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2年ぶりのタイタニックです。待ってましたぁ~2年前、岡さん光枝さん目当てに観に行ったこの作品。「あれは誰?ずいぶんとおいしい役だなぁ~いいじゃん」と初めて松原君を認識した瞬間でした。結局三度も足運んだんだっけ。その時の感想は ⇒⇒⇒ コチラ 2007年1月17日 2007年2月3日 2007年2月17日(携帯からご覧の方は飛びませんのであしからずm(__)m)今更読み返してみると・・・テンション高っ!あの歌で落ちたんだよな、私。今回再演の話を聞いて、どんだけ嬉しかったことか。「またあの♪No Moon♪が聴けるぅ!」ってね。そして、今日またあの歌に酔いしれてきましたぁ~うーん、幸せ!やっぱりいいものは何度聴いてもいい~!早速感想です。読みたくない方は読まないで下さいませ。ま、再演だから今更ネタバレってことはないですがね。まず松岡充(アンドリュース)君ですが、冒頭のシーン驚きました。変わりましたね、彼。声というか発声というか、歌い方が以前と違います。あの広いフォーラムで、より力強く響き渡ってました。誰だったかアンサンブルの方だと思いますがブログで書いてましたね、しゃべりも上手くなったって。ま、しゃべりはいいとしても、とにかく歌がね違うのよ。私は歌手としての彼は全く知らないけれど、ミュージカルの歌い方になったというんでしょうか。H様は惚れ直したと言ってましたねぇ。いや、ファンならばそうでしょう。今回は再演ということで、続投組はみんなより良いものをって、それぞれ努力され成長していた気がします。大澄賢也(イズメイ)さん、今回はゲネプロでダミコスのFさんが肋骨を怪我したことで、急遽初日にダミコスの2人に変わってほぼぶっつけ本番で踊ったそうです。初日も2日目に観た方も、このシーンは賢也さんのダンスシーンだったそうですから。私が観た日は違いましたけれどね(←違ってて嬉しかったんだけれど…だって松原君の観たいもん!)私ほんの数日前にHPをじっくり読んで初めて知ったんですが、岡田浩暉(ブライド)さんは役違うんですね。続投組だから、てっきりマードックだと思ってました。ということはですねぇ・・・あの無線室のデュエットは岡田君なんですねぇ・・・それはそれで複雑です。そうなんです、あまりにも綜馬&岡コンビの♪The Proposal♪の印象が強すぎて。このデュエットに関してはあの2人が良かったなぁ~もう一度聴きたいです。でも宮川浩(バレット)さんが良くなかったわけではないですよ。私の中で、岡さんの印象が強すぎてどうなるかなって心配していただけでね。彼は彼のバレットを演じてましたし、むしろソロは彼の方が好きかも。そしてブライト役だとばかり思っていた戸井勝海(マードック)さんもまずまず(ってそんな感想かいッ!)、入江加奈子(アリス・ビーン)さんですが、個人的には初演の森口さんの方が好きかも。もちろん芝居も歌も入江さんの方が上だとは思いますが、森口さんの方が、好奇心旺盛だっていう感じがすごく出ていていたな。華城季帆(ケイト・マクガワン)さんの歌聞いてたら、「あれ?ここのとこ紫吹さんこんな高かった?」って思えるほどキーの高いところがあったんだけれど、多分紫吹さんだし違っていたんだろうなぁ~彼女じゃ出ないよ、あれは。今回演出上色々と変わりましたね。無線室でのブライトとバレットのやりとりも短くなっちゃったし、岡千秋(Mrsシャーロット・カルドザ)さんは犬連れてないしぃ(笑)救命具の数が足りないだとか、着る着ないだとか、細かい台詞のやりとりが大幅にカットされていた気がします。でもすっきりした分、歌が生きていた気がする。♪ラグタイム♪のダミコスのダンスは前回はベルボーイ役だった優一君と美沙嬢が可愛い衣裳で踊ってましたが、今回はスチュワーデスの女性がいつのまにか皆と踊っていて、それを注意しようとしたスチュワードの松原君までもが楽しく踊り出すって設定のようです。実に楽しそうに踊ってました・・・意味わからず、海に向かって叫んでるようにも見えましたが。でもここが初日にはなかったシーンだったわけですね。観れて良かったです。ご自身のCDアルバムの中で♪Still♪をデュエットされていた光枝明彦(イジドー・ストラウス)さんですが、やっぱりお相手は諏訪マリー(イーダ・ストラウス)さんじゃないとって、本日確信しました。お2人の雰囲気というか、とにかく歌に息が吹き込まれた感じがしました。そして諏訪さんの美しいこと、美しいこと。ホントにお人形のようでした。気品があって、それでいて可愛い。救命ボートに乗らないと言い張ったあのシーンも大好きです。今回のアンサンブルは、声楽出身の方が多く、これがまた良かったですね。この作品の素晴らしさは、なんと言っても混声合唱でも聞いているような歌の数々。これがまたいいんですよ。冒頭の出航のシーンは、乗船のところから何度も繰り返すメロディが大好きなんです。聞いた途端ぞくぞくしてきました。そして最後の♪Godspeed Titanic♪層が厚くなったというか、迫力ありましたねぇ。素晴らしい~モーリー・イェストンは凄いわ~ま、細かいことは次回観劇の時にでも書きます。ん?次回?1回こっきりじゃなかった?はい、幕間まで迷ってたんです。トークショーもまだ発表されてないしねぇ・・・これに関してはチケット売り場の方に確認したら、ホントに近日発表するって言ってましたが、もう後半戦ですよ。やるならいい加減発表して下さらないと。チケットの売れ行き次第で、トークショーのメンバー考えるってんでしょうかねぇ。で、カテコの後いち早くロビーに降りてきて、チケット買ってました、私^^;やっぱりもう一度♪No Moon♪聴きたい一心で。あぁCDにならないかなぁ~CD化を切に希望いたします!!!。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。と、まだ色々と書こうと思ったのですが、文字制限にひっかかるといけないので、別だてにします。
2009年01月30日
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<感想UPしました~1.28>行ってきました、今年の初観劇。感想としたら・・・可もなく不可もなく、いやいや楽しかったのだからそんな言い方はないな。間違いなく不可はなしです。歌もダンスも芝居も文句なく、どなたのも安心して観てられます(こんな感想あるかいッ!)難点わね、私の座った席だけですかね。だいたい東宝ナビザの抽選で、クリエは9戦8勝1敗。8勝のうち7回がセンターブロック最前列ってどうよ。それが嬉しい人もいるけれど、やはり全体像が観えないので、私は正直苦手ですね。特に、この作品は常に盆が回っていて、それが2階立てになってるもんだから、完全に見上げる形です。正直首が疲れました。かつ、1階でやってること観てると、2階は観えないしぃ~やはり5列目あたりが妥当だと思うんですがねぇ。詳しいこと書くとネタバレになるので、それは後日。ただ全く知識なしで行ったのですが、こけたらしいマドンナの映画はこの舞台のようなブロンディの曲で構成されたものではなかったんですね。ブロンディってよく知らなかったんですが、知ってる曲ありましたよ。しかも口ずさめるものも。こういうのも楽しかった要因かもしれませんね。それとスタッフもよく確認してなかったのですが、歌唱指導は長野佳代(亜久里夏代)さんだし、マジック指導は駒田一さんでした。全体的にところどころ笑いどころはあるのですが、まず杜けあきさんがかなり面白かったな。ま、一番のツボは藤林美沙嬢ですかね(←見たらわかります!多分K様あたり椅子揺らして笑えるはずです)カテコでは、最後に知寿さんが、ご挨拶の後、出演者の1人に挨拶するよう毎回ふるんでしょうね。突然指名された人は何か言わねばならないようです。ちなみに今日はラリー役の横山敬さんでした。感想はまた後程!さて感想です。読みたくない方は、読まないで下さい!!まずこの作品ですが、この作品の台本・原案のピーター・マイケル・マリーノ氏が、マドンナの映画版を音量を下げて映像を流し、ブロンディのベストアルバムを流してこちらのボリュウムを上げたら、見事に合ったというところから始まったそうです。いやいや色んな発想があるものですよね。ブロンディって聞いてもあまりよく知らなかったのですが、♪Call Me♪が流れたら、自然と心の中で歌ってました。私の人生の中で洋楽を聴いた時代はそれほど長くはないのですが、歌手や曲名とか知らなくても慣れ親しんだ曲は結構あるもんなんだなぁって、この作品観て感じましたね。そういうベースがあったからこそ、楽しめた感じもありますが。あらすじとしては、夫との暮らしに退屈しきった主婦ロバータが、ひょんなことから(単なる好奇心から)新聞の個人広告にあったスーザンという女性に惹かれ、このスーザンに会いたい一心で行動を起こす。このスーザンというのが、街で出会った男性とすぐにベッドを共にするような実に自由奔放な女性で、彼女が着ていた派手なジャケットを古着屋で売って、それを思わず買ったロバータがそれを着てしまったことから、スーザンと間違えられて、命を狙われたり、かくまわれたり、しまいには記憶を失ったり、恋に落ちたり。とにかくドタバタと進行していく。そして記憶を取り戻したロバータは・・・?ま、こんなところですかね。まず大好きな保坂知寿(ロバータ)さんから。冒頭の美容室のシーン、コメントにも書いてる方がいましたが、普通の主婦役とはいえ、彼女が結構地味なんですよ。そして、結構華やかに登場した義妹役レスリーと差がありすぎて、なんか2人の関係を理解するのに少々時間がかかりました。夫との暮らしに退屈しきっていて、新聞の個人広告に色々と妄想するわけで、平凡な主婦が恋に恋焦がれるというのでしょうかね。なんかわからないでもない感覚ですが、彼女が平凡な!ってのがそもそも違うんだな。だから違和感みたいなもの感じたり、地味すぎてなんだかねぇって。でも歌えばいつもの知寿さんです。知寿ここにあり!ってな具合でね。彼女の歌を聴くとどんな歌でも心地良さを感じるから不思議だ。チラシの彼女は結構派手だったので、最後にはもっと派手な感じのいでたちになるのかと思いきや、そうでもなかったし、あのチラシに結構惑わされた感じもある。スーザンの恋人の吉野圭吾(ジェイ)さんもそう。チラシはなんか妖しかった。でも出てきた圭吾君はいでたちからして違っていたし、ちゃんとロッカーとして私の目の前(ホント真ん前!!)でロックバンドのヴォーカルとして歌ってました。あまりにも勢い良すぎて、なんか飛んできそうな感じでしたけど(誰かさんみたいに汗とかではなく…)。夫の山路和弘(ゲリー)さんも今まで結構渋い役どころしか観たことなかったので、出てきてもなんかピンと来ず。どうせ何もできないと妻のことを踏んでいて、自分は適当に浮気を楽しんでる調子のいい夫役。されどいざ妻の心が自分から離れていきそうになると急にオロオロして・・・なんかそのオロオロした感じが面白かったですね。義妹の杜けあき(レスリー)さんは結構なくてはならない存在でした。要所要所でメリハリのある演技や台詞をはき、笑いのツボもあり、それでいて実にあでやかだし、彼女がやったからこそいきた気がします。当初キャスティングされていた方だと、ロバータ・ゲリー・レスリーの3人の関係考えると、なんかアンバランスだったのではないかなぁ。特にレスリーにダンスは必要なかったしさ。杜さん本当に良かったわ~そして肝心な真琴つばさ(スーザン)さんです。彼女を舞台で観るのは初めてだったんですが、思ったまんまの方でしたね(←決して悪かったわけではないですッ!)スーザンてこういう人間だろうってイメージしたのにピッタリだった。これ後半香寿たつきさんがやるとどうなるんでしょうかねぇ。他の作品での彼女を観ているだけに想像つかないんです。かえってレスリー役と言われた方が想像しやすい。しっかし、知寿さんもたいがい細いですが、真琴さんも負けずに細いですねぇ。なんか2人の足ばっかり観ちゃいましたよ。だって最前だと、見上げなきゃ顔見れないことも多かったので、ついつい足に目が!ミュージカル初という加藤久仁彦(デズ)さん、芝居はまぁこんなもんでしょうねぇ。これからは舞台の仕事していくのならば、もう少し台詞も自然に、芝居に磨きがかかるといいんですが。古着屋の馬場徹(ティナ)さん、私の中では何度観ても、どうしてもロバートの馬場ちゃんに見えてしまって・・・こんなことでハマッて、彼がしゃべるたびに可笑しくて可笑しくて。そんな風に思ったのは私だけでしょうか?ちなみに「前歯が素敵だ」の歯科医師役の横山敬(ラリー)さんも・・・彼を見る度に、JさんとこのS隊のH君の顔がちらついてしょうがなかったです(笑)そして藤林美沙(マリア)さん、アナタおかしすぎッ!一番のツボでした。メイドの服を脱ぎ捨てた瞬間、吹き出しそうでしたよ。今回はアンサンブルもダンスが上手い面子が集まっていたので、楽しみにしていたのですが、何せ2階立てのセットで、常に盆が回ってる。上でも下でも踊られると、ゆっくりダンス観てられなかったのが残念でした。やっぱりもう少し後ろで観たかったよぉ~そんな中、結構美沙嬢や青山航士君を追って見ていたのですが、上口耕平君のダンスもちょいと目を惹きました。私自身何回も足運ぶほど贔屓の役者はいないにせよ、また観たいなと思える作品でもあり、人に薦められる作品でしたね。香寿スーザンは気にはなりますが・・・興味はあれど、これをもう1回観るならフリートをもう1回観たい(聴きたい)と思っちゃうのよねぇ。帝劇みたいなB席でもありゃいいのにぃ~そうそう大浦みずきさん、5月のクリエの作品も降板なんですねぇ。体調そうとう悪いのでしょうか。一日も早い復帰を願っております。彼女のダンスは素晴らしいと聞いておりますので、ぜひぜひ一度拝見したいです。
2009年01月22日
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なんだかピンとこないですが、松原君がミュージカル座の作品に出演されるようです。宝田明さんの俳優生活55周年記念の公演として、新作ミュージカル「赤ひげ」(原作:山本周五郎「赤ひげ診療譚」・演出:ハマナカトオル・シアター1010)が7月に上演され、医師保本登役として松原君が出演されるそう。今まではおっきな海外ものミュージカルばかりでしたが、こういう小さなハコの作品にも出演できる機会を得て、良かったよなぁ。こういうチャンスを生かして役者としてひとつひとつ成長していってもらいたいものです。しっかし、彼とミュージカル座ってのが、出演の話を聞いてもいまだになんだか結びつかないんですがねぇ(笑)とにかくハマナカさんが彼をどう料理してくれるのか、今から楽しみです。あとは誰が出るんだろう?それも気になります。お2人が出演の「タイタニック」ももう劇場入りしましたね。今回は1回しか観ない予定でしたが、それが我慢できるのか否か・・・チケット買い足したい気持ちはあるのですが、トークショーの日程が出ないことにわねぇ。できればオマケつきの方がいいもの!!明日は今年初観劇の「スーザンを探して」です・・・遅ッ!こうやってまた知寿さんを観れるってのは嬉しいですね。真琴つばささんも初めて拝見するので楽しみです。そうそう今日「タイタニック」の演出家のグレン・ウォルフォード女史がクリエで観劇されたとか。青山航士君がブログですっごく喜んでましたね。「Gホテル」以来なのにちゃんと覚えてくれてたと。色々と観たいものはあるのですが、観に行く日を作るのが結構大変になってきました。ソワレだったらもう少し日程組めるかと思うのだが、なかなかそうも行かずでねぇ。今しばらくは大人しくしてなさいってことなんでしょうかねぇ(笑)
2009年01月20日
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某劇団を退団した貴公子の初の舞台となる「イノック・アーデン」ピアノと貴公子の2人の朗読劇ですが、観に行った仲間内の感想読むと、なかなか評判よろしく…なんだか嬉しいです。私は「ニューブレイン」までおあずけなんですが、7月には亜門さん演出の「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」という作品にも主演されるそうで、知寿さんといい、着実に舞台の予定が入ってることに嬉しく(ホッと?)なります。その知寿さん出演の「スーザン…」を大浦みずきさんが降板されましたが、今度は和央ようかさんも降板で、なんと公演そのものも中止だとか。すでに2万枚売れてるチケットの半数以上が和央さんのファンクラブじゃ、代役も難しく、仮に立てても興行が難しいと判断しての結果らしい。大変だなぁ。そうそう今日駒田一さんのライブに行った友人より、どうやら三ツ星キッチンの今年の2作品目の上演は「リストランテ」の再演らしいという情報が入ってきました。これもまた嬉しいです。今度はSINGO君出れるのかなぁ?「FAMILY」の再演ではサイゴン公演中だったのでキャストが変わってしまいましたが、やっぱり彼に出てもらいたいんだよなぁ。さて、あとひとつ感想残ってるなぁ~タナボタが。これもまたぼちぼち書いていきます。そうそうタナボタといえば、アキラ氏。ラカージュの九州公演が終わったところですが、こちらを観劇された港さんが、育三郎君の楽屋にお邪魔した時に、同室のアキラ氏に「はじめまして、司教様」と言われて、すごく嬉しかったと書いてました。アキラさんらしいご挨拶ですね。
2009年01月11日
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今日はまだまだいきます、次はラ・カージュです。ちょうど今は九州で上演中でしょうか。王道の作品ですが、私は初見でした。そして、こんなに楽しく素晴らしく、そしてアノ歌がこんなに悲しい場面での歌だとは知りませんでした。軽くショックでしたね。今まで何度となく♪I am What I am♪を聴いたけれど、華やかな衣裳で登場し、その周りでは華麗に踊る人達がいて・・・そんな場面での歌でしたから、ショーの中で華々しく歌う歌なのかと思ってました。こんなに悲しいものだとは。観てみないとわからないものです。今回が最後という市村正親(ザザ)さん。彼のこういう役は初めてですね。その昔、某劇団にいた頃はコーラス・ラインのポールみたいな役では見ましたが、それとは違いますしね。常に控えめな態度で、女性としての立ち振る舞い、女性としての会話、見事です。あれってストレスにならないんでしょうかねぇ。女性より女性らしく演じてますしね。最初に感心したのは、化粧しながら歌うシーン。あれって凄くない?歌はそっちのけで、手元と顔ばかり見てしまいました。見事です。そして冒頭でも書いたあのナンバー。悲しすぎます。長年母として愛するジョルジュの息子を育てたのに、一夜限りだけれどごく普通のマトモな家庭のふりをする、ザザはどこかに行っててほしいと懇願されたことに、ひどくショックを受け、その哀しみをひめた歌だったとは。圧巻でした。そしてひょんなことから実母が来れなくなって、母として振舞うことになったくだり、実に楽しかった。動作のひとつひとつが可笑しすぎ、あの間の良さ、本当に頭下がります。やっぱり市村さんて凄いわ~鹿賀丈史(ジョルジュ)さん。うん、楽な役どころだな。ダンスというほどのダンスはいらないし、ごく普通に男として振舞えばいいんだから。楽なわけはないんだろうけれど、この作品みんな普通じゃないから、普通な役ほど楽そうに見えちゃうんだよね。損かも(笑)山崎育三郎(ミッシェル)君の、あわてふためく姿、必死な姿は実に可愛いです。ルドルフ以来の香寿たつき(ジャックリーヌ)さんも実にあでやかで素敵でしたね。油断すると、カジェル達に負けてしまうもんなぁ~そしてジョルジュ家の家政婦?花井京之助(ジャコブ)さんも実に楽しい~ホントに面白かった。なんかね、この作品、みんなすっごく間が良くてさ。ま、完成された作品なんだけれど、間といい、掛け合いといい、動きといい、実に上手くできてるし、それをこなしてる。ホントに感心しきりです。そんな中、今井清隆(ダンドン議員)さんと森公美子(ダンドン夫人)さん、あなたがた2人は可笑しすぎです。それこそ初めは厳格なお2人ではありましたが、森クミさんがだんだんくずれ、あのレストランでのダンスの誘いのくだりで、スイッチが入ったかのように、楽しそうにダンスするキーヨ。これだけでも十分楽しいのにぃ~まさに話のオチのように、あのショーのシーン。森クミさん、パッと前をはだけば、あのいでたち。思わず吹きだしちゃいましたよ。私のまわりの観客も大爆笑でした。その後のキーヨったら、ガニ股で、肩怒らせて、バタバタ踊る姿もまた凄いです。急いで仕度したっていう設定だから、雑なメイク、妙に真っ赤なまんまるチーク、紳士のソックスの上からはいたパンスト、大きく前にスリットの入ったドレス姿。しかし、前に出た森クミさんの衝撃があまりにも強すぎて、私は笑えず、ただただ唖然として観てました。それに、スリットの間から見える左足の太ももあたりにつけてる真っ赤なフリルのついたガーターベルト、もうこればかり気になってしまって・・・しかしキーヨ見事です。アッパレです。そして忘れちゃならないのがカジェル達。特に1幕ラストのショーのシーンは素晴らしいのひとことの尽きます。みんな綺麗だし、ダンスは上手いし凄いし、何もいうことはありません。作品の中の一部のショーというより、一つのショーとして我を忘れて楽しんでしまいましたね。初演から出演している真島茂樹(ハンナ)さんの堂々たるもの、新納慎也(シャンタル)さんも綺麗過ぎます。歌もダンスも素晴らしいですが、何よりスタイルが素晴らしい。足も細くて、顔もちっちゃくて、素敵でした。今回初参加のイチオシの加賀谷一肇君もしっかり確認しました。実に楽しそうに踊ってましたね。他のカジェル達も、色々な作品で拝見してるアンサンブルの方々が多くて、ダンスはもちろん上手いんですが、メイクもまた上手で(笑)とにかく圧巻です。個人的には、男のレッスンのシーンのダンスも圧巻でした。とにかく皆様見事で、感心・感動・爆笑~こんなに楽しい気分で観終わった作品は久しぶりです。平日マチネだったにもかかわらず、2階席も隅から隅までほぼ満席。おばちゃま達も多かったけれど、おじさま達も多かったな。みんな拍手喝采で、実に楽しんでおりました。そしてカテコではスタンディング。初日から千秋楽までそうだったらしいですね。納得できます。これで私の今年の観劇納めでも良かったなぁ・・・まだひとつ残してるんですが(笑)
2009年01月09日
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さてさすっかりためてしまった観劇の感想まとめてUP致します。できる時にやらないとまたいつになるかわからないものね。まずは2年半ぶりのエリザから――今回はミュージカルをあまり観ない友人と一緒の観劇です。彼女と行くのはこれで4回目かな。年に一度くらいですが、「何かいいのない?」とリクエストされて、私がチョイスしています。リクエストされたのは夏。彼女はコーラスをやっているので、できれば、作品的にも良く、かつ楽曲も良いものがいいと、いつも悩みます。今回はちょうどいい時期(チケット発売前)にエリザの上演があって良かったです。「ぜひこのキャストで!」って限定してチケット取りました。もちろん私の独断と偏見です。山口祐一郎(トート)さん涼風真世(エリザベート)さん 浦井健治(ルドルフ)さんフランツに関しては、綜馬さんでも禅ちゃんでもどちらもハズレなしなので、特に条件に加えませんでした。取れる日が限られちゃうから最低限の条件で。でも取ってみたら・・・石川禅(フランツ)さん寿ひずる(ゾフィー)さんどちらも私の好みのキャストです(笑)私はこだわりがありますが、初の彼女は特にないはず。でも久々に会ったらね、「私、山口祐一郎さん一度見てみたかったの」と。あらあら、最初に言ってくれれば良かったのに。でも良かったわ~そういや、私も祐一郎氏を観たのは久々かも。彼の出る回はチケット売れ行き良くて取り難いから、あえて避けていたところもあってね。決して彼が嫌いなわけではないです。あしからず。しっかし、やっぱりいいね、この作品は!せっかく楽曲は良くても、それを表現する者次第で、それがよりいきるか否か。特にトートはこうでなくちゃッ!って思いましたね。他のトートの方々はそれぞれの良さはあるけれど、やはり祐トートにはかなわないというか・・・昔から聴き慣れてる彼の声というか歌は、結構好みなのよね。そしてホントに安心して委ねて心開いて聴けるというかさ。あの高音や、声の響き方、囁きに近い小さな声でも、ちゃんとしっかりと響いて伝わってくる。とにかく彼の持ち味の良さがすべて発揮できる作品てそうそうないと思うんだけれど、エリザはホントにいい。個人的には、トートの登場前のメロディが流れるだけで、かなりぞくぞくっとしてきて軽くチキン肌になる。かと思うと、闇広みたいな歌にもガツンと心打たれるしさ。昔に比べ、体型はかなり変わりましたが、歌は変わらず、いやいや更にいいかもしれない。この作品は本当に彼のいいところを引き出してる歌ばかり。文句なしでした。友人も満足していた様子。良かった、良かった!!今回心配だったのは新エリザ。涼風さんで、あの冒頭のシーンは無理がありすぎではないかとか色々と考えてしまったのだけれど。ただ朝海さんはあまり歌は上手ではないと聞いていたので、どうせ聴くなら涼風さんだよなと、あえて涼風さんを。結論からいうと、うーん、嫌いではないなっていうところかな。全体的に歌はいいとしても、彼女独特の芝居が好きではないのよ。なんといったらいいのかしらねぇ、なんかこう鼻で演技してるっていうか・・・こう言ったら、友人K子には「わかる、わかる!」と言われました(笑)エリザベートとしての意地とか威厳とか強さを押し出すあたりはいいんだけれど、内面の寂しさとか弱さとか悲しみとか、そのあたりがどうもなぁ・・・たった1回しか観てないんだけれど、私の中でMアントワネットのイメージが強すぎるのかしら。結論からすれば、まぁ無難だった。ヾ( ̄o ̄;)ォィォィ それでおしまいかいッ!そして浦井の健ちゃん。この人は色んな作品で観るたびに成長してる。私は観てない作品は多いけれど、確実に彼の出てる作品観てる友人達も同じことを言ってるから、彼の役者としての成長は素晴らしいんだと思う。もはや仮面ライダー出身なんて肩書きは忘れちゃいそう(笑)同じくルドルフ出身の芳雄君と違い、健ちゃんは東宝に限らず、色んな作品(ミュージカルだけではなくストプレも)に積極的に出演する機会もあり、実に幅広く出演してるから、得るものも多いんだろう。それらを吸収し、確実に自分の中に蓄えて、一回りも二回りもステップアップしてるんだろうな。前にルドルフとして観た時より、苦しい胸のうちがひしひしと伝わってきたし、とにかく熱いよ。いつまでこの役を演れるかわからないけれど、今後の彼の成長は楽しみです。そしてフランツですが・・・綜馬さんもいいんですが、実は禅ちゃんの方が好き。冒頭のルキーニの処刑のシーンは特に大好き(笑)綜馬さんは凛としてて皇帝として素敵なんですけれどね。何も考えずに男の子みたいな無邪気な性格のエリザに一目惚れし、皇帝としての権力もなく自由もなく、母親には全く頭上がらず、いざとなればその美貌で国民の人気を得て政権を支えてくれたエリザに戸惑う・・・そんな時々の様子、内面の心のうちとかが、とにかく彼の方が好きなのよね。さらにゾフィーですが・・・選択の条件には入れなかったけれど、絶対寿さんの方が好きです。なんか誰も口挟めない威厳ある態度といい、皇太后として迫力満点でね。最期の亡くなるシーンもいいよなぁ~今回はたまたまあたってラッキーでした。アンサンブルも入れ替わった人もいるでしょうが、ほぼ変わらないということで、軸もしっかりしてるし、歌もホント安心して観れます。トートダンサーズは、最初観た時はただ妖しくて、意味わかんなくて観てましたが、今は顔を見る余裕まで出来ましたし(笑)連れの感想聞かなかったな。彼女の目にはこのダンサーズ達はどう映ったのでしょうか。なかなか彼女のブログではUPされないので、気になるところですが。余談ですが、役者のイメージってなかなか拭い去れないですねぇ。前に観たものの印象が強ければ強いほど駄目だ。阿部ニィ、駄目です。もうねぇ、彼が出てくるだけで「善さん」にしか見えん。侯爵でいることが不思議なくらい。ま、こんなこと言ってるのは私だけだな。わかってくれるのはK様くらいで(笑)さて、満足のいく観劇だったから・・・だからこそ!!観たかった。別のキャストで。前公演の時に観たけれど、なんやら妖しい武田トートも妙に気になるし、朝海エリザもこの目で確認したいし、新ルドルフの伊礼君は「FAMILY」の再演の時に私の後ろに座っていたし(ってあまり関係ないか!)・・・キャスト表とにらめっこしたけれど、予定合わずで断念。もちろん大阪まで行くわけもなく・・・次回の帝劇での上演を待つのみだな。実に残念!!
2009年01月09日
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上條恒&KAZZ&伊藤俊彦プロデュースで、今まで「リストランテ」「FAMILY」と上演してきましたが、この度劇団を立ち上げたそうです。その名も・・・MUSICAL CAMPANY 三ツ星キッチンずっとそれらしい話はブログで書いてましたが、年明けにきちんと発表されました。年2作品上演を目標とするそうですが、果たしてできるのか?みんなのスケジュールは合うのか?と、こちら側が心配してしまいます。そして今年上演される予定の「TOMMOROW」についても詳細が。6月23~28日 赤坂REDシアターなんと今回は6日間もありますよ。凄いです。絶対行きます!今度は高田安男氏(40歳)の同級生の女性5人と高田氏の話らしいです。いやぁ~楽しみですなぁ。。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。今年は、新作の「パイレート・クイーン」や、「シラノ」、ずっと登場をお待ちしていた貴公子出演の「ニュー・ブレイン」もあります。おっと「マルグリット」ももちろん楽しみですよ~12月には、前回観てない「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」の再演があるらしい。(「ウーマン・イン・ホワイト」の再演は2010年かぁ…)昨日ワイドショーで藤井隆が奇抜ないでたちでミュージカルに出ると映ってましたが、全く興味なく画面から離れてしまいましたが、今日になっていつも行く先で、この作品「スペリング・ビー」のキャストがUPされててね。これがまた面白いキャスティング。ちょいと興味湧きました。そして今月末には「タイタニック」の再演もありますし、2・3月には「ジーザス・クライスト=スーパースター」両バージョン自由劇場で上演、秋には「レ・ミゼラブル」の2ヶ月公演もあります。なかなか色々とありますなぁ~休んでられませんなぁ~お金も飛んでいきますなぁ~名古屋遠征もあるしなぁ~しっかり働いて軍資金稼がなきゃ!(笑)
2009年01月09日
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年末にちょいと体調崩してしまって・・・いくつか観劇の感想UPできぬまま、年を越してしまいました。うーん、心残りだな。先延ばしにすると書かなくなってしまう可能性大なので、なるべく早いうちにUPするよう努力いたします・・・多分。今年は私の好きな作品がまた2つとも上演予定があって(確か一昨年もそうだった。今回は時期がずれてるだけいいかもな)またまた通いそうな自分が怖いです(笑)まずはジーザス!といいたいところだけれど、とにかく松原君のアンジョルラスが気になって仕方ないのです。まずはこの目でしっかり観てこないとね。またまた偏った観劇記録になりそうですが、つたない感想にお付き合い下さいませ。本年もよろしくお願いいたします。佐為♪
2009年01月01日
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