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2009年10月12日
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昨日は、国立劇場で京乱噂鉤爪(きょうをみだすうわさのかぎづめ)を観て来ました。

若い人が多くてびっくり、です。びっくり

この作品は昨年秋、国立劇場で上演された江戸川乱歩作品を歌舞伎化した「江戸宵闇妖鉤爪」に続く第二弾です。

前作で明智に追い詰められた人間豹が、また会おうと言い残して大凧で空に消えて行き、今回は京都での対決。

もちろん江戸川乱歩の原作にはありません。

乱歩作品のキャラクターをそのまま生かして全く新しい歌舞伎に仕立て上げてあります。

国立劇場の案内チラシがインターネットでも見られますので、見て下さい。

こちらと、
こちら。

迫力のある、ポスターは、 こちら




第一幕は、義太夫と清元を使い、『河庄』、『京人形』と『戻橋』だと思いますが歌舞伎味。

いきなりテンポの速い「え~じゃないか、え~じゃないか」で群集が京都の町を踊り歩き、先月の竜馬が行くの続きみたい・・・。

幕末の京都が二ヶ月続いた染五郎さんでもあります。

そして、なんと言っても筋交い(すじかい)の宙乗りですよ。

これって、平成17年10月3日~26日に国立劇場の第245回歌舞伎公演、四世鶴屋南北生誕250年記念で上演された貞操花鳥羽恋塚(みさおのはなとばのこいづか)通し狂言・四幕八場にて復活されて以来です。

あのときは、南北の初演台本に記された、筋交いの宙乗りを196年振りに復活し、松緑さんの崇徳院が客席の上を斜め(1階下手より3階上手へ)に29メートル飛び去るのが見ものでした。

花道の上をまっすぐ飛ぶ通常の宙乗りとは異なり、国立劇場ならではの舞台機構でありまして、自分も一階席真ん中で見てまして、暗黒の中からいきなりライトアップされた松緑さんが目の前に現れ大声を上げて驚きましたァ~。びっくり

今回の人間豹は、回る回るくるくる回る~!!

旋風乗り~(染五郎さん命名)

花道から釣り上がり、後ろ向きにおよそ10回で止まったところで見得。

さらに進みながら前に10回ほど回ってから止まって見得。



さすがに、この見得は、俳優祭でやったような流し目の見得じゃありません。大笑い

この場面は、突如として襲ってきた大嵐で京都の町が大水に飲み込まれたり、幕末にはあるわけの無い羅城門が現れ、門の上に陰陽師鏑木幻斎(梅玉)、門の下に明智小五郎(幸四郎)が対峙。

そこへ、花道スッポンから人間豹がせり上がって三人の対峙となります。幻斎の妖術によって人間豹が吹き飛ばされると言うことでして、あのように風に吹き飛ばされているかのような宙乗りなのでしょう。

1階席の真ん中よりも後ろの席だと途中で見えなくなるかもしれません。

梅玉さんの陰陽師が奥の深さと言うか、大いなる野望を秘めてと言うか、普段は見られないお役でした。



昨年は怪しげなおばあさん役だった澤村鐵之助さんが、今回は上方商人のおかみさんで、脇を固めていました。

それはともかく、染五郎さんが女形で、女なのに体が大きいから大子(だいこ)って呼ばれる商家の娘役なんですが、綿入りの衣装でふっくら。

ころころ転げ廻ってましたァ~。

それから、明智小五郎って変装して出てくるイメージがありませんか。

今回、一ヶ所だけあるんです。注目して見て下さいね。

ここまで書いてみて、随分ネタバレしている気がするので、後は、もっとさらりと。

後半もキーパーソンは、幻斎。

何たって、日本を乗っ取ろうって言うのですからね。

四条河原町の場で、暴れ回る人間豹に次々と襲われる人々。
こっそり逃げ出す際物屋の夫婦が誤って殺され、止めに入った番頭と丁稚のうち、丁稚が殺され、最後に番頭の腕の中で「最後にもう一度義太夫を聞かせておくれ」と一言。
番頭が口にした義太夫は、寺子屋の中でも有名な「いろは送り」。う~む、ぴったりだな。

ちなみに番頭は錦弥さん、丁稚長吉は部屋子の錦成くん。

さてさて、話をず~っつと進ませて、天下を取る野望に燃えた幻斎も、人形の花がたみに魂が入り、妖術を跳ね返されて、人間豹にやられてしまいます。

殺された幻斎の執念で日食になるあたり、つい最近の日食ともかぶってきますが・・・。

恩田(人間豹)に掛けられた懸賞金目当ての群集が追い掛け回してますが、大文字焼の準備が整った如意ヶ岳に追い込まれます。

そこに自ら火を放ち・・・・。

如何にも最後の明智小五郎は、時代がかった大芝居の雰囲気でもありましたなぁ。

見なけりゃ分からないようにしときましたけれど、どんなもんでしょう。

詳しくは、国立劇場でご覧ください。





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最終更新日  2009年10月12日 21時20分29秒
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