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彼にとって黒帯として初めての‘務め’であり、黒帯‘修行’としての「はじめの一歩」でもあるわけです。



自分は、こういう風に準備運動や基本稽古を弟子の黒帯に任せた場合、何も一切批評はしません。



もちろん、まったく持って間違ったことを指導していれば注意しますが、仮にも黒帯を締めるまで修練に励んできた者であれば、よっぽどのことがない限り「間違った指導」などはやらかしません。



そして、それぞれが準備運動で必要と思える内容、基本稽古でやらなければ成らない種目を感じ取ってやってくれれば、自分はそれで満足です。



そういった基本の部分でも、黒帯個々の特性を出してくれればまた楽しい稽古になると考えます。



ですから時折、黒帯に「じゃ、今日の基本稽古やってね」なんて任せたりします。



しかし、基本稽古だけではなく、将来的にはサバキの稽古も任せてみようと思っています。



しかしそのためには、弟子自身が「自分のサバキ」を見つけてくれなければ望めませんので、まずはしっかりとその修行に励んで欲しいと思います。








今日は運足、つまりステップワークの稽古です。



これは来週の夏合宿の中でも稽古するものなのですが、要するにサバキを巧く決めるためのステップワークであります。



今日はその中でも、基本のステップとなる‘ステップバック’と、そこからの‘二通りのステップイン’に関して稽古しました。



そして、ステップインに欠かせないものが「触角(覚)としての手使い」つまりフォローの手です。



フォローの手には力が必要ありません。



力が入れば‘触角(覚)’としての能力は半減してしまいますから、力を抜いた手使いが必須となります。



門下生の動作を見ていますと、この力を抜いた手使いが上手く出来ていないものが見受けられます。



まぁ、このあたりのことはまた合宿の稽古でもやりましょう。



今日の稽古で大事なところは、「ステップバックは基本通りに操作する」ということです。



跳ねず、飛ばず、力を柔らかく溜めることがその基本の中に含まれています。



合宿ではここから先のサバキを稽古しますから、合宿参加の者は楽しみにしていてください。






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最終更新日  2012年08月04日 00時00分22秒


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