ねこむらみるくのひとりごと

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うみニャン @ Re:移転しました。(09/18) こんばんは そうだったんですね 移転先を…
2011.03.18
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カテゴリ: ひとりごと


 削除しますと書いてありました。

  ※文章のコピーや引用は、それぞれのご判断にお任せいたしますが、
  ただ、できましたらご活用の際は、このエントリーはボランティア
  自体を否定したものではなく、どうせならより効果的な参加方法を、
  冷静に模索して欲しいという趣旨である事を補足していただけると
  ありがたいです。

   願わくばこのエントリーを読んで、少しでも多くの若者達が、
  僕が挫折したボランティア活動の続きを経験し、苦しみの中に

  明るい朝がやってきますよう

  心からお祈りしています。

  被災者の役に立ちたいと考えている優しい若者達へ
   (僕の浅はかな経験談)

阪神大震災が起きたとき、僕は高校3年生で、しかもセンター試験の翌日だった。
遠くから沢山のトラックが走ってくるような、不気味な音が夢うつつに聞こえ、
気がつくと家全体が揺れていた。

父親にたたき起こされて玄関を開け、ガスを閉めてTVをつけると、
阪神高速が崩壊していた。家が揺れた恐怖と、テレビの実感の無さと、
街中の静けさが記憶に残っている。

その日は登校してセンター試験の自己採点を行い、二次試験のための

大阪城の堀から水が溢れ出していた。

学校に着くと全てがいつもどおりで、来ていない生徒もいたが、
先生は特に何も言わなかった。粛々と自己採点し、粛々と面談が行われた。

僕達の仲間で三宮と西宮に住んでいる友人がいたのだが、さすがに
登校はしていなかった。昼休みに仲間3人で、二次試験が終わったら



下校時刻になって、担任の物理教師がおもむろに話しだした。

「今回の震災で我校の教師や生徒も被災者となり、登校できない人がいます。
センター試験が終わり、受験生としての役目を終えた人もいると思います。

  あなた方の中には、正義感や義侠心に駆られて現地に乗り込む人もいるでしょう。
それは間違ったことではありませんが、正直に言えば、あなた方が役に立つことは
ありません。それでも何かの役に立ちたいという人は、これから言う事を
よく聞いてください。

まず食料は持って行き、無くなったら帰ってくること。
被災地の食料に手を出してはいけません。

寝袋・テントを持っていくこと。乾いた床は被災者のものです。
あなたがたが寝てはいけません。

作業員として登録したら、仕事の内容がどうであれ拒否してはいけません。
集団作業において途中離脱ほど邪魔なものはないからです。

以上の事が守れるのであれば、君たちはなんの技術もありませんが、
若く、優秀で力があります。少しでも役に立つことがあるかもしれない。

ただ私としては、今は現地に行かず受験に集中し、大学で専門的な知識や
技術を身につけて、10年後20年後の災害を防ぐ人材になって欲しいと思っています。」

言葉の端々は忘れてしまったが、教師が言いたかったことは今でもはっきり憶えている。

結局僕たちは、物理教師の言ったとおり、なんの役にも立たなかった。
配給のパンを配って回ったり、お年寄りの移動に付き添ったり、避難所の
周りを掃除したり、雑用をさせてもらったが、持っていった食料は5日で尽きた。

風呂には入らなかったが、寝るところは防犯上困ると言われて避難所の中で寝た。
生活のインフラ整備や瓦礫除去作業は、消防や自衛隊があ然とするくらい力強く、
迅速に問題を解決していった。

僕達の存在は宙に浮き、遊び半分で来たボランティアごっこのガキ扱いをされていた。
実際手ぶらで現地に入って、汚い仕事を嫌がるような若者はたくさんいたし、そういう
グループと僕達が、能力的に大きな差があったかというと、とてもそうとは言えなかった。

僕達が現地で強く学んだことは、「何かして欲しい人」がいて「何かしてあげたい人」が
いても、事態は何も前進しないということだった。人が動くためには、「人を動かす人」が
必ず必要になる。社会人なら常識として知っている事さえ、僕たちは知らなかった。

                              次の記事へつづく





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Last updated  2011.03.18 19:07:29 コメントを書く
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