ワルディーの京都案内

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2016/02/24
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テーマ: 癌(3527)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

≪2015年10月29日の記事≫  

 「家族性大腸腺腫症」と診断された大阪府の会社員の男性(30)は、2009年2月に石川消化器内科(大阪市)を受診した。

 この病気は大腸に多数のポリープができる。院長の石川秀樹さん(55)は、次々にできるポリープを切除し続ける治療をしている。

 ポリープを取る際には、内視鏡を通して空気を入れ、圧力をかけ、折りたたまれている腸を広げる。強い痛みを感じた。初回は、1時間あまりかけて96個のポリープを取った。男性は痛みに耐えながら、石川さんがポリープを取る様子をモニター画面で見つめた。

 「こんなやり方で、何とかなるのだろうか。きりがないのではないか」

 そんな思いも頭をよぎったが、大腸の全摘手術は避けたかった。手術を「先延ばし」にするため、この治療を続けることにした。

 通常の治療では1年ほどの間隔でポリープを切除すればよいが、男性の場合はポリープの成長が速く、3、4カ月に1回通う必要があった。最初のころは治療後2、3日は体がつらく、腹がはったようになり、腸が痛んだ。金曜日に勤務を休んで治療を受け、土日は静養するようにした。

 いまのところ、ポリープは良性で、がんは見つかっていない。もし、がんが見つかったら大腸の摘出手術も検討しなければならないという。また、内視鏡で取るのが困難な十二指腸にポリープができた場合には、十二指腸の摘出手術も必要になる。

 この病気は2分の1の確率で子どもに遺伝する。自身もいつがんを発症するかわからない。男性は20代半ばのころ、付き合っていた女性に病気のことを打ち明けた。反応は「重い」だった。「だれかに知ってほしいという気持ちを一方的に押しつけてしまったんです」。女性とは間もなく別れた。

 09年の帰省の際、父親(65)に石川さんの診断書を見せたら泣かれてしまった。「息子が母親と同じ病気になったことにショックを受けていたんです」。その後、父親とは病気の話ができなかった。

 悩みを相談できる相手もなく、男性は精神的に追い込まれていった。「治療に行かなければ、そのまま死ねるのではないか」。そんなことも考えた。


主治医の石川秀樹さん(左)から説明を受ける男性=大阪市内の石川消化器内科
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 私も内視鏡検査と内視鏡切除手術は経験しています。この方が、あの1時間くらい続く痛みを年に何回か甘受し、しかも一生続くかもしれないと思うだけで、耐えられない気持ちになります。さらにそこまでしても「がん」になる可能性が高い。しかし、何よりも大腸を温存できるということに賭けられたのでしょう。

 私は後腹膜悪性腫瘍の第2段階の治療として、残った腎臓を温存できる(透析を避けることのできる)粒子線治療を選択しました。粒子線治療は「痛くも痒くもない」治療なので、この患者さんのような苦しみは経験していません。


>この病気は2分の1の確率で子どもに遺伝する。
>自身もいつがんを発症するかわからない。

別れられたようですが、交際していた女性に打ち明けられたのはよかったと思います。


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最終更新日  2019/02/26 12:40:55 PM
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