~*卒業TIME*~

~*卒業TIME*~

2006.06.01
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カテゴリ: *※小説1※*
海は考えた。エジプトに・・?櫂のところへ・・?行きたいよ・・・でも、恐い。海はあの時と同じ感情に襲われた。櫂の命がもうわずか・・もし、いなかったら・・?嫌だよ。そんなの絶対に嫌だ。
「海、行こう。このままでいいなんて思っていないでしょ?」
「私・・・」
もう、あのときのような後悔はしたくなかった。
「行く。櫂に会いに行くよ。」
「うん、」
海はすぐにエジプトに行く準備をした。そして明日、行くことになった。

「海、どんなことがあっても必ず自分の想いを伝えてね。」
「真帆、ありがとう。わかった。必ず、伝える。」

「いってきます。」
そして、海は旅立った。
「海、強くなったね。」

病室には何通か手紙が残っていた。それは、悠、真帆、詩織、基樹、夢に宛てられた手紙だった。櫂はもう最後だってことを知っていたのだろう。だから、皆に手紙を書いた。
「これ、皆に届けなくちゃ。櫂君、どうして急に行っちゃったの?皆、悲しむよ。」
真帆は皆に手紙を届けた。そして、櫂が旅立ったこと、海がその後を追いかけたこと、そして櫂の命がもう残りわずかだということを―

詩織へ
俺、詩織のおもしろいところ好きだよ。いっつも皆を笑わせてた。ムードメーカだよな。お前って。海のことで詩織がいろいろしてくれたのは知ってる。ありがとう。俺が言うことじゃないと思うけど・・。彼氏とずっと仲良くな。俺と海以上なんてないと思うよ。俺ら本当に愛し合ってるから。言ってる自分、恥かしい・・。でも、お前ならできると思う。
最後になるけど、詩織と会えてよかった。海の友達でいてくれてよかった。ありがとう―お礼しか言えない。もっと詩織には恩返ししなくちゃいけないと思う。でも、できなくてごめんな。さようなら。


夢へ
俺、夢の自分を飾らないところが好きだ。そんなところに惚れた。俺、夢と付き合えてよかった。でも、あんな形で夢を傷つけてしまったことは今でも本当に悪く思っている。ごめん。そんなことをした俺でも夢は許してくれた。その後も仲良くしてくれた。夢には感謝してる。この先も、ずっと変わらない夢でいてほしい。最後に、海と仲良くしてくれてありがとう。この先もずっと海と仲良くしてほしい。向かい合ってありがとう、と言えなくてごめん。そして、さようなら。





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Last updated  2006.06.01 17:42:16
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