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2006.10.29
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テーマ: 短編を作る(405)
カテゴリ: カテゴリ未分類

久しぶりに電車に乗ったときの事、広島から岡山に行く途中
電車のアナウンスが流れてきた
「えーただいま線路の横を子犬が走っています、このままだと犬を引いてしまう恐れがあるので電車のスピードを
落とす事にしました、ご了承お願いいたします」
と、そして電車の中でざわめきが起こった。
おそらく文句を言っているのだろうと思ったのだが意外にもほとんどの人は
「あー危ないわねー大丈夫かしら」
「本当、轢かれなかったらいいんだけど」
ほお、結構いい人もいるもんだな、最近回りの人間に対していらいらしていたので
こういう人を見ていると気持ちがなごむ。
2.3分してからまたアナウンスが流れてきて
「子犬は無事横道にそれました、電車のスピードを戻します。ご迷惑かけて真に申し上げませんでした」
そのアナウンスが流れた時前にいた人が
「よかったわねーワンちゃん無事で」
「本当ねー」
と心から安心したような表情で言った。
それを見ていた俺も心なしかほっとした。
 たったそれだけの当たり前のような会話を聞いただけなのに、ただそれだけのことだが
俺の気持ちは晴れやかだった。
妙に和んだ電車の1時間の旅だった。






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最終更新日  2006.10.29 10:54:42
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