電気代はプリペイド式で、事前に購入しておかないと、電気が使えません。使いきれる寸前に自動的に知らせるようになっているけど、メーターを高い所に取り付けられたため、警告があっても気がつきません。おかげで、お正月休みに停電という大失敗を経験しました。でも、ろうそくの光の中で、踊りをやってくれた娘の一人舞台が十分楽しめました。ほのぼのとした思い出となっています。午後5時。娘を迎えに行く。大抵1時間近く幼稚園にとどまって、遊んだりします。平日は3食、幼稚園で食べるので、助かっています。午後6時。ママが帰宅。夕食の支度。そして、夕食。娘を風呂に入れ、寝かせる。その間、自分も一眠り。こうして、一日が終わります。
April 14, 2005
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ずっと私淑している先生が楽天さんでページを開いたので、最近毎日のように見ています。自分でも書いてみようという気になって登録しました。そのへんにいる普通の夫、普通の父親、そしてそのへんにいる普通の大学教員。これから、楽天さんのお世話になります。どうぞよろしくお願いします。
April 13, 2005
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