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2010.05.13
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カテゴリ: 音楽
スカルラッティのソナタは555曲もあります。このゾロ目の数字、その研究をライフワークにしていたラルフ・カークパトリックが、当時知られていた原典を整理した結果得られた鍵盤用ソナタ(厳密には「ソナタ」という名前を持たない曲も含まれますが)の数から来ています。



その後、いくつか新たに見つかった曲もあるので正確にはもう少し多いようですが、いずれにしてもこんなに沢山の数の曲を「ソナタ全集」としてポンと渡されても、フツーのリスナーはどうしていいか分からな~い状態になってしまいますよネ。(有名な曲は精々40~50曲と全体の一割に満たない程度、CDにして30枚以上のディスクを前にして、K. 1番から順繰りに聞いて行く、というのは千里の道を行くがごとし、です。)

もちろん上述のような悩みは、現在2種類ある「ソナタ全集」(スコット・ロスとピーター・ヤン・ベルダーの録音)を前にした時だけの話ですが、亭主はこの2つ、どちらでもよいので是非多くの人に聞いてみて欲しいなァ、と思うのです。そこで、以下に亭主がやっている工夫を1つご紹介まで。

実はスカルラッティのソナタ、その大部分はもともと「ソナタ曲集」として30曲程度が一まとまりになって合本されたものが15巻集まって全体を形成していることが知られています(詳しくは、このような15巻の筆写譜が2セット確認されていて、一方はベネチアの図書館、他方はパルマの図書館に保管されています)。このうち、ベネチアにあるものは装丁も豪華で、明らかにあのバルバラ王妃が使っていたものと推測されています。しかも、そのうちの13巻にはIからXIIIまで番号がついていて、ソナタの並び方も何かしら意味ありげ。少なくとも作曲者本人がこれらの合本「ソナタ集」を作るに際して何らかの関与をしたのでは、と想像させます。

そこでiPodの登場です。亭主はせっせとスコット・ロスのCDをiTuneにコピーした後、それらのソナタ中からベネチア・セットの各巻に含まれる曲をプレイリストに並べて、全15巻を復元してみました。(そもそもK.1~30はスカルラッティ自身が「練習曲集(Essercizi)」として生前に出版したものですが、そのように纏まったCDすらまだ世の中にない?みたいなので、これも当然プレイリストです。)こうして各巻を聞いてみると、それぞれの巻の特徴も見えて来てなかなか楽しめますヨ。(例えば、曲集の最後をフーガで締める、というのがEsserciziだけでないこともこれで分かりました。)

iPodがなかった時代にはこんなことはとても困難でした。有り難い時代になったものです。是非お試しあれ。








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Last updated  2026.05.14 18:38:44
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