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建仁寺屏風絵を文庫本のブックカバーにしたものを、静岡県立美術館の売店で購入して10年以上…。主に勤め先で昼休みに読む“「超」怖い話”シリーズの、ブックカバーとして利用していました。怪談本とは言え、本自体に禍々しいパワーがある気がして…、二十八部衆と死力を尽くした戦いを、風神と雷神だけでやれるパワーにあやかって、本から醸し出る悪い気や、怪談本のパワーに吸い寄せられる悪い気を封じるために、風神雷神の肖像に勝るものはないと思っています。失礼な表現で言えば、『毒を以て特を制す』…、って言うより今は仏に仕えているとは言え、元々は悪神邪神だし…、しかも名前に『神』が付いているんだから、その実力は文句の付けようがないです。個々の戦闘力で言えば、恐らく四天王や十二神より上なんじゃないかと思っています。今回の風神雷神の画自体は、建仁寺屏風絵の風神と雷神なのですが、屏風絵をそのまま印刷したものではなく、風神と雷神の画を鏤めたデザインになっています。今読んでいる怪談本が終わって、自宅に改修して次の怪談本から新しい風神雷神に禍々しいパワーを封じて欲しいと思っています。
2023/06/09
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数ヶ月前に存在を知った時には品切れ状態だったこの本が明日届きます。万葉集を現代語…、と言うより奈良弁且つ、若い子が使う様な口語調で意訳しているのが面白いと思っています。何故、奈良弁なのかと言えば、万葉集が出来た当時の首都が平城京(奈良市)だった事に因むそうな…。確かに当時の標準語は今とはだいぶ違っても奈良弁であると考えれば、理に叶っていると思います。何首かをネットの記事で読みましたが、考え方は現代人と何も変わっていない事が今使われている言葉にされるとよくよく解ります。タイトルに『1』が付いているので、『2』以降もある様ですが、今回届くのが文庫本なので、文庫版になってから購入するつもりです。まずは『1』を愉しもうと思います。
2023/05/29
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東京の写真で見る今昔物語の様な写真集を、テレ東の“出没アド街ック天国”の新宿三丁目の回で、玉袋筋太郎が紹介していたのが気になって購入しました。今昔…、って言っても凄い昔ではなく40年弱前の風景と、ほぼ現代(1年前)の風景との定点撮影した写真の比較なのですが、僕はこの手の写真集が好きです。特にこの写真集は、自分が正にその時代に生きていた頃の風景だけに興味深いと思っています。題名通り『東京』の風景なのですが、約40年前の風景なのに今とは全く違う風景と言う当たり前の事ですが、前述の通り中学三年生の頃に見た…、実際には東京の風景はTVでしか見ていないのですが、写真から伝わるその時の雰囲気が感じられるのが、言い表せない思いが込み上げてきます。まだ、パラパラっとしか見ていませんが、これからじっくり見てみます。
2023/02/21
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コンビニ売りの500円以内で購入出来るマンガがあって、今気に入って読んでいるシリーズがあるのですが、最近、コンビニ置いていなくて9月発売分が購入出来ずに欠番状態になっていて、11月も下旬に入ろうって時期だから諦めてました。昨夜、ダメ元で楽天ブックスを検索してみたら、有りましたよお目当ての本が…。まだ『在庫あり』だったので、即購入手続きをして翌日の今日届きました。コンビニ売りの廉価本は、刊行されている単行本のエピソードで、テーマにそった題材の話を収録しているので、何度かエピソードが重複しますが、それはそれで読んだり読まなかったりして、他のエピソードを純粋に愉しんでいます。これで1月から新しいテーマに基づいた、各月のサブテーマごとに集めたエピソードを11月刊行分まで手元に揃って良かったです。一通り溜まったらブックオフ行きです。
2021/11/22
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今日、宅配便で“スーパー戦隊 (学研の図鑑)”が届きました。届いたやや大きい段ボールを見て正直、「?」と思って開封したら、冒頭の図鑑が入っていて…。「をを!!確かに注文してたわ…、でも注文したの1ヶ月以上前だよね…。」と注文自体を忘れている始末で、発売日の4月8日から1週間以上後に注文してたのですが、品薄状態だったらしく配送が結構遅くなる様な店側のコメントがあったけど注文したのですが…。「まぁ、予約でもないし、出版社が設定した価格なら欲しいなぁ…。」と程度の感覚で注文したのを、開封後に思い出しました。僕は『戦隊もの』は1975年に第1作となる“秘密戦隊ゴレンジャー”から1983年の“科学戦隊ダイナマン”までを観ていましたが、その後は全く…。ただ、最近の戦隊もののタイトルを見聞きすると、「もー、40年以上も続いているシリーズだから、戦隊名が枯渇してるしてるんだろ うけど、ムリ過ぎる名前だねぇ…。」なんて思う事は、番組も切り替わり時に思う程度の、細い細い糸で繋がっている様な…。現在オンエアされている最新作の“機界戦隊ゼンカイジャー”まで掲載されている様ですが、自分が観ていたシリーズまでしか読ま(見)ないんだろうな…。
2021/05/22
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紙の本は光が当たった文字の反射で、色や形を認識して文字として読めるので、根を詰めて読み続けなければ目は疲れませんが、電子書籍は光そのものを読むので目にかかる負担は大きいと思います。紙の文字は間接照明、電子書籍は直接照明だから、電子書籍に二の足を踏んでいます。ただねぇ…、これ以上本を買っても置く所がないので、古くて読まなくなった本を順次玉突き処分しないとな…。そこで目の負担を考えつつ、必要に応じて電子書籍を導入するのもありかも知れません。まぁ、急がないので、もう少し検討します。
2020/12/11
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翔田寛著の静岡県東部を舞台にした小説を書店で見つけ読みました。勤め先の昼休みにチョコチョコ読んでいたので1ヶ月以上かかりましたが、地元の事をよく描写出来ていて、「よく取材したねぇ…。」と感心するやら嬉しいやらで、結末は存外に呆気ない結末でしたが、そこに至る過程は個人的には読み応えがありました。今から45年前と31年前、それと現代(今から数年前)を行き来しつつ、当時事件に関わった刑事の言動描写も目に浮かびます。特に夏の暑さの描写が印象的で、また今年も暑い夏が来る事に今から辟易するなんてのに、読みながら苦笑いするしかなく…。全般的に面白く読ませて貰いましたが、1つだけ残念な事が…。1988年当時の三島警察署は今の場所にはなくて、警察署を出てすぐに国道に出られるのは今の警察署の位置だと推測出来ます。先代の三島警察署は国道136号線沿いにありました。確か今のビッグウェーブとかつや辺りにあって、入り口は階段だからすぐに出入りは出来ないのですが…。小説で描いている三島警察署は1998年に移転した場所だと思われます。旧三島警察署は伊豆にアクセス出来る国道136号線沿いなので、国道1号線に出る必要はありません。ん~、ここだけ惜しい!
2019/05/08
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安藤広重が江戸日本橋から京都三条大橋の間にある宿場町53を、浮世絵として発表したのですが、「広重が書いた東海道五十三次には元画が存在していた!?」と聞き、その比較本が本になっているので早速購入して読みました。真贋云々は読み手に委ねられていますが、著者はかなり論理的に書いているし、決して安藤広重を貶めるつもりでかいたのではいどころか、安藤広重の才能を更に評価する内容でした。少なくとも江戸時代当時に『著作権』の概念は皆無であり、元画を浮世絵にアレンジして出すなんてのは、当時の価値観では『当たり前』だった事で、現代の価値観でそれを咎めるのはお門違いである事が実に興味深いです。まぁ、安藤広重自身は江戸から京都へ東海道を往復した記録もない様で、「だとすると、どうやって53の宿場と三条大橋が描けたのか?」と言う疑問が、「元画があった!」と騒ぎになる前からの疑問でしたが、この元画の発見のお陰で謎が解けた気がします。元画は浮世絵ではなく油絵だし、横置きの浮世絵に対して縦置きの油絵という違いはありますが、構図が一部の浮世絵を除き全く同じでした。元画とされる油絵は広重が発表する遙か前から存在していたようなので、売名行為に…、って言うか既に死んじまってる人間が現代社会でやれる訳もなく、この本の内容が概ね事実なら、安藤広重は元画を基に浮世絵を描いたのは信用に足ると思います。
2018/02/25
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第48回衆議院議員総選挙の公示期間で、各党共に日本国憲法改正を争点にしているので、日本国憲法を考えてみようかと…。そもそも現行の日本国憲法は大東亜戦争に負けてGHQの指示で、明治に制定された大日本帝国憲法(略称は明治憲法ではなく帝国憲法)を改正した憲法だと思いす。草案自体は日本人の手で作られていますが、GHQの意向は多分に反映されているからこそ、『押しつけ憲法』と呼ばれる所以です。帝国憲法と日本国憲法、2つの憲法について書かれている条文を理解しようとすると、日本国憲法は一部文語体ですが、仮名が平仮名なので読みやすいのですが、帝国憲法は仮名が片仮名ってのが、外国名称や擬音語に使う片仮名が、現代の平仮名の様な使われ方をしているのが読み辛くて…。本書ではこれらを原文とほぼ併記で、口語訳にされて掲載されているのを見つけて読んでみると、大東亜戦争の向かった『悪の権化』の如き帝国憲法の条文は結構国の事をしっかり考えているのが解ります。時代背景が極東の小さな島国が欧米列強に飲み込まれない様、『富国強兵』政策を掲げている最中だし、天皇を中心とした政治体制を定義していますが、よくよく読むと天皇に、現代人が考える天皇の大権は帝国憲法によって制限されています。明治の世から『立憲君主制=君臨すれども統治せず』だったのが、口語体になっているので良く解ります。ある意味、現行の日本国憲法よりも、この国の歴史や風土に根ざした憲法であると言えます。日本国憲法で保障する権利関係の原型は帝国憲法には既にあって、自由も全くなかった訳ではなく、節度ある自由って江戸時代までに礼節に通ずる様な気がします。帝国憲法の天皇の大権と軍隊(陸海軍)についての規定がありますが、王制の国なら元首の大権に関する規定も、自衛手段としての軍隊の規定も何ら問題はないと思います。軍隊の規定が曖昧だったのは詰めの甘さですが、日本国憲法の第9条の規定があるにも拘わらず、自衛手段としての自衛隊を憲法ではなく下位の法令で規定している方が矛盾していると思います。世界的に認められている自衛権は国家の大権なのに、法体系の頂点に規定しない方が不完全な憲法と言わざるを得ません。他国の紛争に首を突っ込む外征型の軍隊ではなく、自衛のための軍隊は在って然るべきだからこそ、憲法にしっかり規定すべきです。但し、先方が明らかに日本への攻撃準備をしているなら、先制攻撃は専守防衛の一環で在ると考える方が良いと思います。先制攻撃に関する運用方法は議論の余地はありますが…。別に日本国憲法第9条の事を言いたいのではなく、帝国憲法に軍隊を統制する規定が甘かったとは言え、帝国憲法が在ったから戦争が始まった訳ではない事は確かです。帝国憲法が作成されるまで、日本の歴史風土を考えに考え抜いて数年に亘って完成させた帝国憲法の方が、僅か数日で草案をまとめて、GHQの了承を取り付けて一気呵成に貴衆両院で可決し、11月3日に公布して翌年5月3日に施行する慌ただしく作った不完全憲法より、ある意味優れている様に思えます。とにかく日本国憲法と帝国憲法を現代語として読み比べるには、本書は非常に良いと思います。
2017/10/14
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先月の静岡新聞夕刊に連載が始まったのが同タイトルで、犬と猫が同居する様は僕にとって最大の憧れで、それを実践してエッセイにしているのですが、とにかく面白い。両極または双璧を一対で考えるのが好きな性格なので、犬猫同時に暮らすのは僕にとって何とかしたいと思い描いておりました。この家の豆柴センパイは自分の生活リズムを断じて乱されたくないタイプで、どちらかと言えば『猫っぽい犬』で、捨て猫コウハイは犬の様に人懐っこいタイプ故に『犬っぽい猫』と作者も言及していますが、そのエッセイを読む限りそう感じられました。それがネット通販で本として出版されているのを発見し、何の迷いもなく購入し夫婦で回し読み(って読破は1時間程度でしたが…)しました。先に読んだ嫁が読んでいる様子を見ると、クスクス笑う様を見ながらほのぼのとさせてしまう凄い本です。現在、静岡新聞夕刊に連載されている内容と違う所もあるのは、新聞の方がリアルタイムに近いのかも知れません。連載されているエッセイも続編として出版して貰えたら嬉しいのですが…、それより長く連載して貰えることを切に願うばかりです。
2012/07/08
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勁文社時代から愛読している“「超」怖い話”ですが、竹書房時代に入って拡大政策に乗って、出版される度に購入して読んでいますが、『正規版』が年2回に対してそれに繋がる『派生版』の“恐怖箱”は年に何冊出版されるのか解らないくらいのハイペースで出版されています。やっと“「超」怖い話Τ(タウ)”を読み終えたと思ったら、“超-1”を含め4冊も出版されていて…。取り寄せてこれから読む予定です。稲川さん以外でここまで長寿シリーズ怪談は極めて珍しく、好きなシリーズなのですが、ちょっと追いつくのに必死です。もう少しペース落としてくださいな…。(願)
2011/10/11
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今日は4,000円弱の買い物をしてしまいました。別に公共料金の支払いがあった訳ではなく、本を3冊とお茶等の飲み物5本と雑貨を買ったからなのですが…。買った本は“一個人”8月号『日本の庭園入門』と、“別冊Newton”『「次」にひかえるM9超巨大地震』と、毎年の風物詩“真説 稲川淳二のすごーく怖い話 真下の怨霊”で、それぞれが680円、1,500円と500円と本だけで2,680円と会計の2/3を占めています。他を切り詰めれば何とかなるので良いのですが…。これから読まなきゃ…。
2011/07/12
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帰宅中、車を運転しながらAMのTBSラジオで片山右京の“feel the mind ~最上の出会い~”と言う番組を、早帰りした時(SBSラジオは17:50~18:00)に聴くのですが、北野大さんがゲストの週で、この本を紹介していました。北野兄弟、TVで共演はあっても雑誌を含む本の対談は、これがはじめてと言うのが意外でした。弟のビートたけし(北野武さん)は現代におけるお笑い界の大御所であり、映画監督で芸術家でもある多芸多才な人だし、兄の北野大さんは明治大学の理工学部の教授と、スーパー兄弟が『環境』をテーマに話し合うのがこの本の内容で、この主題を語る上で母親から躾けられた事が織り込まれていて、読んでいてこのスーパー兄弟を育て上げた母さきさんの偉大さを知る本でもあって…。ビートたけし流の環境に関する問題提起と改善案(かなり過激な)について、北野大さんがフォローする内容で、環境に携わる人にありがちな建前論だけでなく、この立場の人が私見をあそこまで大っぴらに言っちゃって…。でも、『きれい事』だけでなく本音を言って貰える分、大さんの人柄に加え環境に携わる人として最も信用出来る人です。しかし、この二人は凄いけど、この二人が揃って言うのは一番上の兄、北野重一さんだそうで…、実際に宇野製作所の技術者で取締役ってのだけでも凄いけど、この二人に尊敬されてるなんて、北野家の兄弟は…。少しずつ読み進めてやっと読み終えました。環境問題を書いた本としてはこの作品は実に面白い。
2010/09/19
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