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2005年10月06日
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カテゴリ: 読書


ブックオフで買った古い版なので活字が小さくミッチリ詰まっている。
身に付くのは「忍耐心」と「眼精疲労」。

と嫌みに書いたけれど、
1)冗長なことと
2)登場人物が多くてなおかつ名前がややこしい
※登場人物表もついていない。
 「ドストエフスキー 白痴 主な登場人物」でネット検索するベシ
コチラ のHPが一助になるでしょう

というほとんど致命的な欠点に目をつぶれば、そこそこ面白い。
なんというか「自分で自分を褒めてあげたい」達成感はある。(上、だけでも)

物語は作者が限りなく純真な人間として設定した「白痴」と呼ばれる人物を中心に進む。
もう一人の主人公と言うべきは美貌で屈折した激しい気性のナスターシャ。
そしてロゴージン家のパルフィヨンが絡んでくる。
ぶっちゃけた話、基本はラブストーリーなのだ。

また第一幕はほぼ1日限りの話で、一つの部屋に登場人物が集まって話が延々と続いていくスタイル。
(第二幕も似た様な感じ)
回り舞台を使ったファミリードラマの印象。
NHKが昔よくやっていた、舞台転換時に拍子木がチョンチョンとなるようなやつ。

ところで「下」の裏カバーと「訳者自らの解説」でストーリーをばらしてあるのはいかがな物か。
個人的には物語を引っ張るのは「テーマよりストーリーだろう」と思っているので解せない物がある。

ドストエフスキー「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」は学生時代に読んだ。
もっともそれで私の人間的な深みが増したとか、人類と人生に対する深い洞察力が生まれた、なんてことは一つも無い。

自虐的な物言いをすれば「雑草に肥料をやるようなもの」だ。
※「ナニワ金融道」は「罪と罰」と「資本論」を熟読して生まれた作品だそう。

それにしても登場人物の多さには辟易。
天涯孤独に限りなく近いはずの主人公なのに、
たった一人の係累には3人の娘(アレクサンドラ、アデライーダ、アグラーヤ)がいて、
その夫の秘書(ガーニャ)には父母妹弟がいて、さらに父親には愛人がいてまだその子供もいる、といった次第。

小説作法としてもちょっと面白い部分があり、司馬遼太郎も影響を受けたのか知らん?などと思う。

上下で豪州に持ち込んで悪戦苦闘しつつ上をやっと読了。
さて「下」の読了はいつになるのか。
また「悪霊」を読むことはあるのか。

p32 タバコ
p331 日本の切腹について。(ページは古い版)
白痴(上巻)改版

ところでこの間、学生時代のノートが出てきた。
「アンナ、カレー煮な!」とか「バスト・F・スキー」といったギャグを考えていた痕跡を発見。
我ながら軸足がぶれていない、というか進歩していないというか。






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最終更新日  2005年10月10日 10時46分21秒 コメント(10) | コメントを書く
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