2007年12月21日
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カテゴリ: 映画日記
2005年アメリカ作品。
監督ラッセ・ハルストレム。
出演はロバート・レッドフォード、ジェニファー・ロペス、モーガン・フリーマン。

この作品は「ダイハード4」を借りた時、もう1本借りようとチョイスした作品だった。
作品のタイトルも知らない程、作品について何も情報は持ってなかったが、パッケージに書いてある説明やストーリーを読んで、監督が好きなハルストレム監督だと言う事と、メインの出演者3人が大好きな俳優だと知り観たくなった。

ロバート・レッドフォードは10代の頃からのファンで、彼の出世作「明日に向って撃て」は私にとっての永遠のベスト1の作品だ。
この作品にサンダンス・キッド役で出演していたのがロバート・レッドフォードだった。
以来結婚するまで私のベッドの枕元の壁には、サンダンス・キッドの畳1畳分の特大ポスターが貼られていた。
彼の出演作は大体観てるし、監督作品も好きで観ている。



ハルストレム監督作品は、「サイダーハウス・ルール」と「ショコラ」を観ている。
ジョニデファンなのに「ギルバート・グレイブ」は未見。
独特の世界観を持つ監督だと思う。
私の好きな監督だ。

「アンフィニッシュ・ライフ」はワイオミングの田舎町で牧畜を営んでいるアイナー、そのアイナーの息子を過失で死なせてしまった嫁のジーンと息子の忘れ形見の孫グリフ、グレズリーに襲われて体が不自由になってからアイナーの世話を受けながら牧場で暮らしているミッチの4人がメイン。
アイナーは今まで過失で息子を死なせた嫁のジーンが許せずに暮らしていた。
ジーンは主人を死なせてから後知り合った男と同棲していたが、その男のDVに苦しんで家から娘と逃げ出した。
ジーンは逃げ出したもののお金もなくて、自分の事を憎んでいるのを知りながらも、親子で身を寄せる事ができるのはアイナーの所しかなかった。
突然ジーンが娘と一緒に着の身着のまま訪問して来て、しばらく寝泊りさせて欲しいと言われて、驚きながらも寝泊りさせる事にした。
息子を死なせた嫁は許せないけど、死んだ息子の忘れ形見のたった1人の孫を連れていたからかもしれない。
ジェニファー・ロペスは小さな子を持つシングルマザーと言う役どころがよく嵌ると思う。


ミッチ役のモーガン・フリーマンのいぶし銀の演技力と存在感はいつもの通りだ。
ただそこにいるだけで役柄の人生を感じさせてくれる大好きな俳優だ。

アイナーはジーン親子に寝泊りする事を許したが、過失で息子を死なせた嫁を決して許し受け入れるつもりもなかったし、許し受け入れられるわけもなかった。
だけど孫は違った。
ジーンが働きに行っている間、おずおずとアイナーに近づいて来る孫グリフ。


ミッチは少し離れた位置で、そんな3人を見守って、機会を見つけては3人にそれとなく話す。
それがさりげなくて、でも暖かく包容力があってとてもいい。
グリフもちゃんと子供目線で大人達を見つめている。


このミッチとグリフがアイナーとジーンの潤滑油となり接着剤となる。

ロバート・レッドフォードは無精ひげを蓄えて、観るからに武骨な田舎の男と言う感じ。
でも心の中にジーンへの怒りや恨みはあるものの、人を拒絶するような冷たさはない。
そんなアイナーの人間性を感じ取る事ができたから、グリフも近づいて行く事ができたのだろう。
そんなアイナーの人間性は、レッドフォードの監督としての登場人物を冷静にでも優しく見つめている作風に重なると思う。
演じる俳優によっては人を拒絶する冷たい人間になってしまうと思うアイナーを、そんな風にならなかったのはロバート・レッドフォードだからだと思う。
怒りや恨みはあるけれど拒絶するような冷たさはない。
それがアイナーだと思う。

ハルストレム監督はいつものように、傷ついた人間が自分の居場所を見つけて再生して行く姿を、ワイオミングの自然をバックに静かに描いている。

地味な作品だけどお勧めしたい作品だと思う。





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最終更新日  2007年12月23日 10時41分00秒
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