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『デウィちゃん、本当に赤ちゃん産むつもりなの?』『もちろん!』『源さんは日本に奥さんがいるのを承知で?』『そうよ! ねえダーリン』 デゥィちゃんに首っ玉に抱きつかれ源さん、にやにやとやに下がり、『言うたとおりやろ』『愛してるわダーリン・・・』 このダーリンという呼び方が、ボクにはどうもいかん。 馴染みがないせいか、世代のせいか、こそばゆく、歯が浮く。同様に、日本の男が妻の事を、おいッ、とかお前と呼ぶのも、どうも必要以上に強がっているように見えて、いただけない・・・。『判っているのデウィちゃん? 父なし子になるんだよ?』『それがどうしたの? そんなのよくあるじゃない』・・・言われてみれば、その通り。 ここインドネシアでは、避妊の習慣が遅れていて、結婚するカップルの大半が若くして、しかも僅かな付き合いで結婚してしまう。だから、離婚、蒸発が多い。従って、デウィちゃんが言うように、片親とか親なしの子供がかなりいる。 救われるのが、バンジャールという村や地域ごとの共同体で、共同体の子供は皆で面倒を見る。まるで親のように・・・。 だから、デウィちゃんの言うのにも一理あることはあるが・・・・。『源さん、なぜ避妊しなかったの?』『アホ抜かせ!あんな邪魔くさいことようせんわ!』・・・・ということは、源さんもデウィちゃんも子供が出来てもいいと思っていた事になる。さらに、解せぬ・・・。 源さんの真意は後にして、先ずはデウィちゃんから。『出、子供を産む代償はなんなの? なにを要求したの?』『そや、それや、わいが知りたいのは』『・・・・・・・・・・・』 もじもじするだけで、言いよどむデウィちゃんに、『言うてみいや』 源さんもせかすと、『怒らない・・・・?』『ああ、怒らんからはよい言うてみいや』 じれた源さん、身をよじる。『あのねえ・・・・30Juta欲しいの・・・・』 思い切って言うや、源さんの反応が気になり、大きな目をことさら見開いて源さんを凝視。 30Jutaといえば、日本円で41万円ほど。『なんのためや?』『あのねえ・・・、父親がしんでしまってから小さな3人の弟と妹の学費も大変なの・・・、それで30Jutaあれば、料理が上手なお母さんにワルンを開かせてあげられるし、弟や妹も学校が続けられるの・・・・それに私、源さん本当に好きだから・・・』 聞いているうちに源さん、ポロポロと涙を流し、『偉いなあ・・・ほんま偉い・・・泣けるでぇ・・・』 涙だけでなく、鼻水まで流すありさま。『よっしゃ、そんなもんいつでもあげるでェ』 感涙にむせぶ源さんだが、『そんなの本当かどうか判らないよ』『なんやマモさん! 疑うんかい!』 あのギョロ目を剥いて睨みつける。 だが、これも女の子が男から金を絞る取るときによく使われる理由だ。それと、家族の病気や事故。 デゥィちゃんの嘘を見破ろうと、そっとデウィちゃんの表情の変化を盗み見る。が、見抜けない。よほど上手なのか、それとも本当なのか・・・。『そのためだけに源さんの子供を産むっていうのは、代償が大きすぎない?』『・・・・・・・・・』 デゥィちゃん、視線を落として懸命に思案。『・・・・じゃあ、言うわ・・・・・』
July 19, 2007
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源さん、インドネシアの小娘を孕ませてしまったというのに、妻とは別離する気はさらさらないと公言してはばからぬ。 となれば、デウィちゃん、それをどう折り合いをつけたのか気になる・・・。『源さん、奥さんと離婚しない事はデウィちゃん知っているの、それとも隠しているの?』『言うたよ。なあ?』『うん!』 可愛く頷き微笑む。 だが、その胸のうちを推し量ると、なんとなく空恐ろしい・・・・。 結婚しないで子供を産むと納得したのは金銭によるのは間違いのないところであろう。それはそうなのだが、一概にそうとも言い切れないのがインドネシア人の難しいところである。 まず男が女に恋心を抱いたとしよう。 女の方は、それほどの気持ちがない場合だが、女は男の何処を見るか。日本だと、最近は変わったといえども、容姿もあるだろうが、それより重きを置くのは、性格、誠意、優しいかどうか、生き方、価値観などなど。まあ、多少は打算的な見方もするだろうが・・・。 ところがインドネシアでは、難解かつ理解に苦しむ。 どれだけ金銭的に助けてくれるか。小遣い、家族の生活費、幼い兄弟の学費、医療費など、求めに応じて助ければ助けるだけ、女の心に男に対する恋心が芽生える。 ああ、この人は、こんなに私を愛してくれている・・・と。 それは違うだろう! 愛でもなんでもない! 不純だ! とは思うものの、インドネシアの背景を知れば知るほど、一概にそうも言えなくなる。なにしろ、世界4位、2億5千万ほどの人口に、大家族、就職難・・・・。親が職を失えば、どんな小娘だろうと、家族を支えようと必死で収入の道を模索する。 ここだけは、日本より徹底しいている。おおむね日本だったら、そこまで面倒みれないよと、とんずら。なにしろ、大の大人が年老いた親を見捨てる時代なんだから・・・。 そんなバックグラウンドを考慮すれば、こうしたインドネシアの価値観を違うとだけ言い切れぬ。 そこで百歩譲って、良しとしよう。 問題は、そんなやり方を装い、嘘八百並べ、金だけむしり取ろうとする小娘がやまほどいる。そんな場合は、貢ぎ続けても、娘には愛情など芽生えず、金が底をついたら、乗り換える。 外国人の多いバリには、そうした魂胆の娘が国中から集まってくる。諸外国の助平男たちが、どれだけ泣かされたことか・・・。『ひえーっ、ひえーっ、ひえーっ』 あの奇妙な声で涙を流して大笑いの源さんにムッ。『源さん、ここは笑うとこじゃないだろうが!』『ひえーっ、ひえーっ、悪い悪い。しかし、なんやなあ、マモさんもごつう痛い目におうたんやろ?』『うっ・・・・・』『正直に言いや』『いやァ、面目ない・・・・』『ええよええよ、しかし、そこなんよ、わいもデウィちゃんの魂胆が読めんのよ・・・それを見極めてもらおうと思うて来たんよ、頼むわ』 所詮、他人の事。 どうなろうと知った事はない。だが、事、源さんの事となれば、そうもいかぬ。ここは、腹を括って確かめるしかあるまい。『デウィちゃん、源さんの子供ができて、結婚もしなくていいって、どういうことなの?』『・・・・・・』『源さんに代わって訊いているんだ、源さんインドネシア語、それほど出来ないし』 あっけらかんとしていたデウィちゃんの表情が、わずかに硬くなった・・・・。
July 15, 2007
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さて気を取り直し、源さんの続き・・・。 この喰えないジジイ源さんは、69歳にして二十歳そこそこの小娘に子供が出来たと無邪気に喜んでいるが、なんと大阪に女房がいるというのを初めて知った。 いったいどうする積もりなんだ・・・。 大きなマグロの目玉の煮付けのゼラチン質の部分を、旨そうにずるずるとしゃぶりながら源さん、『鬼ババアもおるし、馬鹿息子が3人、泣き虫娘がひとり、孫が5人。それがどうした、文句あるんか?』『いや、文句もないし、土足で源さんの内側に踏み込む積もりもないけど、あまりのことに源さんがちょっと心配で・・・』『そら、おおきに。構わんで、何でも訊いたってえな』 と絹ごし豆腐の冷奴をかっこむや、『それにしても、この豆腐、ごっつう旨いなァ!』『ありがとう』『いまどき日本だって、こんな旨い豆腐食えんで。スーパーのなんて水っぽいだけで、大豆の味もせん。これマモそんが造ってるんやろ? こりゃあ絶品やでほんまに!』 いやいや・・誉められれば正直嬉しい。 大豆やにがり、バリの塩などの話なら尽きない。だが、今はそんな場合ではない。『奥さん・・・どうするの?』 といっても、仮に離婚するといっても、それについてとやかく言う積もりもなければ資格もない。ボクだって離婚している。理由はともあれ、別離した妻や、とくに息子には未だに済まぬことをしたと悔恨を引きずっている・・・。『どうもせえへんよ』『はァ・・・? 隠すの?』『なんでやねん? そら言わんと』『別離れてくれって言うの?』『なんで別離れなあかんねん? 子供孕ましたて言うたら女房拍手するでェ』 となると、なおさら理解に苦しむ。『あんなァ、わいの女房は、わいに好きなように生きなはれ、好きなようにしなはれと言うあのが口癖や』 出来た女房なんてものではない。 この怪物源さんをこんなに幸せそうにさせているなんて、源さんの10倍ぐらい大物か、さもなくば・・・・。『すでに見離されていると思うんやろ?』『ああ』『ところが違うんや。わいがナンボあちこちで悪さしようと、そんなもん所詮お釈迦さまの手のひらの上で走り回っているようなもんや。おなごは凄いでぇ・・・、それに比べたら男なんてちょろいもんや』 それには同感である。 女には勝てない。それを認めたくない男に限って、威張りくさって男の強さを誇示しようとするものだが、それこそ滑稽。『ということは離婚しないんだ?』『ああ、せえへん』 となれば、問題はデウィちゃんである。 この小娘の狙いはなんなのか・・・・・。ちょうどいい、この際デウィちゃんにも、訊いて置こう・・・・。
July 8, 2007
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バリは七月に入って、いよいよシーズン突入で、観光客も増えてきました。 2日前の新聞によると、七月に入ってバリ島での犯罪件数が増え、去年の2倍以上だそうです。 さて、今回注意するのは、かっぱらい。 それも、オートバイでの犯罪。今までも3度ほど、スミニャックの通りで犯行現場を目撃したことがある。 手口は、舗道など歩いている観光客が肩からバッグなどをさげて歩いていると、オートバイに乗ったのが後ろからやってきて、強引にバッグを奪うというもので、かっぱらわれるとほぼ回収は不可能。いくら警察を呼んでも、捕まったという話は聞いたことがない。 そして今朝の事である。 僕がその被害にあってしまったのだ! いつものようにオフィスに向かうためにアパートを出て、道端でタクシーを待っていた。その時である、バイクにしてはかなり端を走っているなあと思えるバイクがやってきたので、一歩後ずさり。 ところが、通りざまにバイクに乗り、フルフェイスのヘルメットの男が、やにわに僕が手に持っていたバッグを奪い、猛スピードで走り去った・・・・。 あわてて振り向き、バイクのナンバーを見ようとしたが、なんと後ろのナンバープレートにジャンパーをかぶせ、見えないようにしている・・・。 あっと言う間のことだった・・・・。 見事な手口からして、素人の出来心ではないであろう。 幸い、パスポート等はコピーをズボンのポケットに入れておいたのでよかったが、わざわざ日本から買ってきてもらった新しいデジタルカメラ、大切な事がやたら書いてある厚いノート、そして、これも日本から買ってきてもらったパイロットのお気に入りのドクターグリップのボールペン、それに現金が70万ルピアほどが、一瞬のうちに盗られてしまった・・・。 情けないやら、悔しいやら・・・・。 そこで注意、外出する時は、出来るだけバッグなど持たず、身に付けること。ショルダーなどは、ひょいと肩に掛けるのも手荷物のも危ない。どうしてもバッグを持ちたければ、たすき掛けにすべし。 といってもバリが危険なわけではない。というより、バリ人にとって泥棒することは、とても悪い事で、現場で犯人を捕まえた場合は、以前は、殺してしまっても構わなかったという。 現に、今から30年以上も前、デンパサールの市場の近くで、数十人の人が、ひとりの男を袋叩きをしているのを目撃した。聞く所によると、その犯人は、よってたかって殴り殺されてしまったとていう・・・。 バリ人が泥棒をしないというエピソードは、2002年のテロのときにもあった。爆発で近くのATMが壊れ、中の現金がむき出しになったり、ブティックのガラスが割れたのに、現金も服も一切盗難の被害に遭わなかったという・・・。 ではバリにどうして泥棒が増えたのかというと、世界的な観光地であるバリに仕事を求めてやってくる他島の連中が多い。といっても、そう簡単に仕事にはありつけない。そこで犯罪に走る・・・ということである。 さらに新聞の記事によると、ATMやマネーチェンジした時も、気をつけろとあった。 しかし、こんな事は、バリに限らず、日本だって頻繁にあることで、ことさらバリの治安が悪いわけではないので、必要以上に怖がる事はない。 ブログのネタを自分が作ってしまうとは、なんてこった!
July 5, 2007
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子供が出来たって、源さんどうする積もりか皆目見当もつかぬ。 だから、うかつな事も言えずにただただ絶句していると、『愛想ないジジイなあ、なんとか言うたれよ』 源さんはそう言うが、お目出度いのか、ないのか。産むつもりなのか、違うのか・・・。仮に産むとすれば、それは源さんの意志なのか、デウィちゃんに押し切られたのか。源さんは勿論の事、デウィちゃんの真意も闇の中・・・。 それでも、この際なにか祝いの言葉を言わなければ・・・と焦った挙句、咄嗟に口をついたのが、『本当に源さんの子なの・・・?』 げっ・・・、心にかすめた思いが、不意に口から飛び出してしまった。まずゥ・・・・。 自分が言ったことなのに、あまりの失言にぎょっとして、慌てて源さんを窺う。 源さんの顔の血の気が、すーっとひいた。取り繕わなくては!『ごめんごめん、つい思ってもいない事言っちゃって』『思ってたから言うたんやろ!』 まあ、そう言われれば、そう。返す言葉もない。 しばし、ギョロ目を細め、冷ややかな視線を送っていた源さん、『まあ、ええわ、これですべて目出度し目出度しや』 とんでもない。なにひとつとて疑問は解消していない。が、ここはじっと我慢。『それより、なんか旨いもん喰わしてえな』『喰わしてえな、喰わしてえな』 デゥィちゃんまで、屈託がない。 アポもなく飛び込んできて、仰天するような事を言い、挙句の果てが、なんか食わせろとは、まったく喰えないジジイである・・・。『どんなものがいい?』『出来るのはなんやね?』『ざる蕎麦・・・、冷奴・・・、納豆スパゲティ・・・、サバの味醂干し・・・、マグロのカマの塩焼き・・・、キハダマグロの目玉の煮つけ』『目玉の煮つけに決まりや。それに、冷奴になんか野菜と、そやみ味噌汁も頼むわ』 まったくいい気なものだ・・・。 料理をしながら、そっと源さんを見やると、なんのことはない、デウィちゃんといちゃいちゃ・・・。 食事の用意をしながら、あれこれ思案する。 あれだけ喜んでいるんだから、あれこれ余計な事は言わないで置こうか、それとも、やはり友達として気になる事は言っておこうか。心配なのは、デウィちゃん。なにしろ、こちらの娘は、したたかである。今までどれだけ多くの外国の男どもが、騙され、ごっそり盗られ、泣きを見てきたことか・・・。『目玉ごっつう旨いわあ・・・! おい、これで今晩もたっぷりやれるでェ!』 ご機嫌な源さん、デウィちゃんに囁く。『やって、やってーッ!』 あられもない。 そんなさなか、訊く。『いろいろ訊きたいことがあるんだ』『なんや? なんでも訊いてえな』『源さんのプライベートは、いままで訊いた事ないんだけど、源さん、日本に奥さんは?』『そんなん当たり前やないか』『ああ、もう独りなんだ・・・』『ちゃうよ、おるよ鬼ババアが』あらららら・・・。それでも子供を産むつもりなんだ・・・。 そこで、この際とことん訊くことにした・・・・・・。
July 2, 2007
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ガルンガン(日本のお盆のようなもの)といえば、久々の2日間の休み。 それをどう過ごそうかと楽しみにしていた。といっても、何処に行くでもなし、誰かと逢うでもない。日頃できないあれをして、これをして・・・、料理はこうしよう・・・とメニューまで考える。 これが、なんとも楽しい・・・。 ところが、そんなささやかな楽しみを打ち砕いたのが、あの恐怖の源さんであった・・・。 電話が鳴ったのは、午前十一時少し前。『なんや、生きとったんかいな!』 のっけから、これである。懐かしさも手伝い、つい応じてしまったのが失敗の始まり。『そういう源さんこそ、しばらく音沙汰がなかったから、てっきり何処かで逝ってしまったのかと思ってたぜ』『そや、イキっぱなしやったでェ、ひえーっ、ひえーっ、ひえーっ』 奇妙な笑い声と相変わらずの下品さ。これがある限り、どうやら源さん、いたって健やかと見受け一安心。『ところで、なんの用?』『それよ、これから行くでェ!』 あたたたたっ・・・、厭な予感が的中。 どうやって断わろうか、咄嗟に思案するわずかな間があった。 その途端である。ドンドンドンとドアを叩く。『はよ、開けんかい!』 ぎよえっ・・・、源さん、ドアの外から電話したのだ。『源さんひとり? それともデウィちゃんと一緒?』『ちゃうちゃう、3人や。はよう開けィ!』 こうなっては、いまさら居留守も使えず、嘘もつけない。 不機嫌さを露にし、乱暴にドアを開ける。 だが、入ってきたのは源さんとデウィちゃんのふたりだけ・・・。『なんや、その無愛想な顔は!』『源さん、いくら友達でも、突然押しかけるてのはよくないって、あれほど口を酸っぱくして言ってあったのに・・・』 せっかくの楽しみを邪魔されただけに、愚痴めくのも致し方あるまい。『知っとるでェ、じゃけぇ、ちゃんとアポ取ったやんか?』『あのねえ、ドアの前まで来て電話するのはアポっていわないの!』『そんなアポ言うないや』『それを言うならアホ!』 すかさずデゥィちゃん、源さんの額をぴしゃりと叩く。阿吽の呼吸である。源さん、でへぇでへぇと嬉しそうに、しかもだらしなく笑う。 それを見て、諭す気は失せた。『3人て・・・、あと誰が来るの?』『これだけや。あんなあマモさん、子供が出来たんや! わいの子供が!』 横でデウィちゃん、嬉しそうにお腹をさする。『・・・・・!!』 うっと言葉が詰まる。 今や69歳になったはずの源さん。大阪の人で、バリに移住したくて、デウィちゃんという二十歳そこそこのジャワ娘が恋人で・・・それ以上のことは知らぬ。聞きもしないし、源さんも語らない。 日本の家族がどうなっているのかも詮索したことはない。 それにしても、源さん、どうするの・・・・?
July 1, 2007
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