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新潮文庫、石井希尚(いしい まれひさ)。独身の息子がこんな本を読んでいるとちょっとドッキリだ。この間から少々不審行動が目立っており、女房と「彼女でも出来たんやろか?」戦々恐々である。とは言え、もうすぐ30歳、別におかしくも何ともないし、私自身はその時にはもう2児の父親だった。
内容はすこぶるまじめで、男女の考え方の違いや感覚の差、結婚前後の立場の違いやらを具体的に書いてある。男は裁判官、女は体温計。詳細は本を読んでいただくとして、問題解決を普段からやっている男と、流れを重視し、現在の気持ちを大事にする女。かみ合わない部分があるのは当然だ。
就職して、私たちが受けた教育は「結果から話せ」だった。事情はそれからで良いし、自分の感想なんて最後だ。ところが、女房と付き合いだしたらそれこそ「ねえねえ、今日・・・」から始まって、「ひどいとおもわへん?」と言う、ビジネスとは正反対の話。まあ、夫婦の会話がビジネス文書になるのもどうかとは思うけれど、会話の中で私がどう反応するかを逐一観察しているかのようで、自分の思惑と違うことを言ったら、3日ほどしてからそれを話題にしてくる。
買い物つきおうてくれへん?ときたら1日仕事、男の買い物は買うものを決めて、例えば服を買いに行く、とかなら終わればさっさと帰ってしまうものだが、女はそうではない。服を買いに行くはずだったのにバッグを買って帰ったり、服を買ってもあれこれと他のものを覗く。買い物を楽しんでいるこの神経はちょっと理解できなかった。
・・・と言うような男と女の違いや、相手の心を思いやることが結婚生活の維持に必要なのだと繰り返し書いてあり、結婚後は自分の体も自分のでなくなる。今になって思うとよくわかるが、無理解の部分を残して結婚したのは否定できない。結婚してみて初めて分かったこともある。
こんな本を彼女を公開する前に読んでいる息子、ひょっとしたら我々よりも高いレベルから 出発するのかも知れない。ということは私と妻とは反面教師だったりして・・・
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