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プロのつぶやき1267「レストラン・ワインバーそれぞれのワイン選び」ネットショップを一本化しました。 http://sakamotocoffee.shop/ お支払いは・・・【クレジット決済】【PayPay決済】【amazonPay決済】【代金引換】【コンビニ支払い・銀行振込】になります。(卸のお客様は「卸のご案内」ページから登録をお願いします。)お手数おかけしますが、よろしくお願いします。梅雨入りする前に夏日が続いています・・・まぁ、真夏日にならなければまだ大丈夫です、日向は避けますけど・・・。湿気が多いと朝だるいです、仕事前のストレッチを多めにしてスッキリさせてます。これから3ヶ月くらい暑いですが、くれぐれもご自愛ください。今週はインポーターの担当営業が来店して、産地や業界のあれこれ聞いたり・・・卸先のカフェで今使っているブレンドを変えたいとのことで・・・サイフォンとプレス、ペーパードリップの説明から、今使っているブレンドの特徴・・・そしてプレスで淹れて、次に新しいお勧めのブレンドをプレスで淹れて、サイフォンで淹れて・・・そのカフェのケーキと一緒に味わって・・・無事お勧めのブレンドに決まりました。ランチの料理やケーキが主役ですので、コーヒーは脇役としていい仕事をするように・・・ひと口ひと口コーヒーによってリフレッシュして、最後のひと口まで美味しさが伝わるようにとお話ししました・・・ご夫婦でされているお店なのでオペレーションも大切です。プレスですと粉っぽいという先入観を持たれていましたが・・・粉の挽き具合、お湯の温度、抽出の時間等基本通りに淹れると全く気にならなくなり・・・濃くしなくても、口当たりのまろやかさや余韻の心地よさを感じていただけました・・・ほっとしました。なんだかんだ、一緒に味わって説明するとさかもとこーひーが感じてもらいたい味が伝わりますが、多くの自家焙煎店やメディアが伝えていることと、さかもとこーひーのお勧めの淹れ方が違うので、厄介なところです。そんなこんなで・・・先日若いコーヒー仲間二人からサンクオピエに一緒に行ってくださいとリクエストがあって・・・それではと、初夏のメニューを予約してランチしてきました。前菜・スープ・魚・肉とひと皿ひと皿、声をあげて喜んでいて、アラ古希のじいさんでは出せない盛り上がり方でした(笑)デザートは、完熟マンゴーのソルベ、ヴァローナカラメリアのクレームブリュレ、グリオットのパウンドケーキでしたが、それに合わせたコーヒーはバークレーロースト、グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン、タンザニア・ムベヤの初夏のコース用ブレンドでした。カラメリアという牛乳をカラメリゼして、まろやかなカカオ感とクリーミーなキャラメル感が特徴的なチョコをクレームブリュレにし、表面のカラメルの上には微妙に塩を振ってあります。これだけならコーヒー合わせるのはシンプルなんですが、完熟マンゴーソルベのフルーツ感や芳醇な味わいに酸味もありますし、グリオットのキャラもパウンドケーキで生き生きとしています。それぞれになんの違和感も無く、デザートを引き上げ、次のひと口を誘う・・・コーヒーのプロで無いなら、無意識に美味しい美味しいで最後までぺろっと完食すれば幸せなんですが・・・二人ともにコーヒーを仕事としていますから・・・なぜそうなるか?通常あり得ないだろうと集中してました(笑)コーヒーからマンゴーが出てきたとか・・・クレームブリュレからミルキーな感じがすると・・・流石なかなかの感覚です。まぁ、そうなるようにブレンドしてあるんですけどね。そして、デザートを出してひと息ついたシェフが色々な話しをしてくれたのですが・・・ワインをテイスティングした時に、これはレストラン向けのワインだなぁーとか、こちらはワインバー向けのワインだなぁーという話しになりました。思わず膝ポンで・・・大きく頷きました。ワインを飲んで、このワインだとこういう料理に合わせたいとイメージできるのはレストラン向きで・・・いいワインでもキャラによっては料理に合わせずらいとか、マニアが喜びそうなものはワインバー向きだろうと。昔なら・・・有名だったり。高価だったり、希少だったりするだけで選ばれた感じがあったと思いますが・・・流石にワインが広まって30年40年・・・成熟してきてますね。デザートに使ったヴァローナのカラメリアもお菓子やチョコレート、デザートで合わないタイプの話しも興味深く・・・クオリティ高かったり、キャラが魅力的だったりするだけでは何にでも通じるものでは無いのは当たり前と言えば当たり前です。さかもとこーひーもスペシャルティコーヒーを使うようになって最初の10年くらいはそれまでのコーヒーには無かった香りや美味しさを紹介することにエネルギー使ってきましたが・・・この10年15年はトップクオリティの豆が高騰しすぎたことと、品種や精選方法の差別化が進んで、キャラが立ちすぎた豆が増えたことで・・・さかもとこーひーの常連さんや卸先に価格も魅力もあった豆を選ぶようにしています。一部の生産者やインポーター、自家焙煎店は希少だったり珍しかったり今までになかったような豆をアピールしていますが・・・どのようなコーヒー好きのお客さん、エンドユーザーの方向けなのか疑問を感じています。(業界内やマニア向けなんでしょう)さかもとこーひーの常連さんはヘビーユーザーが多いことと、自宅でもオフィスでも毎日日常の暮らしにこーひーがある方が多いんです。ある意味、こーひーが暮らしの脇役になっている感じでしょうか?コーヒーの香りや味わいに集中して楽しむのも良いですが・・・脇役としていい仕事をするっていうか、暮らしに馴染む(味わいも価格も)こーひーを大切にしています。そうは言っても・・・長年こーひーに親しんでいる常連さんが多いので・・・今回の「あたら夜」のような今までに無いタイプのブレンドを出すと、メールで感想してくれることが多く、励みになっています。(最初に書いたインポーターの営業は、あたら夜を飲んで、お代わりして、お土産に持って帰りました(笑)、美味しさが伝わったようです。)素材についても・・・さかもとこーひーはスペシャルティコーヒーを25年くらい扱っていますから・・・生産者のレベルアップ、世界的な需給も見ながら、クオリティと魅力と価格のバランスの取れた・・・そして常連さんに喜ばれる豆をおさえてきています。実際、伝統的な産地や生産者は土壌や気候が良くて、生産のためのインフラも整っていることが多いものです。勿論、長年蓄積された栽培や精選の技術もありますし・・・10年以上信頼関係を築いて使っている生産者がメインになっています。まぁ、最近はネットで様々な情報が手に入りますが・・・ネットでは手に入らない情報も多いので、表に出ない情報も大切にしています。誰のために、どういう素材が必要なのか?を忘れると独りよがりのコーヒーになってしまいがちです。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2024.06.16
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【特上アイスコーヒー】(200gパック、500gパック)しっかりとコクのある円やかなアイスコーヒー用ブレンドです。「特上フレンチ」と基本的に同じブレンドで・・・すっきり爽やかな「アイスこーひー」に対して・・・しっかりとコクのある円やかな「特上アイスコーヒー」になっています。淹れ方は…ホットコーヒーと同じで、水の量だけ60%に減らします。たっぷりの氷を用意して、水を60%に減らして淹れたこーひーを一気に注ぎ、オンザロック方式で急冷して出来上がりです。1杯でも、数杯でも同じ考え方です。まとめて淹れて冷蔵庫で保存する時もオンザロック方式で急冷して冷蔵する方が…味わいがきれいですし、後で飲む時もコンデションが良いと思います。水出しのアイスコーヒーには・・・1Lの水に対して、50gの細挽きの粉を入れて、冷蔵庫でひと晩で出来上がりです。オンザロック式の急冷も、水出しも、濃いめ薄めはお好みですから、粉の量で加減してください、
2024.05.23
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プロのつぶやき1265「さかもとこーひー・きれいな夜三部作」ネットショップを一本化しました。 http://sakamotocoffee.shop/ お支払いは・・・【クレジット決済】【PayPay決済】【amazonPay決済】【代金引換】【コンビニ支払い・銀行振込】になります。(卸のお客様は「卸のご案内」ページから登録をお願いします。)お手数おかけしますが、よろしくお願いします。6月になりました・・・暑かったり、曇りの日は肌寒かったり、体調に気を使います、くれぐれもご自愛ください。先週の土曜日夜は予約の取れない町中華錦糸町の緑町生駒にお誘い受けて行ってきました、移転前にも行っているので2度目です。ひと皿ひと皿から味わって欲しい美味しさが伝わってきて・・・味わいの変化がリズミカルで、食べても食べても次のひと皿を美味しく食べられ、4人で15皿(笑)お腹いっぱい・・・ひと口目のインパクト勝負の美味しさとは違う魅力で、とっても勉強になります(笑)そして全仏の錦織選手が凄かった・・・グランドスラムぶっつけ本番で5セット勝ち、2回戦は肩の調子悪くてサーブを打ち込めない中、15位の若手相手にストロークで振り回していました、故障で棄権しましたが・・・体調整えてオンリーワンのプレイで活躍して欲しいです。インタビューからは、故障の苦しさと同時に、まだまだやれると言う自信も伝わってきました。そんなこんなで・・・おかげさまで新作ブレンド「あたら夜」がご好評いただいています。ひと口目から印象的になるようなキャラでは無くて・・・静かにゆっくりに感じられる味わいなので・・・自分のイメージだけでやっちゃったかなと一瞬不安でしたが・・・お店での試飲で買われる常連さんが多く、嬉しく励みになりました。先日もウエルカムフラワーでお世話になっているS先生と「あたら夜」で会話が弾んで・・・伝わっているんだなぁ~と嬉しかったんです。これで「ベラノッテ」「アフターダーク」「あたら夜」とさかもとこーひー深煎りブレンド「きれいな夜三部作」が揃いました。さかもとこーひーは31年前の開店当時は・・・深煎り自家焙煎店って感じでしたが、2000年頃からはスペシャルティコーヒーに踏み込んで、農産物として優秀なスペシャルティコーヒーの際立つ魅力にフォーカスしながら・・・スペシャルティコーヒーの魅力を生かす焙煎やブレンド技術を磨いてきました。そこで・・・まずは2001年にデビューした「ベラ・ノッテ」はスペシャルティコーヒーのクリーンで明るい味わいを深煎りに仕上げて、さかもとこーひーを代表するブレンドになっています。ダークな魅力とざらつきの無い、後味のキレの良いクリーンな味わいをイメージしました。空が澄んで夜空がきれいな秋冬に煌めく星・・・そんな深煎りのダークさと華やかさのブレンドです。そして・・・2013年には「アフターダーク」・・・After Dark Before Light 暗闇の後、光りの前…という言葉から・・・ダークな中に見える明るい魅力をイメージしました。大好きなサックスの故土岐英史さんの曲をお嬢さんの土岐麻子さんが詩をつけて歌ったのですが・・・パカマラを使って、ダークでディープ、まろやかでメロウな、苦味や酸味とは別世界の、熟したフルーツやフローラル感をイメージしています。土岐さんのなんとも艶やかな音色をパカマラの魅力で繋げました。最初のイメージは・・・深煎りの新境地と言いますか・・・昭和の深煎り自家焙煎でも無い・・・ピーツやスタバのような深煎りでも無い・・・さかもとこーひーが今のスペシャルティコーヒーの魅力を生かした深煎りブレンドを作りたいなぁーということなんです・・・円やかな深煎りの味わいに「パカマラ種」のまろやか艶やか輝くような魅力が顔を出して他に無い魅力に仕上げました。そして、2024年今回の「あたら夜」です。深煎りのエレガントさ、滑らかできれいな味わいと豊かで長い余韻の新作深煎りブレンドです・・・さかもとこーひーの成熟した魅力を目指しました。苦いというよりも円やかさとダークな味わいから・・・余韻に顔を出す様々なキャラ・・・フルーツ、フローラル、チョコレート、ジューシーでクリーミーな味わいが今までにない新しい深煎りの魅力になっていると思います。上品な味わいの中に豊かな奥行きのある魅力をお届けします。静かな味わいから、長く続くフルーツ感溢れるダークな余韻が気に入っています。是非、飲み干した後の余韻をお楽しみください。BSNHKの辞書編纂のドラマ「舟を編む」の中で出てきた「あたら夜」という言葉・・・明けてしまうのが惜しい素晴らしい夜・・・から即イメージ出来ました。万葉集に「可惜夜(あたらよ)」とあるらしいです。静かなときめきで明けてしまうのが惜しいようなきれいな素晴らしい夜を深煎りブレンドにしました・・・飲み終わってしまうのが惜しいと感じるような新しいきれいな深煎りブレンドです。振り返ると、40代のベラ・ノッテ、50代のアフターダーク、60代のあたら夜・・・それぞれの年代の感覚がブレンドになって現れていると感じました。古希が近づいてきてそろそろ感性が鈍ってくるのかな?と内心思っていましたが・・・今年になって「やまぶき」が出来て、今度は「あたら夜」が出来ました。まだまだ生き生きとした感覚はありそうです。体力の衰えはなんとも致し方ありませんが(笑)さてさて、70代にはどのような魅力をお届けできるでしょうか?全く分かりません。とりあえず、独演会やコンサートやライブ行ったり、美味しいもの食べたり呑んだりして、感覚が年取らないようにします(笑)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2024.06.02
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プロのつぶやき1266「お手本にしているお店」ネットショップを一本化しました。 http://sakamotocoffee.shop/ お支払いは・・・【クレジット決済】【PayPay決済】【amazonPay決済】【代金引換】【コンビニ支払い・銀行振込】になります。(卸のお客様は「卸のご案内」ページから登録をお願いします。)お手数おかけしますが、よろしくお願いします。梅雨入りが6/7頃とニュースでありましたが・・・少し遅れているようです。これから梅雨と真夏の体調崩しやすい季節になっていきます、くれぐれもご自愛ください。坂本の梅雨対策は美味しいもの食べて、ライブや映画で笑ったりジーンとしたりってところですかね。睡眠はいつでもしっかり取ってますし・・・。先日の月曜日は、コーヒー仲間を誘って、巣鴨のときわ食堂で一杯やって、立川小春志月例独演会文京シビックホールまで行ってきました。弟子がなかなか続かない談春師の下で唯一残り、しかも女性・・・談春独演会で前座の頃から知っていますが、その頃からしっかりとした高座でした。が、真打まで17年かかりました。真打昇進の会はチケットが取れなかったので、今回が真打になってはじめてでした・・・さすが真打らしくなって、5年後10年後が楽しみです。火曜日は「トノバン 音楽家加藤和彦とその世代」を千葉劇場で観てきました、観客は同世代ばかり。帰ってきたヨッパライが小学校6年で・・・その後の「あの素晴らしい愛をもう一度」・・・ミカバンドの「タイムマシンにお願い」と印象的でした。北山修さんが「少年の頃から感じていたであろう居心地の悪さ」と言っていたのと、坂本美雨ちゃんの「練られたシンプルさ」というのがとっても心に残りました・・・そして、ラストのコーラスでジーンときてしまいました。戦後が終わって、輸入文化をジャポニゼしていった先駆者でしょう・・・坂本自身もインディーズとして紅茶だコーヒーだと輸入文化を日本の暮らしの中でどう届けるかの50年でしたので、色々と思うことがあります。さらに、木曜日にはラジオビバリー昼ズ 放送35周年記念「月刊Takada 丸ごと一冊高田文夫」が届いて、関東の大衆芸能好き、ラジオ好きには大好物です(笑)高田文夫センセーは6月で76歳・・・笑芸の基礎教養のセンセーですね。「人気とは高さより長さである。」が響きます。そんなこんなで・・・今年になってから千葉でもカフェやレストラン等飲食店の閉店が目立っています。カフェやフレンチやイタリアン、クラフトビール等々ファッション性を売りにしているような店が厳しいようです。一方、町中華・町蕎麦屋・町寿司屋・定食屋等新メニューとか無くて、ずーっと同じでも繁盛しているお店があって、色々と考えます。(それらは業種としては衰退してきたのですが・・・繁盛店は変わらず繁盛していますね。)さかもとこーひーが商売で心掛けてきたのは「全盛期の無い商売」で、目指してきたのが「デパ地下に出ない老舗繁盛和菓子屋」なんです。神田お茶の水界隈で昔から好きで憧れた蕎麦屋が2軒あります。神田須田町の「神田まつや」と猿楽町の「松翁」です。(最近は神田錦町更科も時々行きます。)初めて行ったのが30数年前でしょう、年に一度二度くらい・・・最初は松翁にはまりました。色々とつまみになる料理があって、天ぷらは揚がったネタをテーブルまで一つ一つ持ってきてくれて、天ぷら屋のようだし・・・地酒も豊富で・・・勿論蕎麦も絶品・・・個人技名人芸の店で・・・さかもとこーひーも息子が入るまで個人技の店だったので・・・憧れの店でした。一方神田まつやは席数も多く、昼前からずーっと繁盛していて・・・手打ち蕎麦というと朝蕎麦を打って、売り切れ仕舞いの店が多いのに・・・一日中蕎麦打っていますから、いつも打ち立て・・・丼ものも、つまみもあるけど、地酒を揃えるような店では無いです・・・チーム戦って感じです。共に名店として有名ですが、個人技に憧れていた頃にはどうしても松翁に惹かれていましたが・・・二人の息子への承継を考えるようになってからはまつやのチーム作りや、クオリティの安定さの凄さに驚いています。最近のミーティングで息子二人ともにさかもとこーひーの生豆のクオリティや焙煎、味の安定を言葉にしていました。ホームこーひー向けでもカフェ・レストラン向けの卸も安定が大切です。そして通販ならお昼頃の注文がその日に発送できる安定した体制も大切にしています。いつものこーひーがいつものように届く当たり前のことを基本にしています。知り合いの飲食店二代目三代目の若旦那達も「変わらない味を届けられるように精進する」と言っているので・・・初代と二代目三代目の役割の違いを感じます。さかもとこーひーは「ホームこーひー」を広めることを開店以来目指してきたので・・・安定したクオリティや美味しさをしっかりと届けることを大切にしていきます。もうすぐ69歳ですので、若い頃には思いもしなかったことを思うようになっています。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2024.06.09
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【あたら夜】(200gパック)古希が近づいてきてそろそろ感性が鈍ってくるのかな?と内心思っていましたが・・・今年になって「やまぶき」が出来て、今度は「あたら夜」が出来ました。まだまだ生き生きとした感覚はありそうです。(まぁ、お題をいただければどうにでもブレンド出来ますが・・・自分の中から新しい魅力・味わいを作るのは数少なくなっていますね)深煎りのエレガントさ、滑らかできれいな味わいと豊かで長い余韻の新作深煎りブレンド「あたら夜」です・・・さかもとこーひーの成熟した魅力をお楽しみください。苦いというよりも円やかさとダークな味わいから・・・余韻に顔を出す様々なキャラ・・・フルーツ、フローラル、チョコレート、ジューシーでクリーミーな味わいが今までにない新しい深煎りの魅力になっていると思います。バークレーロースト、深煎りグアテマラ、グアテマラ・エルインヘルト・ブルボンと個性の違うグアテマラ3種類のブレンドです。グアテマラのシングルオリジンには無いグアテマラの新しい魅力だと思います。グアテマラの持つ様々な魅力をブレンドすることで、上品な味わいの中に豊かな奥行きのある魅力をお届けします。長く長く続くフルーツ感溢れるダークな余韻が気に入っています。是非、飲み干した後の余韻が気に入っています。BSNHKで観ていた辞書編纂のドラマ「舟を編む」の中で出てきた「あたら夜」という言葉・・・明けてしまうのが惜しい素晴らしい夜・・・から即イメージ出来ました。万葉集に「可惜夜(あたらよ)」とあるらしいです。静かなときめきで明けてしまうのが惜しいようなきれいな素晴らしい夜を深煎りブレンドにしました・・・飲み終わってしまうのが惜しいと感じるような新しいきれいな深煎りブレンドです。これで、さかもとこーひー「きれいな夜三部作」ベラノッテ、アフターダーク、あたら夜と揃いました。とっても機嫌がよいです(笑)お楽しみください。
2024.05.21
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【特上フレンチ】(200gパック、500gパック)来店でも、通販でも常に人気の定番深煎りブレンドです。ダークでバランスの良いこーひー感・・・余韻のキレの良さ・・・冷めてからのクリーミー感、スパイシーな魅力・・・開店以来30年近く続いているマンデリンを使った定番ブレンド「特上フレンチ」です。ダークでディープな味わいから・・・クリーミーなマウスフィールと深煎りの甘さとスパイシーアーシーな余韻が人気のポイントでしょうか。深煎りの円やかなコク、焦げの無いきれいな余韻・・・ビターチョコレート、カラメル・・・ほのかなバニラ、余韻の明るい華やかな印象・・・ひと口目にビター感や強い苦味を感じないよう、日々の暮らしに寄り添い、親しみやすい柔らかな口当たりを大切にしました。勿論、アイスこーひーとしても最適です。使った豆は「深煎りコロンビア」「ウガンダ・マウントエルゴン」「バークレー・ロースト」「マンデリン」です。さかもとこーひー開店以来長く人気の「特上フレンチ」の進化する魅力をお楽しみください。
2024.05.22
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プロのつぶやき1264「アイスこーひー・2024」ネットショップを一本化しました。 http://sakamotocoffee.shop/ お支払いは・・・【クレジット決済】【PayPay決済】【amazonPay決済】【代金引換】【コンビニ支払い・銀行振込】になります。(卸のお客様は「卸のご案内」ページから登録をお願いします。)お手数おかけしますが、よろしくお願いします。爽やかな陽気になってきました・・・昨日は小学校入学した孫の運動会・・・たくさんの写真や動画が送られてきて、元気に走ったり踊ったりしていました。最近は運動会のお弁当が無いそうで、時代は変わっていきますね。4月の入学したばかりなのに、保育所の頃よりなんだか少年になってきて、驚きます。そして、錦織選手が全仏に戻ってきました・・・練習の様子だけでもわくわくしますが・・・試合のひりひり感やあっと思わせるショットやリズミカルなフットワークがたまりません。錦織圭、井上尚弥の動きは快感です。そんなこんなで・・・ 「アイスこーひー・2024」でさかもとこーひーのアイスこーひーのお話しです。さかもとこーひーのこーひーはどれでもホットにもアイスにもできますので・・・手元にある豆をホットで飲んだり、アイスで飲んだりしているお客さんも多いです。まぁ、そうは言ってもアイスコーヒー用でお勧めしないと分かりずらいですから・・・代表的な3つのこーひーをご紹介します。「アイスコーヒー」はスッキリがぶ飲みタイプ・・・「特上アイスコーヒー」はまろやかで豊かなコク・・・「スプラッシュカフェ」はキレの良い爽やかタイプです。まず、アイスコーヒーの淹れ方ですが・・・普段のホットコーヒーと淹れ方も豆の量も同じようにしますが・・・お湯の量だけ60%くらいに減らしてください。少ない出来上がりに氷をたっぷり入れて急冷します。氷が溶けるとちょうど良い量になって出来上がりです。1杯2杯分でも、まとめて淹れる場合も同じです、コーヒーメーカーやカフェプレスでも水の量だけ減らして氷で急冷すると簡単です。普段と同じように淹れますので・・・分かりやすく、間違えにくい・・・すぐ出来る・・・冷水ポット等で冷蔵庫で保存しても1日くらいは劣化が遅く、キレの良さがあります。(暑い時のアイスコーヒーには余韻のキレの良さが大切でしょう)水出しの場合は・・・1Lの水に対して、50gの細挽きの粉を入れて、ひと晩・・・朝には出来上がっています。氷で急冷も水出しも・・・濃いめ、薄めは・・・粉の量で加減してください。次にどんなコーヒーがアイスコーヒーに向いているかですね。さかもとこーひー基本のアイスコーヒーは・・・アイスコーヒー、特上アイスコーヒー、スプラッシュカフェになります。-「アイスこーひー」…後味のきれいなすっきりガブ飲みタイプです。-「特上アイスこーひー」…しっかりとコクのあるまろやかなアイスこーひーをお楽しみください。-「スプラッシュカフェ]…コクと切れの良さが一番だと思い、お勧めです。ミルクを入れても味わいの深さと切れの良さが生きてます。そして、最近増えているシングルオリジンでのアイスコーヒーは・・・モカ・イルガチェフェ(ハマ)、エチオピア・モカナチュラル、深煎りグアテマラ、バークレー・ロースト、タンザニア・ムベヤが定番で・・・あと季節のシングルオリジンでも、それぞれの魅力になります。シングルオリジンはフルーティだったり、フローラルだったり、紅茶やスパイシーな感じがあると・・・それが昔からのアイスコーヒーとは別世界の新しい魅力になります。さかもとこーひーの豆を使ったアイスコーヒーは・・・にがにがした苦味や重い後味が無いので・・・暑い日にぴったりな爽快感、すっきり感、後味のキレの良さがお勧めです。そして、コーヒーバッグで水出しにするのも簡単便利です・・・「コーヒーバッグ・特上フレンチ&特上アイスコーヒー」が良いです。では、アイスこーひーの基本的な淹れ方からご紹介します。*アイスこーひー・オンザロックス-粉の挽き具合、量はホットと同じで大丈夫です。(細挽き、95℃以上の熱湯、粉少なめ)-カフェプレスでも、ペーパードリップでも、コーヒーメーカーでも、豆の量、挽き方といつもと同じです。-お湯の量だけ、いつもの60%位に減らしてください。-すると、濃いめになりますので…それを、たっぷりの氷に一気に注ぎ混ぜ、急冷します。*水だしアイスこーひー-冷水ポット、1000ccで説明します。-「やや細挽き」(さかもとこーひーの通常の挽き具合です。)を使います。-50-80g位が目安です。-爽やかゴクゴクタイプは「50g」-コクまろ満足タイプは「80g」-お好みで、粉の量を加減してください。-水を注ぎ入れ「8時間-ひと晩」冷蔵庫に置きます。*コーヒーバッグでの水だしアイスこーひー-1000ccに対して「コーヒーバッグ・特上フレンチ&特上アイスコーヒー」2個、冷蔵庫でひと晩置きます。(1.5Lの水に2~3個浸けてひと晩で出来上がります。(1Lだと2個、2Lだと3個くらい、濃さはお好みで調整してください。)-他のコーヒーバッグでも同様です。(種類によって味わいが違います)-500ccのタンブラーに水とコーヒーバッグ1個入れてひと晩置けば・・・一人分の水出しになります。(お湯で淹れる時は、150ccくらいの熱湯で4分以上浸けて、氷で急冷、アイスコーヒーの出来上がりです。)爽やかで後味のキレのよいアイスこーひーをお楽しみください。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2024.05.26
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[黒澤明「生きる」言葉]黒澤和子著を読んでいたら…「食卓の上を見れば、季節が感じられるものだ。文化は毎日の食卓の上にもあるものだよ。~」とありました。そうなんですよねー。先の連休に、かみさんのおじいちゃんから蕗の薹をたくさんもらいました。どうしようか?とかみさんから聞かれ、ふきみそをリクエスト。これが大ヒット。お正月用に買ってお気に入りになった[飛露喜]を又買ってきてあったので、ひとり喜んで、晩酌がすすむことすすむこと。あんまり誉めるので、かみさんは不思議がって…あんまり美味しくないでしょ!なんて言ってました。いや~、爽やかな苦味に甘さとうま味のバランスが良くって、隠し味のごま油もいい脇役演じてます。でも、あんまり評価されないんでしょうね。そうとう高級な居酒屋でないと味わえないでしょう。次男の高校受験も無事良い結果が出て、長男もカラーリストデビューしたし、親としてひと安心、もうすぐ春ですね。外は嵐になっている千葉です。
2007.02.14
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プロのつぶやき1232「いつもの美味しさが嬉しい」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。今朝は雨ですが、今週は秋晴れ続きで、気持ちのいい季節です・・・自ずとと温かいこーひーやラテに手が伸びるようになりました。焙煎は朝の気温が下がってきていますので、温度や火力の調整に気を使う季節です、昨日の朝は12℃でした。昨晩は立川談笑師の毎月の独演会・・・今までの半蔵門国立演芸場が建替で使えないので、新橋内幸町ホールになって雰囲気が違いましたが・・・はじまるといつもの談笑ワールドになって堪能・・・「叙々苑」「ろくろ首」に「慶安太平記」全九話のうち七話「火焔の軍用金/鐵誠道人」でした。会場は新橋だったのですが、京葉線で行ったので国際フォーラムの出口から出て歩いて行きました。時間があったので、銀座の立食い蕎麦の有名店「よもだそば」でかき揚げそばにインドカレー(小)・・・まろやかなつゆと玉ねぎのかき揚げが立食い最高峰・・・それにしても玉ねぎが美味しい、いつ行っても美味しい。そんなこんなで・・・常連さんの奥さんが先日開店した「SUZU 身体に優しいパンとお菓子」で買ってきたベーグルが美味しくて・・・月曜のお昼に買って帰ってのランチ、翌朝食にベーグルにこーひーでご機嫌でした。ベーグルをはじめて美味しいと思ったのはアメリカのカンファレンスに行った時、朝コーヒーとかベーグルがフリーで食べられて、その時のベーグルがドンピシャで、それまで知っていたベーグルとは違って、これなら毎日食べる日常食としてあるのは納得だと思ったんです。焼いた粉の味わいが伝わってきて美味しかったんです。美味しいのは勿論ですが・・・毎日食べる美味しさですね、美味しいご飯のような感じです。日本でもベーグル屋さん増えていますが、ベーグルの形をしたパンみたいって印象が多いですし・・・アレンジも多く・・・さらに日常的に買いづらいお店も多いんです。まぁ、SUZUさんは営業が火曜日だけなんですが、近所だし、予約もできるようになるということなんで、日常的に食べられる美味しいベーグルとなって嬉しいです。要は粉を発酵させて焼いた美味しさですからね~。そういう、いつもの美味しさが嬉しいんです。坂本は戦後10年経った1955年生まれ、もう飢えは無い時代に育ちましたが・・・まだまだ日本は弱くて、その後経済成長期を迎えて、バブル時代・・・そして長い衰退期から・・・今は円安と物価高、実質賃金減少、人口減少といった日本の衰退と成熟の時代なんだなぁーと思っています。子供の頃は家庭用の冷蔵庫がやっと普及してきた時代ですから、伝統的な食べものばかりでした・・・その頃のベーシックな味わいが身体に馴染んでいるのを実感します。今、円が1970年頃の弱さだということで・・・1970年は15才の頃、まだピザもチーズケーキも珍しく、そろそろカップラーメンやマクドナルドが出てくる、そんな時代の変化が押し寄せてきた頃でした。日本は衰退してきて困ったものですが・・・成熟してきたものも多くあります・・・まぁ、文化的なもの全てとも言えるでしょう。スポーツでも大谷や錦織、井上尚弥のような抜きん出た選手・・・野球、バスケット、サッカー他にも今の若い世代は体育からスポーツに切り替わってきているなぁーと思っています。明治からの体育教育、音楽教育が嫌で・・・食育というのもなんだかなぁ~と思ってます・・・それぞれ楽しいものなんですけどねー・・・さらに戦後スポーツには軍隊式の名残が根強かったですが、ようやく切り替わってきたようです。50代60代のミュージシャンは腕利きが溢れるほどいますし、落語も談志師が嘆いて孤軍奮闘していた30年40年前に比べて・・・若手から大看板までなかなかのものです。そういうエンタメをライブや配信で楽しめるのですからいい時代です。美味しいものでも・・・輸入文化がひと段落して、選べばそれほど苦労しないでクオリティの高い日常を楽しめます。最近の我が家の夕食は・・・快適な老後をイメージしていて・・・土鍋で炊いたご飯にお気に入りの海苔、梅干し、沢庵、佃煮などに時々少しの肉や魚にたまごといったシンプルなもので・・・特に梅干しや沢庵のクオリティの高い酸味があると量を抑えても満足感いっぱいです・・・これでベルトの穴が一つ縮まりました、今年中にもう一つ(笑)まぁ、お昼はお気に入りの町中華や町蕎麦・・・時々はお寿司や鰻・・・都内に出たらささまや空也の最中に一元屋のきんつば・・・ヴィロンやグルニエアパンのバケット、パンドミ、クロワッサン、カルネといつものお気に入りを買ってきますが、ケーキは少なくなりました。和菓子が多いですね・・・市内のお気に入りの老舗和菓子店は勿論、都内やたまに京都の老舗のものを頂くこともあって、ご機嫌です・・・先日も京都塩芳軒の干菓子をいただいて毎日ひと口ふた口楽しんでいます。外食は食事会仲間が予約の取れない店の予約を取って誘ってくれます・・・予約の取れない店でも煽り系ではなくて、小さくて真摯なお店があちこちにあるものですね。そういうお店は安くはないですが、高くもないですし。夏からだけでで2回誘ってもらった墨田区鐘ヶ淵の酒亭田中さんは焼鳥だけではなく、合間の料理から締めの親子丼やラーメンに至るまでハッとするような味わいのバランス、火の通し加減で・・・唸りました。いつも唸っているのはお馴染みのサンクオピエさんですが・・・この秋のコースに惹かれて今週友達と行ってきます。特に前菜の「秋鮭のテリーヌ、ドライポルチーニ風味、シイタケ入り」から「フォアグラのソテー、ポルチーニ添え」「フランス産マッシュルームのポタージュ、本日の白身魚のポワレを添えて」の流れは・・・このコース用のブレンドのメールを見た時から惹かれました。あとは年に一度誘ってもらえる和食の星野さんとかも毎回じーんと染み渡る料理の数々ですが・・・日常から年に数度、年に一回であっても「いつもの美味しさ」が嬉しいなぁーと、思います。「めずらしいものとおいしいものは違う」と京味の西さんは仰ってましたが・・・珍しいものはもうあまりない時代になりましたので「いつもの美味しさ」の大切さが身に沁みています。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.10.15
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