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November 12, 2005
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昨日まで、M&Aの考え方について、自分なりにポイントとなる点を少し整理をしてみたが、逆に企業が分裂する場合、つまりスピンオフをした場合、どのような点を見ればいいのか、少し興味が出てきたので、まとめてみた。


まず考えなくてはならないのは、分離したとしても何か特別な理由がない限りは、分裂前の企業価値は、分裂後の企業価値の総和と等しいこととなるので、分裂後の価値の方が高くなる理由が必要である。


まず第1に考えられるのは、負の統合効果があることだ。つまり、そもそも全く一緒になる必然性のない事業が同じ会社で行われていると、戦略的な合理性が失われる場合もあるし、余分な事務コスト、非合理的な資金の流れ(儲かっている部署から儲かっていない部署への流れなど)が出てきてしまう。また、経営陣がノンコアビジネスへの理解を持っていないため、非合理的な経営判断が行われる可能性もある。


第2に挙げられるのは、株式市場において、事業内容が不透明なために正当な評価を得られない可能性がある、ということだ。事業が多いと、利益の源泉がどこにあるのか、どの部署の事業がうまくいっていて、どの事業がそうでないのか、などが非常に分かりにくくなる。市場は、低評価という形でこれに応えてしまうかもしれない。


第3は、経営陣のインセンティブに関わってくる。事業毎の業績評価は、会社が分かれていた方が分かりやすいし、分社化すれば、より事業に直結した会社のストックオプションを経営陣に付与する、ということも可能である。


もし、これらの事業が統合していることのメリット、例えば信用力の向上(総合商社はこれが当てはまる)など、がないのであれば、スピンオフした方が、企業価値が上がる可能性がある。一般的には、スピンオフは、市場に好感されているようだ。


代替案としては、ある部門を売却する、IPOさせる、などの方法もある。もし、ノンコアビジネスが絡んでくる場合は、売却が一般的なようだ。


スピンオフおわり





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Last updated  April 16, 2012 10:25:06 AM
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