プロレスで学ぶMBA

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September 12, 2005
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プロレス団体にとって、売り手になるのがレスラーである。当然のことながら、レスラーがいないとプロレスは成り立たないので、これは極めて重要な要素だ。従って、プロレスラーをきちんと確保することが、プロレス団体の収益性に大きな影響を及ぼす。

しかし、プロレス団体の歴史はレスラー離脱の歴史とも言える。新日本プロレスを例に取ると、1980年代には、前田日明、高田延彦らUWF勢の大量離脱(第一次UWFと第二次UWF両方ですね)、長州力、マサ斉藤らジャパン・プロレス勢の大量離脱、最近では武藤敬二、小島聡ら全日本移籍組の大量離脱、佐々木健介、鈴木健三らWJ勢の離脱などにより団体は存亡の危機を迎えていた。

全日本プロレスも天龍源一郎、谷津嘉章、グレートカブキらSWS組の離脱、最近では三沢光晴らNOAH勢が大量離脱して、これまた全日本は壊滅的な打撃を受けた。

現在、WWEで活躍するTAJIRIもその昔は、大日本プロレスの期待の新人であった。彼は非凡の才能を持っていたので、もし残っていたら大日本のエースとして活躍していたであろう。

大阪プロレスは、みちのくプロレスから分裂したものであり、スペル・デルフィンら多数のレスラーがみちのくを脱退した時には、みちのくは相当まずい状況となった。

プロレス業界の参入障壁 のところで言及したが、最近は、他団体時代となり、団体の立ち上げが簡単となってきたことから、プロレスラーも一生同じ団体に所属する、ということは少なくなってきており、プロレス団体サイドからすると、レスラーの離脱は大きなリスクなのである。

また、そもそもプロレス業界に有望な若手・新人が入ってきやすい時代かというとそうでもない。そもそもプロレス人気がなくなってきてしまったので、プロレスラーになれば活躍できる人が、必ずしもプロレス業界には入ってきていないと思われるのである(例えば、運動神経が優れている人がサッカーに行ってしまう、など)。

以上より、人気・才能のあるレスラーであればあるほど、他団体・あるいはフリーで活躍する余地が大きくなる。従って、プロレス団体のおける売り手=レスラーの脅威は、大きいと言えるのではないか。

次回(ちょっと間が空いてしまうかもしれませんが)は、ポーターのファイブ・フォーシズをまとめてみたい。





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Last updated  April 19, 2012 06:25:28 AM
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