蔵人尚子の奮闘記

蔵人尚子の奮闘記

2006年12月08日
XML
カテゴリ: 酒造り

今、杜氏にくっついて毎日麹室の仕事をしています。

ふかしがあがると、37度程度に冷ました蒸米を室に引き込みます。そして、もやし(麹菌の胞子)を撒き、適温まで冷まして床(とこ)に寝せます。

そして24時間程度たった後、今度は小さな箱に盛り分けます。さらには、8時間程度たった後、仲仕舞仕事として手入れをします。

その後、夜中に何度か見回り、空気の調整などを行って、仲仕舞仕事から約12時間程度後に、出麹と言って、麹の完成です。

言葉で書けば簡単な作業のように聞こえますが、
引き込み時から出麹まで、室の中の温度や湿度、麹の品温を肌で感じ、指や腕でさわり、
その時の麹の声を聞きながら管理をしていきます。

当然、毎日毎日状況は同じでなく、その中で良い麹を造るために五感をフルに使います。

そんな杜氏のそばで実際に麹をさわり、
自分の感覚で感じたことを杜氏に確かめ、
できるだけ、麹の声を聞けるように勉強中です…。

なんて、かっこよく書いてみましたが、本当に難しい…。
なんとなく、『麹は今こうしてほしいんだろうな~。』なんて思いながら、
今は麹と対話できるように、できるだけ多くの時間を室で過ごしています。

それにしても、微生物のパワーはすごい!そして、自然のちからはすごい!!!

うちの室は、全てが杉の木でできています。常に杉の板は呼吸をし、麹たちと対話をしているのです。

麹が暑くて水分を放出すれば、それを杉の板が吸収し、温度が上がって乾いてくるころにはその水分を放出する。

自然のちからで、麹室の湿度は常に調整されているのです。

微生物に杉の板。
本当に自然のちからに助けられながらお酒を造っているのだな~と、
室に入るたびに感じています。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年12月08日 23時58分52秒
コメント(2) | コメントを書く
[酒造り] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

n.ykw

n.ykw

カレンダー

コメント新着

川合さちみ@ Re:薮原祭りの画像以来(07/11) お祭りの画像は記載していますか?わからな…
川合さちみ@ 薮原祭りの画像以来 はじめまして!蔵人尚子さんのブログをみ…
唯ののん兵衛@静岡@ ありがとうございました 先日は本当に長い時間お付き合い頂き あ…
kisoji-naoko @ ありがとうございました!!! 唯ののん兵衛@静岡さん こちらこそ、本…
唯ののん兵衛@静岡@ Re:お客様☆彡(07/28) 昨日はお忙しい中、長時間に渡って蔵見学…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: