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7月22日にオープンする、仙台アンパンマンミュージアムの内覧会に行ってきました。関係者2000人と市内の被災者ら一般客4000人を招待したこの内覧会、建物の中は笑顔を輝かせ、声を上げる子供たちでいっぱい。子供の笑顔を写真に撮ろうとするお父さん、お母さんたちも幸せそうです。建物の外観は落ち着いたレンガ調の外壁と大きなガラスが印象的。ちょっとしゃれた図書館のような印象を与えると思います。約7100平米の施設内は、一階部分が衣料雑貨や絵本などを扱うグッズ専門店、レストランなど20店舗が入るショッピングモールと広場。こちらはすべて入場無料です。真ん中の吹き抜けスペースでは、ちょっとしたアトラクションもできそうです。2階部分は有料(現在料金1000円)のミュージアムで、体験ランドや擬似型の学校、大型すべり台、ミニステージを楽しむ劇場などが入っています。アンパンマン&ペコズキッチンという、結構大きめのレストランもあり、メニューはなかなかうまそうです。私は名古屋も横浜も見ましたが、仙台のこの施設は動線の設計がかなりうまく、中を歩いていて非常に広く感じます。企画がスタートしたときは、この敷地の規模で大丈夫かな・・と思ったものですが。子供たちの目線の高さで楽しめる工夫もあり、なるほどな・・と思わされます。この施設が東北じゅうの親子を幸せにする施設として、長く愛されることを望んでやみません。
Jul 21, 2011
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秋の宮のメイン道路を稲住温泉方向に分岐してすぐのところにある、家族経営らしいこじんまりとした宿です。調べてみると、「民宿」のカテゴリーに入っていることもあります。近年リニューアルしたらしく、中に入ってみると内装がとても小ぎれいです。内湯と露天風呂を男女交代で使用しています。露天はいかにも「庭園風呂」といった佇まいで、盆栽に囲まれての湯浴みも悪くありません。内湯はありし日の鳴子温泉「栄泉」を思い出す浴室です。いや、それよりははるかに整然としていますが・・。秋の宮温泉というと、透き通る無色の湯で知られていますが、本当の姿はどうなのでしょう。稲住温泉とここ松の湯は、食塩線らしい濃厚な笹濁りの湯で、たっぷりした入浴感がありました。しばらく入ったり湯船で涼んだりしながら、ボーッとしていました。まだお客さんがだれもチェックインしていなかったので、2つの浴室を一人占めです。帰り際、若女将さんと短い会話を交わしました。「仙台は地震が大変でしたね」「このあたりの被害はあまりなかったのですか」「震度5でしたから。電気は困りましたけど、水も出たし、ガスはプロパンですから、早期に営業ができました」「いい湯ですね、またお邪魔します・・」 とても美人で感じのよい方なので、正直いうとちょっとドギマギしてしまいました。 そういえばここは小町の里だったんでしたっけ。 ここはネットで調べると一人旅OKのようです。 秋の宮、相変わらず最高です。
Jul 18, 2011
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震災後、はじめての一泊旅行です。どこにしようか迷いましたが、しばらくご無沙汰していた秋の宮に足が向きました。往路は、東北道~秋田道を乗り継いで横手まで高速で行きました。暗いトンネルを通らずにすみましたが、3時間の運転はちょっぴり疲れました。途中、錦秋湖のSAで「すっぽんらーめん」で気分転換。麺は極細で、スープにも力がない。なんだかソッケないラーメンだなあと食べていましたが、ふと思い立って上に乗っていたスッポンの身を細かくほぐして全体にちらばすと、ちょっとコクが出ました。秋の宮山荘は、街道沿いに点在する旅館群の中で、ひたすら異様を誇る洗練ぶりです。部屋はツインのシングルユース。(ひとりで泊まれるからここにしたのですが)インテリアも、窓からの眺めも高原のリゾートそのもの。快適な空間です。お風呂が、ちょっと残念です。多くの湯船を持つ広大な大浴場ですが、温泉ならではの情緒感が皆無でスーパー銭湯みたいです。露天風呂はまあまあ気に入りました。裏山に面し、擁壁が気になりますが、そこそこ野趣あり。雨が振ったので、湯船のへりでまったりしていました。湯は稲住、松の湯の笹濁りとは異なり、透明なもの。これはもともとなのか、加水等によるものかはわかりません。朝、入れ立ての湯に入ったら結構なとろみがありました。新鮮な湯だからかと思いました。夕食はなかなかの充実ぶりです。和食、洋食、和洋折衷の3コースから選べます。私は折衷を選びました。じゅんさい、夏野菜と山菜のサラダ、稲庭うどん、岩魚の塩焼き、汐鯨とみずのかやき鍋、サワラのソテー、筍とたこの炊き合わせ、牛肉のソテー・・一品づつ丁寧に出されます。こうして書いてみると、その充実ぶり、いまさらに驚きました。全体に調理、盛りつけが小じゃれていています。家族で来てもなかなか満足度が大きいのではないでしょうか。このホテルの最上階には展望リラクゼーションルームがあります。このホテルの最高のウリはここかもしれません。景色を遠望しながら体をほぐす、これは相当快適でした。このホテルはヤングファミリーやカップルには強く推薦できます。一人旅で使うには、やや屈折がたりないと思うのでありました。
Jul 15, 2011
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三治郎の日帰り棟「湯の里」は、今日も大繁盛。一人でゆったり入りたい気分が強かったので、三治郎自慢の「桧の森(貸切風呂シリーズ)」から、「森林浴の湯」50分1575円なりを試してみました。下の写真は、「桧の森」に向かう昇り階段を上から見たところです。ちょっと面白いつくりです。4つある貸切風呂はそれぞれコテージのように独立しており、専用鍵を受け取って入る仕組み。脱衣場からして広々しているのには驚きました。トイレやトレーニングマシンまであります。そして風呂場を覗いてみると・・これは素晴らしい!鎮守の森に面した窓やドアを開け放つと、名前のとおり森林浴気分満点です。湯船も広々で、ゆ~ったりと足をのばして入れます。浴槽のふちに腰掛けて、木々をぼーっと眺めていると、日々の緊張感がゆったりとほぐれていくのがわかります。カランはひとつで、ボディソープやシャンプーも高級なものがそろっています。この贅沢気分で1575円は、絶対にお値打ちです。いや~最高でした。腹ごしらえは、館内の食堂にて。肉そば780円。しつらえが綺麗なメニューです。お盆に載っている爪楊枝入れは、従業員の方が手作りしたもので、どうぞお持ちくださいとのこと。この三治郎、いつ来ても懸命なホスピタリティを感じて好感が持てます。
Jun 25, 2011
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いつものように遠刈田温泉に向かう途中、ずっと気になっていた鎌倉温泉(蔵王町)に立ち寄りました。宿のHPより*********************11世紀の中ごろ、京都の朝廷から北上奥六郡の支配を任せられていた安倍頼良は、次第に勢力を強め、支配圏を拡大、奥六郡の南境に位置する衣川を越え、陸奥国司の支配と抵触するようになり、朝廷と争うこととなりました。 1051年、陸奥国守に任命された源頼義・義家親子は、いく度かの戦いを続け、出羽山北三郡(秋田県地方)の豪族・清水氏と連合軍を組んで、1062年、奥羽の安倍貞任・宗任兄弟を倒し平定しました。これが「前九年の役」です。この時頼義は、最上・東、両街道の要害となっていた四方峠にこもって、安倍一族を迎え撃ちました。この先陣をきって奮戦したのが、鎌倉権五郎景政という武士だったそうです。 ・・・ 戦いが終わって景政が、当時このあたりで一大集落となっていた平沢で傷の療養をしていると、ある夜、羽山(出羽三山)の女神が夢の中に現れました。 「わたしは、羽山の神の使いであるが、信仰厚いそなたの心をめでて、その傷を治してやりたい、この沢の上流に温湯があるゆえ、心静かに湯治をするがよい」と言って女神は消えました。 景政は、不思議に思いながらも郎党に探させたところ、ぬるい湯がわき出ている沢を発見し、この湯につかると、景政の傷は、たちまち全快したと伝えられています。 以来、この湯の沢を景政の姓をとって「鎌倉沢」と呼ばれ、傷に効く名湯として近郷近在に住む人々の湯治場として現在に至っています。*****************なんと前九年の役からの名湯とは! 公道から入った専用道路?の狭いこと狭いこと・・1キロくらいかな?ときどきすれ違い用のスペースはありますが、行き帰りの車がはちあわせるとちょっと厄介です。悪路ではありませんが・・。 それだけにこの宿に着いたときの安堵感はなんともいえません。 山、山、緑一色の中に赤い屋根が浮かびます。こんなところに、昔ながらの湯治宿がそのまんま残っているとは・・うむ~、一見の価値ありです。古い湯治棟とやや新しい目の建物がせまい木製のわたり廊下でつながっています。 この雰囲気がウケているのか、湯に霊験あらたかなのか、旅館の中は客であふれかえるようでした。 フロントの女将さんとおぼしき人はとても感じがよかったです。そしてお風呂は、・・想像どおり、広くはない風呂場に、8人はいたでしょうか。あきらかにキャパを超えています。 それでもなんとか居場所を見つけてざんぶりと入ってみると、これがなかなか熱い。 客の一人が、「この熱さは青根なみだな~」と話していましたが、確かに・・。 写真は 写真は宿のHPより 開け放たれた窓からは裏山の緑と、かじかが鳴くというせせらぎが見え、湯船に入ってさえしまえば、快適快適・・。 冷鉱泉をマキで加熱しているそうで、入浴感はいまひとつパンチはありません。 ただ、皮膚病にはとてもよく効くそうです。この界隈は、地形がひろやかで爽快なドライブを楽しめます。
Jun 14, 2011
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沿岸部をのぞきほぼ完全復調の仙台ですが・・私のほうが最近、めっきり行動半径が狭くなってしまいました^^日帰り入浴では秋保、作並、三本木あたりをローテーションで回っている感じです。もう少ししたら、もっと足を伸ばしたいと思います・・が・・高速休日1000円が期限切れになりますねえ。土湯は避難所になっている宿が多いかなあ・・。先日訪れたのは秋保温泉「きよ水」。ここにくるのは、6年ぶりくらいです。風評被害なんのその。なんと、駐車場はほぼ満杯でした。秋保も、相当客足が戻ってきた感じです。かなり規模が大きい旅館ですが、地元資本ではないので、あまり郷土色はありません。箱根、湯河原あたりの割烹旅館のような趣があります。日帰り入浴のみの客は、別館「せせらぎ」を使用します。午後2時までなら、本館の風呂と両方入れます。現時点での料金は1030円です。まずは時間限定のある本館のほうから。こちらの売りは、なんといっても露天風呂。厚手の樹林に面し、その向こうは名取川の清流。「きよ水」という名前にいかにもふさわしい湯です。内湯は、タイル張りのつまらないもので、こちらはパスしてもいいでしょう。ただ、この宿はボディソープやシャンプーはかなり充実しています。私はピーリングジェルがあると、かならず使うことにしています。さて、「せせらぎ」のほうは、内湯が結構いいです。真ん中に小さい岩山があり、その付近の底はら、ときどき湯が間欠泉のように噴出す趣向です。人がいて写真を撮れなかったので、楽天トラベルからいただきました。露天は森に囲まれた風で、これもなかなかキモチのいいものでした。全体に、自然と上質な雰囲気のなかでゆったりした気分のときを過ごすのに最適な宿といえるでしょう。昼食は、またまた天守閣自然公園内「カフェ・ロシェ」で庭園を眺めながら「トマトとモッツァレラのピザ」を。実はスパゲティを頼んだつもりだったのですが、考え事をしていたので、ピザのほうを発注してしまいました。まあ、これはこれでうまいのですが、なんとなく「お一人様でピザ」はばつがわるい気がしました。「カフェ・ロシェ」は、自然公園の入場ゲートの手前にあるので、料金を払わなくても使用できます。雰囲気のいい店ですので、ぜひ。
Jun 9, 2011
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今日、ひと仕事を終えたあと、無性に「北○」のラーメンが欲しくなり、職場から直行しました。メニューは普通の中華そば、大盛り、チャーシュー麺、つけ麺くらいしかありません。これも見識ですね。何度かこのブログにも書きましたが、仙台で正統派のラーメンといえばここを嚆矢とします。魚介類のいい香りのスープ、からみの良い細ちぢれ麺、やわらかくほどけるチャーシュー、どれもが神経が行き届き、食べやすい。込んでいたのでラーメンの写真は遠慮しました。一番町4丁目、靴のハッシュパピーの店から曲がってすぐのところにあります。
Jun 2, 2011
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古い記事と写真で申し訳ありません。震災前2週間くらいに行ったときのものなので、写真に雪が写っているのはご愛嬌ということでお願いします。やすらぎ荘は船員保険組合で運営している宿です。ロビーにも大きい船の模型があります。名前は・・霊園みたいですが(失礼!)なかなか、あなどれない温泉でした。中山平にありがちですが、内風呂と露天の泉質が相当違います。内湯はかなり加水されている模様露天は循環はされていますが加水・加温はありません。なんと!硫黄臭・白濁・とろとろで、鳴子と中山平の「いいとこ取り」をしたような湯です。露天風呂は裏山に面しているので、見晴らしが利くというのではありませんが、爽快な高原の雰囲気が伝わってきます。実にキモチいいです。ここはかなり気に入りました。運よく貸切状態でした。というか、この宿は少し混雑するとすぐに日帰り入浴を打ち切るので、電話での事前確認が必要です。入れるのは午前中のみですし、ややハードルは高いですが、満足度のきわめて高い湯でした。「鳴子はほとんど回った」という方は、ここどうでしょうか。鳴子やすらぎ荘(船員保険保養所)
May 28, 2011
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久しぶりにのんびりできるオフです。もっとも、明日は仕事ですが・・TT仙台は、もうすっかり元気です。中心商店街の賑わいも、温泉街のもてなしも、これまでと何も変わりがないのに・・いわゆる風評被害というやつでしょうか。放射能の影響が心配だと、全部一緒くたにして東北への観光をすべて自粛する動きもさることながら、「仙台は壊滅状態らしい」という噂を流して仕事を取っていった関東・関西の業者の方もいるらしいです。三陸のまちと違って、仙台が受けた被害は、東部の海岸地区だけで、ほとんどの部分は無事です。放射能の汚染もありません。なのに温泉街は客足が減って本当に困っています。こういうときこそ、言葉は悪いですが、仙台の温泉や料理をゆったり楽しむチャンスだと思うんですがね。ひさしぶりに、秋保の「市太郎の湯」に行ってきました。通常770円ですが、現在600円で入湯でき、しかも公園もフリーで入れてもらえます。これはお得!一太郎の湯は、以前も書きましたが秋保にはめずらしくエメラルドグリーンの色がついた湯で、とても気持ちのいいものです。温度管理のため循環はありますが、加水はなく、湯船のふちからはかなりの量が流されています。いわゆる「循環かけ流し」というもの。大きな湯船が3つあり、うち二つは半露天。一番外側の風呂からは、自然公園の景観が見渡すことができ、非常に気持ちがいいです。こんなお風呂に、ほぼ貸切のように入れるなんて、贅沢この上ありません。湯を堪能したあとは公園を散策。とにかく広いし、すみずみまで細工がいきとどいています。ここって、仙台でも最大の観光資源ではないか?と思いあたりました。大きな池には、無数の錦鯉がむれ遊んでいます。えさをあげると、すごい勢いでかぶりついてきました。気持ちいい食いっぷりです。よほどおなかがすいていたのでしょう。よしよし、ではもう一袋^^・・。この庭園は、四季おりおりの花がとても見事に咲いており、しかもボリューム感があります。いまはサツキや藤がとても綺麗です。そろそろ、アジサイのすばらしい群生がいっせいに花開くころです。そのときには、また訪問させていただきたいと思います。元気がでましたよ、ありがとう!天守閣自然公園。
May 22, 2011
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この想定外の大津波、ここ数年、なぜか夢で繰り返し見ていました。こんな感じです。******私は海を眺めるホテルの上階にいる。雨が猛烈に降っている。海の様子が変だ。私はベランダに出た。どんどんかさがまして来ている。下を見ると、海はホテルの2階まで上がって来ている。私は、これでは外に出られないなあ・・などと、暢気なことを考えている。******私のイメージは、ホテル観洋のような海辺のホテルでまったりしていて、少しづつ海のレベルがあがってきて、いつの間にか建物が水没しているというものでしたが、今回の津波は、そんな生やさしいものではありませんでしたね。もちろん、私はにわか霊能者を気取るつもりはありません。おそらく、私の漠然とした、この世界、人生に対する漠然とした不安の表象なのでしょう。(なにせ初夢は、隕石の襲来でしたから・・^^)私たちは、自然がすべて人類の快適な生活を「お膳立て」してくれていると愚直にも信じていたのかもしれません。現在の大陸がこの位置に収まるまで、どれだけの地震、地割れを繰り返してきたのか。そう考えると、これは結局、人類からみれば災厄の極みですが、自然の側から見れば成長過程の一部なのかもしれません。私たち人類は、自然に対し、今こそ英知を集結して自然に応戦しなければいけない。そうした種族だけが生き延びる。どんな天変地異があっても、どっこい生きてました、そんなライフスタイルを作り上げていくことが応戦のソリューションではないか。そのときこそ、宇宙の神様は(私はどんな宗教にも帰属してませんが)、成長のご褒美を、少しくらいはくださるのではないか・・などと夢想しています。やっぱり私たち、少し奢りすぎ、油断しすぎでした・・。その象徴は、大食い大会とか、バラエティクイズ番組でしたね、とちょっと矮小な話題でハナシをしめます^^。
Apr 24, 2011
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今日は20日ぶりのオフなので、震災前に書きとめたメモをもとに「農民の家」の訪問記をつづってみたいと思います。しかし思えばこの頃はシアワセでした・・。さて館内は迷路のような廊下、品揃えバツグンの売店、ちょっと暗めの照明など・・失礼ながら、私は何を思い出したかというと、「昔の大学病院」(笑)でした。そんなわけで若干の違和感は当初あったものの、数分もいるうちに、「ああ、自分はこういうところに居るのが似合っている人間なんだなあ・・」という気になってくるから不思議です(笑)。一種、つげ義春さんの世界でもあります。行きかうご婦人がたも、まるでユニフォームのようにここで販売されている系の素敵な服をお召しです。風呂は込んでいましたので、HPから・・と思ったら、な、ないっ!温泉施設のHPなのに、風呂の写真がないとは・・ううむ、こういうところが抜けております。湯は白濁、強い硫黄臭。鳴子の代表的な泉質であり、誰もがここに来た甲斐を感じる、いい湯ではないでしょうか。ご一緒した客もいかにも年季のはいった農民さんという感じで、自分などは肩身が狭い感じです。何しろここは農民の王国、農民こそが特権階級です。「ノーミンクラトゥーラ」なんちゃって(笑)。ここは素敵な施設です。誰でも歓迎です。たまに有名どころを離れ、館内の迷路遊び、湯めぐりはいかがでしょう?震災の被害も、鳴子は比較的軽微だったと聞きます。私も再訪したいけれど、時間とガソリンが・・(泣)。
Apr 2, 2011
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いよいよ復旧から復興へのモードチェンジがはじまろうとしていますが、いまだ避難所には4000人弱の避難者の方が辛い生活を送っておられます。その両方への対応に追われ、「あの日」からまだ一日も休めずにいます。そんな張り詰めた日々のなかで、この曲を聴くとなぜか肩の力が抜けてホッとできます。「砂に消えた涙」 竹内まりやバージョン。1965年、ミーナというイタリアの人気歌手がヒットを飛ばしたカンツォーネですが、日本でも多くの歌手にカバーされた超・名曲です。失恋の曲ではありますが、私にとっては自己復興のメロディです。
Apr 1, 2011
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ここは、いつ来ても濃いんです~。血圧が下がって若返るのがここ、農民の家です!なるほど、蔵を建てるのが夢なんですね。4番が凄い。ともに乾杯ともに乾杯、大広間ヨ(ソレ)う~むむむ。大広間に何の意味が・・。フロントで料金を払うおうとすると、「今日はタダです」「え?」「今日はタダの日なんです」「でも私・・農民じゃないんですが」「いいんですよ(笑)。」こりゃいい日に来ました。通常?550円です。感謝デーよ(ソレ)と音頭の続きを作りたくなりました。館内の風景は次回。
Mar 10, 2011
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仙南の鄙びた小さな町、丸森。このような非常に見ごたえのある歴史資源があるということを、この年になるまで判っておりませんでした。床嘴さんのブログでも拝見はしておりましたが、まさか、これほどとは・・。もちろんこの「齋理屋敷」と呼ばれる建物の前は何度か通りすぎたことはあるのですが、道路から見える建物部分を見てオシマイ、という勝手な先入見を持っていたのです。このたび訪れてみてびっくり。奥が広い広い・・。奥に蔵が見えますね、この奥に武家屋敷風の路地を挟んで、まだ続くのです。屋敷のHPより///////////齋理屋敷は、江戸時代から昭和にかけて七代続いた豪商、齋藤家の屋敷です。代々の当主が齋藤理助を名乗ったことから齋理と呼ばれるようになりました。呉服・太物の商いから、養蚕、味噌醤油の醸造など幅広い商売を手がけて栄えましたが、第二次大戦後に店を閉じました。昭和61年、屋敷と蔵が収蔵品を含めてそっくり町に寄贈されたことから、膨大な収蔵品を調査・整備して、昭和63年、蔵の郷土館として開館しました。蔵と屋敷に、豪商の暮しぶりを物語る豪華な調度品や、商売の道具など様々な品を展示しています。///////////戦争の影響で、商売がたち行かなくなったようです。こういう展示施設で思い出すのは酒田の本間美術館。齊理屋敷のほうは美術品のコレクションはありませんが、藩政時代の超豪邸というところが共通しています。このような洋館も・・。時間がなかったので入りませんでしたが、ハイカラさん好みの方はグッときますかね。興味深かったのは、この石風呂。一瞬トイレかと思いましたよ(笑)。でも風呂場としてはなんだか殺風景ではないでしょうか・・。湯がなみなみと張ってあったとしても、あまり入りたいとは思わないでしょう。本館では、雛人形を飾っておりました。駅から市街地まで、徒歩15分。橋から眺める阿武隈川は広くのどかな光景でした。
Mar 8, 2011
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ここは岩手宮城内陸地震の際に大浴場の屋根が落ち、長く休館していましたが、昨年6月、リニューアルオープンを果たしました。驚くほど駐車場が込み合っており、これでは大浴場は芋洗い状態か・・と観念しましたが、これはここのシステムによるもので、なんと入館・大広間休憩が無料開放されているのです。周辺住民の社交場になっており、お父さんたちは午前中はビールを飲み、しっかり冷ましてから夜中におのおの帰っていくのでしょうか。この施設は一人の滞在時間が相当長そうです。そんなわけで、館内に人はうじゃうじゃいるのですが、800円支払って大浴場に来る人はその一部で、十分のんびり入浴できました。ここは大地震で休館したおりに、新たに源泉を掘り、低温のアルカリ単純泉と中温の食塩泉の二種類を湯船ごとにわけて注いでいます。(写真は込んでいたのでHPより)広々としたメインの風呂にそそがれるアルカリ泉は、加温・循環されてはいますが、ぬめり感が半端じゃありません。ぬるぬる度だけなら、中山平温泉に匹敵するといっていいでしょう。これはちょっとびっくりしました。一方、中ぐらいの浴層と露天風呂に注がれる源泉は、濃い茶色で、なかなか本格的な食塩泉です。お湯がちょっとはねて唇につきました。かなりの塩からさです。ただ、露天風呂の湯船は、どうしてこんなものを作ったのかといいたくなるくらい半端なサイズです。「仲良し二人用」。脱衣場では、なつかしいことに、「MG5」のセットを持参しているおじいさんに遭遇。つける部分はだいぶ減少しているけど、いなせじゃありませんか。私の年代だと、このMG5というキーワード一つで甘酸っぱかったりほろ苦かったり様々な記憶が芋づる式にどどどわーと出てきてしまいます。館内の食堂はメニューになかなかリキが入っています。私も、センター系浴場としては思いのほか湯がよかったので、つい高揚して「おぼろ豆腐定食」1350円なんぞを奮発してしまいました。ときどき、こういう風に刺身も、天ぷらも・・と同時に食べたくなる悪癖があります。ここのリーダーとおぼしき小柄な女性が、きびきびと活動しています。この定食、量も質も十分満足がいくものですが、もしかすると「あんかけ豆腐鍋」は蛇足なのかもしれません。チト飽きてきます。今度きたら、「中華三兄弟」でもいただこうかな。以前通っていたときとは明らかに泉質が変わり、リピートしたくなる施設に変貌していました。少なくとも、色麻町「かっぱの湯」や薬莱山「やくしの湯」などよりキャラが立っています。加えて、何でも売ってる。産直市もある。演芸場もある。昼寝もできる。それで入場無料、涌谷の町民は幸福度が高いかもと思いました。
Mar 5, 2011
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涌谷は、藩政時代は伊達騒動で有名な伊達安芸宗重の統治した地ですが、天平時代は東大寺の大仏様建立の際に金を供出した地として全国に知られていました。天平ろまん館のHPより///////////当時、奈良の都では東大寺大仏の造立がすすめられていました。造立がすすめられるなか問題となっていたのは、大仏が放つ永遠の輝きを、鍍金によって無事完成させられるかどうかでした。鍍金に必要な量の金が集まる見込みのないまま、工事は進んでいたからです。・・・そのような中、天平21年(749)に陸奥国での黄金産出が報告されます。 天皇は東大寺へと幸して、「この黄金は、廬舎那仏や天地の神々がよしとされ、お慈みなさり祝福なさって産出したもの」と感謝の詔を発しました。 大仏造立に要した金の量は、全部で10,436両(約146キロ)と記録されています。 産金より1250年を経た現在も、わずかながら大仏には鍍金の痕跡が残されています。///////////天平時代というと、その語感からは、平和で穏やかな時代を連想しますが、聖武天皇が仏教に深く帰依し、大仏建立を願ったのは、災害や疫病が続き、仏の加護を求めるためでした。天平ろまん館は横に細長い、印象的なミュージアムです。天平時代の生活文化や、大仏様建立にかかるエピソード、砂金の生成過程などを展示しています。大仏様の鋳造過程がパネルで説明されていましたが、驚くべき壮大な作業でした。図で、6段の盛り土になっていますが、このように土を積みながら鋳型を重ね、胴を流し込み、乾くとまた次の段まで土を積むという作業を繰り返していたのです。なんと気の遠くなる仕事でしょうか。私は展示の中でこの製造過程が一番面白く感じました。さらに、天平時代の身分の高い官人の食事が興味深く感じられました。食事の原型は今の私たちの和食とさほど変わりがなく、おいしく食べられそうです。贅沢だなと思ったのは、米麹で発酵させたほやのなれ寿司。百済滅亡により亡命してきた王族たちの服装もなかなか面白く、聖徳太子など日本の皇族の服装もそれらに準拠したと説明されていました。受付でレシーバーを渡され、音声によるガイダンスを受けることができます。
Mar 2, 2011
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東北大学農学部南門前(北四番丁)、札幌を本拠地として東京、仙台などに支店を置くチェーン店です。行列もできる店と聞き、夕方4時半に訪問しましたが、すでに8分ほど席が埋まっています。カウンターが大きく客席側に湾曲して張り出しています。おそらく、テーブル席があると客回転が落ちるからでしょう。隣席との距離は近い目で、やや落ち着きません。フツーの味噌にしようと行ったのに、券売機に向かったとたん、気が変わって「辛味噌」にしてしまいました。注文から供されるまでは、かなり時間がかかりました。でもラーメンを見て納得。なかなかキレイです。いかにも手間ひまかけて作ったというような風貌です。野菜の盛り付けも、まるで日本庭園のよう・・。写真でおわかりのように、スープ・・超濃厚。麺・・低加水の太目。ここのラーメンの調理過程をHPで紹介していますのでご覧下さい。実は最近、「辛味系」の食事が続いていたので、本来はもっとあっさり系のものを発注すべきだったのです。なんか、よく味がわかりません。先日、「ラーメン寂」と同じ失敗を、またしてしまいました。きっと凄くゴージャスな味なのに、今の自分に十分に伝わらないというもどかしさ。次回は、フツーに醤油か味噌でリベンジしたいと思います。きっと相当美味いはずです。それにしても、私も成長のないことです。
Feb 25, 2011
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最近、どうにも焼きそばづいてしまい、中華系に行くときは二回に一度は「こっち系」になってしまいます。訪れたのは仙台の老舗中老舗、「ブラザー軒」であります。明治35年創業というからスゴイ。中華を中心に、ハヤシライスやカレーなど洋食メニューも健在。仙台の「たいめいけん」的存在ですね。立体駐車場を頭に載せて、地味なエントランスですが・・。中は驚くほど開放的。正方形をした、4人がけの小ぶりのテーブルが少しづつ離して並んでおり、団体にも対応できるし一人でも気詰まりでない、うまいレイアウトです。「五目焼きそば」840円は、単品ではここの看板メニューかも。麺は固焼きそば系で、ややごりっと仕上げており、量はちょっぴり少なめです。一流店だけあって、具はなかなか贅沢で、ぷりっとした海老、コリコリした木耳など、一ランク上の食材を使っています。味は上々、あっというまに平らげてしまいました。ところで・・。電力ビル裏にこのような風景を発見しました。上が超モダーンで中がよく見える美容室、下が超和風の割烹らしきもの・・。このコントラストが見事です。もう少し高い視点から撮ればさぞや面白い絵ができそうです。
Feb 20, 2011
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仙台一番町を南下し、さらに東北大片平キャンパスに向かって歩き、ガソリンスタンドから東に曲がると柳町通りです。(歴史的町名ハンドブックより)///////////柳町は譜代町のひとつ、米沢時代の町名を継承し、茶の専売権が与えられた。はじめ大手近くに位置したが、間もなく現在地に移されたもの。///////////仙台空襲で、一度仙台中心部は一面焼け野原になっています。そのため、いかにも藩政時代を偲ばせる構築物が残っていないのが残念です。その中で、この街並みの平坦さを破る存在が、この大日如来。敷地のまわりをぐるりと赤提灯で囲った不思議な光景です。伊達政宗公が仙台城下の町割りをした際、使った縄の一部を焼いたところに、大日如来が祭られています。一度空襲で全壊し、再建された社殿です。ハテ大日如来とは仏様のはずですが、様式は神社のそれです。参拝も、鈴を鳴らして2礼、2拍、1礼。もっとも、大日如来は、お釈迦さまのように人間の姿になったことのない、宇宙真理そのものを体現している最上位の仏様であり、私の解釈ではまさに神様そのものです。私は仏様のなかでは、この大日さまと、その教令輪身である不動明王に、妙に惹かれるものがあります。未年と申年の守り本尊なので、境内には狛犬の代わりに羊と猿の像が並んでいます。この彫像、よく見るとたいへん味がありますね。さほど大きくはない境内ですが、絶えず参拝客があり、多くの市民に尊崇されていることが覗えます。私も宇宙の生命意思そのものに感謝する心持で参拝させていただきました。地域の人々によって行われる例祭では、この柳町全体に出店が立ち並び、たいそう賑やかになるのです。そのまま東に歩いていくと、ドヒャーというほど大きい、ウェスティン・ホテル。遠くからは透明感のある崇高な姿に見えますが、近くで見るとモール部分は思いのほか合理化が進んでいて、東京のオフィスビルなどと同類かな、という感じがします。そんなに緊張する必要はありません(笑)。ホテルモントレ仙台
Feb 10, 2011
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私の大好きな旅館です。このブログ出入りの方々にも、ファンがいらっしゃるのではないですか。10年ほど前、一人で宿泊したときも、湯よし、食事よし、部屋よしでとても気に入りました。古い和風建築で、こつこつとリニューアルしながら現在に時を繋いでいます。宿泊したときは、本田さんという番頭さん?がいて、ロビーで話しこんだことがありました。出発前に露天風呂に入っていると、その方が風呂に来て、「これ、おみやげ、持っていっ・・て」とナスの辛子漬けをもたせてくれました。その方はとうに退職して、会う事もできなくなりましたが、そういうことがあると、宿の記憶は、いつまでも心に刻まれているものです。その当時が温泉街にとって不景気のピークだったのではないか。なにしろ、「ここ何日も温泉街で団体旅行のバスを見ていない」と言っておられたのですから。たしかそのとき、隣にいた別の従業員さんが、「・・いや、今月の5日に、一台見た!」と言ったもので、なおさら寂寞がつのった覚えがあります。迷路のように長く続く廊下にはえもいえぬ陰影があり、異空間の雅があります。館内には4つもの貸切風呂があり、うち2つは半露天になっています。どの湯も掛け流しで、すがわら独自の、つるっとした食塩泉を静かに堪能することができます。この貸切風呂はこの旅館の際立ったチャームポイントです。動画はこちらそして、じゃ~ん!これこそ鳴子温泉最高峰のひとつ、魔天風呂。基本混浴なのが残念ですが、大きさ、眺め、泉質、トータルでみて間違いなく鳴子を代表するお風呂です。女性の方は、ぜひ宿泊の上、女性専用タイムを狙ってくださいまし。ここに入っていると、いつも長風呂をしてしまいます。この温泉だけは、ぜひ未来永劫引き継いでいっていただきたいもの・・心底、そう思います。中庭には、テレビの企画かなんかで、足湯場をつくったりしましたが、そんな小細工は必要なかったと思うのです。この「すがわら」こそは善美な旅館です。まっこうから勝負しなくては。ぜひ一度宿泊してみてください。きっとその奥深い魅力を感じていただけると思います。↓ リンク先はあっていますが、サムネールの写真はベツモノです(笑)。鳴子温泉 旅館すがわら
Feb 5, 2011
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先日ご紹介した仙台市の南光台団地にある、いかにも「地域の老舗」っぽい中華料理屋さんです。この構えを見ると、なぜか「この店に入らずにして南光台は語れない!」という気がしてしまいます。中に入ってみると、5~6脚あるテーブルはほどよく客で埋まっています。満員で入れないということではなく、次々とうまい具合に客が回転しています。地元の人たちに愛されている証左でしょうか。女店員さんは、なかなかハキハキしていい感じです。ほどなくして出された五目焼きそばは、麺のやわらかさもちょうどよければほのかな甘みも心地よい。具も、いかにも五目らしい盛りだくさんです。なんだか、この旨さに接したせいで、ちょっと焼きそばにマイブームが起きてしまいました。今後中華を食べる際はしばらくそっちしようかと思うほどです。支払いのときレジの店員さんに思わず「おいしいですねえ・・」と言ってしまいました。いや、フツーにおいしいということですが、それでよいのです。
Jan 28, 2011
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上杉から宮町を通って、南光台まで散策しました。 東照宮から北上し、東北薬科大学のあたりまでは歩いていて「マチナカ」という感じがありますが、大学を過ぎてガソリンスタンドを右折し、この南光台団地にさしかかると、なぜか途端に「郊外団地」という用語が頭をよぎってきます。 「南光台団地」は泉区の最南端、浦田山の牧場だった地区を精麦会社が買い取って開発した団地です。ちなみにこの会社は、北海道のアルファ・リゾート・トマムも開発し、バブル崩壊とともに経営が悪化して、現在民事再生を受けながら不動産業を営んでいるとのこと。 浦田山は伊達藩の猟場で、南光台東2丁目には仙台藩焔硝蔵(火薬貯蔵庫)が残っています。 この団地の名前の響きを聞くと、「ああ昭和・・」という気分になります。一戸建てのマイホームという言葉が、まだ輝きを持っていた時代です。 この「○○台」というネーミング、仙台に数多くあります。仙台の人口急成長による住宅需要は山地を切り崩し、造成して吸収してきたので、こうした名称になるのですね。 仙台に親戚の多い方、一人くらいは南光台に住んでいるのではないでしょうか。私はそんなイメージを持っています。 昭和30年代に開発された団地の常で、整然と短冊形に造成された50~60坪くらいの土地に、その頃特有の建築様式を持った家々が軒を並べています。 工場も商店もほとんど見当たらず、この居住用一戸建てが普通の団地より長く続く感じがします。 同じところを繰り返し歩いているような、なにやら不思議な感覚になっていきます。といっても、街並みが荒廃しているということはありません。むしろ、よく手入れされている方ではないでしょうか。 この団地は、もとの丘陵がなだらかだったのでしょう、それほどの急坂がないのは美点です。擁壁も少ないので地域全体が明るく開けている印象があります。このあたりは、八木山近辺の住宅団地と大きく異なる点です。 「幼児」という看板が、相当古い感じです。その「幼児たち」は今や相当なトシとなっていることでしょう^^。 この街区を分断するようなかたちで、バスも行き来する大きな通りがあり、ほっとします。 この通りの周囲には、それなりの繁華性が認められます。 地下鉄旭ケ丘駅から、徒歩20分くらいの距離なので、ちょっと頑張れば地下鉄を利用できなくもありません。鶴ケ谷だと、迷わずバスー地下鉄の乗り継ぎでしょうが。 高齢者向けの学習講座や介護予防、子どもたちへの読み聞かせなど、市民ボランティアが市民センターなどで行っている活動などは、なかなか活発と見うけられます。 子供の道路横断に使うビニールの黄色い旗が、町のところどころで目立ちました。 郊外団地の人口減少という大きな波の影響は受けていますが、住宅地としてまだまだ魅力を保って欲しい地域です。
Jan 25, 2011
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ここは私たち家族の手軽な日帰り温泉+ランチの定番になっており、年に2~3回は行きます。クレセントのいいところは、和食も洋食も料金の割に入念で質がいいこと。入浴付きで3150円です。湯に加水循環があり、温泉らしい入浴感は希薄ですが(それでも食塩泉なのであたたまりはします)、窓が広く、磊々峡に面しクヌギ、ブナなどの雑木林を眺める景色の清清しさ、内装のクリーンで上品なことが気に入って、いつも長湯してしまう大浴場です。う~ん、ロックでいえば、「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル」みたいな温泉でしょうか。写真は楽天トラベルより。ランチは、今日は和食を選択。和食処「和」です。ここでは、ぜひ窓際の席を案内してもらいましょう。秋保の美しい峡谷が一望です。ここは温泉宿の入浴ランチとしては手の込んでいるほうでしょう。八寸、かに味噌豆腐、刺身盛り、豚肉の鍋、蒸し物、焼き物、茶碗蒸しなど盛りだくさん。ただ、これも時代の流れか、私の老化か、20年前にクレセントで感じたトキメキはだんだん薄れています。かつて出された揚げたての天ぷらはいつのまにかなくなり、そのかわり「練り物系」が多くなってきている気がします。客にデフレが起きているのにその割に仕入れ値が下がらないなど、色々ご苦労があるのでしょう。でも、それでもこの料理は他と比べると十分いい線行っていますし、ここに来るお客さんたちもどことなく品性がある感じでヨイのです。///////////////////////////秋保リゾートホテルクレセント
Jan 18, 2011
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私も仕事上ちょっと関係していますが、今年4月開館のアンパンマンMで、400人規模の採用が始まります。知り合いの方にもこのチャンスをぜひお知らせになってはいかがでしょう。年齢はあまり関係ないという話もあります。仙台全体、そして駅東地区の活性化に大きな起爆剤になってくれればと期待します。(写真は長島温泉)河北新報より///////////////////////////仙台アンパンマンミュージアム 400人規模新規採用 仙台市が宮城野区の市有地に誘致した「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」(仮称)の運営会社が、4月下旬の開業に向けて400人規模の新規採用を計画していることが13日、関係者の話で分かった。今月下旬から採用活動を本格化させる。 計画によると、運営会社の従業員に加え、グッズ販売や飲食店などモールに入居するテナント約20店の店員を募集する。職種はミュージアムの管理運営や場内整理、物販など。雇用形態は契約社員かアルバイトで、採用時期は今春の見込み。 ミュージアムの建設工事は順調に進んでおり、4~5月の大型連休前にオープンできる予定。運営会社とテナントは今月28日と2月17日の2日間、青葉区の市情報産業プラザ(アエル5階)で合同の採用説明会を開く。 市幹部は「雇用情勢が厳しい中で、若者を中心に400人という規模の採用は朗報だ」と話している。 詳しい採用情報や問い合わせ先は、今月17日からホームページ(http://www.sendai-anpanman.jp)に掲載される。///////////////////////////正月に現地を見に行ってみましたが、工事も順調に進んでいますね。近くで見ると、相当大きい建物です。
Jan 15, 2011
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NHK東隣のビル地下には以前、仙台ではめずらしい「串揚げ屋」があったのですが、残念なことに撤退してしまい、しばらく空いたままになっていました。ある日通りがかった時に見たものは、この看板・・「拘りのないらーめん寂」いいですね、このひねたネーミング。わたしはテレビや週刊誌などで安直に使われるこの、コダワリという言葉が大嫌いで、なにもラーメンにコダワリなんて・・と苦々しい気分を持っていた(ついでにラーメンに仰々しい小理屈をつけるのもイヤっ!)もんだから、この看板にはビビッときまして、新装まもないこの店に入りました。店内は思いのほか広く、テーブルが6台はあったか。コンクリート打ちっぱなし(風の建材)のインテリアは明るくモダンです。クラス会の帰りなのか、50台後半のおばちゃんたちが盛り上がっていました。この店のイチオシは、坦々麺セット680円。ご飯と香の物が付きます。食べての感想は、こだわりがなくても、十分にいいお味でした。麺もしっかりしているし、坦々麺のコクも出ています、ひき肉があと2割ほど多ければ申し分ありません。ただ失敗したな~と思ったのは、私、最近自宅で坦々鍋が続いていて、今日ぐらいは塩味とかにしとけばよかったということ。これは店の責任では、ありません。夜はソーセージや干物など、ツマミのちょっと凝ったショットバーになるそうです。
Jan 15, 2011
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1月3日の話です。ブログ友達のカマタアキヨシさんの「人生の一日」で紹介されていたつけ麺専門店、「めん家 竹治郎」の記事を読んで、居ても立ってもいられなくなり(大袈裟か)飛び込んでみました。「これがこちらが期待した以上の味だった。」とカマタさんがおっしゃるので、これは間違いなく美味いはずでしょう。店構えモロモロは、カマタさんの洞察力あふれる記事でお察しいただくとしましょう(手抜きだな)。「山頭火」の系列だそうですね。私は「竹」の付く店名から、かの竹麓輔氏が率いる「むつみ屋」「ラーメンぶぅ」のチェーンかと思いましたよ。店内はいわゆるオープン・キッチン。機能的にレイアウトされた厨房で、従業員の方々が忙しくたち働く様子を眺めていると、チャップリンの「モダン・タイムス」を想起しないわけでもありません。「製麺室」まで設けているのは、自家製麺をアピールするためのもの。エントランスにも、小麦粉の袋が積み上げられ、粉から精選吟味していることをアピールしています。私は塩味のつけ麺に半熟たまごのトッピングを発注したのですが、確かに、この店のつけ麺は、コストも手間もかかっていますね。それはずるっと一口すするとよくわかります。つけ汁のコクもすごいし麺の香りもいいです。つめたい方のつけ汁は、結構濃い味でした。中央にスパイスが盛り上がっているのがご覧いただけますね。つけ汁に入っているブロックのチャーシューも、すぐ近くの「くろく」でも味わった極厚のメンマも、そうとう材料費をかけ吟味されてています。これで、この場所で、これだけ従業員いて、採算とれるのか?私の老婆心が頭をもたげてきました。もしかして、行列ができるほど客が入らないと、うまく回転しないのではないか・・。そんな心配をしても始まりませんね。カマタさん、美味しい店を紹介していただき、ありがとうございました。記事を書いているうちに、また行きたくなってきましたよ。
Jan 9, 2011
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遠刈田温泉の旅館の内風呂はほとんど入り尽くしているのですが、ここだけなぜか今まで縁が遠く、未踏となっていました。 目抜き通り沿いに立地しているので、皆さんもご覧になっていると思います。 中規模の、家族経営+αといった感じの宿です。創業は江戸時代だそうです。そのころ、このあたりはどのような街道だったのでしょうか。増築が繰りかえされ、いまや街のワンブロックの端から端まで繋がるほどの大きさになっています。インテリアは民芸風基調とみました。風呂に通されて、ほおお・・となりました。檜の湯船や床に、びっしりと温泉の成分が堆積し、いかにも遠刈田という土色の湯は、少しづつ渕を流れています。 坪庭のむこうは、ちょうど細い道路を隔てて「壽の湯」。 人が通る気配があります。 極太の湯船のふちに腰掛けてまったりしていると、だんだん意識が薄ぼんやりしてきました。 なんとなく、宿泊しても満足できそうな宿と感じました。 とくに民芸風のインテリアが好きな方はハマるかもしれません。///////////////////////////この宿もオススメできます。竹泉荘 Mt.Zao OnsenResort&Spa
Jan 8, 2011
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私たちはある地域の印象を、普段通行する道路の両脇からのみ決定してしまう傾向がありますね。「八幡町」というとどことなく閑静なお宮町、住宅地としては高級、そんなイメージがありませんか?しかし八幡も、国道から一歩北上すると、そこにはまったく違った表情も見せるのです。それは高度成長時代に造成された、坂の多いくたびれた住宅団地の顔だったり、アパートが立ち並ぶ大学城下町の風情だったり、そういうものが混在している中に、ごく例外的に瀟洒な一戸建てが点在するといった地域なのです。北へ北へと進むと、三条町界隈、ここは福祉大学で一定の繁華性がありますので、奥に行けば行くほどどんどん寂れていく、といった地区でもありません。しかしこの堀のあるあたりを歩いていると、なんだか八木山周辺の団地にいるような錯覚に襲われてくるのです。 驚異!総合食品店が生きています!このへんが郊外住宅団地とは違いますかね。これも、三条町方面からの活力で成立している店なのでしょう。この界隈は表情が単一でなく、歩きすすめるたびにさまざまな様相が展開するので興味深く散策することができます。
Jan 3, 2011
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昨日の元朝参りはすごい人手でした!鳥居をくぐってから、30分くらいは人の渋滞。帰りの参道から逆行して横入りする人たちも見受けられましたが、隣に並んでいた人の言葉が面白かった。「あー、ああいう人たちはご利益ないから・・」かと思うと、こういう母子の会話も聞こえてきました。「今日、何日だっけ」「バカ!今なんのために来てるの!」ヒマだと、いろいろなことが頭をよぎるものです。前の3人の子どもたち、みんな顔がすっかり同じだなア・・とか(笑)。我が家では、かならず買ってしまうのが、「焼きとうもろこし」350円。いつもより50円下がった気がするのですが・・不景気だから?うちはおせちは食べず、大晦日の夜に「寿司勘」で持ち帰りにしてもらい、元旦の朝いただきます。これがお値段の割りに美味いんです。
Jan 2, 2011
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皆様、あけましておめでとうございます。今年が皆様にとって慶ばしい年でありますようお祈り申し上げます。今年の目標・・1.ギターの基礎づくり。コードを全部押さえられ、簡単なソロを弾けるようになること(笑)。ドラムはもう限界です~。2.現代史に強くなること。あまり高い目標を立てなくなったのも、年の功です(笑)。
Jan 1, 2011
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皆様今年一年、大変お世話様でした。今年を振り返りますと、仕事はここ数年なかったほどの大忙し、半面プライベートでは平穏な一年でした。国政にあっては、「やっぱり・・」と思わせられることが多く、来年こそは真贋が見分けられる年であってほしいと願いますね。それでは、よいお年を!
Dec 31, 2010
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ステージがキャンセルとなったため、誰もいないホールで録音したアルバムといわれています。エンジニアは、かのトッド・ラングレン。長年、人気絶頂だったこのバンドのステージがなぜキャンセルなどされたのか、疑問だったのですが、アルバムについていた英文のライナーノーツを眺めていたら、理由が書いてありました。ざっとこんな意味のことが書いてありました。///////////////////////////ウッドストック・フェスティバルのあとで、この静かだった街が喧騒につつまれ、魅力を失ってしまったと嘆く人々が多かった。バンドは、この住民のために、ささやかなコンサートを開こうと企画した。しかしそれが火にアブラをそそぐカタチとなった。わずか600シートの小屋に、全米から何千ものロックファンがつめかけ、地元の人たちはほとんどカヤの外に置かれることになったのである。この事態にウッドストックの人々はこのプロジェクトを許さなかった。そのため、観客の誰もいないステージでレコーディングをやることになったのである。///////////////////////////このアルバムについて、ロバートソンはインタビューに答えてこう言っていますね。「軽く、深刻でなく、よりロックン・ロールなタイプのアルバムにしたかった」ルーツ音楽の色彩が強かった土臭い2枚目までと比べ、若干ポップでモダンな味わいを持たせた作品になっています。それゆえ世間ではやや低く評価されていましたが、そもそも2枚目までの延長線上にないものをと考えてつくられた作品ですから、これはこれでよいのですね。実際はSleepingやTime To Kill、The Shape I'm Inなど際立って印象的な曲が多い上に、ほとんど捨て曲はありません。私にはとても聴きやすく、年を経てからもますます手放せない一枚となっています。 ★★★★★1. Strawberry Wine 一曲目から、あ~やっぱ私はバンドの音が好きなんだ~と再認識させられます。 ベースのモモモ~というリフが耳に残り、何べんでも聴きたくなります。 ほとんど残響はなく、特にドラムなどはすぐ目の前で演奏しているような音質です。 ドタン、バタンという感じでフィルインなど、ちょっと、まずかったかな?なんてのも平 気で入っています。フィル・インのあとでクラッシュシンバルを入れない、彼の特徴が よくわかります。 どうということのないロックンロールなんですが、どうしてバンドがやるとこうもスルメ 状態になるのでしょうね。 2. Sleeping ボーカルはリチャード・マニュエル。バンドではこの人の声が一番好きですね。 ま、バンドはみんなイイし、ハーモニーの相性も本当に抜群なんですが。 ピアノの弾き語りで始まるしっとりとした曲で、歌メロが実に泣けます。 途中でポジティブに曲調が変わるところがまた美しい。3. Time To Kill シングルカットされたポップで楽しいナンバー。このアルバムでは一番好きかな。 この曲などを聴くと、やはりずいぶん路線が変わってきたなと感じますね。 いや~でもいいじゃないですか。このコーラス、このまったりしたリズム。 リチャード・マニュエルのピアノが縦横無尽に大活躍。 ピッキング・ハーモニクスを生かしたロバートソンの「感電」ソロもゴキゲンです。4. Just Another Whistle Stop シャッフルのリズムに乗せたバンドらしい旋律をもったこの曲は、やはりマニュエルの作。 この華麗なガース・ハドソンのオルガンのオトがまたいいです。 レヴォン・ヘルムはバスドラムを時折裏に踏んでおり、それがモタッとした味わいを出しています。ときおり聞かせるジャーというシンバル音がいい味です。 5. All La Glory バンドらしい渋みのある佳曲です。 この甘いこもった歌声はリック・ダンコでしょうか。 ここで響き渡るシンセのオトは、以降の「南十字星」に通じるものがありますね。6. The Shape I'm In バンドの真骨頂を示す、軽快な曲。こういうナンバーは前二作ではなかなかなかった。 この曲でも実に鍵盤が活躍しています。 こうしてみると、この曲もその軽快感が「南十字星」のRags and Bonesあたりにつながっていることがわかります。 ラスト・ワルツでリチャード・マニュエルが力強く歌うシーン、実にヨカッタです・・。 7. The W.S. Walcott Medicine Show なかなかカッコいい、ヘヴィーなイントロです。 このサウンドを特徴づけているのは、やはりこのリック・ダンコ特有のボヨンボヨンしたベースでしょうかね。コーラスの後半の音程がう~んと上がっていくところがユーモラスです。 割れた音色のブラスもナイスです。 8. Daniel And The Sacred Harp 懐古的な雰囲気のオルガンのイントロから始まるこの曲はどちらかというとアルバム1,2枚目にちょっと戻った味わいがあります。地味ですが、これも悪くありません。9. Stage Fright このアルバムのタイトル曲でありハイライト。私も大好きなナンバーです。 哀愁があってノリのよい、不思議な曲です。 ステージ恐怖症になった、哀れなミュージシャンの歌。リック・ダンコの熱唱です。 レヴォン・ヘルムの仕掛けるリズムにも注目。10. The Rumor イントロのベースやギターがなんとも陰鬱ですが、何度も聴いているうちにじわじわと嵌ってくる曲です。このナンバーがアルバム全体の後味を確かなものにしています。 ステージ・フライト/ザ・バンドCDアルバム/洋楽価格:2,599円(税込、送料別)
Dec 29, 2010
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札幌に本店を置くこの「かに本家」は、亡父が贔屓にしていた店です。 名古屋に私と旅行に行ったときにフラリと入り、その時の料理や対応がよかったので、仙台の店にも通うようになったのです。 父が亡くなったときも、最後に手術をして下さったドクターをお呼びして慰労をして差し上げました。ずいぶんと、お世話になったので。 今仙台でカニ専門店といったらここか、あるいは老舗の地元店、「かに八」ではないでしょうか。 正直いうと私は「かに八」のほうを高く評価しておりまして^^、なんというか、「本家」に比べて料理が丁寧な感じがするんです。カニ本家はちょっと団体向け、でも規模の利益で、料金の割りにカニがふんだんに出る感じも無視できないといったところ。 「カニの量の本家、料理本気度のかに八」といったところでしょうか。 しかしウカツにもこの日が、光のページェント・クリスマス・日曜日と重なっていたことをサリ忘れ、かに八は飛び込みで行ってしまい入れなくなったのです。 さいわいこの「本家」のほうは、収容人数300という規模が幸いし、一組だけ空いているとのこと・・。 頼んだのは「カニすき会席」。 八寸、もずく酢、ゆでタラバ、カニ豆腐、甲羅上げ、ズワイのおつくり、ズワイのスキヤキと続き、最後に雑炊にして締め。 このスキヤキのカニの鮮度が素晴らしいので、少し生煮えくらいのほうが甘みがあって美味しい。 このスキヤキは白ダシで上品な味わいなんです。 甲羅揚げもスーパーで売っている冷凍のやつとは違い、身がぎっしり入っています。 個人的には「ズワイのおつくり」が一番美味かった。 でも写真がピンボケなのでポスタリでごまかしましょう。 なお、仙台には「かに政宗」という専門店もありますが、バイパス沿いで、自宅からふらりと行くところではありません。ここも、コストパフォーマンスが結構よかった記憶があります。 ///////////////////////////リッチモンドホテルプレミア仙台駅前
Dec 28, 2010
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前回、「仙台がやたら都会に見えた」というハナシをしましたので、駅前の印象的な「風景」をちょっとだけご紹介。クリスマスも終わったので、ちょっと時期はずれですが・・。私はこういう風に一枚のなかに色々な風景が入っている絵が無性に好きなのです。昔、祖父母の家に泊まったとき、布団から古い衝立にあった山河に多くの仙人たちが遊ぶ彫り物が見えて、その世界に入り浸った記憶があります。ここからレンズを引くと、こうなります。駅前にある大塚家具のビルです。実に美しいショーウィンドウですね。これは確かエスパル2の窓だったと思います。もう少し遠景で撮ったのですが、室内が思いがけず美しかったのでトリミングしました。これはアエルから駅東につながる東西通路。ここ、な~んか印象的なんですね。私は仙台駅前ってどこか品があって好きなんです。///////////////////////////リッチモンドホテルプレミア仙台駅前
Dec 26, 2010
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私は相馬を過大評価いたしておりました。 相馬、松川浦は「おばんですよ」の海苔の宣伝フレーズでも頻発されており、(今はどうだったっけ)知名度は東北では高いほうだったので、少なくとも宮城県でいえば大崎市くらいの規模、機能をもった都市であり、駅もそれなりと勝手に思っていたのでした。 なので、常磐線沿線のドン行をうつらうつらと揺られていて、突然「そ~うま~」とアナウンスがあったときは、眼前の風景とのあまりのギャップに我が目を疑ってしまいました。ここまで通過してきた田舎町と、いくらも変わらない跨線橋が目につきました。レールは、わずか2本・・。「駅前」に出た印象は、大崎どころか、小牛田町とほぼ同等・・。でも、駅舎の外観は、なかなか趣深げにしつらえられています。ただ、バス乗り場が見当たらない!ええいとタクシーに乗ったら、松川浦まで2100円!帰りの電車に乗る前に、駅の周りを散歩したのですが、なかなか「濃い」地域です。駅前すぐのビルは一棟まるごと廃屋になっているし、この全身サビだらけの倉庫?も、駅中心部といっていい場所にあります。こういう女性の名前がついたパーマ屋さんというのは微笑ましい感じがしますね。相馬、どことなくワビサビのいい味が出ており、たまさか訪れる分には心地よいものがありますが、10年後、どうなっているのだろう?と少し心配になりました。夜に仙台に帰ったのですが、タクシー運転手さんが言っていたように、矢鱈と都会に見えました^^。
Dec 25, 2010
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福島県相馬市松川浦の風景より。私は海辺に行って停泊している漁船を見るのがとても和みます。少し、お付き合いください。この船の鮮やかなグリーンがいいです・・。こういう船が連なっていると、無数に重なって見えるワイヤーがなんともたえなる模様をつくります。網置き場には、ミョーにカラフルな機材が投げ置かれているものです。この大橋がデートスポットだそうです。ちょっと、ありがちな風景になってしまいました。松川浦の名勝、「文字島」かと思ったら違うようです。徒歩で一時間もかかるとのことなので、JR利用の今回は我慢。今度はぜひ文字島を近くで眺めたいものです。この島のすぐ近くに、同名の高級割烹旅館があるそうです。このHPでみると、なかなかよさそうですねえ・・。名前のとおり、文字に凝ってます。このようにカーブミラーを撮ると、違う世界を同居させた感じになって面白いものです。環境公園前。謎の洞穴です。この公園はできたてで、妙に立派な交流施設なども建っていますが、いったい何のためにつくったのかわからないような施設です。広々とした座敷に、おじいさんが一人ねそべって大画面でテレビを見ていました。ムダといえば、これも目をみはるような不要施設です。通学の安全のためという理由でしょうが、10メートルあるかないかの道路を横断させるために、えらく立派な地下道が設置されています。公園といい、このあたりは税金の使い方に疑問符がつく施設が並びました。この地下道の構内に飾られていた、この絵には感心しました。味のある線の使い方といい、透明感のある色といい、なかなか絵心のある中学生さんでした。///////////////////////////相馬松川浦温泉 ホテル 飛天
Dec 23, 2010
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相馬駅から松川浦へ行く途中、運転手さんとの会話。 「え、2000円もかかるんですか!」 「案外遠いんだハ。 でも休日はバスもほとんどないしハ」 「相馬駅に来て、そもそもバス乗り場がすぐ見つからないのに驚きました」 「アハハハ、相馬は何にもねえハ」 「ま、のどかで心落着きますが。仙台から来たんですよ」 「仙台!こないだ姪っコがハ、メトロなんとかで結婚式やったんで行ったけど、人が多くて眩暈がしたハ。結婚式も建物のあちこちでやってて、誰が姪だかわかんねくてハ」 「松川浦は今は人けもあんまりないんですか」 「いま、営業してるのは2,3軒だね。人がこないから」 「調べると、斎春ってところが有名ですね」 「あそこは魚まちがいないべハ。店によっては、古い魚を焼き直すところもあっけど、あそこはそんなことはネ」 私は福島に親戚がたくさんいるので、この話し方にとても親近感を覚えます。 ここです!地域一番店は(笑)。 店の前で、炭火で魚を焼き売りしています。 しかし、かなりいい値段ですね。 寂しいといわれた松川浦ですが、ここだけは別格で、座敷はかなり混んでいました。つぼ鯛定食、2000円也! タクシーといい、この寂れた漁村にしてはやたらと物価水準が高いような気がします。 テレビで、NHKの「坂の上の雲」をやっています。私、この小説のファンでありますが元木クンの秋山真之ぶりがいいです。 向かいのテーブルの女教師のような感じの人が、「正岡子規はネ・・」とテレビを解説していました。そういう客層なのかもしれません。 ジャーン!これがつぼ鯛定食(中)です。グラマラスなボディで、身のほぐれ方は鯛の格好をしたホッケといった感じです。アブラがすごく乗っていて、これが人気の秘密なんです。あ、写真におさまっていませんが、下の小鉢は相馬名産の生ノリで、これがバカウマです。大盛りのごはんをいちばんはかどらせた功労者は、このノリだったでしょう。 でも、考えてみれば、ツボダイは焼き売りしているのを買って、ここでは刺身定食にしてもよかったと若干後悔。 いいお値段だったので、刺身の小鉢くらいつくかなと勝手に思い込んだのでした。ここは、刺身もかなりイケルはず。
Dec 18, 2010
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1966年に発売された、ロス・プリモスの代表曲。年のせいか、この曲の凄さがわかってきました。 まったく古くさいと感じません。この一部の隙もない歌詞、このメロディ、よくぞこんな曲が創れたものです。そしてこの声にも実によく合っていますよね。ライブではじゃっかん崩して歌われるのですが、こういう丁寧な歌い方がこの曲には合っていると感じていました。ボーカルの森聖二さんは、昨年、70歳で亡くなりました。合掌・・。亡くなられたといえば、シルヴィアさんも・・。この画像でも見ながら往時を偲びますか。実に綺麗な方でしたね。これも、昭和の大名曲ですね。カラオケで便利に使われすぎて、かえって正当な評価を受けていないかもしれませんが。♪ちょっぴり寂しい乃木坂~というフレーズが好きです。私はこの曲が出たときムード歌謡シーンに弱く、森さんがカツラをかぶってボーカルをとっているものと思っていましたです(笑)。
Dec 16, 2010
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土曜日は福島県相馬の松川浦に行きました。ここは海にせまったゆるやかな傾斜地であり、魚村に似つかわしくない団地が開けています。でもバスは休日、ほとんど走っていません。相馬駅からタクシーに乗ったら、なんと2100円!突然進路の切れた坂道が面白くてカメラを向けたら、自分の影がくっきり映って、面白い絵になりました。サチュエーション処理をしてみました。すいぶん太っちょに見えますが、着膨れであります。お昼は当然、ツボ鯛定食です。このレポは後日・・。
Dec 12, 2010
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宮城県庁の北にある、小さな家族経営のフランス料理屋さん。まったく気取らない雰囲気で、丁寧な味わいの料理も良く、仙台の隠れた名店といって差し支えないと思います。2年ぶりくらいに、家族4人でランチを食べにいきました。通常の魚のランチが2100円、肉のランチが2600円、クリスマスの特別ランチが3000円だったかと。前菜、フォアグラペーストです。私の分です。クリスマス特別ランチの前菜で、タスマニアのサーモンです。妻の分です。このあたりに、我が家の社会構造の問題点があります(笑)。定番のパンプキンスープです。魚のランチのメインです。鯛のソテーと、ホタテのナントカ包みです(笑)。このあたりの火の通し具合が実によく、サクサクした皮とホタテのとろみがマッチしています。肉のコースのメイン、鴨のローストですね。分けて食べましたが、この具合も非常によく、夢中になって食べてしまいます。バカウマでした。デザート。これにデミカップにぎゅっと濃いコーヒーがつきます。相変わらずの美味しさで、満足できました。一度ご予約のうえ来店あれ。宮城県仙台市青葉区上杉1-8-17上杉ビルB1F 022-267-1356
Dec 11, 2010
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平成5年開業と、比較的新しい旅館です。老夫婦が経営している模様。入浴料は300円と安いですが、なんと!期待をはるかに上回るお風呂がここに。立ち湯まであります。どっぷりと深い湯に入るというのはなんとも気分がいいものです。帰りがけ、この老夫婦と言葉を交わしました。湯が素晴らしかったというと、とても喜んでくれ、ここの湯は植物の化石を通して沸いてくるので、非常にトロミが強いんだそうです。ペーハー値も9あるんです、と自慢げでした。こういうお湯自慢というものは微笑ましく、ちっとも嫌味がありません。ここも楽天トラベルで宿泊できます。///////////////////////////湯田温泉峡 巣郷温泉 高原旅館大扇
Dec 8, 2010
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これもインフォシークのiswebライト閉鎖にともなうリライトです。写真は今日とりたてです。遠刈田温泉街、こけし橋のほとりにあるレストランです。もう何べん来たことか・・いつも十分以上に満足できる店です。りと様さんも気に入ってくださったようでホッとしました。私がいつも注文するのは「こけし膳」(1050円)。コストパフォーマンスがサイコーです。「そば御膳」は同じ値段で、ご飯が蕎麦にかわるだけです。ところで、以前はメインはウナギだったのが、今は牛タンの味噌焼きになっていました。まあ、どっちも美味いですが、この値段でこのほかエビフライ、山菜の煮物、酢の物、冷やっこなんかが付いていて、満足度が高い定食であります。応接も丁寧だし、窓からの蔵王の山並みと松川の眺めも良い。本日は、一階が込み合っていて窓側がふさがっていたましたが、二階の一番眺めのいい席を案内してもらいました。「カメラをお持ちだったので、二階がいいと思って」と、素晴らしい気配りです。ラーメンを頼んでも食後にコーヒーがついたりします。何はともあれ、こういうレストランを大事にしなくてはなりませんね・・。リライトついでに、以前つくった「よしまつ音頭」もここに引っ越してまとめてしまいます(どーでもいいですが)。ハァーヨイヤサー遠刈田よいとこ松川ほとりひるは「よしまつ」こけし膳牛タンと海老で花の宴精がついたら湯のはしご遠刈田温泉 花の里
Dec 4, 2010
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先週の日曜日に、湯の原ホテルで一風呂浴びてきました。ここは何べんもご紹介しているので、今回は写真に効果をつけて遊んでみました。変わった絵葉書でも見る感じで、どうぞ。///////////////////////////この見事な大理石風呂に惚れこんでいます!一日の日帰り入浴で、2回入りました。///////////////////////////ホテル前の国道から
Dec 4, 2010
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iswebライトの廃止にともない過去に載せた写真を全部削除されたので、修復に四苦八苦しておりますが、このたびここを再訪したので新しい写真でリライトしました。広瀬川と新川川が合流するこの理想の環境に「ニッカウヰスキー」の仙台工場が完成したのは、1969年のことです。 この工場は一般の見学を、つねにガイド付きで無料で説明してくれるシステムを持っています。新緑や紅葉の時期は、中央の湖には白鳥が群れ遊び、新川川の河畔は芋煮会場になります。周囲の豊かな自然を取り入れた、非常に美しい工場です。 年間を通すとおよそ20万人がこの工場を訪れます。 「ご見学受付」はすでにウェルカムモード。映像も備えた展示室を兼ねています。ここでウイスキーの製造過程も頭に入れることができます。 見学の列から離れて写真を撮っていたりすると、すぐに警備の方が飛んできて注意されますので、ご留意ください。私はどうやらマークされてしまった様子です(笑)。 ここの景観上のポイントはやはりキルン塔。 ピート(草炭)を燃やし、麦芽を乾燥させるのです。 見て楽しいのは蒸留棟(ポットスチル)。 ここでアルコールを取り出します。蒸溜は2回おこなわれます。 このポットごとに紙垂の注連縄(しめなわ)が回してあります。 これは創業者の竹鶴氏が造り酒屋の御曹司だったことに由来しているのです。 そして思わずおーっ!!という叫びがもれる貯蔵庫。 オーク材の樽が山と積まれています。 樽ひとつひとつで熟成の速度が異なるそうです。 概して、上の樽のほうが早く熟成します。 この樽の山をみていると、このウイスキー作りに携わる人々の魂が伝わってくるような、厳粛な気持ちになります。 そしてこれまでのお勉強モードから一気に開放してくれるゲストホールがあります。 試飲コーナーでは無料でこのウイスキーが大盤振る舞いされています。 私も知人に教わったのですが、ここのウイスキー入りソフトが絶品なんだそうな。グラスにウイスキーをそそいで、そこにソフトクリームをぐるぐると・・。 この工場、本格派のウイスキーを生み出す場としてだけではなく「みどころ満載、ホスピタリティあふれる観光スポット」として、仙台が誇りうるものです。近くまで寄られた方はぜひ一度ご見学を!くどいですが、ぜーんぶ無料です。 なお、構内のレストラン「赤レンガ」は11月いっぱいをもって閉店となりました・・。///////////////////////////これぞニッカ!竹鶴政孝の集大成を言われる逸品★一度は味わいたい極上の一本をぜひご家庭で!...価格:9,380円(税込、送料別) 華やかですっきりとした香り。軽やかな麦芽の香りと樽の香ばしさとの調和。クリーミーな甘さと...価格:3,929円(税込、送料別)
Dec 3, 2010
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MOVIXで「京都・太秦物語」を観に行ったときに寄った店です。 このあたり、賑やかなのですが、歩き回った限りでは、よさそうな店は、あんまり・・。 この「手打ちそば旬菜料理 母里」はなかなか立派な店構えで、中に入るとガラスごしに日本庭園を望み、ちょっと料亭風です。 かといって格式ばった感じもなく、一人でフラリと気軽に入ることができます。 鴨南蛮やかきそば、かきの天ぷらなど、季節のメニューのほか、和食の多彩なメニューが並びます。 私はナントカの一つ覚えで天ざる(笑)。1250円くらいだったと思います。 天ぷらの、この盛り方が気に入りました。 ここは自分で石臼挽きして、その日の朝に打ったそばを用いるのがウリです。 いわゆる「三たて」というもの。なるほど風味は効いています。 けっこう太い目で歯ごたえがあり、好みが別れるかもしれません。(私は更科系の色白で細めのそばが好きなのです) 学芸会の帰りと思しきグループが和食のコースを予約していたようで、小上がりに料理が並んでいました。そういう使われ方をしている店なのでしょう。
Nov 27, 2010
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仙台駅のペデストリアンデッキからの眺めです。絵柄としては面白いけれど、私はこの光景を見るとちょっと暗い気分になります。仙台は全国的に見てもタクシーが非常に供給過剰な都市らしいです。2008年には、国土交通省が全国に先駆けて仙台を「緊急調整地域」に指定し、新規参入や増車は禁止となっています。20年くらい前までは、深夜の飲み会の帰りなどタクシーを拾うのにえらい苦労をしたものでしたが、いまやどこででも見つかりますね。運転手さんの生活もだいぶ厳しいらしいです。業界の自助努力で、適正な利潤が生まれるような環境に戻るといいのですが。ついでに、仙台駅周辺の夜景を載せておきますか・・。駅舎屋上の駐車場から撮ったものです。さぞや眺めがいいだろうと思ったのですが、落下防止の柵に覆われ、撮影環境は良くありません。この、ホテルメトロポリタン側から見た駅前の風景が好きです。雨の日は、とくに綺麗に見えます。
Nov 22, 2010
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山田洋次二・阿部勉共同監督で制作された松竹作品です。 仙台では、長町南のMOVIXで19日までの予定で上映されていましたが、期間を延長され、26日まで観られることになりました。 ただし12時半から一日一回のみです! 監督の阿部君は、私の高校3年のときの同級生。 今同窓会を中心に応援活動が展開しており、その流れで私も観に行ったというわけです。映画HPより///////////////////////////京都太秦、大映通り商店街。 東出京子(海老瀬はな)はクリーニング店の娘で、立命館大学の図書館に勤めている。仲の良い幼なじみの梁瀬康太(USA)は豆腐店の息子で、アルバイトをしながらお笑い芸人を目指してオーディションを受け続ける日々。 ある日のこと、京子は図書館で白川静文字学を研究する榎大地(田中壮太郎)と出会った。学問一筋の大地は、京子に一目ぼれしてしまい、研究への一途な態度と同じ情熱を、京子への求愛に注ぎはじめる。一方、康太は自分の将来について悩みはじめて、京子との関係もうまくいかない。晴れ舞台だったはずの学園祭でも康太の芸は受けず、二人はとうとう喧嘩してしまう。京子は言った。康太は自分の生まれ育った太秦の、自分の父の仕事の素晴らしさを知らないのだ、と。 偶然、別れる二人の様子を見ていた大地が、鴨川をいきなり渡って京子のもとにやってくる。明日、一緒に京都を出て留学する北京で暮らそうと、一方的にプロポーズし、新幹線のチケットを無理やり手渡した。 翌朝、京都駅に向かう京子がとった決断とは・・・・。/////////////////////////// はじめは商店街の人たちのインタビューなどが挿入されるので、なんか下町商店街振興番組みたいだなアと戸惑ったりもしましたが、途中からはぐいぐい引っ張られる感じになり、エンディングなどは固唾を呑んで見入ってしまいました。さらりと後味がいい終わり方です。 ただなんというかこの映画、すべての主題がヒロインの清らかな人間性に凝縮していく感じが実に日本的・優等生的ではありますね。 70歳くらいのおばさん二人組みが満足げに出てきましたが、たぶんこのあと自分の家の嫁さんの悪口をいうんでしょう。あんないい娘だったら、どんなにねえ・・。なんて(笑)。 私も京子ちゃん、感心しました(笑)。 あんな子と結婚する・・・は幸せです(ネタバレになるので、言いませんが)。 それを演じた海老瀬はなさんも清潔感があってとてもチャーミングでした。 それからエグザイルのUSAさん、はまり役でした。ウケようとしすぎてカラ回りする三流芸人を実にうまく演じ切れたと思います。アルバイトの途中で彼が見せるダンスシーンはとても見事で、効果的でした。 この映画の応援団の会報では、京子の榎に惹かれるプロセスがほとんどなく唐突という議論もあり、それに対しては、京子はそもそもこの地域にこのまま居続けることへの葛藤が内在していて、「内側」としての梁瀬と「外側」としての榎の間で揺れたのだ、と解釈されていました。この同級生の指摘は正鵠を得ているなと思いました。 難点は、映画全体の「色」の悪さです。昭和の雰囲気を出すためにそうしているのかもしれませんが、どうも映像のクオリティがいまいちのような気がしました。 また、「幸せ家族計画」でも感じたことですが、ストーリーがずっと単線なのが物足りないように思うときがあります。なにか重要性の軽い、もうひとつのストーリーが併走しているとさらに深みが増したか、なんて素人考えかもしれません。 とにかく全体としては私はなかなか満足できました。
Nov 20, 2010
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先週の日曜日、松島で遊覧船に乗ってきました。海とか島より、カモメさんばっかり見ています。真ん中のカモメさんのポーズに注目です。マリンピア水族館のペンギンさんたちは相変わらず神の造形の素晴らしさを感じます。この手前の「イワトビペンギン」てやつが綺麗なんです。性格は獰猛らしいですが・・。昼はいつもの松島海岸駅前の「こうは」で、かき御膳2200円。一年中いつでも、おおぶりの生カキを賞味できます。店内は実に狭いので、早めに陣取ってくださいね。///////////////////////////松島一の坊
Nov 19, 2010
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ご存知「冷やし中華発祥の地」です。私はここからほぼ、徒歩3分というあたりに住んでいます。 この店の看板メニュー、「涼拌麺(リャンバンメン)」1300円。 (チト高いですよね)このように、「具」を別皿に載せて出すのが龍亭風。 途中で食べ飽きることなく、あっという間に食べ終えてしまいます。 麺はそれほど太くはありませんが、実に腰があります。 確かに、美味い・・ただし「絶品グルメ」と言うほどのものではありません。 あくまで、フツーに美味いと思っていただきたい。へんに神格化すると、かえってよろしくない。 冷やし中華より、坦々麺、海鮮麺,炒飯など、どれをとってもすごく美味く、中華料理店の水準をしのぐ実力店です。 地元の人なら、できればこういうリーズナブルな価格のメニューでフツーに味わったほうがよろしいし、この店の本質にかなうものかと思います。 そして、空いている時間帯の常連客になられては? 店の前に行列を作っているのをよく見かけます。できれば朝飯を抜いて、11時(開店直後)くらいにはテーブルについていたいものです。
Nov 14, 2010
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土湯峠からスカイラインに向かい、野地温泉、新野地温泉を通りすぎたあたりに、怪しげな右折の表示。ちょっとしたダート(危険ではありません)を2~3分走ってたどり着くのがここ、赤湯温泉。左手にやや近代的な新館が、右手に相当鄙びた本館?があります。本館はどこにでもある農家のような佇まいです。玄関をくぐると、大女将さんがお出迎え。「建物の中の湯は赤い湯、外の湯は白い湯ですよ」と教えられました。たしかに敷地の中には熱帯植物園のような建物が建っていて、そこへ歩いていくお客さんもいましたが、私はどうもその建物がうさんくさく見えて足が向きませんでした。そのあたり、私のパワー不足です。さて、本館の中にある湯ですが、これは見た瞬間、狂喜乱舞!茶褐色に濁りに濁った、底の見えない鉄泉です。当然、源泉が豪快にかけ流されています。いいなあ、この鉄サビ臭!体のサビと同化して、洗い流してくれるような気がします。露天風呂は野趣豊かで、自然を感じながら入浴できます。夏のまっただ中に撮ったので、葉の色などは今とずいぶん違っているでしょう。動画はこちらです///////////////////////////野地、新野地、赤湯・・本当にこのあたりは素晴らしい温泉の宝庫ですねえ。
Nov 9, 2010
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